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10歳〜アストレカ大陸編【旅芸人と負の遺産】
プロローグ 旅芸人
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エルディア王国王都から北に三十キロ程離れたルリビアの街、現在街中の広場にて各国を渡り歩く旅芸人達が、人々に芸を披露している。皆の得意分野が異なっているせいもあり、広場周囲には多くの人々が集まり実に盛況である。
その中でも、一際目立つ1人の旅芸人がいた。
目立つというのはその者を指しているのではなく、その者の隣に置かれている機材である。俗に言う巨大なギロチン台が悠然と置かれているのだから目立って当然だろう。今から芸を披露するのは16歳くらいの黒髪の少年、他の旅芸人達と違い、ごく普通の冒険服を着用しており、一際目立つ容姿というわけでもない。見学者の数は30人程、皆が少年を凝視し、側に置かれているギロチン台で何が行われるのか心を躍らせている。
ギロチン系の手品というものは、この世界でも浸透している。50年以上前から行われていることもあって、少数の見学人達が手品のタネをいくつも知っている。それでもなお、大型でインパクトも大きい為、客も引き寄せやすい。今回の手品師は若い少年でもあるため、何かこれまでにない斬新なものを披露するのではと、皆が期待しているのだ。
「さあさあ皆さん、今から私にしか出来ない手品を披露します! まずは、このギロチン台を使い皆様を驚かせましょう」
少年はギロチン台の首を収める台座に行き、自ら首をセットした。しかも、少年の目は真上に位置するギロチンの刃を見ているため、周囲が少しだけ騒つく。アシスタントである20歳前後の女性冒険者が無表情で処刑台の準備を進めていく。
「皆さん、これは小手調べです。さあ助手よ、我が首にギロチンを落とせ~~!」
少年はギロチンを見て、僅かに微笑んでいる。
周囲の空気がやや重い中、ギロチンの鋭い刃が地面へと落下していく。
刃が少年の首を通り、ドーーーーンという一際大きな衝撃音が周囲に鳴り響く。少年の首は……地面にコロコロと転がり、顔が見学人の方を向いて止まる。
見学人達は目を見開いたまま生き絶えたと思われる少年と目があったこともあり、誰もが固まり言葉を発しようとしない。この時、血が切断部位から1滴も噴き出されていないのだが、この違和感に気づける者は誰1人いなかった。
数秒の沈黙後、皆の顔色が真っ青となっていき、誰かが叫び声を上げようとした時、それは起こる。
なんと、少年の胴体が1人でに動き出したのだ!
そして、見学人達の目の前に転がる頭が急に喋り出す。
「ふふ…あはははは…皆さん、驚かれましたか? これは前座です。特殊なスキルや魔法があれば、こういった手品も可能なのです」
皆が固唾を飲んでいる。
当然だろう。
特殊な魔法やスキルがあれば、こういった芸当も可能かもしれない。
しかし、見学者全員が1人でに動く切断された胴体と1人でに話す切断された頭を、これまでに見たこともないのだ。
だからこそ、驚愕し声も出ない。
その間にも、胴体は顔のもとへ到着し、そっと持ち上げる。
「ほら、魔法があればこういった行為も可能なんですよ」
「「「あ!」」」
少年は、切断された自分の胴体側の首の内部に右手を突っ込み、何かを取り出した。
中身はトランプ1セットだ。それを見学者達に渡し、本物であることを確認させている。
「おっと、いつまでも切断状態をお見せするのはいけませんね。よっと……ふ~」
今、少年の首と胴が再接合した。
マリルの活躍により、魔法理論が大きく進歩したため、幻惑魔法【幻夢】やスキル【識別】なども国中に知れ渡っている。しかし、少年は魔法を一切行使していない。見学者達の中で、《頭と胴体を切断して再接合可能なスキルを知る者》は誰1人いない。首の内部から出てきたトランプカードも本物であるため、この場にいる人々は少年がどんな《スキル》を使ったのか、その答えを知りたいためか固唾を飲んでいる。
少年も事態を把握したのか、再び口を開く。
「申し訳ありませんが、胴体切断やカード出現のタネに関しては企業秘密です。まあ、スキルや魔法を使用すれば、こういった手品も可能だと思ってください」
見学人達からは落胆の色が見えたものの、彼らの心は《次はどんな手品を披露してくれるのか?》という期待に変化する。
「これからお見せするのは、魔法もスキルも一切使用しません。正真正銘の手品をお見せしましょう。タネがわかった人には、銀貨1枚プレゼントしますよ」
その後、少年はカードやコインを扱う手品を見学者達に披露した。
