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第15章 魔王国
15ー8 王族
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15ー8 王族
馬車の外では、地獄のような光景が広がっていた。
何人もの騎士たちが魔族の盗賊たちによって倒されていた。
魔族の盗賊たちの先頭に立っているのは銀色の髪の若い獣人だった。
彼とクロノフさんが対峙している。
「なぜ、あなたがこんなことを?」
クロノフさんの問いに若い獣人は答えた。
「悪いが我々も生きなくてはいけないのでね」
「この馬車に乗っているのが誰か、あなたは、知っているのか?」
クロノフさんは、叫んだ。
「この馬車には、イーシュア様、『光の乙女』が乗っておられるのだぞ!」
「『光の乙女』だって?」
若い獣人は、鼻で笑った。
「でたらめを言うな!イーシュア様は、すでに殺された筈。もう、この世界に『光の乙女』は、いないのだ!」
若い獣人がクロノフさんに切りかかろうとした。
あぶない!
わたしは、精霊たちに呼び掛けてクロノフさんの盾を作った。
障壁に阻まれてクロノフさんに刃が届かないのをみて若い獣人は、舌打ちをした。
「なぜ、精霊がお前の味方をする?」
「やめなさい!」
わたしは、馬車の扉をひらいて外に飛び出した。
わたしの姿をみてその銀髪の獣人は、ぎょっとして立ち止まった。
「フェンリルの娘、だと?」
「これ以上、わたしの仲間を傷つけることは許さない!」
わたしは、オリタニスを抜いた。
ごうっとオニタリスは、炎をあげる。
「精霊の剣だと?」
若い獣人が怯んだ。
「本当に『光の乙女』なのか?」
マオが馬車から出るとわたしをかばうように横に立った。
「カイラには、指一本触れさせない!」
「猫竜だと?」
若い獣人は、構えていた剣を下ろすとその場に跪いた。
「失礼いたしました。まさか、生きておられたとは」
クロノフさんがとがめるようにわたしを見た。
「出てきてはいけないと言ったのに」
わたしは、クロノフさんの言葉をきかないふりをした。
「クロノフさん、あなたは、フェンリルは、イーサ王国の王族だとおっしゃりましたね?」
わたしは、クロノフさんに問いかけた。
「では、彼は、イーサ王国の王家の方なのでしょうか?」
馬車の外では、地獄のような光景が広がっていた。
何人もの騎士たちが魔族の盗賊たちによって倒されていた。
魔族の盗賊たちの先頭に立っているのは銀色の髪の若い獣人だった。
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「なぜ、あなたがこんなことを?」
クロノフさんの問いに若い獣人は答えた。
「悪いが我々も生きなくてはいけないのでね」
「この馬車に乗っているのが誰か、あなたは、知っているのか?」
クロノフさんは、叫んだ。
「この馬車には、イーシュア様、『光の乙女』が乗っておられるのだぞ!」
「『光の乙女』だって?」
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若い獣人がクロノフさんに切りかかろうとした。
あぶない!
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「なぜ、精霊がお前の味方をする?」
「やめなさい!」
わたしは、馬車の扉をひらいて外に飛び出した。
わたしの姿をみてその銀髪の獣人は、ぎょっとして立ち止まった。
「フェンリルの娘、だと?」
「これ以上、わたしの仲間を傷つけることは許さない!」
わたしは、オリタニスを抜いた。
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若い獣人が怯んだ。
「本当に『光の乙女』なのか?」
マオが馬車から出るとわたしをかばうように横に立った。
「カイラには、指一本触れさせない!」
「猫竜だと?」
若い獣人は、構えていた剣を下ろすとその場に跪いた。
「失礼いたしました。まさか、生きておられたとは」
クロノフさんがとがめるようにわたしを見た。
「出てきてはいけないと言ったのに」
わたしは、クロノフさんの言葉をきかないふりをした。
「クロノフさん、あなたは、フェンリルは、イーサ王国の王族だとおっしゃりましたね?」
わたしは、クロノフさんに問いかけた。
「では、彼は、イーサ王国の王家の方なのでしょうか?」
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