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第十二章
『ゴルビー地方の行方』
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休日と言っても領主の休日だからサラリーマンほど短くはない。
だが、それでも次の領主とバトンタッチを続けて行くには、手早く用事をこなしてリフレッシュするサイクルを作って行くべきだろう。そのためには手紙を段階的に送る構成も必要だし、スケジューリングも必要になる。
まずはその辺りをゴルベリアスで説明しておく。
「おおよそこの流れで貴族たちが新領地まで訪れる事になる」
「家族の方はそれに前後して訪れることが可能なように手紙を複数回頼む」
「事前連絡とスケジュール調整だな。列車のチケットも多めに同封しておく」
「一週間程度はズレても大丈夫な筈だから、夫人や子弟たちの都合で無理な場合は、執事や騎士など信用できる者を送る様にしたためてある。領主の都合でズレる場合は、事前にこちらから送るので調整はし易い筈だ」
概ね基本的な流れを記載し、手紙の原型を用意しておいた。
執筆するのは俺であったり貴族の中でも官僚肌の者だが、それらの調整はアレクセイに任せる事にする。この場合は経由地でしかないが、担当者と言う者が居ないからな。参加する領主の慰問やら、領地が心配であるから連絡を取ってみるというのは、オロシャと往復が早くなった今だから実行できることだろう。
大昔と言うか、普通の国ならば『遠征が終わってから帰って来いよ』で済まされることになるだろう。
「長く見積もっても夫人らが三週間、領主層が二週間ならば問題ないかと。しかし、この程度の休息が必要になりますか? ああ、もちろんゴルビー伯の様に色々と製作できる方は別です」
「家族と会えたとか、領地が安心と聞ければ気分が晴れるさ。浮気対策もな」
基本的に貴族は遠出をしない。精々が王都へ出仕するくらいだ。
それが責務である軍事行動とはいえ、長々と領地を空けるのは気になるはずだ。領地の運営は部下がやるにせよ、目を光らせておきたいとか、何かあれば指示を出したいというのが領主と言う物なのだろう。ゆえにちょっとした顔合わせでも問題はない、領地に判れで会わないことが多いので、むしろ連絡が任意に採れない事が問題なのだ。
うちの様に性格的なノリの差があればともかく、結婚後数年以内の貴族は浮気が心配だろう。跡継ぎが生まれたら後は好きにしてよいのが貴族だが、まだまだの家にとっては浮気は非常に困ることになる。『いつでも戻って来れるぞ!』という先例があれば、夫人たちも浮気は気を付けるだろう。
「ともあれ了解しました。今後はどのように?」
「戦争という意味なら策士タイプの魔将が居るかどうか次第だな。いくら魔族が強くても、『何処にいるか』が判ってるなら問題はないよ。攻撃力と数でゴリ押せる。此処で過ごす時間としては、手紙を書く時間もあるから暫くは居るな。ユーリ姫の相手をしつつ、マーゴットが戻ってくるまでは居られると思う」
技術が進むと火力と射程が防御を上回る様になっていく。
魔王軍との戦いでも賢者の呪文が強い筈の魔族を何人も焼き殺していた。それが出来るのは賢者の加護や大魔導師の加護など、呪文取得や行使に補正が多く入る一部だけだ。だが、ゴーレムやら投石器などがあれば、そういう属人的な攻撃力に匹敵できる。攻城兵器をエンチャントで強化してはならないという法律はないからだ。
だからこそ賢者には色々と覚えて欲しかったのだが、魔王に一度負けるまではずっと砲台メイジをやっていた。
「それは良かったです。そちらに行きたいとユーリ姫にせがまれてですねぇ」
「悪いな。そういえばソヴィエトに乗る為の訓練をずっとしてきたんだったか。慣れ次第では許可しないといけないが……それはそれとして、時間ギリギリまで飛び続けそうだな。だが……約束は約束だしなあ」
正妻のユーリ姫はロマン主義で格好良いゴーレムが大好きだ。
男の子みたいな性格ではあるが、行動力も高いのが気になるところだ。ケンタウルス型ゴーレムのソヴレメンヌイを乗り回してあちこちに出かけることもあるそうだし、空飛ぶゴーレムであるソヴィエトへの搭乗許可を出したらやめろと言っても空を飛び続けかねない。飽きるまで飛べるほど航続距離は長くないし、止めるとしても攻撃呪文で撃ち落とせるので、あまりやって欲しくはない所だ。