初めのうち、タネのわかりやすい手品を披露し、それを見抜いた2人の見学者に銀貨2枚を進呈する。そこから見学人も増加していき、手品もより高度なものへ進化していくことで賑やかさが増していく。少年の話術も実に見事で、彼の話す一言一言に気をとらていく見学者達、実はこの話術こそが手品のタネを気づかせない重要なファクターなのだが、銀貨2枚を払って以降、気づける者は誰1人いなかった。
そして終盤、自分が目隠しをした状態で、見学人の1人にトランプを渡し指示を出す。カードを持つ人間が他の見学人に対し、少年の言われた通りの内容で手品を披露させ、見事成功させると皆から盛大な拍手が贈られる。イベント終了後、少年の用意した箱には、見学者達からの銅貨や銀貨といった大量のお捻りで満たされることとなった。
少年の言葉巧みな手品のおかげもあって、見学人達は他の旅芸人達の場所にも行くことで、主催者側全員が予想以上の収入を得ることになる。
……現在、全てのイベントが終了し、広場は閑散としている。
少年はアシスタントをしてくれた女性冒険者に報酬を渡すと、1人今日起きた出来事を振り返る。
「ふ~、結構稼げたぜ。冒険者で稼ぐのも悪かないけど、こうやって手品を披露して稼ぐのも気分がいいよな。これで王都に行く軍資金も調達できた。ランダルキア大陸中央から始めた旅も、いよいよ終着点だ。やっと……聖女【シャーロット・エルバラン】に会える」
先程までの笑顔から一転真剣な面持ちとなる少年、彼がシャーロットに何を齎すのか。
「さあ、出発だ!」
少年はゆっくりと歩き出し、街の広場から姿を消した。
○○○ ミスラテル視点
「あの者も、シャーロットに出会うべく出発したようですね」
今回、コウヤ・イチノイの都合を無視してお願いすることになりましたが、私もシャーロットの悲しむ顔を見たくありません。
それにしても、コウヤ・イチノイには驚きました。彼自身も、ネーベリックやユアラのことを逸早く察知していたはず、どうしてハーモニック大陸に戻らなかったのか不思議に思い調査しましたが、まさか既に【負の遺産】の一角とランダルキア大陸内で接触し戦っていたとは思いもしませんでした。
ランダルキア大陸内での彼の功績は、大変素晴らしいものです。しかし、コウヤ自身が一部隠蔽していることもあって、負の遺産関係の功績は未だにどの国家にも知られていない。彼の考えについては私も聞きました。その行動こそが周囲に影響を与えず、両者の目的が合致する穏便な策といえるでしょう。
自分の功績を周辺国家に明かせば、彼は地位も名誉も手に入れる。しかし、その一方で、大きな戦乱が起こり、多くの人々が不幸となって死に絶えてしまう。
彼はそんな未来を予期して、何が最善なのかを考え、【???】についてこれまで誰にも明かさなかった。そんな悪の心を持たない彼だからこそ、シャーロットに危機意識を持たせる最適な人物なのです。
そして肝心のシャーロット、私にとっても大恩人となりますね。
私自身が彼女と会い、これまでの感謝を述べてから負の遺産について話すことも可能でしょう。本来であれば、そうしたかった!
しかし、【私が直接言った場合】と【コウヤが言った場合】とで、彼女や仲間の未来が大きく異なるようです。私自身、その未来を瞬間的にしか見れなかったため断定できませんが、私が言った場合、必ず誰かが死にます。コウヤが言った場合、未来を見通せない。この不完全な未来視を何度も何度も試みましたが、結果は同じ。
おそらく、シャーロットの持つ危機意識が、私とコウヤとでかなり異なるのでしょう。
1番やってはいけない行為、それが【シャーロットへの感謝と御礼】です。彼女も1人の人間、神から複数回謝罪と感謝を述べられたら、【自分も神の一端なのだ】と潜在的に思ってしまい、心に【慢心】を与えてしまう。たとえ、負の遺産について話したとしても、1度こびりついた慢心は中々払い落とせません。その結果、彼女に不幸を齎してしまう。
私は、彼女に【慢心】・【自尊】・【自惚れ】などの思いを芽生えさせない為、あえて自分の評価を落とす策を考えた。彼女のこれまでの経緯を振り返り、確実に私を意識させる言葉……それが【挫折】。
《シャーロットは挫折を知りません》とコウヤに話してもらうことで、彼女は必ず私を意識し疑問に思うはずです。
実際、私の思惑通り、彼女はコウヤに意見している。私の評価を大きく落としたかもしれませんが、慢心を持たせることなく、【負の遺産】について強く興味を抱き、仲間に対する危険性も理解できた。まだ、コウヤも自分の戦っていた相手のことを彼女達に詳しく話していませんが、緊急性もありませんから学園入学以降でも問題ありません。
私が代理の神である以上、ガーランドのシステムの深部にまで入り込めない。そのため、負の遺産の全貌がわからない。おそらく、コウヤの戦っていた相手も、ほんの一部に過ぎないでしょう。
