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第十一章
『未来の新体制の為に!』
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塩の専売に関しては岩塩を扱っていた連中に名誉職を渡すことで終了した。
岩塩の鉱脈はそれなりに昔からあって限界が来ていた事と、これまでは俺が遠慮して価格統制していただけの話だ。特に耕作地の無い新領地を獲得したということは、塩の大増産以外に儲けを出す方法がない事は判っていたのだろう。
専売公社を立ち上げたら彼らにポストを幾つか渡す事で合意した。
「さて君たちは様々な理由で私の下に送られたわけだが、安心して欲しい」
「元の部署にも十分な資金を渡しているし、君たちにもボーナスを出そう」
「実際に地形を見て考察したり、騎士や役人と話しながらでも研究は出来る」
「それが嫌ならいつでも言ってくれ。快適な場所で魔法の品を延々と製造する任務を用意しよう。どのチームに所属しても成果次第でボーナスを約束するし、ローテーションで完全休息期間も用意するよ。それと実家に借金があるなら先に報告する事。こちらで立て替えて、利息なしの元金払いを先方にオロシャ政府から提案しよう」
という訳で次は新領地にて、宮廷魔導師の一部をチーム化する事業だ。
まず最初に俺の指揮下に送られてきたことは決して左遷ではない事を説明しておく。中抜きされてない限り、元の部署が困ってるなんてことはまずない。宮廷魔導師はオロシャの為に研鑽し、非常時に控えているという名目で何もしてないからな。要するに自分の研究が国家に役に立つと主張したり、非常時の戦力として待機しているのだ。。だからどれだけ名門出身であるかとか、魔法学院で権威のある研究をしていたかだけが評価される。
送られて来た連中はそいつらの中で立場の無い下っ端だったり、家の関係で嫌と言えない連中が殆どだ。この時点で断る選択肢は最初からないのである。
「創造門のミハイル君として聞きたい。我々は一体何をさせられるのだね?」
「オロシャの民として伯爵様には逆らえまい。だがそのくらいは聞きたいな」
「方針を聞きたいというのは、もっともな意見だ。では国家魔術士としての道と、その上級職としての国家魔導師の確立だな。この部屋を冷やしているマジックアイテムやゴーレムもだが、生活の役に立つアイテムを作ったり、そういった品や魔術そのものを使って国家の役に立つ。別に騎士が兵士と共に苦労することを、魔術師が数人ないし魔導師一人で片付けてしまっても構わないだろう? その体制造りさ」
最初に発言したのは一同の中でも年かさの、訳アリ連中だった。
彼らはマウントを取るような言い方であったり、嫌味な話ぶりだが内容は共通している。『方針』を聞くことで、これから何をするのか、何が得られるのか、その果てに何が待っているのかを聞きたいのだ。特にマウントを取って来た爺は貴族出身で、魔法学院へ留学したこともないただの古株である。宮廷魔導師団では貴族だから放逐されないが、特に功績も目立った研究も無いので冷遇されてきた男だ。
俺が言いたいのは結局、魔術を国家が大々的に利用して居れば世界はもっと便利であったということだ。川の流れを変える大魔導師や、天候を操作できるグレートシャーマンが居た頃はそうしてきたはずだ。今やってないのは、権威主義の結果に過ぎない(権威があるからこそ態勢にされても居るが)。
「魔術をただの力として利用しろと? これだから……」
「君たちが千人居たら既に魔王は倒せていたはずだ。そうだろう?」
「無茶な。そんなに魔術士は居らん。居たとしてもなぜ我々が!?」
「実行しなかったのは単にその体制がなかったからに過ぎない。深淵を覗き込むために研鑽する者が居るのは良い。だが、騎士以上の力で国家に役立つ魔導師が居たって良いじゃないか。だから私は魔法学院や王立大学の下部組織としての魔術学校ないし魔術士部門を作る。卒業生の受け皿としてのスペシャルチームやマジックアイテムの生産体制をね」
昔気質の高尚さを否定はしない。反論する爺さんに俺は道を示した。
