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第十二章
『距離を縮める、言語の変換』
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別荘地に一時帰宅して、奥さんズとイチャラブ。
そう行きたいところだが、みんな性格が違うというか、それそれやりたいことがあるのでロマン重視主義だったりする。
判り易いのはセシリアで、新しいマジックアイテムの為に相談にやって来た。
「新しい船の重要な部品をエリーさんに任せても良かったんですか?」
「仕上げるだけならあいつの方が向いてるよ。そこから発展させるには向いてないんだ。それこそ『海上』に関してヨセフ伯の勢力へ多少譲っても別に俺は困らない」
スクリューに関して尋ねて来たのは拗ねたのか?
うちの女性陣でマジックアイテム担当はセシリアだし、あいつは元カノでセシリアは妾と役割が被っているからかもしれない。そう思って色々と面倒を見ようかと思う訳だが、それが的外れであったりするのが面白いところだ。そういう面倒くさい所が無いのがサッパリしていて、学者向きの気質なのかもしれない。
執着心そのものは研究に対して存在しているからな。
「海上は……って……ああ、そう言う事ですか。それはそれとして相談に乗って欲しい事があるんですけど……」
「別に構わないぞ。その様子だとマジックアイテムの話かな」
「ええ」
スクリューは普通の船にも使えるが応用は効く。
水中を泳ぐルサールカやら、水棲種族様に簡単に作った水中足舟(バタ足で進む)などにも導入して良いし、大量の新鮮な空気を担保できるならば、潜水艦そのものを作れる日も来るだろう。現時点では水圧で潜れる制限もあるが、圧力を防ぐ呪文を開発すれば、平気で更新できそうなのが実にファンタジーである。
ともあれ、セシリアの言葉ではないがそれはそれである。
「短文を送るのは暗号だと思えば簡単なんですが、長文となると少し悩みまして。師匠と連絡を取れなかったので、色々と疑問が溜まっているのもあります。まずはそこから実現して、後は師匠がお暇な時にでもご相談しようかと」
「新しい呪文かと思えば……だが俺も暇な時間があったしな、理解はできる」
セシリアの疑問自体は沢山あるらしいが、いちいち答えられない。
俺は最前線で戦うとは言わないが、参謀なので軍政に関わる必要があるからだ。セシリアは付与系の魔術師でもありゴルビー伯の妾でもあるので、迂闊に近くまで移動できない。他の将兵の手前連れ歩るけないし、近くの町に置いておくとイル・カナンの連中に誘拐されかねないからだ。
そこで登場したのが灯台ゴーレムを応用した、モールス暗号である。明かりを点けたり消したりは出来ないが、ランタンに蓋を被せる原理でモールス信号は出来るのだ。
「俺はゴーレムを作れるからな、そこはあまり難しく考える必要は無いさ」
「普及させた方が社会の為には成るが、今の段階だと明らかに問題だしな」
「暗号を使った長距離通信なんてものは誰も知らないから意味がある」
「確立してしまえば商売でも軍事でもかなり楽になれるが、バレたら暗号なんてものは簡単に解読されちまう。まずは身内での連絡用として確立し、将来的に時間を掛けて普及用を実用化させてしまう事にしよう。ひとまずこの時点での結論は、複雑な暗号をゴーレムに覚えさせて簡略化させるって事だな」
人間と違ってゴーレムの反応は即物的だ。
覚えさせれば一瞬だが、教え方・聞き方・手順を間違えれば何の意味もなくなる。それこそ複数のゴーレムを買いする光通信暗号を用意するとして、他の国がソレに気が付いて暗号を解読するよりも先に、俺は新しいゴーレムを用意できる。大型ゴーレムだと無理だが作業用なら今なら比較的簡単に作れるからな。
なので適当な板に絵を描いて、それを簡単に説明した。
「一つ目の暗号でキーを送信し、『今夜はどの暗号形式を使うか』を相手に伝える。それを数字であったり長さを用いた連絡を使い、相手が『了解』という意味合いの言葉を返した後で本文を送る訳だ。もちろん内容自体は予め、暗号形式で戻せば読める物を用意しておく。人間だったら複雑すぎて退屈過ぎる送受信も、ゴーレムなら一瞬だからな。意味は分かるか?」
