魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~

トモモト ヨシユキ

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5 ダンジョン攻略と甘い生活

5ー8 メイド

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 5ー8 メイド

 2泊3日の『ラミーア・ダンジョン』における野外訓練は、圧倒的なチーム『魔道の極』の勝利に終わった。
 いや!
 完全勝利といってよくないか?
 なにしろ王立モスキュラード学園始まって以来のことだったらしい。
 俺たちが集めた魔道具は、200器。
 今回の野外訓練に参加した生徒の半数以上が俺たちに魔道具を奪われたことになる。
 この圧倒的な勝利にチーム『魔道の極』の名は、学園中に知られることとなった。
 とはいえ魔道具を奪われた連中の中には俺たちのことを恨んでいる者もいるのでいいことばかりじゃなかったんだがな。
 ともかく。
 俺たちは、魔道具の身の代金として大金をせしめることとなった。
 それだけではない。
 途中に討伐した魔物の素材もあるしな。
 あと、ダンジョンマスターを倒したこととかは、俺たちだけの秘密にすることになった。
 エリュメとアントニーは、少し難を示したが、俺が頼み込んで納得してもらった。
 これ以上は、目立ちたくはなかったからな。
 アンドレア様との約束を叶えるためには、野外訓練で優勝することが不可欠だといえた。
 だけど、必要以上に目立ちたくはない。
 俺は、アンドレア様の盾となり剣となる。
 しかし、スローライフも諦めてはいないのだ。
 二兎を追う者は、一兎も得ず。
 しかし、俺は、今生では貪欲に生きることにしたのだ。
 アンドレア王女のためにも働くつもりだが、同時に、自分の望む生活も手放すつもりはない。
 俺としては、王立学園を卒業してから数年間、アンドレア様の周囲が落ち着いてアンドレア様の身の安全の保証が得られるまで騎士としてアンドレア様にお仕えし、その後は、どこかの田舎にでも引っ込んでのんびり暮らすつもりなのだ。
 そのためにも厄介なものは、さっさと引き取ってもらうに限る!
 というのは。
 俺が野外訓練から寮に戻るとそこには、メイドの姿をしたルカがいた。
 というか、ね。
 なんでメイド?
 「お帰りなさいませ、ご主人様」
 ぺこりと礼をしてルカは、俺が旅装を解くのを手伝ってくれた。
 俺は。
 しばらくぼんやりとしてしまって。
 普段着に着替えてソファに座るとすぐにルカが暖かいお茶を差し出す。
 「ありがと」
 俺は、礼を言って受けとると一口飲んで。
 「いや!なんでここにいるの?」
 俺がお茶のカップをテーブルにどん、と置いてじっとルカを見上げるとルカは、しれっと答える。
 「先に戻っているようにとおっしゃったのはご主人様では?」
 確かに、そうですが!
 まさか、ほんとにそんなことになってるなんて思わないし!
 
 
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