今までの延長で研究三昧を送り多ならばそれでも良い。それを俺は別に否定しない。その道で食っていけるなら、それで魔術の腕前が磨かれるなら結構な事だ。俺自身、政治に関わってゴーレム魔法のレベルがちっとも上がってないからな。やはり確実に成功する呪文を使い続けても、魔術の腕前は磨かれないものである。
だが、今ある一本道を三本なり四本なりに増やす……いわゆる『国家三分の計』みたいな先行きを示したことで爺さんは黙った。今までの道を否定しなかったことで矛先を失ったのだ。
「それぞれの道とその先を用意するから、元の部署にも空きが出来る筈だよ。研鑽の道を選ぶならばそうすると良い。教師なり部隊長くらいなら解散されない限り私が任命しよう。校長や団長職は流石に陛下たちが決める筈だけれどね。元の方は空いた分の枠を得られるとは思う」
「中々に魅力的なお言葉ですな。具体的には何をすれば良いので?」
俺の言葉に嫌味を言っていた方は早々に鞍替えをしたようだ。
何しろ元の場所に持っても居場所はあるかもしれないが、栄光の未来なんかは存在しない。彼らは不要とは言わないが、陛下が行けと言ったら仕方なく送られる程度の連中なのだ。ここで『その程度』という段階を抜け出し、『功績を上げて戻って来た』くらいの位置を確保しないと駄目だろう。
もちろん居残って教師なり部隊長になりたいならば、俺の権限で幾らでもポストを用意できる。
「最低でも三つのチームを作る。魔族の島付近までの現地調査チームは、危険手当を出すし長期休息も出すから、現場で魔物の素材を収集したり大地が持つ魔力を研究するだけではなく、此処に戻って自分の長期研究も出来る。次に生活に役立つ魔術や騎士や官僚に近い魔術師を研究するチーム、この場で議論や研究を行うが、呪文の開発もするから腕前を鍛えるなら此処だな。最後にマジックアイテムを延々と作るチーム、報酬や小さな休息は多いが長期休暇はその分難しいだろう。後は必要に合わせる」
「なるほどなるほど。己を磨きたいなら現場に行けと言う事ですかな」
「そうなるな。世界を知らないのに、この世の神秘を探求と言われても困る」
俺は比較例として、幾つかの呪文使用例を書いたメモを渡した。
浮遊の呪文や水上歩行の呪文で移動し、発火や水作成で生活を便利にする道具を作り、あるいはゴーレムや部隊と連携するために伝言の呪文などを習得した魔術師などの例だ。もちろん傭兵をやっている奴らなら自然と覚えている経験則であるが、そういった事を何も知らない魔術士も多い。例え導師級に到達して魔導師と呼ばれるようになってもそれは同じことだ。
そして次には、呪文のランクを示したリストと、何枚かの魔法陣を見せた。
「君たちには潤沢な魔術触媒の他、どう呪文を唱えて行けば効率よく腕前を上げられるかという情報、あるいは私が所有する魔法陣の使用権を用意しよう。それだけでも元の席に戻るよりはマシだと言えるだろうな。君たちにアイデアがあり野心があるならば、私を否定するよりも『こんな研究や魔法陣はどうでしょう?』と提案し給え。私の独断の他、君たちの議論次第でもソレを許可する」
「「おお……」」
馬の前には人参をぶら下げておくものだ。報酬で頬を叩くと言っても良い。
先ほどマウントを取ろうとした老魔術師ですら目を変えたように、ここに居る者たちは先行きがないからな。もちろん将来有望だがスパイとしてやって来た者も居る筈だ。だが、個々でケチな姿勢を見せるよりは、報酬なり地位でやる気を出させるべきだろう。
最後にもう一つ、こちらの要望もせっかくなので教習の材料として織り交ぜておこう。
「先ほど魔術の腕を磨くならば現場に出るべきだとは言った。だが、せっかくなのでこの場所でマジックアイテムや、その延長でゴーレムを作る研修を全員で行っておこう。どうせ冒険者による調査隊が戻って来てからの方が確実だし、中には魔法の品を作る方が好みな者も居るだろうしな。もちろん報酬は普通に出すよ」
「それは嫌味かね? 儂は年齢の問題で外には出れぬだけじゃよ」
全員の呪文を確認し、希少になってしまう者が外に出るかもしれない。
それを考えれば今のうちに必要な物は作れるだけ作ってしまうべきだろう。俺やセシリアが唱えられる呪文は幾らでもなんとかなるが、それこそマイナーな呪文だったり高位の呪文は募集しようもないからな。
ちなみに文句ばっかり言っている老魔術師だが、流石にレベルが高いのでありがたい。特に浮遊の呪文を当たり前の様に成功できる事で、空飛ぶゴーレム研究が進みそうだった。この事は塩の権利を手放して、最初の朗報だろう。
