8 / 28
7 平和のための剣となろう
しおりを挟む
前世で俺は、いつも1人だった。
自分の性癖を隠し、誰も愛さないように生きていた。
だが。
それでも俺は、恋をしてしまい、それは儚く散っていった。
そして、今生でも、俺は1人だった。
俺を創った人は、決して、俺を愛そうとはしなかった。
俺は、悪夢のような戦いの日々の中で、いつしか、自分を殺すことを覚えていった。
次に、闇があった。
俺は、俺を創った魔導師の手で封じられ、眠り続けていた。
ずっと1人。
暗闇は、千年の寂寥、万年の虚無。
それでも、俺は、それを受け入れていた。
俺は、どこまで行っても、とどのつまり、一人ぼっちでしかないのだと思っていた。
なのに。
今、俺は、この男に抱き締められている。
この男。
アークラント・ダンクールは、不思議な存在だ。
アークは、俺を抱き締め、愛を乞う。
人間ですらない、この今の俺に。
俺は、宿屋の風呂場の脱衣場でアークに抱き締められ、キスされて陶然としていた。
熱い。
体の奥から奇妙な、初めて知る感覚が、渇望が沸き上がってくる。
アークは、唇を下へと滑らせていき、俺の裸の胸へとキスを降らせた。
そこには、すでに幾つも昨夜の営みの名残が残されていた。アークは、その跡をたどる様にして俺を味わっていた。
「ん・・だ、だめ、だ・・人が・・」
「かまわん」
アークは、俺の胸の尖りを舌で舐め、嬲りながら言った。
「俺たちは、女神の名の元に結ばれた夫婦だ。誰に咎められることもない」
「でも・・」
俺は、自分の胸にしゃぶりついている男をふわりと抱いて全身を朱色に染めていった。
アークは、俺の頂を甘く噛み、吸った。俺は、びくびくっと体を痙攣させ、軽くいった。
「これだけで、もう、いっちゃったのか?ユウ」
アークは、俺の下半身へと触れ、低く笑った。
「かわいい奴だな、お前は」
「あぁっ!」
俺は、中心に触れられその先端をくちゅくちゅっと音をたてて責められ、崩れ落ちそうになった。
アークは、俺を抱き止めるとそっと脱衣場の床の上に横たえて俺にキスした。
「好きだ、ユウ」
「んぅっ・・」
アークは、俺に囁く。
「初めて、お前を見たときにわかった。これは、俺のためのものだ、と」
マジでか。
俺は、アークに触れられた場所が再び熱く滾ってくるのを感じていた。
アークは、手で掴んだそこを擦りあげながら、俺に低く話しかける。
「俺は、産まれた時から、全てを与えられていた。なのに、いつも満たされたことがなかった。だが、お前を昨夜抱いたとき、初めて心の穴が満たされた気がした」
「アーク・・あっ!・・そ、そこは・・」
アークは、俺の体を押し開き奥へと指を這わせてきた。そこは、昨夜の交わりのために緩んでいて、容易く奴の指を飲み込んだ。
「ふぁっ!」
俺は、なかを弄られ背を反らして声を漏らした。
「いくぞ、ユウ」
アークは、猛り立ったものを俺に押し付け、言った。俺がこくり、と頷くと、アークは、一気に奥まで貫いた。俺は、知ったばかりのこの快楽に身悶えした。
「あぁっ!・・いきなり、そんな・・奥・・」
「ふっ・・ユウ、お前の中は、熱い、な。それに、絡みついてくる」
呼吸を乱してアークが俺を抱いて言った。
「まるで、俺を離すまいとしているみたいで、愛しい」
アークは、俺の上に覆い被さってゆっくりと動き出した。その抽挿に、俺は、体内を掻き乱されて内側から溶けていくような感じを味わっていた。
蕩けていく。
「はぁ・・あっ・・アーク・・」
アークに責め立てられ、俺は、上り詰めていった。アークは、そんな俺を見下ろして、言った。
「ユウ、愛している」
「あっ、あぁ!アーク・・っ!」
俺が精を放ち達してしまったのを見てから、アークが俺の中へと熱いものを放った。
じんわりと拡がっていく熱に、俺は、アークにしがみついて全身を震わせた。
「ユウ、もう離さない」
「・・アーク・・」
俺たちが風呂から部屋へと戻ると、クリスが部屋のドアの前で仁王立ちで待っていた。
「遅いぞ、お前たち」
「すまない、クリス」
アークが言った。
「風呂場が混んでたんだ」
「嘘つけ」
クリスは、溜め息をついた。
「まあ、いいんだけどな」
「あの二人は?」
アークが何気にきくと、クリスがまたまた溜め息をついた。
「お取り込み中、だ」
「お取り込み中?」
アークは、ききながら、ドアへと手を伸ばした。クリスがアークを押し止める。
「ちょっ、止めとけよ、お前。今、私が言っただろうが、二人は、その、お取り込み中、だと」
「ああ?」
アークがクリスを押し退けてドアを開いた。
「ん・・あっ・・はぁっ・・」
中からあえぎ声が聞こえてきてアークが見ては行けないものを見たというような表情をして、慌ててドアを閉めた。
アークは、クリスの方を見て、きいた。
「マジ、か?」
「ああ・・これは、現実だ」
ええっ?
