裏スキルで最強異世界攻略~異世界召喚されたのだが、勇者じゃないと追い出されたので新しい国を造りました~

トモモト ヨシユキ

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3 魔族と同盟を結ぼう!だって、魔王をテイムしてるんだもん。

3ー3 姫の秘密

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    村は、今、特に脅威もなく落ち着いているといえた。
    俺は、アズミちゃんとアリサと数名の村人たちと一緒に空船で魔界へと向かうことにした。
    魔界の都  クロウナーゼまでは、アズミちゃんが言うには、人の足ならおよそ1ヶ月はかかるらしかった。
    空船なら一週間ぐらいというところかな。
   俺たちは、旅に向けての準備を始めた。
   砂漠の民から仕入れた品の他にも、この村でとれた穀物や、新鮮な野菜やらを積み込むことにする。
   野菜は、痛みやすいものは、ストレージにいれていくことにした。その方が、長持ちするからな。
    後は、この村の特産品であるムーアの毛織物や、皮製品を持っていくことにした。
   皮製品といっても、俺がスキルで作った革製の丈夫で履き心地のいいブーツとか、小型の収納袋とかだ。
     俺たちは、そういったものを空船に積み込んでいった。
    魔界に旅立つ準備は、着々と整っていた。
   だが。
   それを快く思わない者がいた。
  姫だった。
   あの女は、突然、こんなことを言い出した。
   「魔族と友好関係を持つことなど不可能です」
    はい?
   俺は、急に、そんなことを言い出した姫にハトマメ状態だった。
    「なんでだよ?」
    「魔族は、獣です。人と話などできるわけがありません」
    それが、姫の考えだった。
    だけど、この村の住人の内の半分以上が魔族の者か、魔族の血を受けた者たちだった。
    俺には、魔族が話ができない存在などとは思えなかった。
   俺がそう言うと、姫は、言葉を詰まらせた。
   姫も人の子。
   苦楽を共にするうちに、村人たちに徐々に心を開いていっていた。
   まあ、相変わらず偉そうだし、子供たちには、遊ばれているけどな。
    「どうしても魔界へ行くというのですか?カナメ」
    姫は、俺に言った。
   「ならば、私を連れて行きなさい」
    「何、いってんだよ」
     俺は、姫を連れていく理由がわからなかった。
   魔族にいい感情を持っていない姫を、俺は、連れていきたくなかった。
   それに、なんといっても危険だし。
   なんやかやいったって、姫は、ここの女王なのだ。
   姫にもしものことがあっても、何も困らないけど、まあ、一応、ここの女王なんだからな。
   俺がそう言うと、姫は言った。
  「だから、です」
   姫は、俺に真剣な表情で言った。
    「私には、あなたの知らない秘密があるのです」
   「どんな?」
    俺がきくと、姫は、口を開いた。
   「私には、魔法は使えません。ですが、私の持つ魔力量は、上級魔族にも値する量なのです」
    はい?
   そうだったの?
   俺は、素直に驚いていた。
   そんな素振りも見えなかったぞ。
   というか、俺の魔力探知能力にも反応してなかったぞ。
    俺がそう言うと、姫は、人払いをした。
  俺と二人きりになった姫は、いきなり服を脱ぎ始めた。
   マジで?
   俺が目のやり場に困っているのを無視して、姫は、全裸になった。
   どういうこと?
   「これが、私の秘密です」
    姫は、俺に背を向けた。
  俺は、どぎまぎしながら姫の背をそっと見た。
   そこには、巨大な青い魔石が埋め込まれていた。
   「ええっ?」
    「これが、私の秘密です」
     その魔石は、姫の体に根を張り、脈打っていた。
   「私は、無尽蔵な魔力を持ちながら、それを放出することができないのです。そのため、生命が危ぶまれたため、この魔石を埋め込まれたのです。この魔石に私の魔力が吸収されることで、私は、生命を維持しているのです」
    「そうなんだ」
     俺が驚きを隠すことができずにいるのを見て、姫は、衣で体を隠しながら言った。
   「魔族は、魔力の高い者を好みます。不本意ですが、私は、魔族に好まれるでしょう。だから、私を連れていきなさい、カナメ」

   
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