異世界母さん〜母は最強(つよし)!肝っ玉母さんの異世界で世直し無双する〜

トンコツマンビックボディ

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第28話 間抜けな不良グループ 前編

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青年は死んだ魚のような目で無言で立っていた
外見から見てもわかる程に無気力、脱力感が感じられる雰囲気だった

「おかえり、ギンガの兄貴、その顔は、またパチンコで負けたでしょ?」

若者の1人が帰って来た青年『ギンガ』に話かける

「クソが!なんなんだよ!あの台!全然かからなかっかったぞ!2度とやるか!」
「だから、やめとけって言ったじゃんよ。今回はいくら使ったの?」
「20000クロノス」
「20000って・・・何やってるの」

消費した金額の多さに呆れる仲間にギンガは開き直って言い返す

「うっせ!リーチが掛かったんだよ!イケると思ったんだよ!なのにアイツと来たら!」

パチンコで負けた事を思い出し地団駄を踏むギンガを仲間が宥める

「まあまあ、それよりも今月の生活どうすんの?カツアゲでもする?兄貴は喧嘩だけは負けたことないから」
「だな。それ以外はからっきしだけど。って言うかヘタレ?(笑)」
「あと童貞!彼女いない歴=年齢!俺らだって彼女いるのにね(笑)」
「んだと!ビリー!バリー!さりげなく自慢すんな!俺だって彼女欲しいよ!でも、俺好みの女と出会えない!」
「出たよ(笑)兄貴は理想が高すぎ!黒髪ロングで年上のスタイル抜群で料理上手の包容力のあるお姉様タイプの女は、そうそう居ないよ。居たら会って見たいっての!」
「お前らぁ!俺の理想の女性像をバカにしたな!ぶん殴ってやる!」

自分を揶揄する仲間のビリーとバリーに頭に来たのかこぶし振り上げて2人を追いかけ回すギンガ達を物の影から監視する男がいた

「・・・・」

➖ミスティ 転送宮殿➖

この日はレガイア王都に行く日であり、王都に向かうのはカスミ、ワタル、アスナの3人
フユキはファミリアで子供達と留守番することになった

「フユキ、留守を頼んで悪いね」
「いいのよ。どうせロメロの私物の整理もするしね。それから、あたしもこの街に引っ越す事になってるから」
「そうだったんですか?やっぱりファミリアが気がかりで?」
「それもそうなんだけど、元々、こっちでお店をやる予定だったの」
「お店?やっぱり『オカマバー』だったりするの(笑)?」
「よくわかったわね。近々、開店の予定よ。お店の名前は『マチコDX』だから♪」
(マチコDXって・・・マツコすればいいのに)ワタル&アスナ

そして、3人は転送装置のある宮殿に行き、受付嬢に冒険者カードを見せると、そのままレガイア王都方面の転送装置の前まで来た・・・・のだが、カスミ達は転送装置を見て、それがが見慣れたものだと一目でわかった

「ねえ?この転送装置って天国にあったヤツじゃない?」
「そうだね。私も見覚えがある。このけったいな電話ボックスみたいなの忘れようがないよ。それが何でこの世界に?」
「けったいな電話ボックスって・・・・《b》《small》アレはボクのデザインした・・・《/small》《/b》」

「・・・タル!ワタル!何、ボケっとしてるの!早く転送装置に入るわよ!」
「あっ!ご、ごめん!今行くよ!」

カスミ達は、けったいな電話ボックスこと転送装置の中に入るとそこにはモニターがあり目的地の選択と表示されていた
ワタルが手際良くレガイア行きに入力すると転送装置に電流とともに激しい振動が走り、カスミ達をレガイアへ転送するのであった

バリバリバリッ

「ぎぃにゃぁぁぁ!わ、忘れてたぁぁ!この装置にはコレがあったんだわぁ!」
「で、電流火花が体をって言うか、これは何か意味があるのかい!?」
「おいぃぃ!(カスミさん、またあんたはマニアックな!)」 

転送から数分後、カスミ達は無事レガイア王都に転送された
レガイアは王国だけあってミスティよりも広大で人々で溢れかえっている
王都内は城壁に囲まれた街並みに木造りの一般市民の家屋や商家から始まり教会や修道院などの宗教的建造物、職人や商人の作業場や店舗、宿屋や酒場などの娯楽施設、宮殿や貴族の屋敷の区画が並んでいる中にカスミ達が前世の日本にいた頃に見慣れた建物も見受けられた

「ねえ。ここって異世界よね?何でビルが建ってるのよ!しかも、あのビルには巨大モニターがあるじゃない!?」
「本当だね。あそこの娘達は『ケータイデンワ』を使ってるよ」

王都内の住人の何人かが魔導具の『ケータイデンワ』で通話している
建てられたビルの真ん中にかけられている巨大モニターには番組らしき映像が映っていた

「なんかミスティと比べると随分と都会・・・って言うか殆ど新宿よね」
「この前、キョウコさんが言ってたでしょ?ミスティってこの大陸の中で一番の田舎だって、だから魔導具も少ないって」
「アンタ達、ぼさっとしてないで目的地に行くよ」
「はーい!」

3人が目的地に行く途中に向かいの方から鎧姿の見知らぬ男が声をかけて来た

「あのー、すいません!もしかして、あなたはカスミさんですよね?」  
「そうだけど・・・アンタはレガイア騎士団の人間かい?」
「はい!レガイア騎士団に所属している『ダイチ・ミサワ』と言います!ラルフ隊長やイザーク副隊長からお聞きしております!」

ダイチ・ミサワと名乗る男は高身長で甲高い声の自己紹介と共にカスミに一礼する

「元気が良いね!私もラルフ達から聞いてるよ。アンタも転生者なんだってね?」
「ええっ!2年前に飛行機事故に遭い、その後に転生されました!」 
 
ダイチは大きい声でカスミにこれまでの生い立ちを話そうとしたらワタルとアスナに遮られた

「五月蝿いわよ!もう少しトーンを下げなさい!檜山修之みたいな声して!」
「そうだ!どうして檜山修之が演じるキャラクターは殆ど濃ゆいんだ!?アレか?声が濃いからか?」
「ちょ!ちょちょちょ!いきなりなんでござるか!?君たちは確かカスミさんの腰巾着!」
「誰が腰巾着だ!」

ダイチにカスミの腰巾着と言われてアスナがドロップキックを放つ

「シロー・アマダみたいな顔して!まんま檜山修之じゃない!」
「何おう!君だって三千院ナギと神楽を足して二で割った顔してるし、そっちのメガネなんか失敗した志村新八って言うかまんま志村新八じゃないでござるか!」
「おいコラぁ!てめー!今、言ったらいけないワードを言ったな!ボクを新八ってゆーな!」

3人が醜い言い合いをしているのを見かねて仲裁しようとするカスミだったが、カスミよりも先に1人の女の子が割って入って来た

《b》《xbig》「何バカやってるの!?お兄ちゃん!」《/xbig》《/b》

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