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3 おかしいわ!(エリーゼ視点)
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「お父様……」
「……今、初めて知ったぞ……妊娠の話は」
「……でしょうね、お父様とローラ様なら……」
わたくしはエリーゼ。このカタリナ家の長女で、セルジオお父様の最初の妻の娘です。セルジオお父様とわたくしのお母様は政略結婚でしたが、お母様は私を産んですぐに亡くなってしまいました。お父様はとても嘆き悲しみましたが、2年後に当時の王太子殿下、現在の陛下のご意向で聖女ローラ様を後添えとしてカタリナ家に迎え入れたのでございます。
わたくしとお父様は別に聞き耳を立てていたわけではないのです。
はっきり言います。
ローラ様とカレッタの声が大きいんです!!あの二人、二人だけの内緒話をしているつもりなのですが、周囲に丸聞こえなんです!!!!!
わ、わたくしの……わたくしの辺境伯子息ルーシェ様への秘めた思いも全部、全部この家の使用人にも知られてしまったのです!!!このお馬鹿!お馬鹿ぁーーーーー!泣きたい。
「あとエリーゼ……お前やっぱりレオール殿下の事は……」
「言わないでくださいまし、お父様」
カレッタとローラ様の言う通りわたくしはレオール殿下の事を好いてはいません。本当にカレッタとローラ様の言う通りこの家の為、私の心は殺しレオール殿下と婚約を続けております。そして本当に、本当にカレッタとローラ様の言う通り……辺境伯子息ルーシェ様が……好きなんです……。
「……カレッタをレオール殿下の婚約者に……」
「無理ですわ、お父様。カレッタはわたくしよりお勉強が出来ません。そしてあの……大声」
「……うむ……」
本人はまったく、一欠片も気づいていないのですが、考えていることが全部声に出てしまうタイプの人間なんです、ほんと、お馬鹿!!
「しかし……カレッタがレオール殿下の事をあんなに好いているとは……」
「殿下もカレッタの事を嫌いではありませんわ。裏表ないあの子の態度に救われているようです」
わたくしと一緒にいる時、レオール殿下はどこか緊張しているようですが、カレッタがいるとまるで子供の頃のようににこやかに笑えている殿下。カレッタの存在はレオール殿下の癒しになっている事にわたくしは気が付いています。
「カレッタが馬鹿でも周りから助けて貰えれば……」
「……それは都合の良すぎる話です、お父様」
そんな都合のいい話はある訳がないのですから……。
わたくしはレオール殿下と婚約を続け、そしていずれは結婚し、この国の王妃となる。その時辺境伯を少しでもお助け出来れば、わたくしの思いはそれで構わないのです……。
「そうと決まれば早速お勉強よ、カレッタ!」
「うへぇ……それならまだ聖女の回復術とかの勉強の方がマシぃ」
「レオール殿下と婚約するためよ!やるのよ、カレッタ!はいっ体力回復っ」
「レ、レオール様~大好きぃ~~~殿下の為ならカレッタ頑張れます~!」
中庭でまだローラ様とカレッタが大きな声でおしゃべりをしています。本当にもう、家中誰もが知ってしまいましたよ……。
「じゃあ、カレッタお嬢様のマナーでおかしい所があったらビシバシ指摘しましょうね」
「そうしましょう!」
なんてメイド達まで言ってるし
「家でのお勉強量を増やしますか」
「そう致しましょう」
執事たちは張り切ってるし……もうっ!
「エリーゼお嬢様、辺境に行かれるなら少しは体力をつけ身を守れるようにしなくては」
「剣と魔法の勉強を増やしましょうね」
「わ、わたくしは……辺境などに、ま、参りませんわよ!?」
「はいはい。あ、これは魔物図鑑ですが、見ておいて損はないと思います」
「聞いて!?」
おかしいわ!
「……今、初めて知ったぞ……妊娠の話は」
「……でしょうね、お父様とローラ様なら……」
わたくしはエリーゼ。このカタリナ家の長女で、セルジオお父様の最初の妻の娘です。セルジオお父様とわたくしのお母様は政略結婚でしたが、お母様は私を産んですぐに亡くなってしまいました。お父様はとても嘆き悲しみましたが、2年後に当時の王太子殿下、現在の陛下のご意向で聖女ローラ様を後添えとしてカタリナ家に迎え入れたのでございます。
わたくしとお父様は別に聞き耳を立てていたわけではないのです。
はっきり言います。
ローラ様とカレッタの声が大きいんです!!あの二人、二人だけの内緒話をしているつもりなのですが、周囲に丸聞こえなんです!!!!!
わ、わたくしの……わたくしの辺境伯子息ルーシェ様への秘めた思いも全部、全部この家の使用人にも知られてしまったのです!!!このお馬鹿!お馬鹿ぁーーーーー!泣きたい。
「あとエリーゼ……お前やっぱりレオール殿下の事は……」
「言わないでくださいまし、お父様」
カレッタとローラ様の言う通りわたくしはレオール殿下の事を好いてはいません。本当にカレッタとローラ様の言う通りこの家の為、私の心は殺しレオール殿下と婚約を続けております。そして本当に、本当にカレッタとローラ様の言う通り……辺境伯子息ルーシェ様が……好きなんです……。
「……カレッタをレオール殿下の婚約者に……」
「無理ですわ、お父様。カレッタはわたくしよりお勉強が出来ません。そしてあの……大声」
「……うむ……」
本人はまったく、一欠片も気づいていないのですが、考えていることが全部声に出てしまうタイプの人間なんです、ほんと、お馬鹿!!
「しかし……カレッタがレオール殿下の事をあんなに好いているとは……」
「殿下もカレッタの事を嫌いではありませんわ。裏表ないあの子の態度に救われているようです」
わたくしと一緒にいる時、レオール殿下はどこか緊張しているようですが、カレッタがいるとまるで子供の頃のようににこやかに笑えている殿下。カレッタの存在はレオール殿下の癒しになっている事にわたくしは気が付いています。
「カレッタが馬鹿でも周りから助けて貰えれば……」
「……それは都合の良すぎる話です、お父様」
そんな都合のいい話はある訳がないのですから……。
わたくしはレオール殿下と婚約を続け、そしていずれは結婚し、この国の王妃となる。その時辺境伯を少しでもお助け出来れば、わたくしの思いはそれで構わないのです……。
「そうと決まれば早速お勉強よ、カレッタ!」
「うへぇ……それならまだ聖女の回復術とかの勉強の方がマシぃ」
「レオール殿下と婚約するためよ!やるのよ、カレッタ!はいっ体力回復っ」
「レ、レオール様~大好きぃ~~~殿下の為ならカレッタ頑張れます~!」
中庭でまだローラ様とカレッタが大きな声でおしゃべりをしています。本当にもう、家中誰もが知ってしまいましたよ……。
「じゃあ、カレッタお嬢様のマナーでおかしい所があったらビシバシ指摘しましょうね」
「そうしましょう!」
なんてメイド達まで言ってるし
「家でのお勉強量を増やしますか」
「そう致しましょう」
執事たちは張り切ってるし……もうっ!
「エリーゼお嬢様、辺境に行かれるなら少しは体力をつけ身を守れるようにしなくては」
「剣と魔法の勉強を増やしましょうね」
「わ、わたくしは……辺境などに、ま、参りませんわよ!?」
「はいはい。あ、これは魔物図鑑ですが、見ておいて損はないと思います」
「聞いて!?」
おかしいわ!
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