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11 どちらが秘密にしたいことなのかしら?
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「さて、先日女子寮であった事をお教えしましょうか? 食堂という場では人目もあり、話は広まってしまうかもしれませんが、マミーレ・トンヌは広めて欲しいようなので仕方がありませんわよね!?」
「え、あ、はい……」
カタリナ……強いわ。確かに先日の騒ぎで一番怒っていたのはカタリナだし、カタリナ自身も被害者だものね。それにしてもマミーレ様……いえ、ここまで行くとトンヌ伯爵家は大丈夫じゃない気がするわ……。
「最初に結果からお伝えしましょう。マミーレ・トンヌの暴行で私は全治10日の打撲、アリシア様は高熱を出されてお倒れに。本日やっと学園に来ることが出来ました。それは当然お知りになっておられましたわね?」
「え? そ、そんなことは聞いてない」
でしょうね、という風に少し溜息をついてから、カタリナは鋭くクレス様を見つめます。もちろんまだカタリナの頬には布が当てられているので一目瞭然なのよ。このサラダ……ミートチップをかけ過ぎですわ。しょっぱい……。
「どうします? 続けますか? 本人がいない所でこのように断罪めいたことは宜しくないと思いますし、それに少し考えたほうがご自分のためでは? 貴方が思い描いたような事実は出て来ませんわよ。そしてこのことはたくさんの目撃者がいますからどちらが嘘つきなのかすぐに分かることでございます」
カタリナ優しい! というかあれね、ドラスト伯爵に気を遣ったのだわ。クレスの実家ドラスト伯爵は伯爵の中でも上から数えた方が早い名家。メイニー家やうちのフェンルース家と事を構えるのは些か不利益があると読んだのね。
流石カタリナだわ! 頼りになる。大好きー!
「先にお聞きしたいのですが、ドラスト伯爵令息はトンヌ伯爵令嬢とどのようなご関係で?」
あ、それ私も気になるわ。
「えっと、席が隣の友人の婚約者の友達の従兄弟の知り合いって聞いたけど」
全く関係ないじゃない。私は何も聞かなかった顔をしてトーストしたパンの端っこを齧るけど、クレス……カタリナの優しさに感謝した方が良いわ。
「一度お戻りになられて情報を精査することをお勧めします」
「そ、そうさせて貰う……あ、あのありがとう、そしてすまなかった」
カタリナにそう話しかけたけれど、ぎろりと睨まれちゃってる。大丈夫かしら、クレス。
「おほん!」
カタリナが咳払いをして、私に視線を向けてやっと気がついたみたい。貴方が謝る相手はカタリナではなくてよ?
「す、すまなかった。アリシア・フェンルース、侯爵令嬢。突然大声で騒ぎ立てた」
「許しますわ、ドラスト伯爵令息。でも次からはもう少し小さな声でお願いしますわね。私、結構耳は良い方なのよ」
「ああ! ありがとう!」
わ、笑ったー! 攻略対象者が笑ったー! い、良い……! 本当ならこんな無礼は許してはいけない所なんだけれど、好感度MAXみたいな時の顔で笑われたら許しちゃうしかないわよー!
あ、ちょっと興奮し過ぎて目眩が……。
「あ、アリシア様っ?!」
「アリシア嬢!」
嫌だわ、体が斜めになって行くのを止められないわ……目の前も暗くなっちゃった。
「え、あ、はい……」
カタリナ……強いわ。確かに先日の騒ぎで一番怒っていたのはカタリナだし、カタリナ自身も被害者だものね。それにしてもマミーレ様……いえ、ここまで行くとトンヌ伯爵家は大丈夫じゃない気がするわ……。
「最初に結果からお伝えしましょう。マミーレ・トンヌの暴行で私は全治10日の打撲、アリシア様は高熱を出されてお倒れに。本日やっと学園に来ることが出来ました。それは当然お知りになっておられましたわね?」
「え? そ、そんなことは聞いてない」
でしょうね、という風に少し溜息をついてから、カタリナは鋭くクレス様を見つめます。もちろんまだカタリナの頬には布が当てられているので一目瞭然なのよ。このサラダ……ミートチップをかけ過ぎですわ。しょっぱい……。
「どうします? 続けますか? 本人がいない所でこのように断罪めいたことは宜しくないと思いますし、それに少し考えたほうがご自分のためでは? 貴方が思い描いたような事実は出て来ませんわよ。そしてこのことはたくさんの目撃者がいますからどちらが嘘つきなのかすぐに分かることでございます」
カタリナ優しい! というかあれね、ドラスト伯爵に気を遣ったのだわ。クレスの実家ドラスト伯爵は伯爵の中でも上から数えた方が早い名家。メイニー家やうちのフェンルース家と事を構えるのは些か不利益があると読んだのね。
流石カタリナだわ! 頼りになる。大好きー!
「先にお聞きしたいのですが、ドラスト伯爵令息はトンヌ伯爵令嬢とどのようなご関係で?」
あ、それ私も気になるわ。
「えっと、席が隣の友人の婚約者の友達の従兄弟の知り合いって聞いたけど」
全く関係ないじゃない。私は何も聞かなかった顔をしてトーストしたパンの端っこを齧るけど、クレス……カタリナの優しさに感謝した方が良いわ。
「一度お戻りになられて情報を精査することをお勧めします」
「そ、そうさせて貰う……あ、あのありがとう、そしてすまなかった」
カタリナにそう話しかけたけれど、ぎろりと睨まれちゃってる。大丈夫かしら、クレス。
「おほん!」
カタリナが咳払いをして、私に視線を向けてやっと気がついたみたい。貴方が謝る相手はカタリナではなくてよ?
「す、すまなかった。アリシア・フェンルース、侯爵令嬢。突然大声で騒ぎ立てた」
「許しますわ、ドラスト伯爵令息。でも次からはもう少し小さな声でお願いしますわね。私、結構耳は良い方なのよ」
「ああ! ありがとう!」
わ、笑ったー! 攻略対象者が笑ったー! い、良い……! 本当ならこんな無礼は許してはいけない所なんだけれど、好感度MAXみたいな時の顔で笑われたら許しちゃうしかないわよー!
あ、ちょっと興奮し過ぎて目眩が……。
「あ、アリシア様っ?!」
「アリシア嬢!」
嫌だわ、体が斜めになって行くのを止められないわ……目の前も暗くなっちゃった。
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