とはいえ、許可を取る為の訓練内容を越えたらOKを出すと約束した以上は叶えないわけにはいかない。
「ホント? そろそろマーちゃんが戻って来てる筈だから迎えに行こうよ!」
「隠れていたのか。仕方のない奴だな。とりあえず今日はユーリの資格試験と、お手紙を書く必要があるの。それにせっかくの晩餐を用意してくれたみんなに悪いだろ? それにソヴィエトはそんなに飛べません!」
行動力の塊であるユーリはゴルベリアスにある領主館に隠れていた。
代官であり俺と契約しているアレクセイとしては協力を断り切れなかったのだろう。ユーリ姫が隠れるのを見逃しつつ、同時に俺が気が付くとしたら仕方ない……くらいのスタンスであると思われた。
ともあれ久々の奥さんとの再会である。このくらい飛びつく方が嬉しくはあった。
「そっかー。改良されたって聞いたけど、そんなに飛べないのか。残念。でも、ボクちゃんと浮いたままで時間を計ったり、咄嗟にアイテム起動できるようになったんだよ!」
「ならその様子を見せてもらわないと。海への飛び込みはもう見たしな」
空を飛ぶためには幾つかの条件を付けた。
空を飛んでいられる時間を正確に測り、その手前で着地を目指せること。それとは別に、運悪く墜落する際に、海などの上に限り飛行して、落ちても着水して難を逃れる事。最後に落ちている最中、咄嗟にマジックアイテムを使って浮かべる事の三つだ。それを潜り抜けたら、一応は別荘地の上などで飛ぶことを許可するとした。
問題なのは……認めた後で勝手に他に行く事なんだよな。鍵を用意すれば良いのだが、正妻であるユーリ姫なら鍵を持ち出せる権限を持つのが問題である。
「その前に奥方様。公務として沐浴の手伝いを御願いします」
「はーい! 直ぐに済ませて来るねー」
「俺は手紙を書いてるからゆっくりで良いぞ」
ユーリ姫は俺の印鑑を押す以外にも仕事がある。
旦那と同じ業務が出来る事で、職務の代行をするのが正妻というものだ。なので書類を見てトリアージを行い、自分で解決できる問題、相談が必要な問題、俺でなければやってはいけない問題の三つに分けて仕事をしている。それとは別に彼女が独自に見つけたのが、空中庭園にある溜め池で領民の子供たちを洗う……沐浴させる事だ。
水が貴重だったゴルビーでは泳ぐと批判されるが、不思議な事に子供を預かり、上から水を掛けてやるのは問題ないどころか神聖な行為と見なされるらしい。俺がもたらした水を、領民に分け与える儀式みたいな物になるんだと。
「という訳で後は部屋にいるが、マーゴットはいつも通りか?」
「はい。地図を作る練習をしたり、正確に捕捉する練習を部族の子供たちを中心に小さな子へ色々と教えています。一応は、ゴルビーの地図を外には出してないようですね」
第二夫人のマーゴットは遊牧民の出身である。
彼女は地図造りに興味を示したらしく、通り乗りのついでに子供を教育しているそうだ。俺としても彼らと親しく成ったり、ついでにゴルビーの子供たちも鍛えたり文字を教えることには意味がある。だから許可しているのだが、この時代の地図が軍事知識でもある。その辺りの境界線に関しては、口を酸っぱくして言い含めてあった。
もっとも、許可したのは『重要な開拓』が終わったからだけどな。
「その様子だと河川工事は無事に終えたようだな」
「はい。もはや騎馬で直進は出来ません。やったら上から始末できます」
ゴルビーは荒野と砂漠ばかりの土地だがずっと対策してきた。
煉瓦の壁で太陽と熱風を遮り、水を齎して蒸発しないようにしつつ、同時に砂が覆い被さったり土が飛んで行かない様にしていた。その集大成が河川工事であり、穴を掘って幾つかのブロックに分けることで、畑仕事がやり易く同時に騎馬兵が駆け抜けられないようにしたのだ。もちろん主要街道は別だが、そこには砦や関所を築いて当石器を用意している。
それらの計画が順調に進んでいる事で、遊牧民出身のマーゴットに好きにする様にさせたのだ。
「それはお互いの為に良かったな。それと、こっちは煉瓦の代用品の知識を手に入れて来た。ゴーレムだけでは直ぐに壊れるが、別の呪文で先延ばしできるようになったんだ。屋敷は駄目だが、畑を守る為には使えるぞ」
「それは重畳です。既に山間部では緑が増えており、壁が重要だったとの見方が受け要られていますからね」
俺が新発見したコンボを披露すると、以前とは違って心からの祝福が返って来た。最初の数年では半信半疑だったが、今ではちゃんと涼しく成り、緑が増えてきたことで歓迎ムードになったのだろう。