塩の専売に関しては岩塩を扱っていた連中に名誉職を渡すことで終了した。
岩塩の鉱脈はそれなりに昔からあって限界が来ていた事と、これまでは俺が遠慮して価格統制していただけの話だ。特に耕作地の無い新領地を獲得したということは、塩の大増産以外に儲けを出す方法がない事は判っていたのだろう。
専売公社を立ち上げたら彼らにポストを幾つか渡す事で合意した。
「さて君たちは様々な理由で私の下に送られたわけだが、安心して欲しい」
「元の部署にも十分な資金を渡しているし、君たちにもボーナスを出そう」
「実際に地形を見て考察したり、騎士や役人と話しながらでも研究は出来る」
「それが嫌ならいつでも言ってくれ。快適な場所で魔法の品を延々と製造する任務を用意しよう。どのチームに所属しても成果次第でボーナスを約束するし、ローテーションで完全休息期間も用意するよ。それと実家に借金があるなら先に報告する事。こちらで立て替えて、利息なしの元金払いを先方にオロシャ政府から提案しよう」
という訳で次は新領地にて、宮廷魔導師の一部をチーム化する事業だ。
まず最初に俺の指揮下に送られてきたことは決して左遷ではない事を説明しておく。中抜きされてない限り、元の部署が困ってるなんてことはまずない。宮廷魔導師はオロシャの為に研鑽し、非常時に控えているという名目で何もしてないからな。要するに自分の研究が国家に役に立つと主張したり、非常時の戦力として待機しているのだ。。だからどれだけ名門出身であるかとか、魔法学院で権威のある研究をしていたかだけが評価される。
送られて来た連中はそいつらの中で立場の無い下っ端だったり、家の関係で嫌と言えない連中が殆どだ。この時点で断る選択肢は最初からないのである。
「創造門のミハイル君として聞きたい。我々は一体何をさせられるのだね?」
「オロシャの民として伯爵様には逆らえまい。だがそのくらいは聞きたいな」
「方針を聞きたいというのは、もっともな意見だ。では国家魔術士としての道と、その上級職としての国家魔導師の確立だな。この部屋を冷やしているマジックアイテムやゴーレムもだが、生活の役に立つアイテムを作ったり、そういった品や魔術そのものを使って国家の役に立つ。別に騎士が兵士と共に苦労することを、魔術師が数人ないし魔導師一人で片付けてしまっても構わないだろう? その体制造りさ」
最初に発言したのは一同の中でも年かさの、訳アリ連中だった。
彼らはマウントを取るような言い方であったり、嫌味な話ぶりだが内容は共通している。『方針』を聞くことで、これから何をするのか、何が得られるのか、その果てに何が待っているのかを聞きたいのだ。特にマウントを取って来た爺は貴族出身で、魔法学院へ留学したこともないただの古株である。宮廷魔導師団では貴族だから放逐されないが、特に功績も目立った研究も無いので冷遇されてきた男だ。
俺が言いたいのは結局、魔術を国家が大々的に利用して居れば世界はもっと便利であったということだ。川の流れを変える大魔導師や、天候を操作できるグレートシャーマンが居た頃はそうしてきたはずだ。今やってないのは、権威主義の結果に過ぎない(権威があるからこそ態勢にされても居るが)。
「魔術をただの力として利用しろと? これだから……」
「君たちが千人居たら既に魔王は倒せていたはずだ。そうだろう?」
「無茶な。そんなに魔術士は居らん。居たとしてもなぜ我々が!?」
「実行しなかったのは単にその体制がなかったからに過ぎない。深淵を覗き込むために研鑽する者が居るのは良い。だが、騎士以上の力で国家に役立つ魔導師が居たって良いじゃないか。だから私は魔法学院や王立大学の下部組織としての魔術学校ないし魔術士部門を作る。卒業生の受け皿としてのスペシャルチームやマジックアイテムの生産体制をね」
昔気質の高尚さを否定はしない。反論する爺さんに俺は道を示した。
今までの延長で研究三昧を送り多ならばそれでも良い。それを俺は別に否定しない。その道で食っていけるなら、それで魔術の腕前が磨かれるなら結構な事だ。俺自身、政治に関わってゴーレム魔法のレベルがちっとも上がってないからな。やはり確実に成功する呪文を使い続けても、魔術の腕前は磨かれないものである。
