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異世界の環境改革
嘆願書
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「ピリカさん元気かしら……あの子に癒しの全てが詰め込まれてたなんて、離れてから気づくなんてね……」
エミリは肩を落とし、執務机に伏せそうな勢いでぼやいた。
魔王城の執務室は、初めて来た時に比べれば見違えるほど整ってきたが、それでも山積みの書類は減らない。
魔族市民からの要望も増え、どれも一朝一夕では片付かない厄介な案件ばかり。
疲労の色は、彼女の表情にもにじみ始めていた。
「アニマルセラピー……もとい、ピリカセラピーが必要だわ……」
そんな中、報告を終えたエルヴィンが明るく言う。
「俺たち、一旦タールア村に戻るからさ。ピリカ嬢に“エミリが寂しがってた”って伝えておくよ」
「ピリカ嬢もこちらに来たがってましたし、戻るときに連れてきてもいいかもしれませんね」
ナフレア、トランベル、カリエラ──三つの町を有する領地の独立は、今や現実のものとなりつつある。
エルヴィンと魔王の間で結ばれた協定により、人間側との関係が解決するまでの間、魔王が結界を張ることとなった。
これで王国が兵を動かしても、当面は安全だ。
その報告を兼ね、エルヴィンとアレイスは一度、村へ戻ることになっていた。
そのとき、不意にエネルが口を開いた。
「……俺じゃ、ダメなのか?」
「は?」
疲れすぎて幻聴でも聞こえたかと、エミリは眉をひそめる。
「俺では、癒しにはならないのだろうか?」
「……」
言葉が出ない。いや、何て返せばいいのか分からない。
エミリが沈黙していると、エルヴィンとアレイスは顔を引きつらせ、そっと後ずさりを始めた。
「……そ、それじゃ俺たち、そろそろ行こうか!」
「う、うん!急がなきゃね、うん、じゃあ!」
「ま、待って! 置いていかないで! 二人にしないでーー!」
──そして、エミリはひとつ息を吐いた。
(さすが、“キュン共同生活”シーズン3を全話見つくした男……)
最近のエネルは、若者たちの甘酸っぱい恋愛模様の見すぎで妙なセリフを自然に口にするようになってきている。
しかも、照れるでもなく、ふざけるでもなく──妙に自然体なのが逆にややこしい。
(真に受けていいのか、流していいのか、一番反応に困るタイプ……!)
苦笑しながらも、ふと胸の奥がふわっと温かくなるのを感じたのは、たぶん気のせいじゃない。
魔族との恋愛なんて、正直、想像すらつかない。
もちろん、エミリにも恋愛経験はある。多くはないが、過去には外国人と付き合ったこともあった。
その時に思い知ったのだ──「恋愛の常識」は国や文化で、まるで違うということを。
日本では、「好きです、付き合ってください」という明確な言葉から始まる恋愛が当たり前のように存在する。
だが、外国人との恋愛は必ずしもそうじゃなかった。
最初は何気なく食事に行き、週末に何度か出かけ、だんだんと一緒にいる時間が増えていった。
いつの間にか “I like you.” が “I love you.” に変わっていて──
気がついた時には「……あれ?これって、付き合ってるってこと?」と自分自身で確認するような関係になっていた。
明確なスタートの合図はなかった。ただ、時間と感情の積み重ねが、静かに関係を形作っていたのだ。
それでも、相手は同じ“人間”だった。
それが魔族なら、さらに未知数だ。
価値観、寿命、恋愛観、家族観、言語、身体の感覚、そして“好き”という感情そのものの定義すら違うかもしれない。
言葉ひとつ、しぐさひとつをどう受け取るべきなのか。
それを信じていいのか、それともどこか根本的にズレているのか。
その判断すら、いまだに掴めずにいる。
エネルの言葉には、なぜか毎回、心がふわりと揺れてしまう。
(ちょっと……私が“キュン”の餌食になってどうするのよ……!)