俺は、アークの後ろからぴょこっと顔を出してクリスを見つめた。
マジで?
「いや、すまんな、お前たち」
魔王ディエントスが全然悪びれる様子もなく言った。
「つい、お前たちの気に当てられてな」
「マジで?」
俺は、魔王ディエントスの隣に腰かけて眠そうにアクビをしている光の精霊王アルカイドを見た。その首筋やら肩やらに情交の跡を残しているアルカイドは、俺の視線に気づくとにっこりと微笑んだ。
「ああ、本当だ。主であるユウの気に当てられてしまった様だな」
「当てられてしまった様だな、って」
俺は、二人に言った。
「魔王と光の精霊王ができちゃったの?」
「案じるな、ユウ」
魔王ディエントスが精霊王アルカイドのことをぎゅっと抱き寄せて言った。
「我々は、お前に使える間をちょっとしたバカンスだと思うことにしたのだ。もちろん、お前のサーバントとしての務めは果たす。だが、その間、我々が番うことを許せ」
つ、番っちゃうんだ。
「俺は、別にいいけど」
俺が答えるとクリスが叫んだ。
「よくないぞ!全然、よくない!」
「なんで?」
俺がきくとクリスが興奮して言った。
「いいわけがないだろ?この二人は、対極にあるんだぞ!魔王と光の精霊王がこんなことになっちゃって、大問題だろうが!」
「別に、いいんじゃね?」
俺が言うと、クリスが頭を抱えて言った。
「ああ、神様。これは、すべて夢だと言ってください」
「神様に会いたいのか?クリス」
俺は、きいた。
クリスには、アークが世話になっているからな。
そんなちょっとした願い事くらい叶えてやってもいい、と俺は、思っていた。が、クリスは、俺のその気持ちを察して言った。
「いらん!いいか、ユウ。余計な気遣いは、いらないからな!」
「ええっ?」
アークが詰まらなさそうに言った。
「俺とユウの初めての共同作業だと思ったのに」
「そんなこと、しなくていい!」
クリスが、はぁっと吐息をついた。
「とにかくお前たちは、もう、何もするな。大人しくしててくれ。いいな。くれぐれもこれ以上、変なものを召喚したりしてくれるな、ユウ、アーク」
俺たち一行は、その日のうちに王都からほど近い小さな町クーナにある王家の別荘に移った。
クーナは、小さな静かな町だった。
気候がいい、山裾に広がる町で、王家の夏の間の避暑地でもあった。
俺たちは、小高い丘の上にある山城へと向かった。
質実剛健なその山城は、かつて、国王だった賢王クルスが愛した側室のために作った城だった。
夏には、暑気から逃れるために王都から王族たちが訪れるのだが、今は、季節外れのため、城は、訪れるものもなくひっそりとしていた。
「ここなら、誰にも知られることなく、しばらく身を隠すことができるだろう」
クリスは、俺たちを日当たりのよいサンルームへと案内するとソファをそれぞれにすすめた。
「考えれば、これは、千歳一遇のチャンス、だ。これを機に魔物と人類の和解をはかろうと俺は、思っている」
「ほう」
魔王ディエントスが片眉を上げて、クリスにきいた。
「お前たち傲慢な人間どもが、我々と話し合いの席につこうというのか?」
「ああ」
クリスは、頷いた。
「お互いに思うところはあるだろうが、いつまでも無益な戦いを続けているよりは、ましというものだ」
「ふん」
魔王ディエントスは、暗い笑いを浮かべた。
「できるのか?お前に」
「やり遂げてみせる」
クリスは、力強く言った。
「世界の平和のために」
俺は、クリスをちらっと見つめて思っていた。
これは、言うほど簡単なことじゃない。
だけど、クリスが望むことなら、たぶん、アークもそれを望んでいるのだろう。
