異世界母さん〜母は最強(つよし)!肝っ玉母さんの異世界で世直し無双する〜

トンコツマンビックボディ

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第16話 ファミリア院長カスミ爆誕

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ギルドの冒険者たちの姉御(リーダー?)になってから昼過ぎにカスミとワタルとアスナは負傷したロメロの入院する病院へお見舞いに来ていた

「わざわざお見舞いに来ていただき、ありがとうございます。孤児院の方もカスミさんに任せてしまって申し訳ない」
「構やしないよ。ロメロはまずは怪我を治しな」

「ねえ。アスナちゃん。この世界って魔法はあるよね?」
「うん。あるわよ。ゲームのような攻撃魔法や回復魔法あと転移魔法ね」
「だったら、ロメロさんの怪我も回復魔法で直してもらえばいいのに」
「ワタルくん、現実は甘くないのよ。回復魔法って保険が効かないの!しかも、結構高い!普通の軽い怪我位なら良心的だけど、大怪我や骨折まで行くと結構な値段なのよ!そして蘇生の場合は、とんでもない額になるわ!」 
「た、確かによく考えてみると回復魔法なんて便利なものが無料とか安いなんて言えないよね」

みんなで雑談していると、1人の医師がカスミの前に現れた

「ロメロ・スペーシャルさんの関係者ですか?」
「そうだけど何か様かい?」
「少しロメロさんのことでお話があります」
「・・・わかった。ワタル、アスナ、ちょっと席を外すよ」

カスミは医師と談話室に向かった

「そう言えばロメロさん、病院に来てから気になってたんだけど、院内に肌の色が緑色の人ややたら体格の大きい人を見かけたんだけど、あの人たちは何者なんのか知ってますか?」

病院内には肌の色が緑色の人物と普通の人間よりも背丈が小さい人物と体格が2倍はあると思われる人物達が患者や看護師として院内に居た

「あの人たちは我々とは違う種族ですよ。ます肌が緑色な人達はゴブリン族、体格の大きい人達がオーク族、背丈の小さい人達はドワーフ族です」

《xbig》《b》ピーヒョロロロロロ!《/b》《/xbig》

ワタルは放心状態となり頭の中でファックスの着信音が鳴り響いている横でアスナが必死に笑いを堪えている

「嘘でしょ?!ドワーフはなんとなくわかってたけど、オークとゴブリンって外見がちょっと違うだけで、人間と対して違いがないんですけど!」
「くくくっ・・あははははっ!もうだめ!あーおかしい!ワタル、あんたいいリアクションしたわね!グッジョブ!」
「まさかアスナちゃん知ってて何も言わなかったの?」
「だって、あんたの事だから絶対にオークやゴブリンをゲームや漫画のイメージでしかなかっただろうと思ってたからね。この世界では違うって言って知ったら、どんな顔するか観てたの」
「なんだよ。人が悪い・・・って言うかアスナちゃんも最初知った時は同じ同じように驚いたんじゃないの?」
「バレたか。でも驚く事はまだあるわよ」

ロメロの病室(相部屋)に1人の看護師が入ってき 

「ロメロさん、検温ですよ」

その看護師は薄紫の髪をしたロングヘアーの女性ではあるが、少しだけ人間とは違い耳が少し尖っていて肌の色が緑であることである

そう彼女はゴブリン族である

「今日も気分に変わりはありませんか?」
「どうも『サヤカ』さん。今日も変わりはありません」

『サヤカ』を見たワタルは再び放心状態になり頭の中でFAXの着信音が鳴り響いた

「アスナさん?あの美人な女性は何者ですか?」
「何って言われても、あの人はゴブリンよ」
「あのね。ゴブリンってさ、あの醜く不愉快な小鬼(ゴブリン)だよ!あの人はどう見ても清楚で、可憐な美人のお姉さんだよ。ただ、肌の色が緑だけの!カスミさんと引けを取らない美人のお姉さんだよ!」
「ワタル、転スラの世界でもゴブリンは美少女なのよ。この世界のゴブリンにだって美少女がいてもいいじゃない!おまけにオーク(女)にも美少女がいるのよ!私は美少女好きなのでOKよ!」
「わ、わかったよ。って言うか何気にアスナちゃん美少女好きなのをカミングアウトしたね」
「アンタらは何騒いでるんだい」

談話室から戻ってきたカスミが病室で騒いでいるワタルとアスナを見て呆れていた

「そうですよ。ここは病院なんですから騒ぐと他の患者さんに迷惑ですよ」
「ほら見なよ。看護師さんに注意されただろう?悪いね看護師さん。ウチの連れが騒いで」
「ごめんなさい」ワタル&アスナ
「いえ、次からは気をつけてくださいね。それでは私は失礼しますね」

サヤカは一礼すると他の病室に入って行った

「ところで病院の先生と何を話したの?」
「ああ。ちょうどいいから話しておこうか。なあロメロ、さっき先生から聞いたんだけど、アンタ、癌なんだって?しかも末期の」
「それって本当なんですか?なんで言ってくれなかったんですか?!」
「ははっ、面目ない。実は病気はあなた方と出会うまいから癌に犯されていたんです。既に手の施しようがないらしく、孤児院の方も遅かれ早かれ閉鎖するつもりでした。子供たちも、他の孤児院に引き取ってもらうと考えていました。しかし、どこの孤児院も経営が苦しいようで、引き取ってもらおうとすると、みんなバラバラになってしまうんです。特にメリッサとノルンは姉妹ですから、離れ離れに差したくないんです。」
「それじゃあ、どうするつもりなのよ!」
「そのことなんですが・・・・」

ロメロはカスミの方をジッと見つめてた

「カスミさん!あなたとは出会って日が浅いですが!誠に身勝手なお願いと思われますが!どうか!孤児院の!ファミリアの院長を引き継いでもらえませんか?!」

《b》《xbig》「ああ!いいよ!喜んで!」《/xbig》《/b》

「そ、即答!?いいんですか?そんなに簡単に決めて!ワタル君も何か言ってあげて下さい!」
「何かと言われましてもね。カスミさんはどこからどう見ても裏表のない人だから」
「そうそう、付き合いの短さで言えば私も同じだけど、不思議とカスミには信頼感を感じるのよ」
「大体、私はあの子たちの母親になったんだから、院長も喜んで引き受けるよ!」

カスミの凛とした姿と嘘偽りのない言葉に感動したのかロメロは大粒の涙を流した

「ありがとうございます!本当にありがとうございます!あのファミリアは、亡き両親から引き継ぎ、亡き妻と一緒に経営していた大切な場所なんです。それを手放したくはなかったんです。自分が癌に犯され余命いくばくもなくなり、この先どうしようかと悩んでいた時にカスミさん、あなたと出会いました。私は運命と感じこれ幸いにとお願いしたところ、あなたは二つ返事で決めてくれました。本当に感謝しています!どうか孤児院を!ファミリアを!よろしくお願いします!」

ロメロはカスミの手を握るとカスミがロメロの手を握り返す

「まかせな!アンタのロメロの意思は私が引き継ぐよ!」

この日、カスミは孤児院『ファミリア』の院長となった
(ボク思ったんだけどカスミさんって孤児院の経営って出来るのかな?)
(どうなんだろう?カスミって見るからに脳筋だから心配だな)

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