「……い、癒されてますよっ!」
エミリが唐突に叫ぶと、エネルが目を丸くする。
「え?」
「だからっ、エネルの存在に癒されてます!満足でしょ!? だからもう何も言わないで!!」
勢いで言ったものの、自分の顔が真っ赤になっていくのがわかる。
なのに、エネルはまるで天気の話でもしているかのように、穏やかに微笑んでいた。
その笑顔に、変な意味で心が削れる。
エミリはそっと視線を逸らし、机の上に積まれた嘆願書に目を戻した。
……落ち着け。キュン共同生活は、たしかに尊い。
だが、自分の現実でそれが起こるとは思ってなかった。
というか、起こるな。ほんとやめて。
そんなふうに、ひとり頭の中でツッコミながら、彼女はまた一枚、書類に目を通し始めた。
「……とにかく、嘆願書を処理しましょう!」
話をそらすように手元の紙を持ち上げ、やけに元気よく読み上げた。
「…え、えっとすぐ動けそうな嘆願書はっと…」
『旧部族間の対立が再燃しています。公平な仲裁役を求めます』
「なるほど……これはエネル、出番ですね。現地に誰か派遣を」
「俺が行こうか。顔見知りも多いし、余計な摩擦は起きないはずだ」
「じゃあ、お願いしまず」
『功績と評価が一致しないため、士気が低下しています。客観的な評価制度を導入していただきたい』
エミリは次の書類を手に取り、さらりと読んだあと、即座に結論を出した。
「これは成果指標の導入で解決できますね」
「……なんだ、それは?」
「簡単に言うと、“何をどれだけやったか”を数値や記録にして、きちんと評価する制度です。
たとえば門番なら、1ヶ月で不審者を何人捕らえたか、報告書を何件出したか。
魔導技師なら修理数や提案数。
衛兵なら訓練の模擬戦勝率とか、巡回距離とか。
そういう具体的な数字をもとに、役職ごとに評価基準を作って可視化するんです」
「なるほどな。成果を見えるようにして不満を減らすってわけか。人間の世界では普通なのか?」
「職場によっては……ね。でもこっちは、文句を言いに来る魔族のほうが多いかも」
そんなふうに真面目に嘆願書を裁いていると─、
「やっほー!働いてるねぇ、えらいえらい~!」
ひょっこり顔を出したのは、あの人。
魔王が、なぜかスキップでもしてきそうな勢いで執務室に現れた。
「……」
「……」
「……ちっ」
「えっ!?今舌打ちした?エネルも聞いたよね!?今“ちっ”って言ったよね!?」
「……気のせいじゃない?それより何のご用?」
「いやー、最近さぁ、執務室がきれいになってて気軽に立ち寄れるっていうか~、ほら、ちょっとこう、空気がいいよね」
「時間泥棒がなんか言ってる……」
「ん?あ、そうそう!私のところに嘆願書が直で届いてさ!はいっ、どーんとお願いしまーす!」
そう言って、魔王はにこやかに一枚の書類を机の上に置いた。
「……あっ、もう娯楽室開く時間だ。じゃ、まったね~」
ひらひらと手を振って、風のように去っていく魔王。
その背中を見送りながら、エミリはそっとつぶやいた。
「私が人間側に召喚された勇者なのだとしたら…、聖剣ぶんまわしたら、あいつを倒せるかしら……」
「やめとけやめとけ、そういう考えが魔王にバレたら、今度は夢の中に出てくるぞ」
「それもう呪いじゃない……?」
ため息混じりに魔王が持ち込んだ嘆願書をめくるエミリの目に、次の文面が飛び込んできた。
『冬眠から目覚めない魔獣が増えています。加えて、孵化も正常に行われません。このままでは一部魔獣が絶滅しかねません。至急調査を求めます』
「……環境異変、ですかね。これはさすがに放っておけないな」
エミリの目が、すっと真剣な色を帯びた。
「関係する地域と種別をまとめて、調査隊を編成しましょう」
エネルも隣で頷く。
「……あとで対策会議を開こう。魔獣は俺たち魔族にとって、切っても切れない存在だ」
「うん。調査チームには人間と魔族の混合部隊を組ませて、いろんな意見を取り入れませんか?信頼関係を築くにも、ちょうどいい」
真剣な視線を交わすふたりの間に、さっきまでの魔王の騒がしさが嘘のように静かな空気が流れる。