だが、今ある一本道を三本なり四本なりに増やす……いわゆる『国家三分の計』みたいな先行きを示したことで爺さんは黙った。今までの道を否定しなかったことで矛先を失ったのだ。
「それぞれの道とその先を用意するから、元の部署にも空きが出来る筈だよ。研鑽の道を選ぶならばそうすると良い。教師なり部隊長くらいなら解散されない限り私が任命しよう。校長や団長職は流石に陛下たちが決める筈だけれどね。元の方は空いた分の枠を得られるとは思う」
「中々に魅力的なお言葉ですな。具体的には何をすれば良いので?」
俺の言葉に嫌味を言っていた方は早々に鞍替えをしたようだ。
何しろ元の場所に持っても居場所はあるかもしれないが、栄光の未来なんかは存在しない。彼らは不要とは言わないが、陛下が行けと言ったら仕方なく送られる程度の連中なのだ。ここで『その程度』という段階を抜け出し、『功績を上げて戻って来た』くらいの位置を確保しないと駄目だろう。
もちろん居残って教師なり部隊長になりたいならば、俺の権限で幾らでもポストを用意できる。
「最低でも三つのチームを作る。魔族の島付近までの現地調査チームは、危険手当を出すし長期休息も出すから、現場で魔物の素材を収集したり大地が持つ魔力を研究するだけではなく、此処に戻って自分の長期研究も出来る。次に生活に役立つ魔術や騎士や官僚に近い魔術師を研究するチーム、この場で議論や研究を行うが、呪文の開発もするから腕前を鍛えるなら此処だな。最後にマジックアイテムを延々と作るチーム、報酬や小さな休息は多いが長期休暇はその分難しいだろう。後は必要に合わせる」
「なるほどなるほど。己を磨きたいなら現場に行けと言う事ですかな」
「そうなるな。世界を知らないのに、この世の神秘を探求と言われても困る」
俺は比較例として、幾つかの呪文使用例を書いたメモを渡した。
浮遊の呪文や水上歩行の呪文で移動し、発火や水作成で生活を便利にする道具を作り、あるいはゴーレムや部隊と連携するために伝言の呪文などを習得した魔術師などの例だ。もちろん傭兵をやっている奴らなら自然と覚えている経験則であるが、そういった事を何も知らない魔術士も多い。例え導師級に到達して魔導師と呼ばれるようになってもそれは同じことだ。
そして次には、呪文のランクを示したリストと、何枚かの魔法陣を見せた。
「君たちには潤沢な魔術触媒の他、どう呪文を唱えて行けば効率よく腕前を上げられるかという情報、あるいは私が所有する魔法陣の使用権を用意しよう。それだけでも元の席に戻るよりはマシだと言えるだろうな。君たちにアイデアがあり野心があるならば、私を否定するよりも『こんな研究や魔法陣はどうでしょう?』と提案し給え。私の独断の他、君たちの議論次第でもソレを許可する」
「「おお……」」
馬の前には人参をぶら下げておくものだ。報酬で頬を叩くと言っても良い。
先ほどマウントを取ろうとした老魔術師ですら目を変えたように、ここに居る者たちは先行きがないからな。もちろん将来有望だがスパイとしてやって来た者も居る筈だ。だが、個々でケチな姿勢を見せるよりは、報酬なり地位でやる気を出させるべきだろう。
最後にもう一つ、こちらの要望もせっかくなので教習の材料として織り交ぜておこう。
「先ほど魔術の腕を磨くならば現場に出るべきだとは言った。だが、せっかくなのでこの場所でマジックアイテムや、その延長でゴーレムを作る研修を全員で行っておこう。どうせ冒険者による調査隊が戻って来てからの方が確実だし、中には魔法の品を作る方が好みな者も居るだろうしな。もちろん報酬は普通に出すよ」
「それは嫌味かね? 儂は年齢の問題で外には出れぬだけじゃよ」
全員の呪文を確認し、希少になってしまう者が外に出るかもしれない。
それを考えれば今のうちに必要な物は作れるだけ作ってしまうべきだろう。俺やセシリアが唱えられる呪文は幾らでもなんとかなるが、それこそマイナーな呪文だったり高位の呪文は募集しようもないからな。
ちなみに文句ばっかり言っている老魔術師だが、流石にレベルが高いのでありがたい。特に浮遊の呪文を当たり前の様に成功できる事で、空飛ぶゴーレム研究が進みそうだった。この事は塩の権利を手放して、最初の朗報だろう。
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