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11話 家族団欒
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私は舞香さんや光希と一緒に、カレーを作った。その際、優斗と大河君にはリビングから出ていってもらった。
2人は渋々出ていったけど、これは必要な行為なんだよね。
3人で料理しながら、私と光希が舞香さんに優斗に関する情報を、舞香さんは私たちに大河君の情報を教えてもらうのだから。光希も大河君を見て、結構気に入っているようだもの。3人で楽しく女子会しながら、カレーを調理し終え、そこに優斗と大河君を加え、楽しい昼食会が始まる。
「美味い!」「これ、本当に美味しいよ!」
優斗も大河くんも、私たちのカレーを気に入ってくれたようだ。
「ふふ、舞香さんのおかげで、カレーがグレードアップしたの」
「以前、お母さんが料理番組で調理してもらったものを、アレンジしたんです」
15年前の時点で、お父さんもお母さんも共働き、私が料理担当だったから自信あったのに、上には上がいるよね。舞香さんがかなりの腕前で、女子力がかなり高いもん。果たして、優斗を攻略できるのか、それがこの先の心配事かな。
「光希も、私たちをフォローしてくれたもんね」
「私、結構自信あったのに、2人共、料理技術が高いよ」
「光希はこれから頑張れば、私よりも上手くなるよ」
私たちが楽しく話し合い、丁度食べ終えた頃になって、インターホンが鳴る。
「お兄ちゃん。もしかして、お父さんたちが帰ってきたの?」
「いや、自分の家にインターホンを押さないと思うが」
優斗がインターホンの画面を見ると…。
「父さんと母さんだ。やけに、早い帰りだな」
「私と光希のメールが効いたのかもね」
「俺が行くよ」
優斗がリビングを出て、玄関へと向かうと、すぐに3人の声が聞こえてくる。
「優斗! あのメールは、どういうことだ!」
「そうよ! あれは、どう見ても彩奈だわ!」
両親があそこまで取り乱すのを、初めて聞いたな。
「落ち着いて…と言っても無理な話か。本人から聞いた方が早いかな」
それなら、私が玄関へ行きましょう。
「お父さん、お母さん、久しぶり」
私がひょこっとリビングから顔を出すと、2人は絶句する。
「幽霊…じゃない」
「15年前に見た彩奈だわ」
「神様からの特別な計らいで、24時間だけ滞在できるの」
異世界の件については、2人が落ち着くまで待とう。
「そんな奇跡のようなことが…」
「嘘…でしょ」
2人は靴を脱いで、私に近づいて、そっとほほを触る。
「身体が…ある」
「触れるわ」
私に触れるとわかると、2人はすぐに私を抱きしめる。
「「彩奈~~~」」
「2人共苦しいよ」
お父さんもお母さんも、泣き叫んだ。
かくいう、私も泣いている。
家族全員、元気そうで良かった。
○○○
2人は私の事情を早く知りたいのか、私たちの調理したカレーを泣きながらあっという間に完食し、テーブルの椅子に座ったまま、話を聞くつもりのため、私はお母さんの隣に座り、全ての事情を明かしていく。
「それじゃあ、そのギフト《異世界交流》の交流者を探すため、24時間限定でやって来たと?」
「そうだよ、お父さん。神の御使でフェアリーバードの《ルウリ》が、色々と気を利かしてくれたおかげで、早い時期にここへ来れたの。当初は焦ったけど、今日が光希の誕生日と聞いて驚いたよ」
この状況、今考えても、偶々とは思えない。
やっぱり、ルウリはこっちの状況を知っていたのかな?
「ねえ彩奈。話を聞いた限り、ルウリって鳥さんはルリルリの転生した姿じゃないの?」
「え!? お母さん、どうしてそう思うの?」
今まで人が異世界に転生する小説については何度も読んでいるから違和感ないけど、鳥が異世界に転生するってことあるの?
「これはあくまで仮説だけど、ルリルリが異世界に転生して、何らかの方法でこっちの状況を観察していたのよ。彩奈があの災害で死んでしまったことを知り、あなたの魂を自分のいる異世界へ呼んだのじゃないかしら? そして、ずっとあなたを見守っていたのよ」
ルリルリが、私をあの世界へ招待した?
でも、どうして脱線事故の時に、皆を助けてくれなかったの?
そもそも、どうして祝福の儀でギフトを贈ってくれなかったの?