混沌とした魔王城の日々の中でも、確かに前に進んでいる、
そんな実感が、ひとときの充足として胸の奥に灯る。
「……っていうか、魔王の持ってきた嘆願書って、これ普通に重大案件なんですけど」
「遊びに来てるようでいて、意外と的を射てることをしてくる。それがあの人の……一応、“威厳” なんだろうな」
「……納得はしたくないけど、否定できないのが悔しい」
ふっと笑い合って、エミリは次の書類へと手を伸ばした。
エミリは肩を落とし、執務机に伏せそうな勢いでぼやいた。
魔王城の執務室は、初めて来た時に比べれば見違えるほど整ってきたが、それでも山積みの書類は減らない。
魔族市民からの要望も増え、どれも一朝一夕では片付かない厄介な案件ばかり。
疲労の色は、彼女の表情にもにじみ始めていた。
「アニマルセラピー……もとい、ピリカセラピーが必要だわ……」
そんな中、報告を終えたエルヴィンが明るく言う。
「俺たち、一旦タールア村に戻るからさ。ピリカ嬢に“エミリが寂しがってた”って伝えておくよ」
「ピリカ嬢もこちらに来たがってましたし、戻るときに連れてきてもいいかもしれませんね」
ナフレア、トランベル、カリエラ──三つの町を有する領地の独立は、今や現実のものとなりつつある。
エルヴィンと魔王の間で結ばれた協定により、人間側との関係が解決するまでの間、魔王が結界を張ることとなった。
これで王国が兵を動かしても、当面は安全だ。
その報告を兼ね、エルヴィンとアレイスは一度、村へ戻ることになっていた。
そのとき、不意にエネルが口を開いた。
「……俺じゃ、ダメなのか?」
「は?」
疲れすぎて幻聴でも聞こえたかと、エミリは眉をひそめる。
「俺では、癒しにはならないのだろうか?」
「……」
言葉が出ない。いや、何て返せばいいのか分からない。
エミリが沈黙していると、エルヴィンとアレイスは顔を引きつらせ、そっと後ずさりを始めた。
「……そ、それじゃ俺たち、そろそろ行こうか!」
「う、うん!急がなきゃね、うん、じゃあ!」
「ま、待って! 置いていかないで! 二人にしないでーー!」
──そして、エミリはひとつ息を吐いた。
(さすが、“キュン共同生活”シーズン3を全話見つくした男……)
最近のエネルは、若者たちの甘酸っぱい恋愛模様の見すぎで妙なセリフを自然に口にするようになってきている。
しかも、照れるでもなく、ふざけるでもなく──妙に自然体なのが逆にややこしい。
(真に受けていいのか、流していいのか、一番反応に困るタイプ……!)
苦笑しながらも、ふと胸の奥がふわっと温かくなるのを感じたのは、たぶん気のせいじゃない。
魔族との恋愛なんて、正直、想像すらつかない。
もちろん、エミリにも恋愛経験はある。多くはないが、過去には外国人と付き合ったこともあった。
その時に思い知ったのだ──「恋愛の常識」は国や文化で、まるで違うということを。
日本では、「好きです、付き合ってください」という明確な言葉から始まる恋愛が当たり前のように存在する。
だが、外国人との恋愛は必ずしもそうじゃなかった。
最初は何気なく食事に行き、週末に何度か出かけ、だんだんと一緒にいる時間が増えていった。
いつの間にか “I like you.” が “I love you.” に変わっていて──
気がついた時には「……あれ?これって、付き合ってるってこと?」と自分自身で確認するような関係になっていた。
明確なスタートの合図はなかった。ただ、時間と感情の積み重ねが、静かに関係を形作っていたのだ。
それでも、相手は同じ“人間”だった。
それが魔族なら、さらに未知数だ。
価値観、寿命、恋愛観、家族観、言語、身体の感覚、そして“好き”という感情そのものの定義すら違うかもしれない。
言葉ひとつ、しぐさひとつをどう受け取るべきなのか。
それを信じていいのか、それともどこか根本的にズレているのか。
その判断すら、いまだに掴めずにいる。
エネルの言葉には、なぜか毎回、心がふわりと揺れてしまう。
(ちょっと……私が“キュン”の餌食になってどうするのよ……!)