俺は、番の願いを叶えることを厭わない。
そのための剣となることが、俺には、できるのだから。
自分の性癖を隠し、誰も愛さないように生きていた。
だが。
それでも俺は、恋をしてしまい、それは儚く散っていった。
そして、今生でも、俺は1人だった。
俺を創った人は、決して、俺を愛そうとはしなかった。
俺は、悪夢のような戦いの日々の中で、いつしか、自分を殺すことを覚えていった。
次に、闇があった。
俺は、俺を創った魔導師の手で封じられ、眠り続けていた。
ずっと1人。
暗闇は、千年の寂寥、万年の虚無。
それでも、俺は、それを受け入れていた。
俺は、どこまで行っても、とどのつまり、一人ぼっちでしかないのだと思っていた。
なのに。
今、俺は、この男に抱き締められている。
この男。
アークラント・ダンクールは、不思議な存在だ。
アークは、俺を抱き締め、愛を乞う。
人間ですらない、この今の俺に。
俺は、宿屋の風呂場の脱衣場でアークに抱き締められ、キスされて陶然としていた。
熱い。
体の奥から奇妙な、初めて知る感覚が、渇望が沸き上がってくる。
アークは、唇を下へと滑らせていき、俺の裸の胸へとキスを降らせた。
そこには、すでに幾つも昨夜の営みの名残が残されていた。アークは、その跡をたどる様にして俺を味わっていた。
「ん・・だ、だめ、だ・・人が・・」
「かまわん」
アークは、俺の胸の尖りを舌で舐め、嬲りながら言った。
「俺たちは、女神の名の元に結ばれた夫婦だ。誰に咎められることもない」
「でも・・」
俺は、自分の胸にしゃぶりついている男をふわりと抱いて全身を朱色に染めていった。
アークは、俺の頂を甘く噛み、吸った。俺は、びくびくっと体を痙攣させ、軽くいった。
「これだけで、もう、いっちゃったのか?ユウ」
アークは、俺の下半身へと触れ、低く笑った。
「かわいい奴だな、お前は」
「あぁっ!」
俺は、中心に触れられその先端をくちゅくちゅっと音をたてて責められ、崩れ落ちそうになった。
アークは、俺を抱き止めるとそっと脱衣場の床の上に横たえて俺にキスした。
「好きだ、ユウ」
「んぅっ・・」
アークは、俺に囁く。
「初めて、お前を見たときにわかった。これは、俺のためのものだ、と」
マジでか。
俺は、アークに触れられた場所が再び熱く滾ってくるのを感じていた。
アークは、手で掴んだそこを擦りあげながら、俺に低く話しかける。
「俺は、産まれた時から、全てを与えられていた。なのに、いつも満たされたことがなかった。だが、お前を昨夜抱いたとき、初めて心の穴が満たされた気がした」
「アーク・・あっ!・・そ、そこは・・」
アークは、俺の体を押し開き奥へと指を這わせてきた。そこは、昨夜の交わりのために緩んでいて、容易く奴の指を飲み込んだ。
「ふぁっ!」
俺は、なかを弄られ背を反らして声を漏らした。
「いくぞ、ユウ」
アークは、猛り立ったものを俺に押し付け、言った。俺がこくり、と頷くと、アークは、一気に奥まで貫いた。俺は、知ったばかりのこの快楽に身悶えした。
「あぁっ!・・いきなり、そんな・・奥・・」
「ふっ・・ユウ、お前の中は、熱い、な。それに、絡みついてくる」
呼吸を乱してアークが俺を抱いて言った。
「まるで、俺を離すまいとしているみたいで、愛しい」
アークは、俺の上に覆い被さってゆっくりと動き出した。その抽挿に、俺は、体内を掻き乱されて内側から溶けていくような感じを味わっていた。
蕩けていく。
「はぁ・・あっ・・アーク・・」
アークに責め立てられ、俺は、上り詰めていった。アークは、そんな俺を見下ろして、言った。
