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第七章
『また一歩進み出す』
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新街道計画の進捗と次の予定を清書して王都に送った。
ゴルビーで行う五か年計画も要するに『一か所ずつ確実に、少しずつ良くしましょう』と言う程度なのですることがない。
そこでロスタイムを使って、近隣の領主や町を訪問してみる。
せっかくなので百足列車の試作品を作ってセールスと言う感じだな。
「師匠。こんなのを本当に動かす気なんですか?」
「そうだ。北はゴルビーから南はポーセスの手前くらいまで往復させる」
用意したのは既存と新造を含め馬車が二台、荷車が二台。
馬車は普通の形が既存の物で、新造の物がゴーレムの足付きかつガブリール専用。荷車は普通の形が同じく既存の物で、新造の物がゴーレムの足付かつ貨物係留用だ。
これらは新造の物を間に鋏み、出来るだけ引っ張る力を失わせ無いように走る。本当は全部足付きした方が早いのだろうが、時間が無かったし、逆に既存の物だけだとソブレメンヌイが牽引できなかったのだ(貨物がなければいけるが)。
「ムカデ型と聞いてましたけど……実際に見ると奇妙ですね」
「おう嬢ちゃん。見てくれは悪いが昨日は良いぜ。見てくれよ、俺専用の魔法陣車だ。これで何処でも付与魔法が使えるってもんだな」
セシリアが足付きを眺めているとガブリールが顔を出した。
前に頼まれた通り、馬車の一部を展開可能にしてそこに魔法陣を刻めるようにしたのだ。ガブリールはそれを利用して、密閉時と解放時で二種類の儀式を行えるようにしている。まあ変形と言うよりは制限が多いと困ると器用に、簡略型を用意しているだけとも言えるけどな。
それというのも、この世界の補助呪文で降下を拡大するには独自のルールがあるからだ。
「この間は色々とありがとうございました。それほどに魔法陣と言うのはそんなに必要なんでしょうか? 師匠も自分用のを持っていますし、便利だとは思うのですが」
「お前さんはまだ補助呪文を覚えていないのか? 便利だぜ」
セシリアは付与についてガブリールから色々聞いていた。
俺が教えられるはあくまで基礎であり、応用などもゴーレムについてくらいしか教えられないから参考になったらしい。
ここで話題に出たのは補助呪文と魔法陣の関連性だが、良い機会なので解説しておこう。
「せっかくだから教えておこう。補助呪文は呪文を段階的に強化する物だ」
「一段階ごとに倍率が増すんだ。射程補助なら射程が二倍・三倍になる」
「幾つも補助呪文は存在するが、戦闘しないなら射程や威力は不要だな」
「俺達が良く使うのは、難しい呪文の成功率を高めるもの。他には呪文の維持時間や発動する範囲とかになるな。便利ではあるが……一段階増やすごとに『同じ意味の呪文詠唱を他の方法で唱える』という特徴的で厳しいルールがあるんだ。魔法陣はそれを幾つか同時にやってくれる補助具に成る」
まず補助呪文、そして魔法陣へと段階を追って説明して行く。
その効果が強力な反面、ルールを増やしていくことになるのだが、これがとても面倒くさい。残念ながら補助呪文を唱えて魔力を注いだら二倍・三倍に成るような物ではないのだ。唱えるだけなら何十秒で済む呪文が、正確さを必要としたうえで、身振りなどの動作やリズムなどを必要になってしまうという訳である。
そういった説明しながら、地面に棒で軽く文字や図形を描いて行った。
「セシリアが直ぐに覚えられるもので、言葉での詠唱と共に文字でも読み上げて行くというのがある。ここまでならば簡単なんだが、ここに様々な意味を乗せると途端に面倒になるんだ。四大魔力を色に例えるなら赤は炎、方角に例えるならば南、数字に例えるならば三という風にな。さて、これをいちいち実行したいか?」
「可能と言えば可能ですが……望んでやりたくはないですね」
「誰もがそう思う。そこで登場したのが、既に刻んである魔法陣だ」
