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第2話 双子姉妹のどちらが女王になるか相談
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国王の部屋を出た後、2人は、小さな会議室で膝を突き合わせて、相談することになった。
2人きりで他に誰もいない会議室。
気まずい雰囲気が流れる中、姉のレイラが切り出した。
レイラ「相談のことなんだけど、普通は姉の方が後を継ぐものだから、あたしが女王になるのが一番いいと思うの。あんたは、公爵夫人としてのんびり暮らしたらいいわ」
カンナ「あたしたちは、双子なんだから、歳の離れた姉妹とはわけが違うわ。あたしの方が社交的だから、女王には向いていると思うの。だから、あんたが隣国でひっそり暮らすのが一番いいわ」
レイラ「あら、社交的なら、隣国の見知らぬ人たちと親交を深めるのが上手なあんたが向いてるじゃない。あたしが女王で決まりね」
カンナ「いいえ。人見知りで地味な生活が好きなあんたは、隣国の田舎で少ない人たちとまったり暮らせばいいのよ。あたしが女王で決まり」
2人の会話は、いつまでたっても平行線をたどる。
レイラ「あんたとは、相談にならないわ。こうなったら、もう別の方法で決めましょ。このコインを下に落として、表が出たらあたしが女王、裏が出たらあんたが女王っていうのはどう?」
カンナ「そんな運任せ、嫌だわ。実力なら何をやってもあたしの勝ちだから、実力勝負がいいわ。ここでなら……、そうね、腕相撲で勝負なんてどうかしら」
レイラ「ふふ、あたし、腕相撲、女の人には負けたことないのよ。あんたが腕相撲勝負でいいのなら、やってあげるわ」
カンナ「じゃあ、腕相撲で勝った方が女王ね」
レイラ「ええ、女王にならせてもらうわ」
カンナは、半袖のピンクのドレスの右腕の袖を肩までめくり上げて、上腕二頭筋を見せつけて構える。
レイラは、半袖のベージュのドレスを少しまくって、上腕二頭筋を半分見せて肘をテーブルに置く。
カンナ「あたしの筋肉を見て、もう勝てそうにないと思ったら、女王の座を譲ってくれてもいいのよ」
レイラ「何言ってるのよ。あたしの筋肉の方が上よ。あんたなんて、あっという間に倒してあげるわ」
レイラは、既に腕を前に出して待ち構えているカンナと手のひらを合わせて、握り合う。
お互いの手を握り合うのは、幼い頃に一緒に遊んだ時以来だ。
しかも、最後に2人が手を握り合った記憶は、取っ組み合いの喧嘩をしたときだ。
カンナのおもちゃをレイラが壊してしまい、怒ったカンナがレイラにつかみかかって、取っ組み合いになったのだ。
上になったり下になったりの激しい取っ組み合いは、その物音を聴きつけた王妃によって止められたのだった。
2人きりで他に誰もいない会議室。
気まずい雰囲気が流れる中、姉のレイラが切り出した。
レイラ「相談のことなんだけど、普通は姉の方が後を継ぐものだから、あたしが女王になるのが一番いいと思うの。あんたは、公爵夫人としてのんびり暮らしたらいいわ」
カンナ「あたしたちは、双子なんだから、歳の離れた姉妹とはわけが違うわ。あたしの方が社交的だから、女王には向いていると思うの。だから、あんたが隣国でひっそり暮らすのが一番いいわ」
レイラ「あら、社交的なら、隣国の見知らぬ人たちと親交を深めるのが上手なあんたが向いてるじゃない。あたしが女王で決まりね」
カンナ「いいえ。人見知りで地味な生活が好きなあんたは、隣国の田舎で少ない人たちとまったり暮らせばいいのよ。あたしが女王で決まり」
2人の会話は、いつまでたっても平行線をたどる。
レイラ「あんたとは、相談にならないわ。こうなったら、もう別の方法で決めましょ。このコインを下に落として、表が出たらあたしが女王、裏が出たらあんたが女王っていうのはどう?」
カンナ「そんな運任せ、嫌だわ。実力なら何をやってもあたしの勝ちだから、実力勝負がいいわ。ここでなら……、そうね、腕相撲で勝負なんてどうかしら」
レイラ「ふふ、あたし、腕相撲、女の人には負けたことないのよ。あんたが腕相撲勝負でいいのなら、やってあげるわ」
カンナ「じゃあ、腕相撲で勝った方が女王ね」
レイラ「ええ、女王にならせてもらうわ」
カンナは、半袖のピンクのドレスの右腕の袖を肩までめくり上げて、上腕二頭筋を見せつけて構える。
レイラは、半袖のベージュのドレスを少しまくって、上腕二頭筋を半分見せて肘をテーブルに置く。
カンナ「あたしの筋肉を見て、もう勝てそうにないと思ったら、女王の座を譲ってくれてもいいのよ」
レイラ「何言ってるのよ。あたしの筋肉の方が上よ。あんたなんて、あっという間に倒してあげるわ」
レイラは、既に腕を前に出して待ち構えているカンナと手のひらを合わせて、握り合う。
お互いの手を握り合うのは、幼い頃に一緒に遊んだ時以来だ。
しかも、最後に2人が手を握り合った記憶は、取っ組み合いの喧嘩をしたときだ。
カンナのおもちゃをレイラが壊してしまい、怒ったカンナがレイラにつかみかかって、取っ組み合いになったのだ。
上になったり下になったりの激しい取っ組み合いは、その物音を聴きつけた王妃によって止められたのだった。
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