「ユウ、愛している」
「あっ、あぁ!アーク・・っ!」
俺が精を放ち達してしまったのを見てから、アークが俺の中へと熱いものを放った。
じんわりと拡がっていく熱に、俺は、アークにしがみついて全身を震わせた。
「ユウ、もう離さない」
「・・アーク・・」
俺たちが風呂から部屋へと戻ると、クリスが部屋のドアの前で仁王立ちで待っていた。
「遅いぞ、お前たち」
「すまない、クリス」
アークが言った。
「風呂場が混んでたんだ」
「嘘つけ」
クリスは、溜め息をついた。
「まあ、いいんだけどな」
「あの二人は?」
アークが何気にきくと、クリスがまたまた溜め息をついた。
「お取り込み中、だ」
「お取り込み中?」
アークは、ききながら、ドアへと手を伸ばした。クリスがアークを押し止める。
「ちょっ、止めとけよ、お前。今、私が言っただろうが、二人は、その、お取り込み中、だと」
「ああ?」
アークがクリスを押し退けてドアを開いた。
「ん・・あっ・・はぁっ・・」
中からあえぎ声が聞こえてきてアークが見ては行けないものを見たというような表情をして、慌ててドアを閉めた。
アークは、クリスの方を見て、きいた。
「マジ、か?」
「ああ・・これは、現実だ」
ええっ?
俺は、アークの後ろからぴょこっと顔を出してクリスを見つめた。
マジで?
「いや、すまんな、お前たち」
魔王ディエントスが全然悪びれる様子もなく言った。
「つい、お前たちの気に当てられてな」
「マジで?」
俺は、魔王ディエントスの隣に腰かけて眠そうにアクビをしている光の精霊王アルカイドを見た。その首筋やら肩やらに情交の跡を残しているアルカイドは、俺の視線に気づくとにっこりと微笑んだ。
「ああ、本当だ。主であるユウの気に当てられてしまった様だな」
「当てられてしまった様だな、って」
俺は、二人に言った。
「魔王と光の精霊王ができちゃったの?」
「案じるな、ユウ」
魔王ディエントスが精霊王アルカイドのことをぎゅっと抱き寄せて言った。
「我々は、お前に使える間をちょっとしたバカンスだと思うことにしたのだ。もちろん、お前のサーバントとしての務めは果たす。だが、その間、我々が番うことを許せ」
つ、番っちゃうんだ。
「俺は、別にいいけど」
俺が答えるとクリスが叫んだ。
「よくないぞ!全然、よくない!」
「なんで?」
俺がきくとクリスが興奮して言った。
「いいわけがないだろ?この二人は、対極にあるんだぞ!魔王と光の精霊王がこんなことになっちゃって、大問題だろうが!」
「別に、いいんじゃね?」
俺が言うと、クリスが頭を抱えて言った。
「ああ、神様。これは、すべて夢だと言ってください」
「神様に会いたいのか?クリス」
俺は、きいた。
クリスには、アークが世話になっているからな。
そんなちょっとした願い事くらい叶えてやってもいい、と俺は、思っていた。が、クリスは、俺のその気持ちを察して言った。
「いらん!いいか、ユウ。余計な気遣いは、いらないからな!」
「ええっ?」
アークが詰まらなさそうに言った。
「俺とユウの初めての共同作業だと思ったのに」
「そんなこと、しなくていい!」
クリスが、はぁっと吐息をついた。
「とにかくお前たちは、もう、何もするな。大人しくしててくれ。いいな。くれぐれもこれ以上、変なものを召喚したりしてくれるな、ユウ、アーク」
俺たち一行は、その日のうちに王都からほど近い小さな町クーナにある王家の別荘に移った。
クーナは、小さな静かな町だった。
気候がいい、山裾に広がる町で、王家の夏の間の避暑地でもあった。
俺たちは、小高い丘の上にある山城へと向かった。