「なるほど。先に用意してあれば、後は言葉で唱えるだけですね」
俺は一つの事象から、複数のナニカへと分岐させていった。
まずは文字、数字、絵、魔法陣の角数などだ。三角形を南に向けて描き、手持ちの染料で赤く染めていく。その周囲にトカゲのような紋様をやはり赤い染料で描くわけだな。ちなみに、呪文の内容によっては一つだけには収まらないので、もっと足して行き、さらにそれらが矛盾しないようにしなければならない。
例えば攻撃用呪文ならば、攻撃という意味を同じようなルールすべてに混ぜ込む必要があるのだ。定番でやり易いのは赤も三も攻撃を意味する場合が多いので、火炎攻撃呪文は割りと作り易い。だが、出先で魔法陣を刻んで唱える様な物もでないので、やはり面倒極まりないと言っても良いだろう。
「世の中に出回っている呪文の詠唱は、既にこれらが組み込まれた物が多い。セシリアも覚える過程で妙に長いと思ったろ? あれは無用な部分に拡大用の詠唱が最初から組み込んであるんだ。逆に言えば、どうでも良い部分は削って良いし、間違って削ってしまうと発動しなかったり意味が変わる呪文も存在する」
「私は全部覚える方が楽だと思います。必要なら研究しますけど」
「嬢ちゃんは物覚えが良いからな! それで構わねえと思うぜ」
神秘の言葉があったとして、呪文を一から作れと言われても困る。
そこで魔法学院などは汎用の呪文を世間に頒布しているわけだ。手に入れるだけなら一定の権威か金かあれば何とでもなるが、世間に出回っているのはあくまで長大な汎用呪文。そこのどの部分までが重要な言葉なのか、それとも補助呪文を唱えるならば必要な物だと考えるかで異なる。無用な言葉が多いとはいえ、二倍・三倍までの良くある射程や威力の拡大なら、それで十分使用できるからだ。逆説的に言えば、短縮詠唱と言うのはそう言うのを全て省いて、必要な部分だけを盛り込んだものと言えるだろう。
ちなみに学院で門派に所属すれば、そこで使っている短縮形だったり拡大し易い長文を教えてくれるわけだな。
「セシリアはまず導師級を目指して、上級呪文を覚えられるようにしないとな。そこまで行けば付与呪文の初歩を覚えられるし、俺みたいにそこからゴーレム魔法とかに移るとか、補助呪文を覚えていくとか色んな道が拓ける」
「確かに補助から覚えるのは本末転倒ですね。師匠が言わなかった訳です」
「そう言う事。アンナが嫁に行く可能性の高い遊牧民の所とは違うからな」
判ってくれたようで嬉しいが、教えなかったのは効率の問題である。
後からでも十分に覚えられる訳で、逆にアンナはその手の知識を得られない場所に嫁に行く可能性が高い。ならば今のうちに完成系を考えておいて、少しずつ余裕に合わせて便利な呪文を覚えて行けばよいだろう。それこそ姉と同じ水作成とかガブリールの送風呪文とか、離れた所では冷気の呪文など良い術はあるのだが、補助呪文を覚えてからでも良いのである。
ともあれ、ちょっとした講義の時間は終了だ。
「話は此処までだ、馬車に乗り込め。コンスタン・ティン閣下のシェルン領まで行くぞ。次の予定が決まらない間に伯爵と話を付ける」
「出していた使者はシェルン領宛のアポだったんですね。木材ですか?」
「他にも出してるは、伯爵の所はこいつを増やすのと植林の話をする為だ」
俺はそう言ってソブレメンヌイと車両一式を示した。
どれだけ車列を組めるかは、荷物の重量やら想定する速度に寄るだろう。だが、いずれにせよ戦闘力を計算せずにウッドゴーレムとして成立させる以上は沢山の木材が必要な訳だ。同時にゴルビーに植林する話も、五年後までには実験を終わらせておきたい。実際に軌道に乗るとか、商売になるかは別にして、植林自体は実験して損はないからである。少なくとも、植え変えたことも無いのに植林とか噴飯物の冗談であろう。
もちろん陛下から不許可と言われる可能性はあるが、その時は王都詰めの量産型とか、ルサールカと船をセットで完成させれば済む話である。対して木材調達のあてがないと、話が進まないどころかヨセフ伯に頭を下げることになるからな。