私は、その疑問をお母さんにぶつける。
「そうね……いくつか理由を挙げるとするなら、《あなたの両親は、貴族の矜持でしか物事を考えられない屑だってこと》、あの家に居続ければ、必ず大きな不幸が起こると踏んだから、神様にお願いして、ギフトを与えなかった。ルリルリも四六時中、貴方を見ているわけにはいかないから、多分目を離した隙に、脱線事故が起きたのかもしれないわね。前世記憶の覚醒は、貴方自身が自分自身の精神を守るために、無意識に覚醒させたのよ」
お母さん、ラノベ作家は伊達じゃない。
そんなこと、思いつきもしなかった。
ルウリの言動や契約についても、ルリルリだからと考えれば納得できるわ。
「彩奈、交流者を誰にするかは、もう決めているのか?」
お父さんからの質問に、私は満面の笑みを浮かべて答える。
「うん、交流者は光希だよ」
「ええ!?」
光希は、自分に指名が来るとは思わなかったのか、かなり驚く。
「お姉ちゃん、私でいいの?」
余程嬉しかったのか、涙目で私を見つめてくる。
「ここに来るまで、家族全員が生きていてくれたら、優斗にするつもりだった。でも、妹の光希が生まれていたことを知って、しかも今の私と同じ年齢。交流を深めるのなら、絶対に光希だよ」
「お姉ちゃん…ありがとう。私も、お姉ちゃんともっと交流して、絆を深めたい!」
光希が言った瞬間、私と彼女の身体が淡く輝き出す。
「何これ!?」
「お姉ちゃん、私たち、光ってる!」
私たちが慌てていると、何処からか優しげな声が聞こえてくる。
『慌てないで。それは、君たちの魂が繋がった証だ』
「その声、ルウリだよね? 貴方はルリルリなの?」
『ようやく気づいてくれたか。元々、彩奈の母-詩織が中学生の時に、僕をペットショップで購入してくれたことから始まる。そこ以降、僕はず~っと君たち家族を見守り続け、彩奈が生まれて以降、君は僕のことを大切に育ててくれたね。そのせいもあって、老衰で死に、記憶を保持したまま異世界に転生して以降も、君たち家族の今後が気になって仕方なかったんだ。だから、神様に《観察し続けたい》と何度も祈願し続け、許可を得て以降、ずっと見守っていたわけさ』
「それじゃあ、私が異世界へ転生したのも…」
『詩織の仮説通りさ。僕は、君との契約を望んだからね。ただ、転生先が最悪な家族だったから、早くそこから追い出したかった。しかも、少し目を離した隙に、あの脱線事故、あれは完全に想定外だった。慌てて捜索したら、ベイツが助けてくれていたのだから、ほっとしたよ』
まさか、ルリルリが前世の家族や私をずっと見守ってくれていただなんて。
「ねえ、ルリルリ。私はラノベ作家なんだけど、偶に夢で見るあの光景って、もしかして…」
お母さんも、何かしてもらっていたの?
『あれは、僕と彩奈のいる異世界さ。正式名称は、『ガルドマリア』って言うの。本当は、彩奈の転生したイリアの光景を見せたかったのだけど、状況が一変してね。だから、異世界のあらゆる場所、世界観を堪能させたのさ』
ルウリ、そんな事までしてくれていたの!
「そうだったのね。ありがとう、あの夢のおかげで、私はラノベ作家として、大成したのよ」
お母さんは喜んでいるけど、お父さんと優斗が少ししょんぼりしている。
『茂(彩奈の父親)と優斗、君たちは霊感ゼロだから、夢に見せようがなかった。ごめんね』
そう言うと、2人は複雑な面持ちとなる。
『優斗は現在医学生、将来は優秀な医者になるだろうから、霊感ゼロで良かったね』
「ちょ、ちょっと待てルリルリ! ゼロじゃなかった場合、どうなるんだ?」
『少しでも霊感があった場合、君は就職先の病院で、生身の患者だけでなく、幽霊にまで頼られる存在になっていただろうね』
「う…それはちょっと…」
医学知識があっても、幽霊に関しては治しようがない。
ある意味、霊感ゼロでよかったんだ。
『おっと、そろそろ通信が切れるから言っておくよ。光希は、タブレットを持っているね?』
「うん、あるよ」
『そこに、《異世界交流》というアプリを組み込んでおいたから、それを使って彩菜と交流してね。タブレットを新品に交換しても、自動的に移るようにしてあるから安心して』
「うん、わかった! これからお姉ちゃんや貴方と、いっぱい交流するからね!」
『ふふふ、楽しみだ。そうそう、これは僕からのアドバイス。そこにいる舞香と大河、今の時点で好感度は78と61だ。これが90以上になれば…まあ、頑張ってね。それじゃあね~~~』
