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11 『観測者』
11ー1 なんでもお役に立ちます!
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11ー1 なんでもお役に立ちます!
長期休暇が終わり後期の授業が始まった。
久しぶりの学園生活だったが、俺は、なかなか明るい気分にはなれなかった。
それは、『観測者』のことが気にかかるからだ。
敵が誰なのかもわからず、このままではルカを守ることができないかもしれない。
浮かない顔をしているとアンディー様に気づかれてしまった。
「どうしたのですか?エドワード様」
放課後、俺たちは、学園の食堂の一角で向かい合って腰かけてお茶を飲んでいた。
「心配事でもあるのですか?」
俺は、アンディー様に優しく問われて全てを話してしまいたいという思いにかられたが、ぐっと堪える。
ルカの、『ラミーア・ダンジョン』のコアの主には、本来、王族しかなれない。
しかし、ルカは、俺を主に選んだ。
なぜ、『ラミーア・ダンジョン』の主が王族である必要があるのかは、俺には、まだわからない。
ルカいわく、王族の体内に記憶された王族の証に本来は、『ラミーア・ダンジョン』のコアであるルカは、反応する筈だったのだとか。
うん。
DNAみたいなもののことかな?
なんでも王族には、旧人類の特徴が色濃く出ているのだとか。
『ラミーア・ダンジョン』のコアであるルカとの主従契約は、ある程度までは、ルカの意思でコントロールできる。
しかし、『ラミーア・ダンジョン』の真の力を使うことは王族の証が必要なのだとか。
これは、まずいことなのかも。
いずれ『観測者』と対峙することになれば、俺では、彼らに勝てないということかもしれない。
俺がルカを守るためには、王族の協力が必要になる時があるかもしれないのだ。
「ちょっと物産展などで疲れが出ているようです」
俺は、アンディー様に微笑みかけた。
アンディー様は、ポッと頬を赤らめる。
たぶん、アンディー様は、俺に好意を持ってくれている。
だとしたら俺は、アンディー様の好意を利用して彼女を手中におさめることが可能では?
そんなことを考えて、俺は、頭を振った。
アンディー様の気持ちを利用しようとするなんて!
考えられない!
俺は、己を恥じた。
アンディー様も俺にとっては、守りたい人である筈だ。
やはり俺は、アンディー様に全てを話すことにした。
「実は、アンディー様にお願いがあるんです」
「まあ。エドワード様が私に願い事ですか?」
アンディー様が口許を綻ばせる。
「私にできることであればなんでもお役に立ちますわ」
いやっ!
俺は、苦笑していた。
お姫様がそんなこと、安易にいっちゃダメですよ?
長期休暇が終わり後期の授業が始まった。
久しぶりの学園生活だったが、俺は、なかなか明るい気分にはなれなかった。
それは、『観測者』のことが気にかかるからだ。
敵が誰なのかもわからず、このままではルカを守ることができないかもしれない。
浮かない顔をしているとアンディー様に気づかれてしまった。
「どうしたのですか?エドワード様」
放課後、俺たちは、学園の食堂の一角で向かい合って腰かけてお茶を飲んでいた。
「心配事でもあるのですか?」
俺は、アンディー様に優しく問われて全てを話してしまいたいという思いにかられたが、ぐっと堪える。
ルカの、『ラミーア・ダンジョン』のコアの主には、本来、王族しかなれない。
しかし、ルカは、俺を主に選んだ。
なぜ、『ラミーア・ダンジョン』の主が王族である必要があるのかは、俺には、まだわからない。
ルカいわく、王族の体内に記憶された王族の証に本来は、『ラミーア・ダンジョン』のコアであるルカは、反応する筈だったのだとか。
うん。
DNAみたいなもののことかな?
なんでも王族には、旧人類の特徴が色濃く出ているのだとか。
『ラミーア・ダンジョン』のコアであるルカとの主従契約は、ある程度までは、ルカの意思でコントロールできる。
しかし、『ラミーア・ダンジョン』の真の力を使うことは王族の証が必要なのだとか。
これは、まずいことなのかも。
いずれ『観測者』と対峙することになれば、俺では、彼らに勝てないということかもしれない。
俺がルカを守るためには、王族の協力が必要になる時があるかもしれないのだ。
「ちょっと物産展などで疲れが出ているようです」
俺は、アンディー様に微笑みかけた。
アンディー様は、ポッと頬を赤らめる。
たぶん、アンディー様は、俺に好意を持ってくれている。
だとしたら俺は、アンディー様の好意を利用して彼女を手中におさめることが可能では?
そんなことを考えて、俺は、頭を振った。
アンディー様の気持ちを利用しようとするなんて!
考えられない!
俺は、己を恥じた。
アンディー様も俺にとっては、守りたい人である筈だ。
やはり俺は、アンディー様に全てを話すことにした。
「実は、アンディー様にお願いがあるんです」
「まあ。エドワード様が私に願い事ですか?」
アンディー様が口許を綻ばせる。
「私にできることであればなんでもお役に立ちますわ」
いやっ!
俺は、苦笑していた。
お姫様がそんなこと、安易にいっちゃダメですよ?
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