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小話
子猫を愛でる方法1
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彼女の手元を見ているのが好きだ。
迷いなく動く細い指が、朱色の糸で模様を刻む。下書きもないのにみるみる間に形が出来ていく様子は、このまま何時間でも見ていられる。
鳳凰が、まるで生きているかのように翼を広げた意匠は、今週のはじめにハロルドが強請ったものだ。何を頼んでも即席で刺してくれるその技術は、プロとしても十分にやっていけるレベルだろう。
小さな手が握るのは一本の針。そこから生まれてくる作品はもはや芸術だ。
ふと、その動きが止まった。まだ舞い散る羽の一枚の途中、普段の彼女であれば、手を止める場所ではない。
「どうした?」
柔らかな首筋にそっと口づけを落とす。
針を握っているうちは危ないからやめてくれと幾度となく言われたが、腕の中に納まる小柄な妻を愛でずして、何が夫か。
寝台の中での針仕事はさすがに危険だと渋られたので、広めのカウチの上。
ハロルドの膝の上に小さな尻を乗せ、最初の頃はもじもじと可愛らしく恥ずかしがっていたが、最近ではとろりと甘い笑みを浮かべてくれるようになっていた。
ハロルドは背もたれに身体を預け、心行くまで妻の手作業を眺め続ける。
時折驚くほどに華奢なその肩を撫で、背中を愛撫し、まろやかな首筋に指を這わせる。そのたびに手が止まり、咎めるような目で見上げられるのがまた楽しい。
「もう少しで羽が仕上がるではないか」
わざと低くした声で囁くと、咎める目つきの奥がじんわりと潤んだ。
もちろん確信犯だ。
ハロルドは喉の奥で小さく笑い、呼気を耳朶に注いだ。
「……っ!」
彼女が刺繍をしている様を見るのは好きだが、そちらばかりに集中されても面白くない。こうやって邪魔をするから、鳳凰はなかなか完成には至らないのだ。
「続けよ」
そっと、夜着の内側に手を忍ばせた。今夜は前で合わせるタイプのナイトドレスで、リボンひとつ解けばその愛らしい肢体が露わになる。わざと合わせから手を忍び込ませると、その黒い瞳が忙しなく瞬きし、視線が揺れる。
小柄で、華奢で、お世辞にも肉付きが良いとはいえない。
しかしその少女のような身体が、ハロルドを受け入れ女として花開く様を知っている。
腹の奥の空腹の獣が喉を鳴らす。
喰い尽くせと、すべて飲み込めと囁くその声に、莞爾と笑う。
「ハ、ハロルドさまっ」
「どうした?」
鎖骨を親指で辿る。彼女がその動きに気を取られているうちに、他の指がふくらみの先端を撫でた。
「……あっ!」
小柄な彼女の胸は、散々ハロルドが可愛がったせいか少しサイズを上げた。しかしその先端は慎ましく小ぶりなままで、コリと芯のある部分を摘まむと愛しい黒い瞳がますます潤む。
「あ、あぶのうございます」
「どうした? 今夜中に仕上げるのではなかったのか?」
息を飲んだ彼女が、声を上げまいときゅっと唇を閉ざした。
最近では寝所に護衛を入れなくなった。彼女のこの愛らしいさまを他人に見せる気になれなかったからだ。
しかしここは寝所ではない。
カウチは煌々と照らされたテラスに置かれており、ここは彼女の宮だが、皇帝が訪れているということで男性の近衛騎士が大勢中庭に控えている。
庭側から何をしているか見えはしないだろうが、そういうことではない。
いつまでたっても閨事に慣れない妻の、揶揄い甲斐のある困惑顔に若干の嗜虐心が沸き上がってきた。このまま事に及べば、間違いなく騎士どもは気づく。
もちろんここは後宮であり、皇帝であるハロルドの行為を邪魔する者はいないだろうが、妻の愛らしいさまを他の誰かに見せるつもりは毛頭なかった。
「……冷えてきたな」
彼女の滑らかな肌はむしろ火照ったように熱かったが、耳元で囁くと同意するように何度も頭が上下した。
このまま羞恥に震える彼女を蕩けさせたいと思わないでもなかったが、やり過ぎて泣かれても困る。
「部屋に戻ろうか」
真っ赤に染まった耳たぶが唇に触れた。どうにも辛抱しきれず、ちゅるりと吸う。
「……ひっ」
軽く歯を当てると、彼女は可愛らしい悲鳴を上げかけ慌てて唇を噛んだ。
「それとも……ここで致すか?」
「な、なりませんっ!」
「では、奥へ」
「……刺繍が」
「また次の夜に。続きを刺しているところを見せてくれ」
