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5 狙われた野良
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一学期の最後の日、俺は、うちの高校のナンバー1である西条さんに呼び出された。
「あー、かったるいな」
俺は、西条さんがいつも取り巻きとたむろしている第2校舎の屋上に向かいながら、呟いた。
俺は、学校が嫌いだ。
こんな狭いところに、同じぐらいの年の連中が山ほど押し込まれているんだぜ。
まったく、信じられない。
だが、そうは思わない連中の方が多くて、その代表格が西条さんだった。
西条 健吾は、この学校の悪をまとめている頭だ。
いわゆる不良。
だけど、奴は、学校を休んだりすることはない。
奴は、うちの学校では、優等生だ。
無遅刻無欠席を貫く健康優良不良少年。しかも、頭も、顔もいいし、喧嘩も強い。
この辺りの高校には、西条伝説が幾つかあった。
一人で100人相手にしたとか、タイマンはって、負けたことがないとか。
まあ、俺には、どうでもいいことだった。
「本当、コグさんって、西条さん、苦手っすよね」
「ああ?」
俺を二年のクラスまで呼びに来たパシリの一年生、高谷が俺にニコニコして言った。
「だって、コグさん、呼ばれなきゃ西条さんのとこに顔出さないし」
「あー」
俺は、ノーコメントだった。
ややこしいことは、ごめんだった。
俺は、確かに、西条さんが苦手、というか、嫌いだった。
西条さんは、家が本職のヤクザで奴自身も将来、その道に進むだろうと思われている。
この学校のトップってだけじゃなく、この辺のハングレ連中のトップでもある。
高校生の仮面をつけた本物のヤクザ。
それが、西条さんだった。
俺は、高谷と一緒に階段をのぼっていくと、屋上へのドアを開いた。
「遅かったな、コグ」
屋上に置かれたソファの上でそっくり返って、なんか、小難しそうな本を読んでいる西条さんがちらっと俺を見て言った。俺は、うっとおしさを隠すことなく、言った。
「俺も、いろいろ、忙しいんだよ」
「それで、最近、ここに顔を出さないのか?」
俺が、ここに望んで顔を出すことなんてねぇだろ。
俺は、西条さんの前まで歩み寄ると、奴の読んでいる本の背表紙を見た。
『この人を、見よ』
なんだ、それ?
「コグ、お前、また、野良を拾ったんだってな」
「ああ?」
俺は、西条さんを見下ろして言った。
「拾ったよ」
「その野良、俺にくれないか?」
西条さんが本を置いて体を起こした。奴は、俺のことをその蛇みたいな目で見上げて言った。
「いや、献上しろ」
「はぁ?」
俺は、嫌な予感がして、回りを見た。
俺を囲むようにして西条さんの取り巻きが立っているのに気づく。
なんか、ヤバい雰囲気だった。
「嫌だって言ったら?」
「お前を、俺の女にする」
「はぁ?なんだよ、それ」
俺は、西条を睨み付けた。
西条は、にこりともせずに立ち上がると、俺を見下した。
奴は、俺より頭一つ分ぐらいは、背が高い。俺は、奴を見上げて、むっとして言った。
「俺は、男だぞ」
「嫌なら、お前の飼ってる野良を差し出せばいいだろ」
「どっちも、嫌なんだが」
俺は、言った。
「他の選択肢は?」
「ないな」
西条が俺の顎に指をかけて、俺を覗き込んだ。
「返事は?」
「どっちも、断る」
俺は、西条の手を振り払った。西条が、怖い笑顔を浮かべて見せた。
「せっかく、優しくしてやろうと思ってたのに。どうしても、痛い目にあいたいみたいだな、コグ」
俺の回りにいた連中が、俺の両腕を掴んでコンクリートの床の上に俺を押し倒した。俺は、暴れたが、まったく、身動きがとれなかった。俺を上から見下している西条の顔を睨み付けて俺は、言った。
「離せ!この、ド変態が!」
