魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~

トモモト ヨシユキ

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4 ダンジョン

4ー6 野外訓練

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 4ー6 野外訓練

 アンディー様との昼食会の1週間後。いよいよ待ちに待っていた王立モスキュラード学園恒例野外訓練が開始されることとなった。
 全学年の生徒たちがそれぞれ5人の班にわかれダンジョンで魔道具の発掘をし、成果を競う。
 そして、この野外訓練は、前期の実技試験を兼ねている。
 期末の筆記試験とこの野外訓練の成績をもって、前期の成績が決定されるのだ。
 俺は、アンディー様と約束している次の学年では、Aクラス入りするという件を達成するためにもこの野外訓練で好成績を残したかった。
 それは、他の班員たちも同じだ。
 騎士志望のエリュメとアントニーは、もちろん魔道具技師であり、将来は、王立魔道具研究所への就職を希望しているクレアとロドニーもまた次の学年でのAクラス入りを狙っていた。
 この野外訓練で探索するダンジョンは、毎年、異なるダンジョンが選ばれる。
 今年は、王都の西南にあるこのディアグラートス王国最大のダンジョンである『ラミーア・ダンジョン』に潜ることが決まっていた。
 『ラミーア・ダンジョン』
 それは、まだ、誰にも攻略されていないということでも有名なダンジョンだ。
 深さは、最下層が25階までしか知られていないがまだまだ奥があるらしい。
 このダンジョンは、魔物の多さでも有名で別名『魔界窟』とも呼ばれている。
 王立学園生による野外訓練中は、他の冒険者たちはこの『ラミーア・ダンジョン』には、近づくことはない。
 そして、ダンジョンに入る期間は、3日間。
 この間に発掘できた魔道具の数で勝敗を決めることになるのだが、一応、俺たち学園生の探索するエリアは、すでに他の冒険者たちによって開かれた場所のみ、つまり地下25階までの区間となる。
 しかし、この25階までのエリア内ではすでに他の冒険者により魔道具の発掘はしつくされている。
 だから、ほぼほぼ新しい魔道具の発掘は期待できない。
 では、どこから魔道具を手に入れるのか?
 それは、他の冒険者、つまり同じ王立学園生同士で他班の者たちの持つ魔道具を奪い合うしかない。
 これが王立モスキュラード学園の野外訓練が『蠱毒の兪庭』とも言われ恐れられている理由だ。
 王国のエリートたちによるお互いの魔道具をかけた争奪戦。
 奪われた魔道具は、取り返すためには身の代金を払わなくてはならないのでみな、必死になるのも無理はない。
 まあ、個人が有する魔道具は、与えられた個人しか使用できないので問題はないのだろうが、それにしてもエグイし!
  
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