結局今夜は、羽の一部を刺すことしかできなかった。
彼女が刺繍をしている姿を見ているのは好きだが、いつも最後は内なる獣の欲求に負けてしまう。
この分では、鳳凰の刺繍が仕上がるまでには相当時間がかかりそうだ。
ハロルドは触れるだけの口づけを首筋に落としながら、所在なく彼女の膝の上に落ちた布と、握られたままの針を取り上げた。
見もせず傍らに差し出すと、彼女の有能なメイドがさっと引き取ってくれる。
薄い舌を吸い上げながら彼女を抱き上げ、立ち上がった。
相変わらず心許ないほどに軽い。
こんな小さな肢体で余すことなくハロルドを受け入れるのだから、翌日寝込んでしまうのも無理はない。
それでも欲を制御するのは難しく、内なる獣の暴走を抑えるのが精一杯だ。
せめて痛みなど感じないようにと蕩けさせ、十分に準備をしてから繋がるようにしているが、体格差がかなりあるのでどうしても負担がかかってしまうのだ。
明かりを落とされた寝所に入り、背後の天蓋布が下ろされるのも待ちきれず彼女をベッドに沈める。
その唇に深く舌を差し込み、本能的に逃げを打つ彼女の舌を追う。
やがて諦めたように受け入れる舌を絡め取り、前のリボンを解くと、子猫が鳴くような小さな声が零れた。
ゴクリとハロルドの唾液を嚥下し、細い喉が動く。白い肌が忙しなく上下し、心臓が大きな音を立ててバクバクと鳴っているのが聞こえる。
「メルシェイラ」
彼女が気に入っているらしい低音で、愛を囁く。
「愛いことだ」
早く、早くと内なる獣が唸る。一刻も早くこの薄い腹に突き入れ、種を放てと本能が囁く。
「今宵もたっぷりと可愛がってやろう」
早くも潤み切っている双眸にニイと笑みを向けると、彼女の小さな身体がぶるりと震えた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
更新が遅くなりまして申し訳ございません。
もっと書ける予定だったのですが、仕事と家のこととの両方が忙しく、PCに向かうのが困難でした。
お約束の通りの小話でございます。内容ナイヨウw
時系列的には相当先かと思いますが、ずっと出番のないメインヒーローがあまりにも可哀そうだったのでサービス(笑
新年早々にしては少々アレですが、夫婦仲良くてヨキヨキではなかろうかと。
次も小話予定。犬にジョブチェンジしたあの方視点。久々の帰宅です。
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迷いなく動く細い指が、朱色の糸で模様を刻む。下書きもないのにみるみる間に形が出来ていく様子は、このまま何時間でも見ていられる。
鳳凰が、まるで生きているかのように翼を広げた意匠は、今週のはじめにハロルドが強請ったものだ。何を頼んでも即席で刺してくれるその技術は、プロとしても十分にやっていけるレベルだろう。
小さな手が握るのは一本の針。そこから生まれてくる作品はもはや芸術だ。
ふと、その動きが止まった。まだ舞い散る羽の一枚の途中、普段の彼女であれば、手を止める場所ではない。
「どうした?」
柔らかな首筋にそっと口づけを落とす。
針を握っているうちは危ないからやめてくれと幾度となく言われたが、腕の中に納まる小柄な妻を愛でずして、何が夫か。
寝台の中での針仕事はさすがに危険だと渋られたので、広めのカウチの上。
ハロルドの膝の上に小さな尻を乗せ、最初の頃はもじもじと可愛らしく恥ずかしがっていたが、最近ではとろりと甘い笑みを浮かべてくれるようになっていた。
ハロルドは背もたれに身体を預け、心行くまで妻の手作業を眺め続ける。
時折驚くほどに華奢なその肩を撫で、背中を愛撫し、まろやかな首筋に指を這わせる。そのたびに手が止まり、咎めるような目で見上げられるのがまた楽しい。
「もう少しで羽が仕上がるではないか」
わざと低くした声で囁くと、咎める目つきの奥がじんわりと潤んだ。
もちろん確信犯だ。
ハロルドは喉の奥で小さく笑い、呼気を耳朶に注いだ。
「……っ!」
彼女が刺繍をしている様を見るのは好きだが、そちらばかりに集中されても面白くない。こうやって邪魔をするから、鳳凰はなかなか完成には至らないのだ。
「続けよ」
そっと、夜着の内側に手を忍ばせた。今夜は前で合わせるタイプのナイトドレスで、リボンひとつ解けばその愛らしい肢体が露わになる。わざと合わせから手を忍び込ませると、その黒い瞳が忙しなく瞬きし、視線が揺れる。