俺は、俺の足元にひざまづいた西条に蹴りを入れた。だが、西条は、俺の足を受け止めると足首を痛いほど強く握った。
「大人しくしてろ、コグ。俺だって、お前をできれば、酷い目にあわせたくない」
俺は、もう一度、奴の顔を狙って蹴りを入れた。
今度は、手応えがあった。
奴は、顔を押さえて踞った。手の指の間から、赤い血が伝い落ちていく。
ざまぁみろ。
西条は、鼻血を手の甲で拭うと、俺を見たこともないような顔をして、睨み付けた。奴は、俺の足の間に体を入れてくると、その整った顔で冷たく笑いかけた。
「やっぱり、前言撤回だ。お前は、泣かせてやる。覚悟しとけよ、コグ」
「な、に、する」
西条の手が俺のズボンのベルトに伸びてきて、カチャカチャと音をたてて、ベルトを外すと、前を開いていく。
「な、やめろっ!」
俺は、全身で抗ったが、身動きもとれなかった。
西条は、俺のズボンと下着を一気に取り去ると、俺の下半身を曝した。
「や、めろ!」
西条は、俺の両足を持ち上げてぐぃっと押し開いた。
「ご開帳、だ」
奴の前に俺の下半身が全て曝されていた。
夏の日差しが暑くって、眩しくて、俺は、悪い夢を見ているような気がしていた。
西条は、そのまま、俺の中心へと屈み込んで、そこに息を吹き掛けた。
「んぅっ!」
ぴくん、と俺自身が反応するのを見て、奴は、満足げに言った。
「やっぱり、お前のここ、かわいいな。感度もよさそうだ」
「やめろ!西条!」
「止めるわけがないだろ、コグ」
西条は、俺のものへと手を伸ばすと、それを掴んで先端をちろちろと舐めてきた。俺は、声を漏らしてしまわないように歯を食いしばって堪えていた。西条は、指で俺の敏感な場所を責めながら言った。
「我慢せずに、お前のかわいい声を聞かせてくれよ、コグ」
「うる、せ・・誰が、お前なんかに」
「本当に、素直じゃないな」
西条が俺の蜜口をぐりぐりと爪先で弄った。痛みと同時に、痺れるような感覚が俺の体を貫いた。
「ここは、正直なのにな。ほら、もう、こんなに漏らして」
「やめろっ!」
くちゅくちゅっという淫音が聞こえて、快感に腰が砕けそうになる。俺は、恥ずかしさと悔しさで目の前が霞んでくるのを感じていた。奴は、固く芯を持った俺自身を口で含むと、舌でなぶった。
「ふ、ぅっ!」
俺は、感じてしまい、すぐに達してしまった。西条は、俺が吐き出した白濁を口で受け止めるとに口を開けて俺に見せつけた。
西条の口の中に俺の吐き出したものが滑っているのを見せられて、俺は、かぁっと全身が火照った。
西条は、俺の方へと、体を乗り出してくると、俺に無理矢理キスした。俺は、固く口を引き結んでいたが、奴は、それを許さなかった。奴の舌が俺を抉じ開けて中へと侵入してきた。奴は、俺の吐いたものを俺の口中へと流し込んできて、それを俺が飲み込むまで離さなかった。
「んぅっ・・」
俺が自分の吐いた精を飲み下すのを確認すると、西条は、俺から口を離した。
「どうだ?自分の味は」
「・・お前は、殺す!」
俺は、叫んだ。
「絶対に、お前は、殺す!」
西条が、笑った。俺は、バカみたいに繰り返し叫んだ。
「お前は、絶対に、殺してやる!」
「いいぜぇ、殺してみろよ、コグ」
西条は、笑いながら俺に言った。
「その前に、俺がお前を調教してやる。お前を、俺なしで生きられない体にしてやるよ」
「ほざくな!」
そのとき、ドアが開き、高谷が駆け込んできた。
「西条さん!生活指導の山岡が、きます!」
「ああ?」
西条が舌打ちした。
「これから、いいとこだってのに」
西条は、俺をちらっと横目で見ると、立ち上がった。
「仕方ねぇな。行くぞ」
西条は、俺に背を向けて屋上を去っていった。俺を捕らえていた取り巻き連中も慌てて奴の後に続いた。
俺は、一人、屋上の陽光の下に残された。
「ちくしょ・・」
俺は、泣くまいと思った。
