魔王を倒したので砂漠でも緑化しようかと思う【完】

流水斎

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第十二章

『次世代の船』

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 計画に合わせて俺は一度ゴルビーに戻り準備を始めた。
ヨセフ伯が消費した物の穴埋めも含めて、各方面軍の送って来た軍の数に合わせて、魔族の島攻略作戦に必要な物資を再調整する為だ。もちろんそれだけではなく、奥さんズにあって仲良くしたり(意味深)、ゴーレムを含めたマジックアイテムの再製造もおこなう。

それらの中で新たな試みが、ローテーションでの家族の過ごし方であると言えよう。

「おかえりなさいませゴルビー伯! 塩はこんなにも採れたのですね!」
「表に見える塩とこれほどの差があるとは。まだ他にもありませんよね?」
「ただいま。言っておくが以前のオロシャに塩の専売なんてものはなかったし、新たに専売を申し出たのは俺だぞ? 過去に訴求して罪を問うなよ」
 出迎えたのは新しい執事たちだが、こう見えて国の派遣した役人である。
第三王子付きのまだ年若い貴族であり、性格にこんなにも差があるのは本来の官僚では無いからだ。不意に仮の身分と重要な塩の専売に関わる仕事をさせられて、困っている方は安穏としたくらいに満足していたボンボンで、疑いの目で俺を見ているのはこの機に出世してやろうと思って居るのか、それとも元から頑固な気質なのだろう。

本来ならこんな奴らは別荘地には招き入れないのだが、塩を専売化した手前、隠している第二塩田を見せない訳にはいかないからな。

「それで、未来の総裁候補様はどんな塩梅だ?」
「副総裁ほどの書類ではありませんが、経理の一部をお任せしております」
「話が違うと嘆いておられましたよ。どうしてこんなに計算が必要なのかと」
 鉄道総裁を任せる予定の第二王子と違って、第三王子はまだ若い。
自分の勢力を持とうと野心を抱いているわけもなく、いきなり『お前に責任のある地位と社会に誇れる立場をやろう』と言われても困るのだろう。勉強だって適当に済ませて、王子に相応しい分だけしかしてなかったみたいだしな。小遣いが増えるなら名前だけは預かっておくか……と言う程度の覚悟では頭を抱えるのも無理はない。

ただ、将来のオロシャを考えたらこの路線は必要なのだ。

「簿記は左右を合わせたら一致するんだから穴埋めクイズだと思わせとけ。とりあえず、殿下には馬鹿な貴族に丸投げしたら、際限なく誤魔化されるとご理解いただければいいさ。実際の数字はお前らがやるんだろ?」
「はい、その通り予定です」
「ええ!? やっぱりー!」
 塩の専売は国内を左右できる力なので王族にやらせるしかない。
今までは俺がゴルビー地方の立ち上げに使っていたが、順調に利益が増えて来ると警戒されてしまう。辺境伯として派閥を形成する(裏では反逆を警戒される)立場になるか、それともアンドラあたりの王領と交換をしろと言われたら、まあ命を懸けてまで独占する気はなかったので終えはさっさと手放す事にした。

その上で、公社の総裁という地位を二人の王子に放り投げたのである。

「それで伯爵。この度のご期間は何のために?」
「新領地の別荘地を使って、交代で貴族を休ませ家族と面談させる。その仕組み造りのついでに補給物資の手配と、マジックアイテムの製造と……ゴーレム船を一部解禁する必要が出た。馬鹿な奴がイル・カナンに技術を漏らしやがってな」
「なんと愚かな……」
 魔族の島攻略はジックリ行くから長丁場になる。
そうなると貴族たちを安心させてやらねばならない。遠征中に浮気とかされても困るだろうし、うちと違って性欲よりもやりたい興味の方が高い嫁たちばかりでもないだろうしな。それはついでに海という観光地を周知させる為であり、列車に乗らせて便利さを体験させる為でもある。補給物資の手配はそれに比べたら簡単な作業でしかない。

問題なのはゴーレム船の方なんだよなあ。

「隠して置けば十年は先を行ける技術の秘密を自慢げに見せつける気分が俺には判らんよ。自分で作り上げた技術なら好きにすれば良いのに、どうして他人様の力をわがことのように誇るんだか。これで俺の足を引っ張る心算ならまだ分かるんだが」
「名門貴族だったのでは? 他人の力も自分の力の内、そんなものですよ」
 当該貴族は西部の大物の一人だった。
ヨセフ伯から見れば仲間ではあるが、西部で覇権を握る際に邪魔になる奴の一人だったのだろう。道理で俺に処罰を好きにしろと言うはずだよ。どうせあの調子だと、俺が極刑にせずに功績と引き変えに罪を軽減させる処置にしたのも、『自分が何とかしてやった』結果だと告げてる所だろう。

