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幼少期
27 しまらないダンジョン攻略
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「マックス様、これが狙いでしたね?」
「はてさてなんのことやら」
クルトたちとの旅も順調すすみ、半分以上の日程が終わったところ、小隊員に野宿の準備を任せてクルトと少し周囲を探索していた。
そんな時に、なんとダンジョンの入り口を発見! ま、ここにあるのは分かっていたんだがな。
「クルト、このダンジョンの発見者は俺だな?」
「……はい。マックス様が発見者です」
苦々しい表情でクルトが返事をしてくるが、この旅でいろいろな表情を見れるようになっておじさん嬉しいよ……この世界ではクルトの方が年上だけど。
「ということはだ、俺にはダンジョンの優先攻略権があるわけだ」
「はい、未発見のダンジョンですからそうなります……まさか?」
「当然だろう? このダンジョンは今から俺が攻略する。クルトは小隊員たちのところに戻って帰りを待っていてくれ」
「ダメです! マックス様お1人でダンジョンに入らせたのが知られたら旦那様に叱られてしまいます!」
「ダンジョン発見者の特権だろ? それにきちんと準備もしてある。無理そうならすぐに戻ってくるから、皆で攻略しよう」
「……では、私だけでもここで待たせてもらいます」
「わかったわかった。だが、ここで1人で待つのはダメだ。そうするなら、皆も連れてここで野宿の準備をしていてくれ」
そう言い残し、俺はダンジョンの中に入っていく。
設定資料通り、ダンジョンの入り口は洞窟のようになっていて、未発見時には赤いバリアが張られているのだが、発見者が近づくとバリアは青くなる。
クルトが近づいても赤いまま、俺が近づくとバリアは青くなり、俺だけを通す。
発見者がダンジョンから脱出するか、攻略すれば、バリアは解除され、誰でも侵入できるという寸法だ。
この仕様はRPG部分がぬるすぎて縛りプレイをしたい人向けの仕様で、パーティーの離脱が不可能なこのゲームで唯一、主人公1人でダンジョン攻略できる方法なのだ。
まあ、パーティーメンバー全員を瀕死状態にする手段もあるが、ダンジョン内のセーブポイントで全回復するからセーブ縛りも追加になるしな。
このダンジョンは、疾風の指輪が攻略特典になっているダンジョンだ。
このダンジョンから攻略することにしたのは、モンスターの出現率が低い、虫型モンスターしか出現しない、モンスターが1ターン目に必ず飛翔するので先手行動が可能の3点からだ。
ダンジョン外でレベル5まで上げた俺だが、ダンジョンのモンスターと正攻法で渡り合えるわけじゃない。
というわけで、虫型モンスターの特攻アイテム「殺虫剤」を事前に購入しまくってある。
殺虫剤は前世のちんけなものではなく、虫と名の付くものならすべて抹殺してしまう凶悪なアイテムでゲルハルディ領内の特定のアイテムショップでしか購入できないのだが、使用すれば出現した虫型モンスターはイチコロだ。
これと1ターン目に必ず先手がとれるという仕様を利用して、このダンジョンでタイムアタックをするプレイヤーもいたなぁ。
「キシャー」
おっと、準備をしつつ歩いていたら、最初のエンカウントだ。
とはいえ、ゲームみたいにこちらが行動を選択するまで、モンスターが待ってくれるわけではないのであらかじめ殺虫剤は手に持っている。
プシュー
「ギシャァー」
うん、わかるよ。俺だってさ、ゲームの中の世界に転生したんだからかっこよく剣で敵を切り伏せたいよ。
それがさ、スプレータイプの殺虫剤を撒いて、レベル上げしているなんて落差が激しいよ。
でもさ! でもだよ! これが最善! 自分に危険がない範囲でダンジョン攻略するにはこれしかないの!
「キシャー」
プシュー
「ギシャァー」
うん、やっぱりこれはないわ。次の、次のマナの指輪があるダンジョンではかっこよく戦うから!
だから、今回のダンジョンのこの攻略法は許してほしい!