なるほどね、良い情報をありがとう。
「ルリルリ~ありがとう~頑張りま~~す」
「ルリルリ~まだ低いけど、焦らず上げていきま~~す」
2人も理解したのか、すっごく喜び、ルウリにお礼を言っているわ。でも、お目当ての2人(優斗と光希)が気づいていないのが、少し気の毒かな。
2人は渋々出ていったけど、これは必要な行為なんだよね。
3人で料理しながら、私と光希が舞香さんに優斗に関する情報を、舞香さんは私たちに大河君の情報を教えてもらうのだから。光希も大河君を見て、結構気に入っているようだもの。3人で楽しく女子会しながら、カレーを調理し終え、そこに優斗と大河君を加え、楽しい昼食会が始まる。
「美味い!」「これ、本当に美味しいよ!」
優斗も大河くんも、私たちのカレーを気に入ってくれたようだ。
「ふふ、舞香さんのおかげで、カレーがグレードアップしたの」
「以前、お母さんが料理番組で調理してもらったものを、アレンジしたんです」
15年前の時点で、お父さんもお母さんも共働き、私が料理担当だったから自信あったのに、上には上がいるよね。舞香さんがかなりの腕前で、女子力がかなり高いもん。果たして、優斗を攻略できるのか、それがこの先の心配事かな。
「光希も、私たちをフォローしてくれたもんね」
「私、結構自信あったのに、2人共、料理技術が高いよ」
「光希はこれから頑張れば、私よりも上手くなるよ」
私たちが楽しく話し合い、丁度食べ終えた頃になって、インターホンが鳴る。
「お兄ちゃん。もしかして、お父さんたちが帰ってきたの?」
「いや、自分の家にインターホンを押さないと思うが」
優斗がインターホンの画面を見ると…。
「父さんと母さんだ。やけに、早い帰りだな」
「私と光希のメールが効いたのかもね」
「俺が行くよ」
優斗がリビングを出て、玄関へと向かうと、すぐに3人の声が聞こえてくる。
「優斗! あのメールは、どういうことだ!」
「そうよ! あれは、どう見ても彩奈だわ!」
両親があそこまで取り乱すのを、初めて聞いたな。
「落ち着いて…と言っても無理な話か。本人から聞いた方が早いかな」
それなら、私が玄関へ行きましょう。
「お父さん、お母さん、久しぶり」
私がひょこっとリビングから顔を出すと、2人は絶句する。
「幽霊…じゃない」
「15年前に見た彩奈だわ」
「神様からの特別な計らいで、24時間だけ滞在できるの」
異世界の件については、2人が落ち着くまで待とう。
「そんな奇跡のようなことが…」
「嘘…でしょ」
2人は靴を脱いで、私に近づいて、そっとほほを触る。
「身体が…ある」
「触れるわ」
私に触れるとわかると、2人はすぐに私を抱きしめる。
「「彩奈~~~」」
「2人共苦しいよ」
お父さんもお母さんも、泣き叫んだ。
かくいう、私も泣いている。
家族全員、元気そうで良かった。
○○○
2人は私の事情を早く知りたいのか、私たちの調理したカレーを泣きながらあっという間に完食し、テーブルの椅子に座ったまま、話を聞くつもりのため、私はお母さんの隣に座り、全ての事情を明かしていく。
「それじゃあ、そのギフト《異世界交流》の交流者を探すため、24時間限定でやって来たと?」
「そうだよ、お父さん。神の御使でフェアリーバードの《ルウリ》が、色々と気を利かしてくれたおかげで、早い時期にここへ来れたの。当初は焦ったけど、今日が光希の誕生日と聞いて驚いたよ」
この状況、今考えても、偶々とは思えない。
やっぱり、ルウリはこっちの状況を知っていたのかな?
「ねえ彩奈。話を聞いた限り、ルウリって鳥さんはルリルリの転生した姿じゃないの?」
「え!? お母さん、どうしてそう思うの?」
今まで人が異世界に転生する小説については何度も読んでいるから違和感ないけど、鳥が異世界に転生するってことあるの?
「これはあくまで仮説だけど、ルリルリが異世界に転生して、何らかの方法でこっちの状況を観察していたのよ。彩奈があの災害で死んでしまったことを知り、あなたの魂を自分のいる異世界へ呼んだのじゃないかしら? そして、ずっとあなたを見守っていたのよ」
ルリルリが、私をあの世界へ招待した?
でも、どうして脱線事故の時に、皆を助けてくれなかったの?
そもそも、どうして祝福の儀でギフトを贈ってくれなかったの?