という訳でゴルベリアスでは今後の手配を行い、ユーリ姫と仲良く(意味深)したのである。
休日と言っても領主の休日だからサラリーマンほど短くはない。
だが、それでも次の領主とバトンタッチを続けて行くには、手早く用事をこなしてリフレッシュするサイクルを作って行くべきだろう。そのためには手紙を段階的に送る構成も必要だし、スケジューリングも必要になる。
まずはその辺りをゴルベリアスで説明しておく。
「おおよそこの流れで貴族たちが新領地まで訪れる事になる」
「家族の方はそれに前後して訪れることが可能なように手紙を複数回頼む」
「事前連絡とスケジュール調整だな。列車のチケットも多めに同封しておく」
「一週間程度はズレても大丈夫な筈だから、夫人や子弟たちの都合で無理な場合は、執事や騎士など信用できる者を送る様にしたためてある。領主の都合でズレる場合は、事前にこちらから送るので調整はし易い筈だ」
概ね基本的な流れを記載し、手紙の原型を用意しておいた。
執筆するのは俺であったり貴族の中でも官僚肌の者だが、それらの調整はアレクセイに任せる事にする。この場合は経由地でしかないが、担当者と言う者が居ないからな。参加する領主の慰問やら、領地が心配であるから連絡を取ってみるというのは、オロシャと往復が早くなった今だから実行できることだろう。
大昔と言うか、普通の国ならば『遠征が終わってから帰って来いよ』で済まされることになるだろう。
「長く見積もっても夫人らが三週間、領主層が二週間ならば問題ないかと。しかし、この程度の休息が必要になりますか? ああ、もちろんゴルビー伯の様に色々と製作できる方は別です」
「家族と会えたとか、領地が安心と聞ければ気分が晴れるさ。浮気対策もな」
基本的に貴族は遠出をしない。精々が王都へ出仕するくらいだ。
それが責務である軍事行動とはいえ、長々と領地を空けるのは気になるはずだ。領地の運営は部下がやるにせよ、目を光らせておきたいとか、何かあれば指示を出したいというのが領主と言う物なのだろう。ゆえにちょっとした顔合わせでも問題はない、領地に判れで会わないことが多いので、むしろ連絡が任意に採れない事が問題なのだ。
うちの様に性格的なノリの差があればともかく、結婚後数年以内の貴族は浮気が心配だろう。跡継ぎが生まれたら後は好きにしてよいのが貴族だが、まだまだの家にとっては浮気は非常に困ることになる。『いつでも戻って来れるぞ!』という先例があれば、夫人たちも浮気は気を付けるだろう。
「ともあれ了解しました。今後はどのように?」
「戦争という意味なら策士タイプの魔将が居るかどうか次第だな。いくら魔族が強くても、『何処にいるか』が判ってるなら問題はないよ。攻撃力と数でゴリ押せる。此処で過ごす時間としては、手紙を書く時間もあるから暫くは居るな。ユーリ姫の相手をしつつ、マーゴットが戻ってくるまでは居られると思う」
技術が進むと火力と射程が防御を上回る様になっていく。
魔王軍との戦いでも賢者の呪文が強い筈の魔族を何人も焼き殺していた。それが出来るのは賢者の加護や大魔導師の加護など、呪文取得や行使に補正が多く入る一部だけだ。だが、ゴーレムやら投石器などがあれば、そういう属人的な攻撃力に匹敵できる。攻城兵器をエンチャントで強化してはならないという法律はないからだ。
だからこそ賢者には色々と覚えて欲しかったのだが、魔王に一度負けるまではずっと砲台メイジをやっていた。
「それは良かったです。そちらに行きたいとユーリ姫にせがまれてですねぇ」
「悪いな。そういえばソヴィエトに乗る為の訓練をずっとしてきたんだったか。慣れ次第では許可しないといけないが……それはそれとして、時間ギリギリまで飛び続けそうだな。だが……約束は約束だしなあ」
正妻のユーリ姫はロマン主義で格好良いゴーレムが大好きだ。
男の子みたいな性格ではあるが、行動力も高いのが気になるところだ。ケンタウルス型ゴーレムのソヴレメンヌイを乗り回してあちこちに出かけることもあるそうだし、空飛ぶゴーレムであるソヴィエトへの搭乗許可を出したらやめろと言っても空を飛び続けかねない。飽きるまで飛べるほど航続距離は長くないし、止めるとしても攻撃呪文で撃ち落とせるので、あまりやって欲しくはない所だ。
とはいえ、許可を取る為の訓練内容を越えたらOKを出すと約束した以上は叶えないわけにはいかない。
「ホント? そろそろマーちゃんが戻って来てる筈だから迎えに行こうよ!」
