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5 辺境スローライフ(陰謀編)
5ー8 差し入れ
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5ー8 差し入れ
僕は、ルーデニア兄上のために食事を用意して執務室に差し入れすることにした。
ルーデニア兄上は、1日のほとんどを執務室、僕の屋敷の客室がいつの間にかルーデニア兄上の仕事場になっているのだが、そこで過ごしている。
ずっと騎士やら文官やらが出入りしていて王都とやりとりする手紙を毎日運ぶための小竜に託してそれで指示を出しているらしい。
僕もルーデニア兄上のために何か役立てるようになりたい。
僕は、ルーデニア兄上に差し入れるための食事を作りながら念を込める。
どうか、ルーデニア兄上が体調を崩されるようなことがありませんように。
それだけが僕にできることだった。
僕は、作ったサンドウィッチとお茶をルーデニア兄上の執務室へと運んだ。
ドアをノックするとルーデニア兄上の声が聞こえ僕は、ドアを開いた。
「マクシア」
ルーデニア兄上がいつものように僕を見て嬉しそうに微笑む。
うん?
気のせいかちょっと頬が赤らんでいる?
ルーデニア兄上は、僕から目をそらいして咳払いをした。
「どうしたんだ?」
「食事をお持ちしました」
僕は、手にしていたトレーを部屋の中央のソファの前のテーブルに置くとルーデニア兄上のためにお茶をいれる。
部屋の中に仄かな花の香りが広がっていきルーデニア兄上がホッと吐息を漏らすのがわかった。
「どうぞ。僕が畑で育てた花で作ったお茶です。疲れがとれるから」
「ありがとう、いただくよ」
ルーデニア兄上が執務机からソファへと移動してくるのを待って兄上の正面に腰を下ろす。
ルーデニア兄上が僕がいれたお茶のカップを手に取ると一口飲んで驚いたように目を瞬く。
「甘くて美味しいな」
「そうでしょう?」
僕は、皿にサンドウィッチを取り分けるとそれを兄上に差し出した。
「これ、お前が作ってくれたのか?マクシア」
「はい。簡単なもので申し訳がないのですが」
「いや。この方が食べやすくていいよ」
ルーデニア兄上が美味しそうにサンドウィッチを食べてくれているのを見て僕は、ほっこりとしてしまう。
ふと兄上の目の下にクマがあるのに気付いて僕は、問いかけた。
「ルーデニア兄上、よく眠れていないのですか?」
「あ、ああ?」
ルーデニア兄上がなぜか顔を赤くしている。
動揺する兄上など今までに見たことがなかったので僕は、驚いていた。
いつだって沈着冷静なルーデニア兄上が?
「僭越ながらお悩みがあるならなんでも相談してください!僕にできることであればなんでも力になりますから!」
「ありがとう、マクシア」
ルーデニア兄上がふっと口許を綻ばせる。
僕は、ルーデニア兄上のために食事を用意して執務室に差し入れすることにした。
ルーデニア兄上は、1日のほとんどを執務室、僕の屋敷の客室がいつの間にかルーデニア兄上の仕事場になっているのだが、そこで過ごしている。
ずっと騎士やら文官やらが出入りしていて王都とやりとりする手紙を毎日運ぶための小竜に託してそれで指示を出しているらしい。
僕もルーデニア兄上のために何か役立てるようになりたい。
僕は、ルーデニア兄上に差し入れるための食事を作りながら念を込める。
どうか、ルーデニア兄上が体調を崩されるようなことがありませんように。
それだけが僕にできることだった。
僕は、作ったサンドウィッチとお茶をルーデニア兄上の執務室へと運んだ。
ドアをノックするとルーデニア兄上の声が聞こえ僕は、ドアを開いた。
「マクシア」
ルーデニア兄上がいつものように僕を見て嬉しそうに微笑む。
うん?
気のせいかちょっと頬が赤らんでいる?
ルーデニア兄上は、僕から目をそらいして咳払いをした。
「どうしたんだ?」
「食事をお持ちしました」
僕は、手にしていたトレーを部屋の中央のソファの前のテーブルに置くとルーデニア兄上のためにお茶をいれる。
部屋の中に仄かな花の香りが広がっていきルーデニア兄上がホッと吐息を漏らすのがわかった。
「どうぞ。僕が畑で育てた花で作ったお茶です。疲れがとれるから」
「ありがとう、いただくよ」
ルーデニア兄上が執務机からソファへと移動してくるのを待って兄上の正面に腰を下ろす。
ルーデニア兄上が僕がいれたお茶のカップを手に取ると一口飲んで驚いたように目を瞬く。
「甘くて美味しいな」
「そうでしょう?」
僕は、皿にサンドウィッチを取り分けるとそれを兄上に差し出した。
「これ、お前が作ってくれたのか?マクシア」
「はい。簡単なもので申し訳がないのですが」
「いや。この方が食べやすくていいよ」
ルーデニア兄上が美味しそうにサンドウィッチを食べてくれているのを見て僕は、ほっこりとしてしまう。
ふと兄上の目の下にクマがあるのに気付いて僕は、問いかけた。
「ルーデニア兄上、よく眠れていないのですか?」
「あ、ああ?」
ルーデニア兄上がなぜか顔を赤くしている。
動揺する兄上など今までに見たことがなかったので僕は、驚いていた。
いつだって沈着冷静なルーデニア兄上が?
「僭越ながらお悩みがあるならなんでも相談してください!僕にできることであればなんでも力になりますから!」
「ありがとう、マクシア」
ルーデニア兄上がふっと口許を綻ばせる。
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