……あ、もうレベルが10になってる。
このダンジョンの平均モンスターレベルは30だから、ここを攻略し終えれば、ゲーム内で中ボスとなっていた時のマックスに追いつくはずだな。
よしよし。
「はてさてなんのことやら」
クルトたちとの旅も順調すすみ、半分以上の日程が終わったところ、小隊員に野宿の準備を任せてクルトと少し周囲を探索していた。
そんな時に、なんとダンジョンの入り口を発見! ま、ここにあるのは分かっていたんだがな。
「クルト、このダンジョンの発見者は俺だな?」
「……はい。マックス様が発見者です」
苦々しい表情でクルトが返事をしてくるが、この旅でいろいろな表情を見れるようになっておじさん嬉しいよ……この世界ではクルトの方が年上だけど。
「ということはだ、俺にはダンジョンの優先攻略権があるわけだ」
「はい、未発見のダンジョンですからそうなります……まさか?」
「当然だろう? このダンジョンは今から俺が攻略する。クルトは小隊員たちのところに戻って帰りを待っていてくれ」
「ダメです! マックス様お1人でダンジョンに入らせたのが知られたら旦那様に叱られてしまいます!」
「ダンジョン発見者の特権だろ? それにきちんと準備もしてある。無理そうならすぐに戻ってくるから、皆で攻略しよう」
「……では、私だけでもここで待たせてもらいます」
「わかったわかった。だが、ここで1人で待つのはダメだ。そうするなら、皆も連れてここで野宿の準備をしていてくれ」
そう言い残し、俺はダンジョンの中に入っていく。
設定資料通り、ダンジョンの入り口は洞窟のようになっていて、未発見時には赤いバリアが張られているのだが、発見者が近づくとバリアは青くなる。
クルトが近づいても赤いまま、俺が近づくとバリアは青くなり、俺だけを通す。
発見者がダンジョンから脱出するか、攻略すれば、バリアは解除され、誰でも侵入できるという寸法だ。
この仕様はRPG部分がぬるすぎて縛りプレイをしたい人向けの仕様で、パーティーの離脱が不可能なこのゲームで唯一、主人公1人でダンジョン攻略できる方法なのだ。
まあ、パーティーメンバー全員を瀕死状態にする手段もあるが、ダンジョン内のセーブポイントで全回復するからセーブ縛りも追加になるしな。
このダンジョンは、疾風の指輪が攻略特典になっているダンジョンだ。
このダンジョンから攻略することにしたのは、モンスターの出現率が低い、虫型モンスターしか出現しない、モンスターが1ターン目に必ず飛翔するので先手行動が可能の3点からだ。
ダンジョン外でレベル5まで上げた俺だが、ダンジョンのモンスターと正攻法で渡り合えるわけじゃない。
というわけで、虫型モンスターの特攻アイテム「殺虫剤」を事前に購入しまくってある。
殺虫剤は前世のちんけなものではなく、虫と名の付くものならすべて抹殺してしまう凶悪なアイテムでゲルハルディ領内の特定のアイテムショップでしか購入できないのだが、使用すれば出現した虫型モンスターはイチコロだ。
これと1ターン目に必ず先手がとれるという仕様を利用して、このダンジョンでタイムアタックをするプレイヤーもいたなぁ。
「キシャー」
おっと、準備をしつつ歩いていたら、最初のエンカウントだ。
とはいえ、ゲームみたいにこちらが行動を選択するまで、モンスターが待ってくれるわけではないのであらかじめ殺虫剤は手に持っている。
プシュー
「ギシャァー」
うん、わかるよ。俺だってさ、ゲームの中の世界に転生したんだからかっこよく剣で敵を切り伏せたいよ。
それがさ、スプレータイプの殺虫剤を撒いて、レベル上げしているなんて落差が激しいよ。
でもさ! でもだよ! これが最善! 自分に危険がない範囲でダンジョン攻略するにはこれしかないの!
「キシャー」
プシュー
「ギシャァー」
うん、やっぱりこれはないわ。次の、次のマナの指輪があるダンジョンではかっこよく戦うから!
だから、今回のダンジョンのこの攻略法は許してほしい!
……あ、もうレベルが10になってる。
このダンジョンの平均モンスターレベルは30だから、ここを攻略し終えれば、ゲーム内で中ボスとなっていた時のマックスに追いつくはずだな。
よしよし。
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