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29話 掌の上のユイと冒険者たち
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やっぱり、ウィステは凄い。
彼女から聞いた戦闘スタイルをイメージして、スキル[分析]や小説・漫画からの情報を基に、弱点と対策方法を告げると、それを実戦で見事に実現させたもの。
ただ、戦いの後、そのままお風呂に入ればいいのに、臭いが気になったのか、まさか自分から遮断から通常モードに切り替えて嗅ぎにいくとは思わなかったよ。ギルド職員の女性が気絶した彼女を抱き抱えて、シャワー室へと運び込むと、訓練場の雰囲気が緩和され、参加者たちが集まり、それぞれを労っているのだけど、全員の表情が暗い。完全敗北なのだから当然かもしれないけれど、私をちらちらと見てくるのは何故なのかな?
「ユイ、少しいいか?」
そんな中、ロイドさんが私に話しかけてきた。
「はい、何でしょう?」
「君はウィステの持つ3つの絶対系スキルの制御方法と、彼女の戦闘スタイルの弱点を、出会ってから数十分程で察せたのか?」
「はい。と言っても、今回の対冒険者戦でのスタイルだけです」
参加者たちがハッとした顔になり、私とロイドさんを囲み、周囲に聞こえないよう配慮してくれた。
「まず、私やウィステの持つ絶対味覚は、味覚を鋭敏にさせるだけでなく、不快な味を感じたら、その部分だけを遮断させて、料理を味わうことも可能なんです。他の感覚も似たような機能だと思い、ウィステに助言しました」
「絶対系には、そういった効果もあるのか」
周囲が、少し騒つく。どうやら、様々な臭いを個々に遮断できることに驚いているみたい。
「その後、彼女の戦闘スタイルの話になって、気づいた点を指摘しました。まず、トップスピードからの急停止による揶揄い行為、あれは自分で弱点を教えているようなもの。急停止したところを焦らず捕まえれば、そこで終わりです」
「ウィステは、それを信じたのか?」
「勿論、すぐには信じなかったので、私で試しましたよ。1発で捕縛出来たので、そこからは目を輝かせて、『次はどんな弱点があるの?』ってせがんできました」
「君は初見だろ? 怖くなかったのか?」
なんで、そんなに驚くの?
「初見ですけど、予めどう行動するのか聞いていたので、恐怖なんてないです。タイミングを間違えても、私とぶつかるだけだし。ちなみに、高速回転時に捕まえることも出来たので、その際の反撃方法も教えています」
「……」
なんで、みんなは絶句しているの?
「あとは、冒険者との接し方と戦い方かな。相手の強弱に関係なく、どんな相手でも、必ず敬意を持って接して戦うこと。『弱者だと思い馬鹿にしていると、足元を掬われるよ!』と切実に訴えて、そこから実地体験させました」
「体験? どうやって?」
「絶対系の弱点って、子供でもわかるくらい簡単なんです。聴覚なら声、嗅覚なら臭い何か、絶対味覚なら不味い食材ですね。実際に確認してもらうため、聴覚を鋭敏にした状態で、私が少し声を荒げると、彼女は耳を塞いで、しばらく動けませんでした。そうして実地体験させることで、弱者が強者に対して、どんな作戦を練ってくるのか、その克服方法を教えたんです」
私が強い口調で説明していくにつれて、参加者たちの表情が、どんどん暗くなっているような?
気のせい?
