魔道具頼みの異世界でモブ転生したのだがチート魔法がハンパない!~できればスローライフを楽しみたいんだけど周りがほっといてくれません!~

トモモト ヨシユキ

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9 ライゾソープ商会

9ー1 マルムト

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 9ー1 マルムト

 そうしてあっという間に1ヶ月が過ぎ、俺とアンドレア様が王都リアラトスへと戻る日がやってきた。
 行きに比べると同行する人数も増えているため、俺たちは、アンドレア様と俺で馬車を分けることにした。
 まず、アンドレア様とルシリアさん、それにミリアーナ様の乗る馬車。そして、もう一台が俺とルカとルナが乗る馬車だ。
 馬車に乗り込むとき、見送ってくれたルーゼント様と俺は、また、王都での再会を約束した。
 というのも俺たちは、いくつかのプロジェクトを共同ですすめることになっていたからだ。
 それは、魔境の近くの町であるマルムトの再建についても関わりがあるプロジェクトだった。
 俺は、アンドレア様とルーゼント様に相談してアラクネのダンジョン、『忘却のダンジョン』を秘匿することにした。
 それは、俺が目立ちたくないということもあったが、ダンジョンを公表すればアラクネたちの生活が脅かされかねないからだった。
 その代わり、俺は、マルムトの町に『忘却のダンジョン』から温泉をひくことにした。
 マルムトを温泉の町として観光地にすることにしたのだ。
 この世界には、今までなかった公共浴場を建設し、そして、さらには宿泊施設もいくつも建設した。
 それだけではなく、マルムトの産業として俺は、アラクネの糸を使った織物を売り出すことにした。
 アラクネの糸は、頑強でしかもしなやかで、それで作られた織物は、肌触りもよく、まるで扱いやすい絹のようだ。
 アラクネたちに命じて俺は、アラクネのダンジョンで糸や布地を生産してもらい、マルムトの町で売り出すことにした。
 このディアグラートス王国には、今まで絹は、産出されていない。
 俺は、残った休暇の間にルーゼント様と協力してマルムトの町に温泉施設やら宿場やらを建設したり、アラクネのダンジョンとのやり取りが安全にできるように道をつけたり魔物避けの障壁を張ったりと忙しかった。
 ルーゼント様との契約で、このマルムトの町での収益の5割が俺のものとなることになった。
 これは、すごく助かる。
 俺は、アラクネに頼んでアンドレア様とミリアーナ様に新しいドレスを作製してもらうことにした。
 ミリアーナ様は、ともかくとしてアンドレア様には、マルムトの絹の広告塔になってもらうことにしたのだ。
 これは、アンドレア様にも了承を得ている。
 アラクネから届いたドレスにアンドレア様は、目を細めた。
 それは、美しいブルーのドレスでアンドレア様の青みがかった銀髪がよく映えるものだった。
 
 
 
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