小柄で、華奢で、お世辞にも肉付きが良いとはいえない。
しかしその少女のような身体が、ハロルドを受け入れ女として花開く様を知っている。
腹の奥の空腹の獣が喉を鳴らす。
喰い尽くせと、すべて飲み込めと囁くその声に、莞爾と笑う。
「ハ、ハロルドさまっ」
「どうした?」
鎖骨を親指で辿る。彼女がその動きに気を取られているうちに、他の指がふくらみの先端を撫でた。
「……あっ!」
小柄な彼女の胸は、散々ハロルドが可愛がったせいか少しサイズを上げた。しかしその先端は慎ましく小ぶりなままで、コリと芯のある部分を摘まむと愛しい黒い瞳がますます潤む。
「あ、あぶのうございます」
「どうした? 今夜中に仕上げるのではなかったのか?」
息を飲んだ彼女が、声を上げまいときゅっと唇を閉ざした。
最近では寝所に護衛を入れなくなった。彼女のこの愛らしいさまを他人に見せる気になれなかったからだ。
しかしここは寝所ではない。
カウチは煌々と照らされたテラスに置かれており、ここは彼女の宮だが、皇帝が訪れているということで男性の近衛騎士が大勢中庭に控えている。
庭側から何をしているか見えはしないだろうが、そういうことではない。
いつまでたっても閨事に慣れない妻の、揶揄い甲斐のある困惑顔に若干の嗜虐心が沸き上がってきた。このまま事に及べば、間違いなく騎士どもは気づく。
もちろんここは後宮であり、皇帝であるハロルドの行為を邪魔する者はいないだろうが、妻の愛らしいさまを他の誰かに見せるつもりは毛頭なかった。
「……冷えてきたな」
彼女の滑らかな肌はむしろ火照ったように熱かったが、耳元で囁くと同意するように何度も頭が上下した。
このまま羞恥に震える彼女を蕩けさせたいと思わないでもなかったが、やり過ぎて泣かれても困る。
「部屋に戻ろうか」
真っ赤に染まった耳たぶが唇に触れた。どうにも辛抱しきれず、ちゅるりと吸う。
「……ひっ」
軽く歯を当てると、彼女は可愛らしい悲鳴を上げかけ慌てて唇を噛んだ。
「それとも……ここで致すか?」
「な、なりませんっ!」
「では、奥へ」
「……刺繍が」
「また次の夜に。続きを刺しているところを見せてくれ」
結局今夜は、羽の一部を刺すことしかできなかった。
彼女が刺繍をしている姿を見ているのは好きだが、いつも最後は内なる獣の欲求に負けてしまう。
この分では、鳳凰の刺繍が仕上がるまでには相当時間がかかりそうだ。
ハロルドは触れるだけの口づけを首筋に落としながら、所在なく彼女の膝の上に落ちた布と、握られたままの針を取り上げた。
見もせず傍らに差し出すと、彼女の有能なメイドがさっと引き取ってくれる。
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こんな小さな肢体で余すことなくハロルドを受け入れるのだから、翌日寝込んでしまうのも無理はない。
それでも欲を制御するのは難しく、内なる獣の暴走を抑えるのが精一杯だ。
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その唇に深く舌を差し込み、本能的に逃げを打つ彼女の舌を追う。
やがて諦めたように受け入れる舌を絡め取り、前のリボンを解くと、子猫が鳴くような小さな声が零れた。
ゴクリとハロルドの唾液を嚥下し、細い喉が動く。白い肌が忙しなく上下し、心臓が大きな音を立ててバクバクと鳴っているのが聞こえる。
「メルシェイラ」
彼女が気に入っているらしい低音で、愛を囁く。
「愛いことだ」
早く、早くと内なる獣が唸る。一刻も早くこの薄い腹に突き入れ、種を放てと本能が囁く。
「今宵もたっぷりと可愛がってやろう」
早くも潤み切っている双眸にニイと笑みを向けると、彼女の小さな身体がぶるりと震えた。
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新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
更新が遅くなりまして申し訳ございません。
もっと書ける予定だったのですが、仕事と家のこととの両方が忙しく、PCに向かうのが困難でした。
お約束の通りの小話でございます。内容ナイヨウw
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