とにかく、話を続けよう。
「あとは……複数の敵を仕留める方法についてですね。大勢とやり合うのなら体力低下を最小限に抑えて、無駄な攻撃を控えないとダメとも言いました。だから、さっきの回転に加えて、絶対系スキルを利用した効率的な戦闘方法を教えました」
「つまり、参加者たちの行動は、ユイの提案したものに当てはまっていたと?」
「はい、全て想定の範囲内でした!」
「全て…か」
「ウィステにとっては、制御したばかりのスキルを戦闘で上手く扱えられるかの練習も兼ねてましたね」
「そ…そうか、練習…か」
う~ん、冒険者たち全員の表情がどんよりとしている。大敗北だったから落ち込むのも無理ないけど、どう励まそうか考えていると、見知った顔が不参加者たちの集団から抜け出てきた。あれは、ブライトさん、アリステア様、護衛のルシウスさんだ。
「これじゃあ、参加者全員がユイとウィステの2人に負けたも同然ね」
「ブライトさん、笑い事じゃありませんよ。21人は一丸となって、ウィステに勝とうとしていたんです。まさか、ユイが彼女の弱点を全て克服させるとは…」
「そうね。一応、任務達成なんだけど、誰も何もなし得ていないから複雑な気分でしょうね」
任務達成? なんのこと? 私がハテナマークを浮かべていると、アリステア様が話しかけてくる。
「ふふふ、ユイを公園の散策に行かせて正解だったわ。まさか、こんな形で戦いに影響を与えるとはね。子供相手であっても、冒険者たちって想定外のことに案外弱いのね」
あの時、どうして散策に行かせたのか不思議に思ったけど、アリステア様なりに考えての事だったんだ。
「成る程、アリステア嬢が一枚噛んでいたってわけね」
ブライトさんは、苦笑いを浮かべている。私がジト目でアリステア様を見ると、彼女はニヤッと笑みを浮かべたまま、私を見てから参加者たちを見る。
「ユイ、ウィステがあのまま参加した時のことを考えてみて」
え? あの様子から察するに、参加者たちはウィステの弱点を知り尽くしていたから、多分良いようにあしらわれて、大勝利を収めると思う。その光景を思い浮かべたら、不快感を感じる。
「なんか、大人気ないというか…」
「でしょう? ウィステがランクBで、戦闘の神童や冒険者破りと言われても、11歳の子供だよ? 彼女の父親であるヴァンカース伯爵様のご命令であっても、大勢の大人が子供1人にすべきことじゃないわ」
【父親の命令】という言葉が気になったので質問すると、ウィステは行く先々の冒険者ギルドで問題を起こすため、今回お灸を据えるべく、伯爵様がロイドさんに彼女の弱点を洗いざらい教えるから、バトルロイヤル戦で軽い挫折を与えてほしいとお願いされたみたい。
「そのやり方が気に入らないから、無断で介入させてもらったのよ。貴方とウィステを出会わせたら、何か違った形で彼女を更生させてくれるんじゃないかと思ったの。私の考えは大当たりだったでしょ、ブライトさん?」
「そうね。あの脳筋伯爵よりは、遥かにマシよ。むしろ、一番理想的な更生方法だったかもしれないわね。勝利後の気絶が、良いオチになったわ」
まさか、自分で自分の臭いを嗅いで自爆するとは思わないよ。
勝利後だから、良いんだけど。
イベントも無事に終わったけど、リオンを含めた冒険者たちがかなり落ち込んでいるから、どうやって慰めよう? 私が悩んでいると、アステリア様が落ち込む冒険者たちを見て、軽い溜め息を吐く。
「開始10分と経たずに敗北、念入りに考えた対策も、11歳のユイ1人に全て見透かされ、おまけに対抗策まで立てられ手も足も出ず。でも、これまでの冒険者たちと違って病院送りにされていないのだから、戦い切った自分を誇って立ち上がりなさいよ!」
「アリステア嬢、それ全然フォローになってないから。むしろ、参加者全員の心を砕いているから」
「当然、わかってて言ってますから!」
「おい! ほら、あんたたち、いつまで落ち込んでんのよ! シャッキとしなさい! 伯爵の報酬を使って、2時間後に昼食パーティーやるわよ!」
「良いわね、悔し泣きパーティーよ!」
「なんでよ!」
アリステア様とブライトさんのやりとり、なんだか漫才を見ているようだ。ふと、ハティスの姿が見当たらないのに気づいたから周囲を見渡すと、訓練場の端っこにいて、誰かと話し合っているように見えるけど、その相手は見当たらない。
「ハティス~何してるの~~~」
あの場所には花壇があるだけで、目新しい物は何もないはず、何をしているのかな?
