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10 マルムト物産展
10ー9 過去の呪い
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10ー9 過去の呪い
唐突に俺の頭の中にそれまでの記憶がよみがえってきた。
俺たちは、かつて人類と呼ばれた人々の末裔だった。
人類は、その叡知によって滅んだのだ!
今ではわずかにその血を継ぐものが残されているだけ。
そのわずかな者たちも完全な姿を止める者は少ない。
たいていは、俺のような不完全なものだ。
ルカのような完全な姿を保てるものは、ごく少ない。
人が失われるのを防ぐためには、3体の『神』と10の『ダンジョン』が必要だ。
そして。
俺たちは、その10の『ダンジョン』の内の一つであり、最強の力を持つ『ラミーア・ダンジョン』のコアとなるべくして生まれてきたのだ。
先日。
その最終試練があって、俺たちは、どちらが『ラミーア・ダンジョン』のコアになるかを試された。
結果は、当然のもので。
選ばれたのは、ルカだった。
ルカは、もうすぐ『ラミーア・ダンジョン』のコアとなるのだ。
幾千年、幾万年もの時間の中でただ1人、次にくる新しい人類を待つためにいき続けなくてはならない。
「ルカ…」
「私は、平気よ、エドワード」
ルカが笑みを見せる。
「あなたたちが滅んでも、いつか、『神』と私たちが新しい人類を造り出せるわ」
ルカの頬を涙が流れる。
「そうすれば、また。きっと、私たち、出会える時がくるわ」
それまで。
俺の意識が闇に侵食されていく。
闇の帳が落ち、俺の意識が消えていくのを感じる。
俺は。
死ぬのか?
しかし、不思議なことに恐怖は感じなかった。
それは、ルカのおかげだったのだろう。
『ダンジョン』になったルカの温もりを感じながら俺は、長い長い眠りへと落ちていった。
遠くに。
優しいルカの歌声が聞こえて。
それから。
幾万、幾億の時が過ぎて。
3体の『神』と10の『ダンジョン』によって世界は、浄化された。
新しい世界の誕生。
新たに生まれた人類のために残された『神』と『ダンジョン』は、力を与えた。
それが魔道具だ。
かつての人類が造り出した遺物。
魔道具は、古の人類からの遺産。
かつて生きた兄弟よりの贈り物。
それなら。
『神』と『ダンジョン』は?
「それは、闇に葬るべき過去よりの呪い」
白い仮面をつけた白衣の人々の影が浮かび上がる。
「かつての同胞たちが犯した過ちを繰り返さないためにも『神』と『ダンジョン』は、滅ぼさなくてはならない」
俺は、遠くに彼らの声を聞いていた。
彼ら。
『観測者』の声を。
唐突に俺の頭の中にそれまでの記憶がよみがえってきた。
俺たちは、かつて人類と呼ばれた人々の末裔だった。
人類は、その叡知によって滅んだのだ!
今ではわずかにその血を継ぐものが残されているだけ。
そのわずかな者たちも完全な姿を止める者は少ない。
たいていは、俺のような不完全なものだ。
ルカのような完全な姿を保てるものは、ごく少ない。
人が失われるのを防ぐためには、3体の『神』と10の『ダンジョン』が必要だ。
そして。
俺たちは、その10の『ダンジョン』の内の一つであり、最強の力を持つ『ラミーア・ダンジョン』のコアとなるべくして生まれてきたのだ。
先日。
その最終試練があって、俺たちは、どちらが『ラミーア・ダンジョン』のコアになるかを試された。
結果は、当然のもので。
選ばれたのは、ルカだった。
ルカは、もうすぐ『ラミーア・ダンジョン』のコアとなるのだ。
幾千年、幾万年もの時間の中でただ1人、次にくる新しい人類を待つためにいき続けなくてはならない。
「ルカ…」
「私は、平気よ、エドワード」
ルカが笑みを見せる。
「あなたたちが滅んでも、いつか、『神』と私たちが新しい人類を造り出せるわ」
ルカの頬を涙が流れる。
「そうすれば、また。きっと、私たち、出会える時がくるわ」
それまで。
俺の意識が闇に侵食されていく。
闇の帳が落ち、俺の意識が消えていくのを感じる。
俺は。
死ぬのか?
しかし、不思議なことに恐怖は感じなかった。
それは、ルカのおかげだったのだろう。
『ダンジョン』になったルカの温もりを感じながら俺は、長い長い眠りへと落ちていった。
遠くに。
優しいルカの歌声が聞こえて。
それから。
幾万、幾億の時が過ぎて。
3体の『神』と10の『ダンジョン』によって世界は、浄化された。
新しい世界の誕生。
新たに生まれた人類のために残された『神』と『ダンジョン』は、力を与えた。
それが魔道具だ。
かつての人類が造り出した遺物。
魔道具は、古の人類からの遺産。
かつて生きた兄弟よりの贈り物。
それなら。
『神』と『ダンジョン』は?
「それは、闇に葬るべき過去よりの呪い」
白い仮面をつけた白衣の人々の影が浮かび上がる。
「かつての同胞たちが犯した過ちを繰り返さないためにも『神』と『ダンジョン』は、滅ぼさなくてはならない」
俺は、遠くに彼らの声を聞いていた。
彼ら。
『観測者』の声を。
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