裏スキルで最強異世界攻略~異世界召喚されたのだが、勇者じゃないと追い出されたので新しい国を造りました~

トモモト ヨシユキ

文字の大きさ
38 / 76
4 春だから『農家に婿を大作戦』始動!だって、人口増やしたいんだもん。

4ー5 大人の階段のぼりますか?

しおりを挟む
    

   商談を済ませて、船へと帰った俺たちをとんでもないサプライズが待っていた。
   深夜に小型の空舟でそっと船へと戻った俺たちを甲板で白い影が迎えた。
   「おかえりなさい」
    風にそよぐ美しい黒髪に、黒曜石のような黒い瞳をした美少女が麻のワンピース姿で船の甲板に立っていた。
   誰?
  俺は、頭がグルングルンなっていたが、それが誰かはわからなかった。
   「ひどい、カナメ」
    美少女がぷぅっとふくれてみせた。
   「僕のこと、忘れちゃったの?」
    僕・・?
   俺は、恐る恐る聞いた。
   「アズミ・・ちゃん?」
    アズミちゃんは、ぱぁっと花がほころぶように微笑んだ。
   「やっぱり、わかってくれたんだ。カナメならきっと、気づくと思ってた」
    くそっ!
   かわいいなっ!
   これで、男でなければ、ほっとかねぇんだが。
   って、男、だよね?
   あれ?
   俺は、混乱していた。
   アズミちゃん、なんか、胸が・・?
   胸が、ある?
   どういうこと?
   パニックになっている俺を見て、アズミちゃんがくすっと笑った。
   「カナメ、大丈夫、だよ。僕、大人になったんだ」
   はい?
  俺は、ハトマメ状態でアズミちゃんを見つめていた。
   そういえば、なんか、少し背が伸びてる?
   手足もすらりと伸びて。
   髪も少し、長くなって。
   ますます混乱してきている俺に、エリオスは、しょうもなさげに言い放った。
    「竜人は、子供の時は、両性具有だが、大人になると男か女、どちらかになる。リゲル様は、女になったんだ」
    ええっ?
   アズミちゃん、女の子になっちゃったの?
   俺がまじまじと見つめていると、アズミちゃんが頬をポッと赤く染めて俺を見上げた。
   「僕、ヘン、かな?カナメ」
    「いや」
    俺は、きっぱりと言った。
   「変じゃない。かわいい、よ、アズミちゃん」
   うん。
   なんか、よくわからんが、かわいい、は正義だ!
   アズミちゃんが嬉しそうに微笑む。
   天使!
   天使だ!
   みなさん!
   ここに天使が降臨しています!
   「しかし」
    エリオスが難しい顔をして呟いた。
   「早すぎる。リゲル様が成人するまで、まだ、時間があると思っていたのにこんなに早く大人になられるとは」
    「どういうこと?」
    俺がきくと、エリオスは、言った。
   「リゲル様が成人されたということは、正式に、この魔界の王となられたということだ。もはや、我々が隠し通すことはできん」
   はい?
   俺は、なんのことやら理解できなかった。
   「つまり」
   エリオスは、答えた。
   「竜のフェロモンが駄々漏れになって、すぐに、ここにリゲル様がいることがみんなに知られてしまう、ということだ」
   竜のフェロモン?
   なんですと?
  
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~

金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。 そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。 カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。 やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。 魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。 これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。 エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。 第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。 旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。 ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ! こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ! これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・ どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。 周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ? 俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ? それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ! よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・ え?俺様チート持ちだって?チートって何だ? @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。

『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』

チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。 その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。 「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」 そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!? のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。

キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~

サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。 ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。 木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。 そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。 もう一度言う。 手違いだったのだ。もしくは事故。 出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた! そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて―― ※本作は他サイトでも掲載しています

完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-

ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。 断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。 彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。 通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。 お惣菜お安いですよ?いかがです? 物語はまったり、のんびりと進みます。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました

腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。 しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

処理中です...