「うざい虫をやっつけたから、そっちに行くよ~~~」
うざい虫? ハティスが、こっちに駆けてくる。他の参加者たちと違い、良いことでもあったのか、顔が晴々としている。よくわかんないけど、せっかくのパーティーだし、私やウィステも参加させてもらって、みんなとい~っぱい話し合おう。
彼女から聞いた戦闘スタイルをイメージして、スキル[分析]や小説・漫画からの情報を基に、弱点と対策方法を告げると、それを実戦で見事に実現させたもの。
ただ、戦いの後、そのままお風呂に入ればいいのに、臭いが気になったのか、まさか自分から遮断から通常モードに切り替えて嗅ぎにいくとは思わなかったよ。ギルド職員の女性が気絶した彼女を抱き抱えて、シャワー室へと運び込むと、訓練場の雰囲気が緩和され、参加者たちが集まり、それぞれを労っているのだけど、全員の表情が暗い。完全敗北なのだから当然かもしれないけれど、私をちらちらと見てくるのは何故なのかな?
「ユイ、少しいいか?」
そんな中、ロイドさんが私に話しかけてきた。
「はい、何でしょう?」
「君はウィステの持つ3つの絶対系スキルの制御方法と、彼女の戦闘スタイルの弱点を、出会ってから数十分程で察せたのか?」
「はい。と言っても、今回の対冒険者戦でのスタイルだけです」
参加者たちがハッとした顔になり、私とロイドさんを囲み、周囲に聞こえないよう配慮してくれた。
「まず、私やウィステの持つ絶対味覚は、味覚を鋭敏にさせるだけでなく、不快な味を感じたら、その部分だけを遮断させて、料理を味わうことも可能なんです。他の感覚も似たような機能だと思い、ウィステに助言しました」
「絶対系には、そういった効果もあるのか」
周囲が、少し騒つく。どうやら、様々な臭いを個々に遮断できることに驚いているみたい。
「その後、彼女の戦闘スタイルの話になって、気づいた点を指摘しました。まず、トップスピードからの急停止による揶揄い行為、あれは自分で弱点を教えているようなもの。急停止したところを焦らず捕まえれば、そこで終わりです」
「ウィステは、それを信じたのか?」
「勿論、すぐには信じなかったので、私で試しましたよ。1発で捕縛出来たので、そこからは目を輝かせて、『次はどんな弱点があるの?』ってせがんできました」
「君は初見だろ? 怖くなかったのか?」
なんで、そんなに驚くの?
「初見ですけど、予めどう行動するのか聞いていたので、恐怖なんてないです。タイミングを間違えても、私とぶつかるだけだし。ちなみに、高速回転時に捕まえることも出来たので、その際の反撃方法も教えています」
「……」
なんで、みんなは絶句しているの?
「あとは、冒険者との接し方と戦い方かな。相手の強弱に関係なく、どんな相手でも、必ず敬意を持って接して戦うこと。『弱者だと思い馬鹿にしていると、足元を掬われるよ!』と切実に訴えて、そこから実地体験させました」
「体験? どうやって?」
「絶対系の弱点って、子供でもわかるくらい簡単なんです。聴覚なら声、嗅覚なら臭い何か、絶対味覚なら不味い食材ですね。実際に確認してもらうため、聴覚を鋭敏にした状態で、私が少し声を荒げると、彼女は耳を塞いで、しばらく動けませんでした。そうして実地体験させることで、弱者が強者に対して、どんな作戦を練ってくるのか、その克服方法を教えたんです」
私が強い口調で説明していくにつれて、参加者たちの表情が、どんどん暗くなっているような?
気のせい?