「……い、癒されてますよっ!」
エミリが唐突に叫ぶと、エネルが目を丸くする。
「え?」
「だからっ、エネルの存在に癒されてます!満足でしょ!? だからもう何も言わないで!!」
勢いで言ったものの、自分の顔が真っ赤になっていくのがわかる。
なのに、エネルはまるで天気の話でもしているかのように、穏やかに微笑んでいた。
その笑顔に、変な意味で心が削れる。
エミリはそっと視線を逸らし、机の上に積まれた嘆願書に目を戻した。
……落ち着け。キュン共同生活は、たしかに尊い。
だが、自分の現実でそれが起こるとは思ってなかった。
というか、起こるな。ほんとやめて。
そんなふうに、ひとり頭の中でツッコミながら、彼女はまた一枚、書類に目を通し始めた。
「……とにかく、嘆願書を処理しましょう!」
話をそらすように手元の紙を持ち上げ、やけに元気よく読み上げた。
「…え、えっとすぐ動けそうな嘆願書はっと…」
『旧部族間の対立が再燃しています。公平な仲裁役を求めます』
「なるほど……これはエネル、出番ですね。現地に誰か派遣を」
「俺が行こうか。顔見知りも多いし、余計な摩擦は起きないはずだ」
「じゃあ、お願いしまず」
『功績と評価が一致しないため、士気が低下しています。客観的な評価制度を導入していただきたい』
エミリは次の書類を手に取り、さらりと読んだあと、即座に結論を出した。
「これは成果指標の導入で解決できますね」
「……なんだ、それは?」
「簡単に言うと、“何をどれだけやったか”を数値や記録にして、きちんと評価する制度です。
たとえば門番なら、1ヶ月で不審者を何人捕らえたか、報告書を何件出したか。
魔導技師なら修理数や提案数。
衛兵なら訓練の模擬戦勝率とか、巡回距離とか。
そういう具体的な数字をもとに、役職ごとに評価基準を作って可視化するんです」
「なるほどな。成果を見えるようにして不満を減らすってわけか。人間の世界では普通なのか?」
「職場によっては……ね。でもこっちは、文句を言いに来る魔族のほうが多いかも」
そんなふうに真面目に嘆願書を裁いていると─、
「やっほー!働いてるねぇ、えらいえらい~!」
ひょっこり顔を出したのは、あの人。
魔王が、なぜかスキップでもしてきそうな勢いで執務室に現れた。
「……」
「……」
「……ちっ」
「えっ!?今舌打ちした?エネルも聞いたよね!?今“ちっ”って言ったよね!?」
「……気のせいじゃない?それより何のご用?」
「いやー、最近さぁ、執務室がきれいになってて気軽に立ち寄れるっていうか~、ほら、ちょっとこう、空気がいいよね」
「時間泥棒がなんか言ってる……」
「ん?あ、そうそう!私のところに嘆願書が直で届いてさ!はいっ、どーんとお願いしまーす!」
そう言って、魔王はにこやかに一枚の書類を机の上に置いた。
「……あっ、もう娯楽室開く時間だ。じゃ、まったね~」
ひらひらと手を振って、風のように去っていく魔王。
その背中を見送りながら、エミリはそっとつぶやいた。
「私が人間側に召喚された勇者なのだとしたら…、聖剣ぶんまわしたら、あいつを倒せるかしら……」
「やめとけやめとけ、そういう考えが魔王にバレたら、今度は夢の中に出てくるぞ」
「それもう呪いじゃない……?」
ため息混じりに魔王が持ち込んだ嘆願書をめくるエミリの目に、次の文面が飛び込んできた。
『冬眠から目覚めない魔獣が増えています。加えて、孵化も正常に行われません。このままでは一部魔獣が絶滅しかねません。至急調査を求めます』
「……環境異変、ですかね。これはさすがに放っておけないな」
エミリの目が、すっと真剣な色を帯びた。
「関係する地域と種別をまとめて、調査隊を編成しましょう」
エネルも隣で頷く。
「……あとで対策会議を開こう。魔獣は俺たち魔族にとって、切っても切れない存在だ」
「うん。調査チームには人間と魔族の混合部隊を組ませて、いろんな意見を取り入れませんか?信頼関係を築くにも、ちょうどいい」
真剣な視線を交わすふたりの間に、さっきまでの魔王の騒がしさが嘘のように静かな空気が流れる。
混沌とした魔王城の日々の中でも、確かに前に進んでいる、
そんな実感が、ひとときの充足として胸の奥に灯る。
「……っていうか、魔王の持ってきた嘆願書って、これ普通に重大案件なんですけど」
「遊びに来てるようでいて、意外と的を射てることをしてくる。それがあの人の……一応、“威厳” なんだろうな」
「……納得はしたくないけど、否定できないのが悔しい」
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