「ちくしょう、ちくしょう!」
俺は、青い空を見上げた。
ぎらつく太陽が眩しかった。
俺の頬を涙が濡らしていた。
「あー、かったるいな」
俺は、西条さんがいつも取り巻きとたむろしている第2校舎の屋上に向かいながら、呟いた。
俺は、学校が嫌いだ。
こんな狭いところに、同じぐらいの年の連中が山ほど押し込まれているんだぜ。
まったく、信じられない。
だが、そうは思わない連中の方が多くて、その代表格が西条さんだった。
西条 健吾は、この学校の悪をまとめている頭だ。
いわゆる不良。
だけど、奴は、学校を休んだりすることはない。
奴は、うちの学校では、優等生だ。
無遅刻無欠席を貫く健康優良不良少年。しかも、頭も、顔もいいし、喧嘩も強い。
この辺りの高校には、西条伝説が幾つかあった。
一人で100人相手にしたとか、タイマンはって、負けたことがないとか。
まあ、俺には、どうでもいいことだった。
「本当、コグさんって、西条さん、苦手っすよね」
「ああ?」
俺を二年のクラスまで呼びに来たパシリの一年生、高谷が俺にニコニコして言った。
「だって、コグさん、呼ばれなきゃ西条さんのとこに顔出さないし」
「あー」
俺は、ノーコメントだった。
ややこしいことは、ごめんだった。
俺は、確かに、西条さんが苦手、というか、嫌いだった。
西条さんは、家が本職のヤクザで奴自身も将来、その道に進むだろうと思われている。
この学校のトップってだけじゃなく、この辺のハングレ連中のトップでもある。
高校生の仮面をつけた本物のヤクザ。
それが、西条さんだった。
俺は、高谷と一緒に階段をのぼっていくと、屋上へのドアを開いた。
「遅かったな、コグ」
屋上に置かれたソファの上でそっくり返って、なんか、小難しそうな本を読んでいる西条さんがちらっと俺を見て言った。俺は、うっとおしさを隠すことなく、言った。
「俺も、いろいろ、忙しいんだよ」
「それで、最近、ここに顔を出さないのか?」
俺が、ここに望んで顔を出すことなんてねぇだろ。
俺は、西条さんの前まで歩み寄ると、奴の読んでいる本の背表紙を見た。
『この人を、見よ』
なんだ、それ?
「コグ、お前、また、野良を拾ったんだってな」
「ああ?」
俺は、西条さんを見下ろして言った。
「拾ったよ」
「その野良、俺にくれないか?」
西条さんが本を置いて体を起こした。奴は、俺のことをその蛇みたいな目で見上げて言った。
「いや、献上しろ」
「はぁ?」
俺は、嫌な予感がして、回りを見た。
俺を囲むようにして西条さんの取り巻きが立っているのに気づく。
なんか、ヤバい雰囲気だった。
「嫌だって言ったら?」
「お前を、俺の女にする」
「はぁ?なんだよ、それ」
俺は、西条を睨み付けた。
西条は、にこりともせずに立ち上がると、俺を見下した。
奴は、俺より頭一つ分ぐらいは、背が高い。俺は、奴を見上げて、むっとして言った。
「俺は、男だぞ」
「嫌なら、お前の飼ってる野良を差し出せばいいだろ」
「どっちも、嫌なんだが」
俺は、言った。
「他の選択肢は?」
「ないな」
西条が俺の顎に指をかけて、俺を覗き込んだ。
「返事は?」
「どっちも、断る」
俺は、西条の手を振り払った。西条が、怖い笑顔を浮かべて見せた。
「せっかく、優しくしてやろうと思ってたのに。どうしても、痛い目にあいたいみたいだな、コグ」
俺の回りにいた連中が、俺の両腕を掴んでコンクリートの床の上に俺を押し倒した。俺は、暴れたが、まったく、身動きがとれなかった。俺を上から見下している西条の顔を睨み付けて俺は、言った。
「離せ!この、ド変態が!」
俺は、俺の足元にひざまづいた西条に蹴りを入れた。だが、西条は、俺の足を受け止めると足首を痛いほど強く握った。
「大人しくしてろ、コグ。俺だって、お前をできれば、酷い目にあわせたくない」