とにかく、話を続けよう。
「あとは……複数の敵を仕留める方法についてですね。大勢とやり合うのなら体力低下を最小限に抑えて、無駄な攻撃を控えないとダメとも言いました。だから、さっきの回転に加えて、絶対系スキルを利用した効率的な戦闘方法を教えました」
「つまり、参加者たちの行動は、ユイの提案したものに当てはまっていたと?」
「はい、全て想定の範囲内でした!」
「全て…か」
「ウィステにとっては、制御したばかりのスキルを戦闘で上手く扱えられるかの練習も兼ねてましたね」
「そ…そうか、練習…か」
う~ん、冒険者たち全員の表情がどんよりとしている。大敗北だったから落ち込むのも無理ないけど、どう励まそうか考えていると、見知った顔が不参加者たちの集団から抜け出てきた。あれは、ブライトさん、アリステア様、護衛のルシウスさんだ。
「これじゃあ、参加者全員がユイとウィステの2人に負けたも同然ね」
「ブライトさん、笑い事じゃありませんよ。21人は一丸となって、ウィステに勝とうとしていたんです。まさか、ユイが彼女の弱点を全て克服させるとは…」
「そうね。一応、任務達成なんだけど、誰も何もなし得ていないから複雑な気分でしょうね」
任務達成? なんのこと? 私がハテナマークを浮かべていると、アリステア様が話しかけてくる。
「ふふふ、ユイを公園の散策に行かせて正解だったわ。まさか、こんな形で戦いに影響を与えるとはね。子供相手であっても、冒険者たちって想定外のことに案外弱いのね」
あの時、どうして散策に行かせたのか不思議に思ったけど、アリステア様なりに考えての事だったんだ。
「成る程、アリステア嬢が一枚噛んでいたってわけね」
ブライトさんは、苦笑いを浮かべている。私がジト目でアリステア様を見ると、彼女はニヤッと笑みを浮かべたまま、私を見てから参加者たちを見る。
「ユイ、ウィステがあのまま参加した時のことを考えてみて」
え? あの様子から察するに、参加者たちはウィステの弱点を知り尽くしていたから、多分良いようにあしらわれて、大勝利を収めると思う。その光景を思い浮かべたら、不快感を感じる。
「なんか、大人気ないというか…」
「でしょう? ウィステがランクBで、戦闘の神童や冒険者破りと言われても、11歳の子供だよ? 彼女の父親であるヴァンカース伯爵様のご命令であっても、大勢の大人が子供1人にすべきことじゃないわ」
【父親の命令】という言葉が気になったので質問すると、ウィステは行く先々の冒険者ギルドで問題を起こすため、今回お灸を据えるべく、伯爵様がロイドさんに彼女の弱点を洗いざらい教えるから、バトルロイヤル戦で軽い挫折を与えてほしいとお願いされたみたい。
「そのやり方が気に入らないから、無断で介入させてもらったのよ。貴方とウィステを出会わせたら、何か違った形で彼女を更生させてくれるんじゃないかと思ったの。私の考えは大当たりだったでしょ、ブライトさん?」
「そうね。あの脳筋伯爵よりは、遥かにマシよ。むしろ、一番理想的な更生方法だったかもしれないわね。勝利後の気絶が、良いオチになったわ」
まさか、自分で自分の臭いを嗅いで自爆するとは思わないよ。
勝利後だから、良いんだけど。
イベントも無事に終わったけど、リオンを含めた冒険者たちがかなり落ち込んでいるから、どうやって慰めよう? 私が悩んでいると、アステリア様が落ち込む冒険者たちを見て、軽い溜め息を吐く。
「開始10分と経たずに敗北、念入りに考えた対策も、11歳のユイ1人に全て見透かされ、おまけに対抗策まで立てられ手も足も出ず。でも、これまでの冒険者たちと違って病院送りにされていないのだから、戦い切った自分を誇って立ち上がりなさいよ!」
「アリステア嬢、それ全然フォローになってないから。むしろ、参加者全員の心を砕いているから」
「当然、わかってて言ってますから!」
「おい! ほら、あんたたち、いつまで落ち込んでんのよ! シャッキとしなさい! 伯爵の報酬を使って、2時間後に昼食パーティーやるわよ!」
「良いわね、悔し泣きパーティーよ!」
「なんでよ!」
アリステア様とブライトさんのやりとり、なんだか漫才を見ているようだ。ふと、ハティスの姿が見当たらないのに気づいたから周囲を見渡すと、訓練場の端っこにいて、誰かと話し合っているように見えるけど、その相手は見当たらない。
「ハティス~何してるの~~~」
あの場所には花壇があるだけで、目新しい物は何もないはず、何をしているのかな?
「うざい虫をやっつけたから、そっちに行くよ~~~」
うざい虫? ハティスが、こっちに駆けてくる。他の参加者たちと違い、良いことでもあったのか、顔が晴々としている。よくわかんないけど、せっかくのパーティーだし、私やウィステも参加させてもらって、みんなとい~っぱい話し合おう。
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