あの駄神ガーランドのことは放っておくとして、シャーロットの住む世界を崩壊させたくありません。私の評価が落ちようとも、彼女や仲間達には幸せな生活を築いてもらいたい。
その中でも、一際目立つ1人の旅芸人がいた。
目立つというのはその者を指しているのではなく、その者の隣に置かれている機材である。俗に言う巨大なギロチン台が悠然と置かれているのだから目立って当然だろう。今から芸を披露するのは16歳くらいの黒髪の少年、他の旅芸人達と違い、ごく普通の冒険服を着用しており、一際目立つ容姿というわけでもない。見学者の数は30人程、皆が少年を凝視し、側に置かれているギロチン台で何が行われるのか心を躍らせている。
ギロチン系の手品というものは、この世界でも浸透している。50年以上前から行われていることもあって、少数の見学人達が手品のタネをいくつも知っている。それでもなお、大型でインパクトも大きい為、客も引き寄せやすい。今回の手品師は若い少年でもあるため、何かこれまでにない斬新なものを披露するのではと、皆が期待しているのだ。
「さあさあ皆さん、今から私にしか出来ない手品を披露します! まずは、このギロチン台を使い皆様を驚かせましょう」
少年はギロチン台の首を収める台座に行き、自ら首をセットした。しかも、少年の目は真上に位置するギロチンの刃を見ているため、周囲が少しだけ騒つく。アシスタントである20歳前後の女性冒険者が無表情で処刑台の準備を進めていく。
「皆さん、これは小手調べです。さあ助手よ、我が首にギロチンを落とせ~~!」
少年はギロチンを見て、僅かに微笑んでいる。
周囲の空気がやや重い中、ギロチンの鋭い刃が地面へと落下していく。
刃が少年の首を通り、ドーーーーンという一際大きな衝撃音が周囲に鳴り響く。少年の首は……地面にコロコロと転がり、顔が見学人の方を向いて止まる。
見学人達は目を見開いたまま生き絶えたと思われる少年と目があったこともあり、誰もが固まり言葉を発しようとしない。この時、血が切断部位から1滴も噴き出されていないのだが、この違和感に気づける者は誰1人いなかった。
数秒の沈黙後、皆の顔色が真っ青となっていき、誰かが叫び声を上げようとした時、それは起こる。
なんと、少年の胴体が1人でに動き出したのだ!
そして、見学人達の目の前に転がる頭が急に喋り出す。
「ふふ…あはははは…皆さん、驚かれましたか? これは前座です。特殊なスキルや魔法があれば、こういった手品も可能なのです」
皆が固唾を飲んでいる。
当然だろう。
特殊な魔法やスキルがあれば、こういった芸当も可能かもしれない。
しかし、見学者全員が1人でに動く切断された胴体と1人でに話す切断された頭を、これまでに見たこともないのだ。
だからこそ、驚愕し声も出ない。
その間にも、胴体は顔のもとへ到着し、そっと持ち上げる。
「ほら、魔法があればこういった行為も可能なんですよ」
「「「あ!」」」
少年は、切断された自分の胴体側の首の内部に右手を突っ込み、何かを取り出した。
中身はトランプ1セットだ。それを見学者達に渡し、本物であることを確認させている。
「おっと、いつまでも切断状態をお見せするのはいけませんね。よっと……ふ~」
今、少年の首と胴が再接合した。
マリルの活躍により、魔法理論が大きく進歩したため、幻惑魔法【幻夢】やスキル【識別】なども国中に知れ渡っている。しかし、少年は魔法を一切行使していない。見学者達の中で、《頭と胴体を切断して再接合可能なスキルを知る者》は誰1人いない。首の内部から出てきたトランプカードも本物であるため、この場にいる人々は少年がどんな《スキル》を使ったのか、その答えを知りたいためか固唾を飲んでいる。
少年も事態を把握したのか、再び口を開く。
「申し訳ありませんが、胴体切断やカード出現のタネに関しては企業秘密です。まあ、スキルや魔法を使用すれば、こういった手品も可能だと思ってください」
見学人達からは落胆の色が見えたものの、彼らの心は《次はどんな手品を披露してくれるのか?》という期待に変化する。
「これからお見せするのは、魔法もスキルも一切使用しません。正真正銘の手品をお見せしましょう。タネがわかった人には、銀貨1枚プレゼントしますよ」
その後、少年はカードやコインを扱う手品を見学者達に披露した。
初めのうち、タネのわかりやすい手品を披露し、それを見抜いた2人の見学者に銀貨2枚を進呈する。そこから見学人も増加していき、手品もより高度なものへ進化していくことで賑やかさが増していく。少年の話術も実に見事で、彼の話す一言一言に気をとらていく見学者達、実はこの話術こそが手品のタネを気づかせない重要なファクターなのだが、銀貨2枚を払って以降、気づける者は誰1人いなかった。