「ええと、今日はカナン語のイル・カナン方言で、とかイラ・カナン方言で、あるいはコプト教聖典の文字列を使う……とやるわけですね。理解は出来ました」
最初に1と送れば『いろは?』、2なら『ABC?』と返って来る訳だ。
もちろん『あ なら、1の1。い なら1の2』みたいな形式の暗号でも良い。それを複数ほどゴーレムに覚えさせて置き、その端末を俺とセシリアがそれぞれ持っておくわけだ。その上で間に挟むゴーレムは『送られた光をそのままの長さで中継する』ようにシャッターを用意して置き、シャッターを開閉して隣の区画に教える事になる。『丁字暗号』だと判り難い距離でも、光の明滅は判り易いからな。傍受もし易いが……こればかりは暗号表を作って、解読するだけでも一苦労だろう。
後は最悪の場合に備えて、水棲種族経由で『この情報は傍受されているので、もう一段別の暗号を使う事』みたいな伝令でも送れば安心できるだろう。
「ちょっとした手紙を送るのに随分と迂遠な気もしますけどこれなら大丈夫そうですね。他に流用出来ないのが残念ですけど」
「そうでもないぞ。暗号を交えずに、そのまま判子を用意すればいい」
「判子? 木ですか? 金属の方が良いですか?」
「どっちでも良いさ。文字の数だけ用意できるならな」
セシリアは社会を便利にするのが好きなので少し残念そうだ。
とはいえ、せっかくなので暗号以外での使い道を説明しておこう。書いた文字をそのまま読み込んで光信号に出来るならば、無数の判子から選んだ文字をチョイスすることなど難しくも無いのだ。基本的にはAならA、BならBを選ぶだけだからな。
俺はその辺を説明しながら、新しい木の板を取り出した。
「仮に横の列を二十五文字くらいにしようか。二十五文字で文章を書き、それをゴーレムに見せる。するとゴーレムは二十五文字の判子を持ってきて、所定の位置に並べていくわけだな。文字の被りの問題で良く使う文字はたくさん作って置こうか。この二十五文字を版で刷り上げ、次の列も同様にすればどうだ?」
「あっ。簡単に文章の内容が刷れますね。やろうと思えば本一冊も?」
「そうだ。誰が買うかは別にして、紙の値段次第で本が簡単に作れるな」
いわゆる活版印刷というやつである。写植の手間が簡単になるな。
もちろん判子が無数に居るし、被りを考えたらその数倍は必要だ。しかも紙というのは羊皮紙よりも手間が必要で、そのくせ一度失敗したら書き直しとくる(羊皮紙はある程度、削ってか書き直せる)。だが、この方式ならば簡単に書き込めるだろう。
問題なのは値段であり、同時に使い道である。
「今の所は俺しか作れないし、判子だって金属だとかなり掛かるな。紙だって竹紙が失敗してるから、また再調整が必要だ。この場合、何なら元が取れるかだが……そうだな、子供たちに文字や数字を教える本くらいか。アレなら同じ本が何度も使い回せるからな」
「なるほど! コレに使える呪文……金属加工か焼き印、それとも紙……」
「相談には乗るからゆっくり考えると良い」
活版印刷を発明したとして、何に使うかが重要だ。
セシリアは勉強の大切さを知っているし、本は沢山あった方が良い側の人間だ。しかし、世間一般の人々にとってはそうでもない。その事を説明すると、セシリアは目まぐるしく考え始めた。おそらくは新しくどんな呪文を覚え、何をマジックアイテムにしたらコストを下げられるかを考え始めたのだろう。
俺はその姿を見守り、ユーリ姫やマーゴットの方に向かったのである。俺の休暇は短いから急がないとな。
別荘地に一時帰宅して、奥さんズとイチャラブ。
そう行きたいところだが、みんな性格が違うというか、それそれやりたいことがあるのでロマン重視主義だったりする。
判り易いのはセシリアで、新しいマジックアイテムの為に相談にやって来た。
「新しい船の重要な部品をエリーさんに任せても良かったんですか?」
「仕上げるだけならあいつの方が向いてるよ。そこから発展させるには向いてないんだ。それこそ『海上』に関してヨセフ伯の勢力へ多少譲っても別に俺は困らない」
スクリューに関して尋ねて来たのは拗ねたのか?