もっともあの貴族の事だ、俺を恨みに思うのは変わらないが、きっとヨセフ伯にも恩を感じないだろう。当人にとっては『自分は大貴族なのだから当然だ』くらいにしか思って居ないのだから。


「それでうちまで呼んでどないしょーっちゅーの? きさんのミスやろ?」
「ここまで来たら隠してもいずれバレるから、ある程度は公開する方向で舵を切る。重要なのは水車型ゴーレムの秘密じゃなくて様々な人型ではないゴーレムの可能性であり、ソレを塩田やら他の技術に応用が利く事。その申し合わせさ。ゴーレム船に関しては、『次』の世代に進めて対策する」
 今回はエリーを事前に呼んでおいた。
ゴーレム魔術やら低レベルの呪文なら組み込んでも問題なくなる話を伝えたことに対する見返りに、『ゴーレムは別に人の形をして居なくても良い』という話を今まで通り黙っていてもらうための申し合わせである。放っておいてもエリーは魔術師気質なのでワザワザ話さないが、貴族が命じたら喋る可能性はあった。そこで予めそういう申し合わせをしておけば、『少なく路も今は喋る事は出来ない契約だ』と言えるのである。

それと同時に三胴船を増やすのと同時に、『次』の技術を求める。その為には専業であるエリーの協力も重要なのだ。

「なるほど。迂闊にしゃべるなという事ですね」
「そんなん判っとるわい! で、次ゆうて何やる気かいな」
「船は船さ。ただし、三胴船は俺が知って居る技術の中で『再現可能なモノ』でしかない。職人と協力しながら、専門のゴーレム作成者が居れば、もっと優れた技術を再現できるんだ。生憎と俺は領主をやっちまったから、その時間がなかったけどな。だが、その点、エリーはマメだから問題なく研究できる」
 魔術師にとって秘奥は重要であり、秘儀を喋ると喋られる可能性が出る。
だから魔術師は他人の秘儀を知ったとしても、自分の研究のために役立てることはあっても、他人に話して歩いたりはしないのだ。エリーは元からそのつもりなので釘を挿されることに腹を立てるが、内心では『またスパイをする気か?』と疑われておることにこそ腹を立てているだろう。まあその疑惑に関しては、俺たちが言わなくても一生ついて回る影だろう。

とはいえ、今回はその釘刺しは塩田の秘密込みで全員に周知する為である。

「はあ? きさん、うちに押し付ける気かいな!」
「その分の代価は礼金込みでするよ、もちろん秘儀の一つでな。さて、三胴船は水車が水をかくことで櫂よりも早く進む仕掛けを使っている。三胴なのはその姿を隠すのと、横波に弱いという櫂と同じ弱点を補うためだ。イル・カナンは仮に気が付いても、直ぐには判らない。そして試してから三胴にするか欠点をそのままにすることになる。今後の十年を乗り切るためにな」
 抗議するエリーの言葉を適当にいなした。
スパイ疑惑にギスギスする感情よりもその方がマシだからだ。元カノでもある彼女を必要以上に痛めつける気はない。あくまで何処かの貴族が馬鹿な事をしたことで関係者に周知しただけの事である。その上で必要な事を解説して行こう。

そしてその目論見はあたり、エリーも執事という名の役人たちも静かになる。

「ここからが重要なんだが、水車を横に着けるというのは、あくまで技術進歩の過程にしか過ぎないんだ。進んだ技術を判った気になって紹介する俺が言うのもなんだが、知識を盗む者は体験を知る事が出来ないとも言うな」
「あー、なるほど。イル・カナンが陥る失敗をよー判っとるゆうわけかいな」
「そういうことだ。今話している内容も、これから話す内容も口には出すな」
「判っております」
 イル・カナンの使節が職人に話し、ゴーレム魔法の使い手を呼ぶと仮定。
技術がどう変遷して行ったかを知らないし、その後を予想していない彼らは、ひとまず再現で終わるだろう。その果てに欠点に気が付き、波の強い場所では使わないか、それとも三胴艦のまま使うかが決まっている。おそらく今後の十年が五年以下に縮まったたとして、そこから更に五年ほどは試行錯誤し続けるだろう。

