野良は拾っちゃいけません~溺愛王子とヤンキー子羊~

トモモト ヨシユキ

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11 お仕置き野良

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    家のドアを開けようとしたとき、後ろからドアへ、どん、と手が伸びてきた。
   俺が驚いて振り返ると、そこには、妙に無表情な刈谷が立っていて俺を見下ろしていた。
   「刈谷・・?」
    刈谷は、俺をドアへ押し付けると、囁いた。
   「何か、俺に言うことは?」
    「えっ?」
    俺は、刈谷にドアに押さえつけられて、奴を見上げて少しだけ、恐れを感じていた。
   凍てついたような刈谷の目に見つめられて、俺は、初めて、こいつとの体格差や、力の差とかいったものにびびっていた。
   こいつにとっては、俺は、小さな獲物にすぎない。
   俺は、今まで刈谷に守られていたのだ。
   だが、今、刈谷は、俺を見たこともない冷ややかな表情で見下していた。
   「言うことって・・」
    「とぼけるなよ、雅人。兄貴と一緒だったんだろ?今まで」
   「ああ」
    俺は、いままで恐怖を感じたことなんて、数えるほどしかなかった。西条に捕まったときだって、恐ろしいとは、思わなかった。
   どんな理不尽な現実も拳で打ち壊していく。
   それが、俺の人生だった。
  だから、今、俺は、拳でなんとかできない現状を前にして、どうしたらいいのかわからなくなっていた。
       「お前の兄貴が送ってやるって言ったから、その、他の連中と一緒に送ってもらったんだ」
   「それだけ?」
    刈谷の問いに、俺は、小声で言った。
   「それ以上、何があるってんだよ」
    「兄貴とキスしたんだろ?雅人」
    俺は、驚いて、刈谷を見上げた。
   刈谷の目が俺を貫く。
   「答えは?雅人」
    「それは・・」
    俺は、ごくりと息を飲んだ。
    「無理矢理・・」
    「したんだ」
    刈谷が、俺に覆い被さってきて言った。
   「この前まで処女だったくせに、もう、他の男を咥え混むなんて」
   こんなときでも、刈谷の声は、俺をぞくぞくさせる。
   「淫乱」
    俺が刈谷に言い返そうとして口を開いたのを刈谷は、唇で封じた。
    「んぅっ・・」
    刈谷に激しく口中を犯されて、俺は、呼吸ができずに苦しくって喘いだ。だが、刈谷は、俺を離そうとはしなかった。俺は、刈谷に責められて奴の胸元を叩いた。
    やっと、刈谷が俺から離れる。俺は、体を折って、咳き込んだ。
   その俺を脇に抱えると、刈谷は、玄関のドアを開いて家の中へ入ると上がりかまちに俺を横たえさせ、俺の上にのし掛かると言った。
  「あんたの飼い主が誰か、しっかり、その体に教えてやらなきゃ、だめみたいだな」
      「飼い主?」
   俺は、両手を頭上で刈谷に押さえられて身動きできずに、ただ、刈谷を見上げていた。
   刈谷は、俺のネクタイをほどいて、俺の両手を後ろ手に縛り上げた。
    俺は、なんとか逃れようと体を捻って、廊下を這い進んだが、そんな俺を刈谷は、捕らえた。
    刈谷は、俺の腰を掴んで、俺の下半身を暴くと、俺の腰を高くあげさせ尻朶を両手で押し開いた。
   「雅人のここ、もう、いやらしくひくついてる」
   「あぁっ!」
    刈谷は、躊躇うことなく俺の後孔に舌を這わせてきた。
   「やぁっ!そんな、とこ、舐めるな!」
    刈谷は、ぴちゃぴちゃと音をたてて舐め啜り、俺の中へと舌を差し込んできた。むず痒いような感覚に、俺は、堪らず腰を揺らしていた。刈谷は、俺の後孔に指をつぷっと入れると中を掻き乱した。    
     俺は、鋭い痛みに、思わず声をあげた。
       この前、初めて、刈谷に抱かれて以来のことだった。
   あの夜からこっち、俺は、刈谷に体を許してはいなかった。
   「さすがに、きつい、か」
    刈谷が呟いて俺から体を離すと、俺を抱き上げると歩き出した。
   俺は、自分の半立ちになっているものに気づいて、かっと頬を熱くした。
   恥ずかしくて赤くなっている俺を見て、刈谷は、言った。
   「兄さんにも、そんな顔を見せたの?雅人」
    「んなわけがねぇだろうが!」
    俺は、刈谷の腕に抱かれて言った。
   「ちょ、ちょっと、奴にキスされただけ、だ」
   「ちょっと、キスされちゃったんだ」
    刈谷は、俺を自分の部屋へと運ぶと、俺をベッドに横たわらせた。
   刈谷の匂いがした。
       刈谷は、俺の上半身を包んでいる服を脱がせていく。が、後ろ手に縛られていて脱ぎ去ることはできず、俺は、大きく胸元を曝されたままの姿で刈谷を見上げていた。
    刈谷は、俺の胸の突起をきゅっと押し潰した。
   「あっ!」