質実剛健なその山城は、かつて、国王だった賢王クルスが愛した側室のために作った城だった。
夏には、暑気から逃れるために王都から王族たちが訪れるのだが、今は、季節外れのため、城は、訪れるものもなくひっそりとしていた。
「ここなら、誰にも知られることなく、しばらく身を隠すことができるだろう」
クリスは、俺たちを日当たりのよいサンルームへと案内するとソファをそれぞれにすすめた。
「考えれば、これは、千歳一遇のチャンス、だ。これを機に魔物と人類の和解をはかろうと俺は、思っている」
「ほう」
魔王ディエントスが片眉を上げて、クリスにきいた。
「お前たち傲慢な人間どもが、我々と話し合いの席につこうというのか?」
「ああ」
クリスは、頷いた。
「お互いに思うところはあるだろうが、いつまでも無益な戦いを続けているよりは、ましというものだ」
「ふん」
魔王ディエントスは、暗い笑いを浮かべた。
「できるのか?お前に」
「やり遂げてみせる」
クリスは、力強く言った。
「世界の平和のために」
俺は、クリスをちらっと見つめて思っていた。
これは、言うほど簡単なことじゃない。
だけど、クリスが望むことなら、たぶん、アークもそれを望んでいるのだろう。
俺は、番の願いを叶えることを厭わない。
そのための剣となることが、俺には、できるのだから。
9
あなたにおすすめの小説
神様の手違いで死んだ俺、チート能力を授かり異世界転生してスローライフを送りたかったのに想像の斜め上をいく展開になりました。
篠崎笙
BL
保育園の調理師だった凛太郎は、ある日事故死する。しかしそれは神界のアクシデントだった。神様がお詫びに好きな加護を与えた上で異世界に転生させてくれるというので、定年後にやってみたいと憧れていたスローライフを送ることを願ったが……。
異世界転生したと思ったら、悪役令嬢(男)だった
カイリ
BL
16年間公爵令息として何不自由ない生活を送ってきたヴィンセント。
ある日突然、前世の記憶がよみがえってきて、ここがゲームの世界であると知る。
俺、いつ死んだの?!
死んだことにも驚きが隠せないが、何より自分が転生してしまったのは悪役令嬢だった。
男なのに悪役令嬢ってどういうこと?
乙女げーのキャラクターが男女逆転してしまった世界の話です。
ゆっくり更新していく予定です。
設定等甘いかもしれませんがご容赦ください。
「隠れ有能主人公が勇者パーティから追放される話」(作者:オレ)の無能勇者に転生しました
湖町はの
BL
バスの事故で亡くなった高校生、赤谷蓮。
蓮は自らの理想を詰め込んだ“追放もの“の自作小説『勇者パーティーから追放された俺はチートスキル【皇帝】で全てを手に入れる〜後悔してももう遅い〜』の世界に転生していた。
だが、蓮が転生したのは自分の名前を付けた“隠れチート主人公“グレンではなく、グレンを追放する“無能勇者“ベルンハルト。
しかもなぜかグレンがベルンハルトに執着していて……。
「好きです。命に変えても貴方を守ります。だから、これから先の未来も、ずっと貴方の傍にいさせて」
――オレが書いてたのはBLじゃないんですけど⁈
__________
追放ものチート主人公×当て馬勇者のラブコメ
一部暗いシーンがありますが基本的には頭ゆるゆる
(主人公たちの倫理観もけっこうゆるゆるです)
※R成分薄めです
__________
小説家になろう(ムーンライトノベルズ)にも掲載中です
o,+:。☆.*・+。
お気に入り、ハート、エール、コメントとても嬉しいです\( ´ω` )/
ありがとうございます!!
