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15 最終話
しおりを挟むそれから私とレイモンド様は結婚した。とても豪華な式でたくさんの人に祝福され、私は幸せの絶頂にいる。だって好きだった人とまさか結婚することになるなんて。
「レイモンド様。気づいていなかったと思いますが、実は私も学生時代の時からあなたのことが好きでした」
初夜の前。ちゃんと気持ちを伝えようとレイモンド様の手を握って打ち明けた。言おう言おうと思っていたけど、恥ずかしくて伝えることが出来なかったのだ。
「やっぱりそうだったんだ。ちゃんとアメリアの口から聞けて安心したよ」
「え? やっぱり、ってどういうことです? 知っていらしたんですか?」
「いや、私も気づいていなかったよ。君と元婚約者との仲がとても良かったから。気づいていたのはセセリアだよ。手紙にね、書いてあったんだ」
セセリア様…。気づいていたのか。その時は私のことをどう思っていたんだろう。なんだかとても申し訳なく思える。
「あ、勘違いしないで。セセリアの手紙にはね、私たちがお互い想い合っていたことを知っていたと書かれていた。そしてそれがとても歯がゆくて申し訳ないと。だから自分がいなくなったらどうかアメリアと添い遂げられるよう頑張ってほしい、なんて書かれていた。私たち2人のことはセセリアには見抜かれていたんだよ。さすが商人になりたいだなんて言っていただけはあるよね。人を見る目が凄いなと素直に思ったよ」
「セセリア様…」
「だけど私には勇気がなくて。君たちの仲を引き裂こうなんて出来るわけもなく。そしたら君はいつの間にか婚約解消になってニコラーク家へ嫁いでしまっていた。
私はラマーニに怒りが湧いた。リンジー領が大変な時に助けもせず見限ったんだ。それだけの想いだったのなら我慢する必要もなかったと後悔した。だから君がニコラーク家でどう過ごしているのか調べたんだ。
そしたら案の定、あのザマだ。だけどあの時は神に感謝したよ。これで堂々とアメリアに近づける。そう思って色々策を練ったんだ。そしたら執事長が味方になってくれた」
それから後は君の知っている通りだよ。そう言ってレイモンド様は私の頬をするりと撫でた。そのまま微笑むと私を優しく抱きしめる。
「ただ、君の心が本当に私にあるのかそれが不安だったんだ。こんな形で結婚を申し込んで、私もエリオットと同じことをしているんじゃないかと不安になった。だけど今、君の気持ちを君の口から聞けて心の底から安堵した。
君を絶対に不幸になんてさせないから。今まで辛かった分、私が全部幸せで埋めてあげるから覚悟しておいて」
「…レイモンド様。私はあなたと結婚出来てこんなに幸せなことはありません。私もレイモンド様を幸せに出来るよう精一杯努めます。私を迎えてくださってありがとうございます」
あの時大変だったのも、全部この幸せのための試練だった。どこかで聞いたことがあるけど、神様は越えられない試練は与えないっていうのは本当なんだろう。そしてその試練を乗り越えて今がある。
きっとこの先もまた色んな試練が訪れるだろう。だけどレイモンド様と共にそれを乗り越えていく。彼とならばきっと出来ると信じられる。
「アメリア、愛してるよ」
「はい。私も愛しています」
優しいキスが額に、まぶたに、頬に、そして唇に。そのあとはたっぷりレイモンド様に愛されて。
甘い初夜はそうして過ぎていった。
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くまくま様
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あー・・・これ、やっちゃいましたかねー?永遠にお口チャック🤐
もげたろう様
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しろねこ様
感想ありがとうございます。
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