そして終盤、自分が目隠しをした状態で、見学人の1人にトランプを渡し指示を出す。カードを持つ人間が他の見学人に対し、少年の言われた通りの内容で手品を披露させ、見事成功させると皆から盛大な拍手が贈られる。イベント終了後、少年の用意した箱には、見学者達からの銅貨や銀貨といった大量のお捻りで満たされることとなった。
少年の言葉巧みな手品のおかげもあって、見学人達は他の旅芸人達の場所にも行くことで、主催者側全員が予想以上の収入を得ることになる。
……現在、全てのイベントが終了し、広場は閑散としている。
少年はアシスタントをしてくれた女性冒険者に報酬を渡すと、1人今日起きた出来事を振り返る。
「ふ~、結構稼げたぜ。冒険者で稼ぐのも悪かないけど、こうやって手品を披露して稼ぐのも気分がいいよな。これで王都に行く軍資金も調達できた。ランダルキア大陸中央から始めた旅も、いよいよ終着点だ。やっと……聖女【シャーロット・エルバラン】に会える」
先程までの笑顔から一転真剣な面持ちとなる少年、彼がシャーロットに何を齎すのか。
「さあ、出発だ!」
少年はゆっくりと歩き出し、街の広場から姿を消した。
○○○ ミスラテル視点
「あの者も、シャーロットに出会うべく出発したようですね」
今回、コウヤ・イチノイの都合を無視してお願いすることになりましたが、私もシャーロットの悲しむ顔を見たくありません。
それにしても、コウヤ・イチノイには驚きました。彼自身も、ネーベリックやユアラのことを逸早く察知していたはず、どうしてハーモニック大陸に戻らなかったのか不思議に思い調査しましたが、まさか既に【負の遺産】の一角とランダルキア大陸内で接触し戦っていたとは思いもしませんでした。
ランダルキア大陸内での彼の功績は、大変素晴らしいものです。しかし、コウヤ自身が一部隠蔽していることもあって、負の遺産関係の功績は未だにどの国家にも知られていない。彼の考えについては私も聞きました。その行動こそが周囲に影響を与えず、両者の目的が合致する穏便な策といえるでしょう。
自分の功績を周辺国家に明かせば、彼は地位も名誉も手に入れる。しかし、その一方で、大きな戦乱が起こり、多くの人々が不幸となって死に絶えてしまう。
彼はそんな未来を予期して、何が最善なのかを考え、【???】についてこれまで誰にも明かさなかった。そんな悪の心を持たない彼だからこそ、シャーロットに危機意識を持たせる最適な人物なのです。
そして肝心のシャーロット、私にとっても大恩人となりますね。
私自身が彼女と会い、これまでの感謝を述べてから負の遺産について話すことも可能でしょう。本来であれば、そうしたかった!
しかし、【私が直接言った場合】と【コウヤが言った場合】とで、彼女や仲間の未来が大きく異なるようです。私自身、その未来を瞬間的にしか見れなかったため断定できませんが、私が言った場合、必ず誰かが死にます。コウヤが言った場合、未来を見通せない。この不完全な未来視を何度も何度も試みましたが、結果は同じ。
おそらく、シャーロットの持つ危機意識が、私とコウヤとでかなり異なるのでしょう。
1番やってはいけない行為、それが【シャーロットへの感謝と御礼】です。彼女も1人の人間、神から複数回謝罪と感謝を述べられたら、【自分も神の一端なのだ】と潜在的に思ってしまい、心に【慢心】を与えてしまう。たとえ、負の遺産について話したとしても、1度こびりついた慢心は中々払い落とせません。その結果、彼女に不幸を齎してしまう。
私は、彼女に【慢心】・【自尊】・【自惚れ】などの思いを芽生えさせない為、あえて自分の評価を落とす策を考えた。彼女のこれまでの経緯を振り返り、確実に私を意識させる言葉……それが【挫折】。
《シャーロットは挫折を知りません》とコウヤに話してもらうことで、彼女は必ず私を意識し疑問に思うはずです。
実際、私の思惑通り、彼女はコウヤに意見している。私の評価を大きく落としたかもしれませんが、慢心を持たせることなく、【負の遺産】について強く興味を抱き、仲間に対する危険性も理解できた。まだ、コウヤも自分の戦っていた相手のことを彼女達に詳しく話していませんが、緊急性もありませんから学園入学以降でも問題ありません。
私が代理の神である以上、ガーランドのシステムの深部にまで入り込めない。そのため、負の遺産の全貌がわからない。おそらく、コウヤの戦っていた相手も、ほんの一部に過ぎないでしょう。
あの駄神ガーランドのことは放っておくとして、シャーロットの住む世界を崩壊させたくありません。私の評価が落ちようとも、彼女や仲間達には幸せな生活を築いてもらいたい。
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