こうして新街道を完成させ、発展させる件が進み始めた。
新街道計画の進捗と次の予定を清書して王都に送った。
ゴルビーで行う五か年計画も要するに『一か所ずつ確実に、少しずつ良くしましょう』と言う程度なのですることがない。
そこでロスタイムを使って、近隣の領主や町を訪問してみる。
せっかくなので百足列車の試作品を作ってセールスと言う感じだな。
「師匠。こんなのを本当に動かす気なんですか?」
「そうだ。北はゴルビーから南はポーセスの手前くらいまで往復させる」
用意したのは既存と新造を含め馬車が二台、荷車が二台。
馬車は普通の形が既存の物で、新造の物がゴーレムの足付きかつガブリール専用。荷車は普通の形が同じく既存の物で、新造の物がゴーレムの足付かつ貨物係留用だ。
これらは新造の物を間に鋏み、出来るだけ引っ張る力を失わせ無いように走る。本当は全部足付きした方が早いのだろうが、時間が無かったし、逆に既存の物だけだとソブレメンヌイが牽引できなかったのだ(貨物がなければいけるが)。
「ムカデ型と聞いてましたけど……実際に見ると奇妙ですね」
「おう嬢ちゃん。見てくれは悪いが昨日は良いぜ。見てくれよ、俺専用の魔法陣車だ。これで何処でも付与魔法が使えるってもんだな」
セシリアが足付きを眺めているとガブリールが顔を出した。
前に頼まれた通り、馬車の一部を展開可能にしてそこに魔法陣を刻めるようにしたのだ。ガブリールはそれを利用して、密閉時と解放時で二種類の儀式を行えるようにしている。まあ変形と言うよりは制限が多いと困ると器用に、簡略型を用意しているだけとも言えるけどな。
それというのも、この世界の補助呪文で降下を拡大するには独自のルールがあるからだ。
「この間は色々とありがとうございました。それほどに魔法陣と言うのはそんなに必要なんでしょうか? 師匠も自分用のを持っていますし、便利だとは思うのですが」
「お前さんはまだ補助呪文を覚えていないのか? 便利だぜ」
セシリアは付与についてガブリールから色々聞いていた。
俺が教えられるはあくまで基礎であり、応用などもゴーレムについてくらいしか教えられないから参考になったらしい。
ここで話題に出たのは補助呪文と魔法陣の関連性だが、良い機会なので解説しておこう。
「せっかくだから教えておこう。補助呪文は呪文を段階的に強化する物だ」
「一段階ごとに倍率が増すんだ。射程補助なら射程が二倍・三倍になる」
「幾つも補助呪文は存在するが、戦闘しないなら射程や威力は不要だな」
「俺達が良く使うのは、難しい呪文の成功率を高めるもの。他には呪文の維持時間や発動する範囲とかになるな。便利ではあるが……一段階増やすごとに『同じ意味の呪文詠唱を他の方法で唱える』という特徴的で厳しいルールがあるんだ。魔法陣はそれを幾つか同時にやってくれる補助具に成る」
まず補助呪文、そして魔法陣へと段階を追って説明して行く。
その効果が強力な反面、ルールを増やしていくことになるのだが、これがとても面倒くさい。残念ながら補助呪文を唱えて魔力を注いだら二倍・三倍に成るような物ではないのだ。唱えるだけなら何十秒で済む呪文が、正確さを必要としたうえで、身振りなどの動作やリズムなどを必要になってしまうという訳である。
そういった説明しながら、地面に棒で軽く文字や図形を描いて行った。
「セシリアが直ぐに覚えられるもので、言葉での詠唱と共に文字でも読み上げて行くというのがある。ここまでならば簡単なんだが、ここに様々な意味を乗せると途端に面倒になるんだ。四大魔力を色に例えるなら赤は炎、方角に例えるならば南、数字に例えるならば三という風にな。さて、これをいちいち実行したいか?」
「可能と言えば可能ですが……望んでやりたくはないですね」
「誰もがそう思う。そこで登場したのが、既に刻んである魔法陣だ」
「なるほど。先に用意してあれば、後は言葉で唱えるだけですね」
俺は一つの事象から、複数のナニカへと分岐させていった。