つまり俺たちは先行して技術や、対策方法を開発して行けば良いのだ。

「ここに紙で居った風車というものがある。風を受けて回るモノだな」
「力の作用もだが方向が重要で、水車の様に大元を回転させても良い」
「こういった仕掛けをゴーレムにして、水車がかくのが三胴船の原理だ」
「その上で波に弱いという欠点を、水車ではなくこの風車の様な斜めの形にすることで、水がぶつかっても本体には大きな影響を受けず、逆に回る事で水の流れを作り出すことが出来る。当たり前だが空気中ならば風を作り出せるぞ。涼む為には羽が軽く、回転する速度が早くないと駄目だがな。水の場合は逆に分厚く丈夫にすることで、船が進む力強さを得る」
 風車を見せると同時に、板切れに力の掛かる方向性を描いて行く。
どちらからどちらへ力が掛かり、何が動くかでまったく別の動力になる訳だ。風や水を受けて大元が回れば、そこで小麦や蕎麦を惹くことが出来る。豆を入れ替えればコーヒーやカカオに出来るし、逆にその当地を固定して回れば水や風を送り出せるわけだ。

そして、今回の本題に移る。

「口の堅い鍛冶屋を見つけて幾らか試したが、素材の強度問題や発生する力の問題で何度も頓挫している。だが、この技術が完成すれば、波の影響はほとんど受けないし、三胴艦にしなくて良いという事は船の速度に大きな差が出来るという事だ。もし十年後にイル・カナン海軍が襲い掛かって来ても、連中の想定をこちらは十年上回っているわけだな」
「その面倒な作業をうちにやれと? うちがすべき仕事を減らしてまで」
「そうだ。お前にしかできんし、実用化すれば名誉にも利益になるぞ」
「「……」」
 この技術革新で何が問題かというと、問題が出て直す時間である。
何しろゴーレムにしてしまうと、魔力で保存性を高めるので消耗してゴーレムでなくなるまで、かなりの時間が掛かってしまうのだ少しずつ消耗し、駄目になった所でゴーレムではなくなり、『止ったな? あ、ゴーレムでいられなくなったのだ』となり、『おそらく強度問題かなあ。それとも、水の抵抗力が強すぎるのかな?』というのをイチイチ検証していく必要がある。その上で素材の強度を高めるべきなのか、羽の向きなのかを再検証だ。

そんな作業を貴族の仕事をしながら延々とやれないし、時間を取れるとしても、利益の出るゴーレムを作るべきだろうということになってしまうのだ。

「はあ。意味は分かったわ。幾つか同時に作って同時に試し、船に取り付けてまた試せ? その苦労に見合う報酬はなんなん?」
「この技術そのものをやろう。俺はアイデアだけだしな。あと、ヨセフ伯もこれからは船を重視するから、あの御仁を裏切る事にはならんぞ。オロシャの為と言いながら、自分の為に船を作らせるはずだ。何しろ魔族の島と高速で往復し、イル・カナン海軍を打ち破るには必要だからな」
 エリーは苦い顔をしたが否定はしなかった。
これが完成すればオロシャ国にどれだけの利益が出るか判らないし、雇用主のヨセフ伯だって認めるだろう。ヘタをするとジュガス2の増産よりも優先させるかもしれない。ジュガス3なり改良型を思いついたなら別だが、シンプルなものを研ぎ澄ますタイプのエリーならマイナーチェンジに留まるだろう。

この会話の間、さっきの執事たちは押し黙っている。堅物の方は当然ながら、もう一人も国家機密を漏らしたら死を覚悟する必要はあると遅まきながら理解したのだろう。

「……うちの仕事の合間ならええで」
「そうか! そう言ってくれてありがたいよ!」
 おそらくだが、この件を決めたのは以前の清算だろう。
彼女は俺と共同開発したゴーレムの技術を滅びたミッド・ラーンの王族出身の魔術師(個人)に漏らしたことがある。前にも言ったがあちらに商家の実家を持つ彼女によっては命令は絶対であり、仕方が無いことであるが不本意だった。その結果、ばれた時に全てを押し付けられ犯罪奴隷にあった過去を思い出したのだろう。

あの時以来の共同開発、こんどこそ秘密を洩らさずに完成させたいという思いが、最後の決断に至らせたのだろう。
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