    俺は、痛みに身を捩った。刈谷は、そこをなおも執拗に弄った。俺のそこは、ぷっくりと膨れて突き出していた。刈谷は、それを舌で転がし、吸った。甘い痺れが俺の体の奥までずん、と響いた。
    「あっ・・んぅっ・・」
     刈谷は、俺の下半身へと触れてきた。
    「胸を責められて、もう、こんなになってる。本当、雅人は、淫乱、だな」
    「あぁっ!」
     強く擦りあげられて、俺は、びくん、と体をそらした。俺のそこは、もう、固くそそりたって先走りを漏らしていた。刈谷は、俺の先端に指をたてて、くちゅくちゅっと弄る。快感に、俺は、すぐにいってしまった。
       「濃い、な。溜まってたの?雅人」
    刈谷は手についた俺の精を指で捏ねながら、ペロッと舐めた。
   「ああ。雅人の味、だ」
    「やっ・・」
    刈谷は、なおも俺のものを責め立てた。いったばかりにもかかわらず、俺のものは、刈谷から与えられる刺激に立ち上がった。
    「ふぁっ・・やっ・・」
    いきそうになってる俺のものの根本に刈谷は、ベッドサイドのテーブルの引き出しから取り出した銀色に輝くリングをはめた。リングは、俺を締め付けて、俺は、精を吐きたくても吐けず、蜜口からトロトロと液を漏らしながら、熱い息をついた。
  「んぅっ・・」
   刈谷は、俺をうつ向かせ、腰をあげさせると、俺の後孔へとひんやりととしたローションを垂らした。
   その冷たさに、俺は、体を震わせた。
   「冷た・・」
    刈谷は、俺の後孔に指を入れると、そこを押し開いていった。むず痒さに、俺は、声を漏らした。
    「んっ・・あっ・・そこ、いやっ・・」
        「でも、よくほぐしとかないと雅人が怪我しちゃうだろ」
    刈谷は、指を増やして俺の中を押し拡げていった。敏感なところをかすめるだけの指に、俺は、物足りなさに、喘いでいた。
    「あっ・・そこ、いいから・・も、いれ、て」
    「おねだり、かよ」
    刈谷は、言った。
   「はしたないな、雅人」
    「・・でも・・」
     刈谷は、指を抜くと自身の昂りを取り出し、俺に見せた。
   「これが、欲しいんだろ」
    刈谷は、俺の顔にそれを押し付けて言った。
   「舐めて、雅人」
    「そん、な・・」
     俺は、ためらったが、刈谷は、無理矢理、俺の口へとそれを押し込んできた。
   「ん、ぐっ・・」
    俺の口の中を刈谷のものが犯していた。口の中いっぱいに刈谷を含み、擦られて、奥を突かれて、俺は、涙ぐんだ。
    刈谷は、俺の頭を押さえて、喉の奥を突いた。苦しさに俺は、えづいたが、刈谷は、止めようとはしなかった。
   何度も喉の奥を突かれて、俺は、唾液を垂らして、必死に刈谷のものを舐め、吸った。
   刈谷は、俺の口の中で、膨張し、はぜた。
    迸りが俺の口中に拡がっていき、俺は、それを飲み下した。
    刈谷の精は、甘く、俺は、最後の一滴まで音をたてて啜った。
  刈谷は、俺の髪を優しく撫でた。
   「よくできたね、雅人」
        刈谷は、俺の口中から自分自身を引き抜くと、俺の背後へと回り込み、俺の後孔へと再び芯を持ってきたそれを押しあてた。
   「ご褒美をあげないと、ね」
    刈谷は、俺の中を一気に押し開いた。その衝撃に、俺は、いきなり達してしまった。だが、前をリングに縛られていて、俺は、吐精できなかった。
   「ひぁっ!・・んぅっ、あぁっ!」
    いった余韻に体を震わせている俺の奥を、刈谷は、突き始めた。俺は、いったばかりのところを突かれて、嬌声をあげ、身を捩った。
   「あぅ、んっ!いったばっかなのにぃっ・・だめぇっ!」
   唾液と涙に汚れた顔をシーツに押し付けて、俺は、叫んだ。だが、刈谷の責めは、止まらなかった。
    甘く痺れた奥を深く突かれて、俺は、狂い哭いた。
   「ぁあっ!・・はっ・・んぅっ・・も、だめっ・・おかしくなるぅ!」
   「なってしまえ、そして、俺だけのものになれ!」
       刈谷は、俺の最奥を貫いた。
  「あぁっ!・・も、だめぇっ!いか、せてっ・・」
    「いきたいの?雅人」
    刈谷の声を、俺は、どこか遠くにきいていた。もう、頭の中は、とろとろで、何も考えられない。俺は、必死に言った。
   「いかせ、て・・お願い、だからぁっ!」
    「堪え性のない、淫乱ぷりだな、雅人」
    刈谷の声が背中に響いて、俺は、きゅうきゅう、締め付けていた。刈谷は、苦しそうに呻くと、ずん、といっそう深く奥まで突くと、そこで、熱いものを放った。
    刈谷は、俺の前を解放した。
   「いけ、雅人」
    「ぁあっ!あーっ!」
     俺は、勢いよく迸りを放ち、はてた。射精の満足感に包まれて、俺の意識は、遠退いていった。
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