まずは文字、数字、絵、魔法陣の角数などだ。三角形を南に向けて描き、手持ちの染料で赤く染めていく。その周囲にトカゲのような紋様をやはり赤い染料で描くわけだな。ちなみに、呪文の内容によっては一つだけには収まらないので、もっと足して行き、さらにそれらが矛盾しないようにしなければならない。
例えば攻撃用呪文ならば、攻撃という意味を同じようなルールすべてに混ぜ込む必要があるのだ。定番でやり易いのは赤も三も攻撃を意味する場合が多いので、火炎攻撃呪文は割りと作り易い。だが、出先で魔法陣を刻んで唱える様な物もでないので、やはり面倒極まりないと言っても良いだろう。
「世の中に出回っている呪文の詠唱は、既にこれらが組み込まれた物が多い。セシリアも覚える過程で妙に長いと思ったろ? あれは無用な部分に拡大用の詠唱が最初から組み込んであるんだ。逆に言えば、どうでも良い部分は削って良いし、間違って削ってしまうと発動しなかったり意味が変わる呪文も存在する」
「私は全部覚える方が楽だと思います。必要なら研究しますけど」
「嬢ちゃんは物覚えが良いからな! それで構わねえと思うぜ」
神秘の言葉があったとして、呪文を一から作れと言われても困る。
そこで魔法学院などは汎用の呪文を世間に頒布しているわけだ。手に入れるだけなら一定の権威か金かあれば何とでもなるが、世間に出回っているのはあくまで長大な汎用呪文。そこのどの部分までが重要な言葉なのか、それとも補助呪文を唱えるならば必要な物だと考えるかで異なる。無用な言葉が多いとはいえ、二倍・三倍までの良くある射程や威力の拡大なら、それで十分使用できるからだ。逆説的に言えば、短縮詠唱と言うのはそう言うのを全て省いて、必要な部分だけを盛り込んだものと言えるだろう。
ちなみに学院で門派に所属すれば、そこで使っている短縮形だったり拡大し易い長文を教えてくれるわけだな。
「セシリアはまず導師級を目指して、上級呪文を覚えられるようにしないとな。そこまで行けば付与呪文の初歩を覚えられるし、俺みたいにそこからゴーレム魔法とかに移るとか、補助呪文を覚えていくとか色んな道が拓ける」
「確かに補助から覚えるのは本末転倒ですね。師匠が言わなかった訳です」
「そう言う事。アンナが嫁に行く可能性の高い遊牧民の所とは違うからな」
判ってくれたようで嬉しいが、教えなかったのは効率の問題である。
後からでも十分に覚えられる訳で、逆にアンナはその手の知識を得られない場所に嫁に行く可能性が高い。ならば今のうちに完成系を考えておいて、少しずつ余裕に合わせて便利な呪文を覚えて行けばよいだろう。それこそ姉と同じ水作成とかガブリールの送風呪文とか、離れた所では冷気の呪文など良い術はあるのだが、補助呪文を覚えてからでも良いのである。
ともあれ、ちょっとした講義の時間は終了だ。
「話は此処までだ、馬車に乗り込め。コンスタン・ティン閣下のシェルン領まで行くぞ。次の予定が決まらない間に伯爵と話を付ける」
「出していた使者はシェルン領宛のアポだったんですね。木材ですか?」
「他にも出してるは、伯爵の所はこいつを増やすのと植林の話をする為だ」
俺はそう言ってソブレメンヌイと車両一式を示した。
どれだけ車列を組めるかは、荷物の重量やら想定する速度に寄るだろう。だが、いずれにせよ戦闘力を計算せずにウッドゴーレムとして成立させる以上は沢山の木材が必要な訳だ。同時にゴルビーに植林する話も、五年後までには実験を終わらせておきたい。実際に軌道に乗るとか、商売になるかは別にして、植林自体は実験して損はないからである。少なくとも、植え変えたことも無いのに植林とか噴飯物の冗談であろう。
もちろん陛下から不許可と言われる可能性はあるが、その時は王都詰めの量産型とか、ルサールカと船をセットで完成させれば済む話である。対して木材調達のあてがないと、話が進まないどころかヨセフ伯に頭を下げることになるからな。
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