うちの女性陣でマジックアイテム担当はセシリアだし、あいつは元カノでセシリアは妾と役割が被っているからかもしれない。そう思って色々と面倒を見ようかと思う訳だが、それが的外れであったりするのが面白いところだ。そういう面倒くさい所が無いのがサッパリしていて、学者向きの気質なのかもしれない。
執着心そのものは研究に対して存在しているからな。
「海上は……って……ああ、そう言う事ですか。それはそれとして相談に乗って欲しい事があるんですけど……」
「別に構わないぞ。その様子だとマジックアイテムの話かな」
「ええ」
スクリューは普通の船にも使えるが応用は効く。
水中を泳ぐルサールカやら、水棲種族様に簡単に作った水中足舟(バタ足で進む)などにも導入して良いし、大量の新鮮な空気を担保できるならば、潜水艦そのものを作れる日も来るだろう。現時点では水圧で潜れる制限もあるが、圧力を防ぐ呪文を開発すれば、平気で更新できそうなのが実にファンタジーである。
ともあれ、セシリアの言葉ではないがそれはそれである。
「短文を送るのは暗号だと思えば簡単なんですが、長文となると少し悩みまして。師匠と連絡を取れなかったので、色々と疑問が溜まっているのもあります。まずはそこから実現して、後は師匠がお暇な時にでもご相談しようかと」
「新しい呪文かと思えば……だが俺も暇な時間があったしな、理解はできる」
セシリアの疑問自体は沢山あるらしいが、いちいち答えられない。
俺は最前線で戦うとは言わないが、参謀なので軍政に関わる必要があるからだ。セシリアは付与系の魔術師でもありゴルビー伯の妾でもあるので、迂闊に近くまで移動できない。他の将兵の手前連れ歩るけないし、近くの町に置いておくとイル・カナンの連中に誘拐されかねないからだ。
そこで登場したのが灯台ゴーレムを応用した、モールス暗号である。明かりを点けたり消したりは出来ないが、ランタンに蓋を被せる原理でモールス信号は出来るのだ。
「俺はゴーレムを作れるからな、そこはあまり難しく考える必要は無いさ」
「普及させた方が社会の為には成るが、今の段階だと明らかに問題だしな」
「暗号を使った長距離通信なんてものは誰も知らないから意味がある」
「確立してしまえば商売でも軍事でもかなり楽になれるが、バレたら暗号なんてものは簡単に解読されちまう。まずは身内での連絡用として確立し、将来的に時間を掛けて普及用を実用化させてしまう事にしよう。ひとまずこの時点での結論は、複雑な暗号をゴーレムに覚えさせて簡略化させるって事だな」
人間と違ってゴーレムの反応は即物的だ。
覚えさせれば一瞬だが、教え方・聞き方・手順を間違えれば何の意味もなくなる。それこそ複数のゴーレムを買いする光通信暗号を用意するとして、他の国がソレに気が付いて暗号を解読するよりも先に、俺は新しいゴーレムを用意できる。大型ゴーレムだと無理だが作業用なら今なら比較的簡単に作れるからな。
なので適当な板に絵を描いて、それを簡単に説明した。
「一つ目の暗号でキーを送信し、『今夜はどの暗号形式を使うか』を相手に伝える。それを数字であったり長さを用いた連絡を使い、相手が『了解』という意味合いの言葉を返した後で本文を送る訳だ。もちろん内容自体は予め、暗号形式で戻せば読める物を用意しておく。人間だったら複雑すぎて退屈過ぎる送受信も、ゴーレムなら一瞬だからな。意味は分かるか?」
「ええと、今日はカナン語のイル・カナン方言で、とかイラ・カナン方言で、あるいはコプト教聖典の文字列を使う……とやるわけですね。理解は出来ました」