俺は、もう一度、奴の顔を狙って蹴りを入れた。
今度は、手応えがあった。
奴は、顔を押さえて踞った。手の指の間から、赤い血が伝い落ちていく。
ざまぁみろ。
西条は、鼻血を手の甲で拭うと、俺を見たこともないような顔をして、睨み付けた。奴は、俺の足の間に体を入れてくると、その整った顔で冷たく笑いかけた。
「やっぱり、前言撤回だ。お前は、泣かせてやる。覚悟しとけよ、コグ」
「な、に、する」
西条の手が俺のズボンのベルトに伸びてきて、カチャカチャと音をたてて、ベルトを外すと、前を開いていく。
「な、やめろっ!」
俺は、全身で抗ったが、身動きもとれなかった。
西条は、俺のズボンと下着を一気に取り去ると、俺の下半身を曝した。
「や、めろ!」
西条は、俺の両足を持ち上げてぐぃっと押し開いた。
「ご開帳、だ」
奴の前に俺の下半身が全て曝されていた。
夏の日差しが暑くって、眩しくて、俺は、悪い夢を見ているような気がしていた。
西条は、そのまま、俺の中心へと屈み込んで、そこに息を吹き掛けた。
「んぅっ!」
ぴくん、と俺自身が反応するのを見て、奴は、満足げに言った。
「やっぱり、お前のここ、かわいいな。感度もよさそうだ」
「やめろ!西条!」
「止めるわけがないだろ、コグ」
西条は、俺のものへと手を伸ばすと、それを掴んで先端をちろちろと舐めてきた。俺は、声を漏らしてしまわないように歯を食いしばって堪えていた。西条は、指で俺の敏感な場所を責めながら言った。
「我慢せずに、お前のかわいい声を聞かせてくれよ、コグ」
「うる、せ・・誰が、お前なんかに」
「本当に、素直じゃないな」
西条が俺の蜜口をぐりぐりと爪先で弄った。痛みと同時に、痺れるような感覚が俺の体を貫いた。
「ここは、正直なのにな。ほら、もう、こんなに漏らして」
「やめろっ!」
くちゅくちゅっという淫音が聞こえて、快感に腰が砕けそうになる。俺は、恥ずかしさと悔しさで目の前が霞んでくるのを感じていた。奴は、固く芯を持った俺自身を口で含むと、舌でなぶった。
「ふ、ぅっ!」
俺は、感じてしまい、すぐに達してしまった。西条は、俺が吐き出した白濁を口で受け止めるとに口を開けて俺に見せつけた。
西条の口の中に俺の吐き出したものが滑っているのを見せられて、俺は、かぁっと全身が火照った。
西条は、俺の方へと、体を乗り出してくると、俺に無理矢理キスした。俺は、固く口を引き結んでいたが、奴は、それを許さなかった。奴の舌が俺を抉じ開けて中へと侵入してきた。奴は、俺の吐いたものを俺の口中へと流し込んできて、それを俺が飲み込むまで離さなかった。
「んぅっ・・」
俺が自分の吐いた精を飲み下すのを確認すると、西条は、俺から口を離した。
「どうだ?自分の味は」
「・・お前は、殺す!」
俺は、叫んだ。
「絶対に、お前は、殺す!」
西条が、笑った。俺は、バカみたいに繰り返し叫んだ。
「お前は、絶対に、殺してやる!」
「いいぜぇ、殺してみろよ、コグ」
西条は、笑いながら俺に言った。
「その前に、俺がお前を調教してやる。お前を、俺なしで生きられない体にしてやるよ」
「ほざくな!」
そのとき、ドアが開き、高谷が駆け込んできた。
「西条さん!生活指導の山岡が、きます!」
「ああ?」
西条が舌打ちした。
「これから、いいとこだってのに」
西条は、俺をちらっと横目で見ると、立ち上がった。
「仕方ねぇな。行くぞ」
西条は、俺に背を向けて屋上を去っていった。俺を捕らえていた取り巻き連中も慌てて奴の後に続いた。
俺は、一人、屋上の陽光の下に残された。
「ちくしょ・・」
俺は、泣くまいと思った。
「ちくしょう、ちくしょう!」
俺は、青い空を見上げた。
ぎらつく太陽が眩しかった。
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