「隠れていたのか。仕方のない奴だな。とりあえず今日はユーリの資格試験と、お手紙を書く必要があるの。それにせっかくの晩餐を用意してくれたみんなに悪いだろ? それにソヴィエトはそんなに飛べません!」
行動力の塊であるユーリはゴルベリアスにある領主館に隠れていた。
代官であり俺と契約しているアレクセイとしては協力を断り切れなかったのだろう。ユーリ姫が隠れるのを見逃しつつ、同時に俺が気が付くとしたら仕方ない……くらいのスタンスであると思われた。
ともあれ久々の奥さんとの再会である。このくらい飛びつく方が嬉しくはあった。
「そっかー。改良されたって聞いたけど、そんなに飛べないのか。残念。でも、ボクちゃんと浮いたままで時間を計ったり、咄嗟にアイテム起動できるようになったんだよ!」
「ならその様子を見せてもらわないと。海への飛び込みはもう見たしな」
空を飛ぶためには幾つかの条件を付けた。
空を飛んでいられる時間を正確に測り、その手前で着地を目指せること。それとは別に、運悪く墜落する際に、海などの上に限り飛行して、落ちても着水して難を逃れる事。最後に落ちている最中、咄嗟にマジックアイテムを使って浮かべる事の三つだ。それを潜り抜けたら、一応は別荘地の上などで飛ぶことを許可するとした。
問題なのは……認めた後で勝手に他に行く事なんだよな。鍵を用意すれば良いのだが、正妻であるユーリ姫なら鍵を持ち出せる権限を持つのが問題である。
「その前に奥方様。公務として沐浴の手伝いを御願いします」
「はーい! 直ぐに済ませて来るねー」
「俺は手紙を書いてるからゆっくりで良いぞ」
ユーリ姫は俺の印鑑を押す以外にも仕事がある。
旦那と同じ業務が出来る事で、職務の代行をするのが正妻というものだ。なので書類を見てトリアージを行い、自分で解決できる問題、相談が必要な問題、俺でなければやってはいけない問題の三つに分けて仕事をしている。それとは別に彼女が独自に見つけたのが、空中庭園にある溜め池で領民の子供たちを洗う……沐浴させる事だ。
水が貴重だったゴルビーでは泳ぐと批判されるが、不思議な事に子供を預かり、上から水を掛けてやるのは問題ないどころか神聖な行為と見なされるらしい。俺がもたらした水を、領民に分け与える儀式みたいな物になるんだと。
「という訳で後は部屋にいるが、マーゴットはいつも通りか?」
「はい。地図を作る練習をしたり、正確に捕捉する練習を部族の子供たちを中心に小さな子へ色々と教えています。一応は、ゴルビーの地図を外には出してないようですね」
第二夫人のマーゴットは遊牧民の出身である。
彼女は地図造りに興味を示したらしく、通り乗りのついでに子供を教育しているそうだ。俺としても彼らと親しく成ったり、ついでにゴルビーの子供たちも鍛えたり文字を教えることには意味がある。だから許可しているのだが、この時代の地図が軍事知識でもある。その辺りの境界線に関しては、口を酸っぱくして言い含めてあった。
もっとも、許可したのは『重要な開拓』が終わったからだけどな。
「その様子だと河川工事は無事に終えたようだな」
「はい。もはや騎馬で直進は出来ません。やったら上から始末できます」
ゴルビーは荒野と砂漠ばかりの土地だがずっと対策してきた。
煉瓦の壁で太陽と熱風を遮り、水を齎して蒸発しないようにしつつ、同時に砂が覆い被さったり土が飛んで行かない様にしていた。その集大成が河川工事であり、穴を掘って幾つかのブロックに分けることで、畑仕事がやり易く同時に騎馬兵が駆け抜けられないようにしたのだ。もちろん主要街道は別だが、そこには砦や関所を築いて当石器を用意している。
それらの計画が順調に進んでいる事で、遊牧民出身のマーゴットに好きにする様にさせたのだ。
「それはお互いの為に良かったな。それと、こっちは煉瓦の代用品の知識を手に入れて来た。ゴーレムだけでは直ぐに壊れるが、別の呪文で先延ばしできるようになったんだ。屋敷は駄目だが、畑を守る為には使えるぞ」
「それは重畳です。既に山間部では緑が増えており、壁が重要だったとの見方が受け要られていますからね」
俺が新発見したコンボを披露すると、以前とは違って心からの祝福が返って来た。最初の数年では半信半疑だったが、今ではちゃんと涼しく成り、緑が増えてきたことで歓迎ムードになったのだろう。
という訳でゴルベリアスでは今後の手配を行い、ユーリ姫と仲良く(意味深)したのである。
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