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19 国民皆保険へ、レッツらゴー!
19ー6 長いお茶会
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19ー6 長いお茶会
わたしたちは、そのお茶会でいくつかのことを定めた。
まず、税制改革。
人頭税を廃してその個人の所得に応じた税金、いわゆる所得税を徴収することとした。
また、今、国は国民の管理をそれぞれの領主に任せていたが、冒険者ギルドと協力し国が戸籍を作り管理することとした。
国民は、10才で成人すると同時に冒険者ギルドに登録するので冒険者ギルドを通して所得などを確認し徴収するものとすること。
そして、医療ギルドによる医療保険の実施。
老人と子供以外の全ての国民にそれぞれの所得に応じた医療保険の保険料の支払いが義務化されることとなった。
その代わりに全ての国民が3割の負担で医療を受けられるようになる。
例外として60才以上の高齢者と5才以下の子供は、医療費がかからない。
後は、医師の不在の地がないように医療ギルドが全国土の医師の在任を管理することにした。
それから、学園とは別に医療院という名の医者のための学校が作られることになった。
医師を目指す者は、そこでそれぞれの分野の研鑽を積むことになる。
専門医を育てることには、その場にいた全員が賛成した。
特に、産婦人科については、これからの少子高齢化に備えて重要視された。
わたしたちの会談は、深夜まで続いた。
この長いお茶会が終わると立ち去ろうとするわたしを宰相閣下が呼び止めた。
宰相閣下とじいちゃんと美人エルフさん、いや、じいちゃんは、ロイ・リヒターという名の賢者だったし、美人エルフさんは、ライア・キプロスという大魔道師だったんだがな。
その3人がわたしの前にひれ伏してわたしのドレスの裾を手にとり口々に誓った。
「我々は、あなたの盾であり剣となります。何事があろうとも我々があなたをお守りする。もちろんフェブリウス伯爵には及びませんが」
はい?
わたしがきょとんとしているとマックス様がごほんと咳払いをした。
「もう今日は、遅い。失礼しようか、トガー」
3人がクスクスっと微笑ましげに笑い交わした。
どういうこと?
わたしがますますきょとんとしているとマックス様がそっとわたしをエスコートしてその場から去っていくのだった。
わたしたちは、そのお茶会でいくつかのことを定めた。
まず、税制改革。
人頭税を廃してその個人の所得に応じた税金、いわゆる所得税を徴収することとした。
また、今、国は国民の管理をそれぞれの領主に任せていたが、冒険者ギルドと協力し国が戸籍を作り管理することとした。
国民は、10才で成人すると同時に冒険者ギルドに登録するので冒険者ギルドを通して所得などを確認し徴収するものとすること。
そして、医療ギルドによる医療保険の実施。
老人と子供以外の全ての国民にそれぞれの所得に応じた医療保険の保険料の支払いが義務化されることとなった。
その代わりに全ての国民が3割の負担で医療を受けられるようになる。
例外として60才以上の高齢者と5才以下の子供は、医療費がかからない。
後は、医師の不在の地がないように医療ギルドが全国土の医師の在任を管理することにした。
それから、学園とは別に医療院という名の医者のための学校が作られることになった。
医師を目指す者は、そこでそれぞれの分野の研鑽を積むことになる。
専門医を育てることには、その場にいた全員が賛成した。
特に、産婦人科については、これからの少子高齢化に備えて重要視された。
わたしたちの会談は、深夜まで続いた。
この長いお茶会が終わると立ち去ろうとするわたしを宰相閣下が呼び止めた。
宰相閣下とじいちゃんと美人エルフさん、いや、じいちゃんは、ロイ・リヒターという名の賢者だったし、美人エルフさんは、ライア・キプロスという大魔道師だったんだがな。
その3人がわたしの前にひれ伏してわたしのドレスの裾を手にとり口々に誓った。
「我々は、あなたの盾であり剣となります。何事があろうとも我々があなたをお守りする。もちろんフェブリウス伯爵には及びませんが」
はい?
わたしがきょとんとしているとマックス様がごほんと咳払いをした。
「もう今日は、遅い。失礼しようか、トガー」
3人がクスクスっと微笑ましげに笑い交わした。
どういうこと?
わたしがますますきょとんとしているとマックス様がそっとわたしをエスコートしてその場から去っていくのだった。
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