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4 ダンジョン
4ー7 『時巡りの剣』
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4ー7 『時巡りの剣』
俺たち、チーム『魔道の極』は、有名になりすぎた。
おそらく他の多くの班の連中が俺たちを狙ってくることだろう。
それをアンディー様も心配してくれているようだった。
しかし。
実際には、俺たちは、もっと気楽に考えていた。
俺たちは、野外訓練の数日前に買い出しに街へと出掛けていた。
エリュメがどうしてもポーションを購入するべきだと言い出して俺たちは、ちょっと遠回りして裏通りにあるエリュメのおすすめの薬屋に向かった。
その店は、若い女の薬師が経営している店でいろいろと女の子が喜びそうなものが売っていた。
エリュメとクレアが化粧品を見ている間に俺は、傷薬の軟膏と毒消しを購入することにした。
俺には、『魔法書』の『魔法』があるからあまり必要なさそうだが、一応、あれば助かるかもしれないからな。
万が一にも『魔法』が使えないときには必要になるかもしれないしポーションも1つぐらいは買おうかと思ったが、エリュメが俺の分は買ってくれるというので甘えることにする。
その代わりといってはなんだが、エリュメが怪我をした時は、俺が『魔法』で治癒するつもりだ。
アントニーとロドニーもポーションをいくつか購入した。
今度の野外訓練では、治癒能力を持つアンディー様は、班に加わらず怪我人が出たときのために待機することになっている。
つまり、かなり危険が予想される訓練なのだ。
俺は、『魔法書』が使えないときのために短剣を1本買っておくことにした。
これは、アントニーの知り合いの鍛冶屋で買ったのだが、これに『魔法』で能力を付与して使うつもりだ。
寮の部屋に戻ってから、俺は、短剣になんの能力を付与するかを考えていた。
ストーレイ騎士団長の剣のような重力に干渉する力もなかなか役立つが、アンドレア王女の錫杖のような大地に働きかける力も侮りがたい。
そうこう考えていて俺は、試しに短剣に時空間に干渉する力を付与することにした。
時間を操ることができれば何かの役に立つかもしれないからな。
俺は、『魔法書』を片手に短剣に魔力を込める。
「時空操戻」
俺が魔力を込めた短剣が白銀の光を放つ。
俺は、短剣を手にとると自分の左手の平に刃をたてた。
痛みと共に赤い血が滲む。
俺が短剣に魔力を注ぎ込むとぎゅるん、と奇妙な感覚が走り、そして、手の傷が跡形もなく消えていた。
成功だ!
この世界では、普通に魔道具を作ることはできないとされている。
だから、ダンジョンから発掘されるのを待たなくてはならないのだ。
そして、ダンジョンで発掘された魔道具をコピーすることで人々は、魔道具を使用することができる。
だが。
俺は、たった今、その常識を覆したわけだ。
この世界で初めての人間の手により作られた魔道具であるこの短剣を俺は、『時巡りの剣』と名付けた。
俺たち、チーム『魔道の極』は、有名になりすぎた。
おそらく他の多くの班の連中が俺たちを狙ってくることだろう。
それをアンディー様も心配してくれているようだった。
しかし。
実際には、俺たちは、もっと気楽に考えていた。
俺たちは、野外訓練の数日前に買い出しに街へと出掛けていた。
エリュメがどうしてもポーションを購入するべきだと言い出して俺たちは、ちょっと遠回りして裏通りにあるエリュメのおすすめの薬屋に向かった。
その店は、若い女の薬師が経営している店でいろいろと女の子が喜びそうなものが売っていた。
エリュメとクレアが化粧品を見ている間に俺は、傷薬の軟膏と毒消しを購入することにした。
俺には、『魔法書』の『魔法』があるからあまり必要なさそうだが、一応、あれば助かるかもしれないからな。
万が一にも『魔法』が使えないときには必要になるかもしれないしポーションも1つぐらいは買おうかと思ったが、エリュメが俺の分は買ってくれるというので甘えることにする。
その代わりといってはなんだが、エリュメが怪我をした時は、俺が『魔法』で治癒するつもりだ。
アントニーとロドニーもポーションをいくつか購入した。
今度の野外訓練では、治癒能力を持つアンディー様は、班に加わらず怪我人が出たときのために待機することになっている。
つまり、かなり危険が予想される訓練なのだ。
俺は、『魔法書』が使えないときのために短剣を1本買っておくことにした。
これは、アントニーの知り合いの鍛冶屋で買ったのだが、これに『魔法』で能力を付与して使うつもりだ。
寮の部屋に戻ってから、俺は、短剣になんの能力を付与するかを考えていた。
ストーレイ騎士団長の剣のような重力に干渉する力もなかなか役立つが、アンドレア王女の錫杖のような大地に働きかける力も侮りがたい。
そうこう考えていて俺は、試しに短剣に時空間に干渉する力を付与することにした。
時間を操ることができれば何かの役に立つかもしれないからな。
俺は、『魔法書』を片手に短剣に魔力を込める。
「時空操戻」
俺が魔力を込めた短剣が白銀の光を放つ。
俺は、短剣を手にとると自分の左手の平に刃をたてた。
痛みと共に赤い血が滲む。
俺が短剣に魔力を注ぎ込むとぎゅるん、と奇妙な感覚が走り、そして、手の傷が跡形もなく消えていた。
成功だ!
この世界では、普通に魔道具を作ることはできないとされている。
だから、ダンジョンから発掘されるのを待たなくてはならないのだ。
そして、ダンジョンで発掘された魔道具をコピーすることで人々は、魔道具を使用することができる。
だが。
俺は、たった今、その常識を覆したわけだ。
この世界で初めての人間の手により作られた魔道具であるこの短剣を俺は、『時巡りの剣』と名付けた。
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