最初に1と送れば『いろは?』、2なら『ABC?』と返って来る訳だ。
もちろん『あ なら、1の1。い なら1の2』みたいな形式の暗号でも良い。それを複数ほどゴーレムに覚えさせて置き、その端末を俺とセシリアがそれぞれ持っておくわけだ。その上で間に挟むゴーレムは『送られた光をそのままの長さで中継する』ようにシャッターを用意して置き、シャッターを開閉して隣の区画に教える事になる。『丁字暗号』だと判り難い距離でも、光の明滅は判り易いからな。傍受もし易いが……こればかりは暗号表を作って、解読するだけでも一苦労だろう。
後は最悪の場合に備えて、水棲種族経由で『この情報は傍受されているので、もう一段別の暗号を使う事』みたいな伝令でも送れば安心できるだろう。
「ちょっとした手紙を送るのに随分と迂遠な気もしますけどこれなら大丈夫そうですね。他に流用出来ないのが残念ですけど」
「そうでもないぞ。暗号を交えずに、そのまま判子を用意すればいい」
「判子? 木ですか? 金属の方が良いですか?」
「どっちでも良いさ。文字の数だけ用意できるならな」
セシリアは社会を便利にするのが好きなので少し残念そうだ。
とはいえ、せっかくなので暗号以外での使い道を説明しておこう。書いた文字をそのまま読み込んで光信号に出来るならば、無数の判子から選んだ文字をチョイスすることなど難しくも無いのだ。基本的にはAならA、BならBを選ぶだけだからな。
俺はその辺を説明しながら、新しい木の板を取り出した。
「仮に横の列を二十五文字くらいにしようか。二十五文字で文章を書き、それをゴーレムに見せる。するとゴーレムは二十五文字の判子を持ってきて、所定の位置に並べていくわけだな。文字の被りの問題で良く使う文字はたくさん作って置こうか。この二十五文字を版で刷り上げ、次の列も同様にすればどうだ?」
「あっ。簡単に文章の内容が刷れますね。やろうと思えば本一冊も?」
「そうだ。誰が買うかは別にして、紙の値段次第で本が簡単に作れるな」
いわゆる活版印刷というやつである。写植の手間が簡単になるな。
もちろん判子が無数に居るし、被りを考えたらその数倍は必要だ。しかも紙というのは羊皮紙よりも手間が必要で、そのくせ一度失敗したら書き直しとくる(羊皮紙はある程度、削ってか書き直せる)。だが、この方式ならば簡単に書き込めるだろう。
問題なのは値段であり、同時に使い道である。
「今の所は俺しか作れないし、判子だって金属だとかなり掛かるな。紙だって竹紙が失敗してるから、また再調整が必要だ。この場合、何なら元が取れるかだが……そうだな、子供たちに文字や数字を教える本くらいか。アレなら同じ本が何度も使い回せるからな」
「なるほど! コレに使える呪文……金属加工か焼き印、それとも紙……」
「相談には乗るからゆっくり考えると良い」
活版印刷を発明したとして、何に使うかが重要だ。
セシリアは勉強の大切さを知っているし、本は沢山あった方が良い側の人間だ。しかし、世間一般の人々にとってはそうでもない。その事を説明すると、セシリアは目まぐるしく考え始めた。おそらくは新しくどんな呪文を覚え、何をマジックアイテムにしたらコストを下げられるかを考え始めたのだろう。
俺はその姿を見守り、ユーリ姫やマーゴットの方に向かったのである。俺の休暇は短いから急がないとな。
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