私は、その疑問をお母さんにぶつける。
「そうね……いくつか理由を挙げるとするなら、《あなたの両親は、貴族の矜持でしか物事を考えられない屑だってこと》、あの家に居続ければ、必ず大きな不幸が起こると踏んだから、神様にお願いして、ギフトを与えなかった。ルリルリも四六時中、貴方を見ているわけにはいかないから、多分目を離した隙に、脱線事故が起きたのかもしれないわね。前世記憶の覚醒は、貴方自身が自分自身の精神を守るために、無意識に覚醒させたのよ」
お母さん、ラノベ作家は伊達じゃない。
そんなこと、思いつきもしなかった。
ルウリの言動や契約についても、ルリルリだからと考えれば納得できるわ。
「彩奈、交流者を誰にするかは、もう決めているのか?」
お父さんからの質問に、私は満面の笑みを浮かべて答える。
「うん、交流者は光希だよ」
「ええ!?」
光希は、自分に指名が来るとは思わなかったのか、かなり驚く。
「お姉ちゃん、私でいいの?」
余程嬉しかったのか、涙目で私を見つめてくる。
「ここに来るまで、家族全員が生きていてくれたら、優斗にするつもりだった。でも、妹の光希が生まれていたことを知って、しかも今の私と同じ年齢。交流を深めるのなら、絶対に光希だよ」
「お姉ちゃん…ありがとう。私も、お姉ちゃんともっと交流して、絆を深めたい!」
光希が言った瞬間、私と彼女の身体が淡く輝き出す。
「何これ!?」
「お姉ちゃん、私たち、光ってる!」
私たちが慌てていると、何処からか優しげな声が聞こえてくる。
『慌てないで。それは、君たちの魂が繋がった証だ』
「その声、ルウリだよね? 貴方はルリルリなの?」
『ようやく気づいてくれたか。元々、彩奈の母-詩織が中学生の時に、僕をペットショップで購入してくれたことから始まる。そこ以降、僕はず~っと君たち家族を見守り続け、彩奈が生まれて以降、君は僕のことを大切に育ててくれたね。そのせいもあって、老衰で死に、記憶を保持したまま異世界に転生して以降も、君たち家族の今後が気になって仕方なかったんだ。だから、神様に《観察し続けたい》と何度も祈願し続け、許可を得て以降、ずっと見守っていたわけさ』
「それじゃあ、私が異世界へ転生したのも…」
『詩織の仮説通りさ。僕は、君との契約を望んだからね。ただ、転生先が最悪な家族だったから、早くそこから追い出したかった。しかも、少し目を離した隙に、あの脱線事故、あれは完全に想定外だった。慌てて捜索したら、ベイツが助けてくれていたのだから、ほっとしたよ』
まさか、ルリルリが前世の家族や私をずっと見守ってくれていただなんて。
「ねえ、ルリルリ。私はラノベ作家なんだけど、偶に夢で見るあの光景って、もしかして…」
お母さんも、何かしてもらっていたの?
『あれは、僕と彩奈のいる異世界さ。正式名称は、『ガルドマリア』って言うの。本当は、彩奈の転生したイリアの光景を見せたかったのだけど、状況が一変してね。だから、異世界のあらゆる場所、世界観を堪能させたのさ』
ルウリ、そんな事までしてくれていたの!
「そうだったのね。ありがとう、あの夢のおかげで、私はラノベ作家として、大成したのよ」
お母さんは喜んでいるけど、お父さんと優斗が少ししょんぼりしている。
『茂(彩奈の父親)と優斗、君たちは霊感ゼロだから、夢に見せようがなかった。ごめんね』
そう言うと、2人は複雑な面持ちとなる。
『優斗は現在医学生、将来は優秀な医者になるだろうから、霊感ゼロで良かったね』
「ちょ、ちょっと待てルリルリ! ゼロじゃなかった場合、どうなるんだ?」
『少しでも霊感があった場合、君は就職先の病院で、生身の患者だけでなく、幽霊にまで頼られる存在になっていただろうね』
「う…それはちょっと…」
医学知識があっても、幽霊に関しては治しようがない。
ある意味、霊感ゼロでよかったんだ。
『おっと、そろそろ通信が切れるから言っておくよ。光希は、タブレットを持っているね?』
「うん、あるよ」
『そこに、《異世界交流》というアプリを組み込んでおいたから、それを使って彩菜と交流してね。タブレットを新品に交換しても、自動的に移るようにしてあるから安心して』
「うん、わかった! これからお姉ちゃんや貴方と、いっぱい交流するからね!」
『ふふふ、楽しみだ。そうそう、これは僕からのアドバイス。そこにいる舞香と大河、今の時点で好感度は78と61だ。これが90以上になれば…まあ、頑張ってね。それじゃあね~~~』
なるほどね、良い情報をありがとう。
「ルリルリ~ありがとう~頑張りま~~す」
「ルリルリ~まだ低いけど、焦らず上げていきま~~す」
2人も理解したのか、すっごく喜び、ルウリにお礼を言っているわ。でも、お目当ての2人(優斗と光希)が気づいていないのが、少し気の毒かな。
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