異世界母さん〜母は最強(つよし)!肝っ玉母さんの異世界で世直し無双する〜

トンコツマンビックボディ

文字の大きさ
26 / 48

第25話 あたしはロメロの兄よ 前編

しおりを挟む
「今回はスーパーで買い物するよ。今晩は豚カツときんぴらごぼうだよ」
「やったー!異世界に転生されてからの豚カツよ!頼みだわ♪」
「アスナちゃん君ねぇ、前にも言ったけど何で当然のようにウチでご飯を食べに来てるの?」

アスナは嫌そうな顔をしながら愚痴を言い出だす

「教会の料理って味付けが基本的に薄めなのよ。ボリュームも少ないし沢山食べさせて貰えないしね。結構厳しいの『《b》セリア教《/b》』は」

そして、買い出しの為に商店街に寄って買い物をした後、お米を買うために「スーパーマーケット召喚」を使おうとしたらカスミのスマホに着信音を鳴った

「???。私のスマホから音が鳴ってるけど?ワタル見てくれるかい?」
「はいはい。メールですね。えーと。『本日より、あなたの固有スキル『スーパーマーケット召喚』がアップデートされ『デパート召喚』【詳細:某大手デパートが召喚できる】になりました」
「『デパート召喚』?それって買い物の幅が増えるってことじゃない?すごいじゃないの!ねぇカスミ!?」

《b》デパート召喚は、主に食料品、日用雑貨、洋服、魔導具、医療品などと言った異世界クロノスに存在する物が売られている《/b》

カスミの固有スキルのスーパーマーケット召喚からデパート召喚に変わり、早速カスミはスキルを使うことにした
すると、目の前に『某大手デパート』が召喚された
以前のスーパーマーケットよりも、はるかに大きく各売り場フロア内ではアンドロイドの従業員が複数体働いている
カスミ達がデパートに入ろうとしたら、入り口の前でスーツ姿のアンドロイドか待っていた

「オ待チシテオリマシタ。カスミサマ。フロアニ入ル前ニ、コノデパートノオーナー登録シテ下サイ。登録スルト、コノデパートノオーナートナリ今後ノ売リ上ゲノ約20~30%ノ報酬ガ与エラレマス」
「デパートのオーナー?そのオーナーになるだけで報酬がもらえるってことかい?」
「ハイ。アナタノ名前ヲ登録スルダケデ、ソノ他ノ経理ヤ仕入レドワ我々ガヤリマス。登録シマスカ?」

カスミはやや無言になり考えている

「何迷ってるのよ!登録しなさいよ!登録すれば冒険者の仕事をしなくてもいいのよ!自動的にお金が舞い込んでくるんだから!ファミリアの子供たちに贅沢がさせれるのよ!」

ベジッ!

説得するアスナにカスミがアスナの額に軽い水平チョップを叩き込む

「あいたっ!何すんのよ!」
「アスナ、アンタはそうやって楽な方に行こうとする考えはやめな。人間、生きていくためには、苦労しないといけないよ。私はただ、このデパートをどこに置くか考えてるんだよ」
「既にオーナーになることに決めてるんですね。確かにこのでかい建物をこの街に置くには狭いですもんね」
「って言うか、そのスキルは常に召喚したままに出来るんだ」

「なら、王都に行ってみたらどうかしら?」

突然、カスミ達の後ろから話しかけける人物が近づいて来た
カスミ達が声が聞こえる方に振り向くとワタルとアスナが、その人物を見るや否や吹き出す

《b》《big》(マツコ・デラックスだ!マツコにそっくりだ!)《/big》《/b》

カスミ達の前に現れた人物は、髪の毛を結っていてふくよかな体型で化粧をしいる、いかにもオネェ系に見える男だった

「誰だいアンタは?見ない顔だけど」
「あら失礼。噂通りの人だったから思わず声掛けちゃった♪あたしの名前は『フユキ・スペーシャル』ロメロの兄よ。あなたがカスミさんよね。話はロメロから聞いていたわ」
「ロメロさんのお兄さんなの?全然似てないわね」
「ちょっとアスナちゃん!初対面の人に失礼だよ!」
「ふふふ。気にしてないわよ。よく言われるから、それよりもあなた達、時間あるかしら?ロメロの墓参りに行くのだけど」

フユキの誘いでカスミ達はロメロの墓参りをすることになり、その足で墓地へ向かうのであった
フユキはロメロの墓前に花を添えて手を合わせる

「まさか、ロメロが死ぬなんて思いもしなかったわ。あたしはこの通り好き勝手にやってたのに病気の一つもした事ないのに・・・其れにひきかえロメロは真面目で家族想いでね。ファミリアを何よりも大切していたわ。奥さんのパロウと一緒に頑張って切り盛りしてたけど、4年ほど前にパロウが病で亡くなってね。落ち込んでいたものの、それでもファミリアの為に一生懸命頑張ってたのよ。あれだけ献身的だったロメロが死ぬなんて・・・」

フユキはロメロの墓前で大粒の涙を流した
その姿を見てカスミも墓前の前に立ち、手を合わせる

「私達やファミリアの子供達でロメロの最後を看取ったよ。ロメロは最後まで穏やかで亡くなった時も何処となく笑顔だったよ」
「そうよね。ロメロはファミリアや子供達が大好きだったから、あなた達に看取られて満足だったでしょうね。さて、久しぶりにファミリアの子供たちに会いたいわ。行きましょうか」

フユキは涙を拭き笑顔にして立ち上がって、ファミリアの方向に歩き始めた

「あんなでかい図体のオカマが泣き出したと思ったら、もう笑顔になってる。まさに泣いたカラスがもう笑った状態ね」

そして、カスミ達がファミリアに着くと外で遊んでいたロジー達がフユキを発見すると勢いよく駆け寄って来て賑わい出す

「フユキおじさんだ!」
「本当だ!フユキのオジサンだ!」
「おっちゃん!」
「おじちゃん!」

「みんな、相変わらず元気ねぇ。お土産のお菓子を買って来たからみんなで食べましょう」

NEXT  「あたしはロメロの兄よ 後編」
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです

白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。 ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。 「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」 ある日、アリシアは見てしまう。 夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを! 「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」 「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」 夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。 自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。 ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。 ※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

異世界に転生したら?(改)

まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。 そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。 物語はまさに、その時に起きる! 横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。 そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。 ◇ 5年前の作品の改稿板になります。 少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。 生暖かい目で見て下されば幸いです。

99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ
ファンタジー
 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。  主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~

みつまめ つぼみ
ファンタジー
 17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。  記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。  そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。 「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」  恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!

【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革

うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。 優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。 家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。 主人公は、魔法・知識チートは持っていません。 加筆修正しました。 お手に取って頂けたら嬉しいです。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...