BL大賞ありがとうございましたm(_ _)m
転生悪役弟、元恋人の冷然騎士に激重執着されています
柚吉猫
BL
生前の記憶は彼にとって悪夢のようだった。
酷い別れ方を引きずったまま転生した先は悪役令嬢がヒロインの乙女ゲームの世界だった。
性悪聖ヒロインの弟に生まれ変わって、過去の呪縛から逃れようと必死に生きてきた。
そんな彼の前に現れた竜王の化身である騎士団長。
離れたいのに、皆に愛されている騎士様は離してくれない。
姿形が違っても、魂でお互いは繋がっている。
冷然竜王騎士団長×過去の呪縛を背負う悪役弟
今度こそ、本当の恋をしよう。
ラスボス推しなので! 魔王の破滅フラグ折って溺愛されます!??
モト
BL
ゲーマーである“ホツ”は、大ハマリ中のオンラインゲーム内に召喚されてしまう。推しであるラスボスに出会い、切磋琢磨、彼の破滅フラグを折ろうとする。……が、如何せんホツはただの一般人。魔法も使えなければ、家が大好きなただのゲーマー。体力もあまりない。
推しからはすぐに嫁認定されます。
推しに推されて??モフモフ……ふぁわ、ねこちゃん……モフモフ…………。
不憫なラスボスの境遇、破滅フラグを折る為にホツがしてきたことは。
何故、ホツは楽観的なのにひたすらに彼を守ろうとするのか、違和感はラストに。ムーンライトノベルズでも投稿しております。
一日2回更新です
聖女の力を搾取される偽物の侯爵令息は本物でした。隠された王子と僕は幸せになります!もうお父様なんて知りません!
竜鳴躍
BL
密かに匿われていた王子×偽物として迫害され『聖女』の力を搾取されてきた侯爵令息。
侯爵令息リリー=ホワイトは、真っ白な髪と白い肌、赤い目の美しい天使のような少年で、類まれなる癒しの力を持っている。温和な父と厳しくも優しい女侯爵の母、そして母が養子にと引き取ってきた凛々しい少年、チャーリーと4人で幸せに暮らしていた。
母が亡くなるまでは。
母が亡くなると、父は二人を血の繋がらない子として閉じ込め、使用人のように扱い始めた。
すぐに父の愛人が後妻となり娘を連れて現れ、我が物顔に侯爵家で暮らし始め、リリーの力を娘の力と偽って娘は王子の婚約者に登り詰める。
実は隣国の王子だったチャーリーを助けるために侯爵家に忍び込んでいた騎士に助けられ、二人は家から逃げて隣国へ…。
2人の幸せの始まりであり、侯爵家にいた者たちの破滅の始まりだった。
婚約破棄されてヤケになって戦に乱入したら、英雄にされた上に美人で可愛い嫁ができました。
零壱
BL
自己肯定感ゼロ×圧倒的王太子───美形スパダリ同士の成長と恋のファンタジーBL。
鎖国国家クルシュの第三王子アースィムは、結婚式目前にして長年の婚約を一方的に破棄される。
ヤケになり、賑やかな幼馴染み達を引き連れ無関係の戦場に乗り込んだ結果───何故か英雄に祭り上げられ、なぜか嫁(男)まで手に入れてしまう。
「自分なんかがこんなどちゃくそ美人(男)を……」と悩むアースィム(攻)と、
「この私に不満があるのか」と詰め寄る王太子セオドア(受)。
互いを想い合う二人が紡ぐ、恋と成長の物語。
他にも幼馴染み達の一抹の寂寥を切り取った短篇や、
両想いなのに攻めの鈍感さで拗れる二人の恋を含む全四篇。
フッと笑えて、ギュッと胸が詰まる。
丁寧に読みたい、大人のためのファンタジーBL。
他サイトでも公開しております。
婚約破棄されるなり5秒で王子にプロポーズされて溺愛されてます!?
野良猫のらん
BL
侯爵家次男のヴァン・ミストラルは貴族界で出来損ない扱いされている。
なぜならば精霊の国エスプリヒ王国では、貴族は多くの精霊からの加護を得ているのが普通だからだ。
ところが、ヴァンは風の精霊の加護しか持っていない。
とうとうそれを理由にヴァンは婚約破棄されてしまった。
だがその場で王太子ギュスターヴが現れ、なんとヴァンに婚約を申し出たのだった。
なんで!? 初対面なんですけど!?!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる