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16 漫才コンビではありません
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とりあえず熊鍋も完食し、デザートのモモーの実も完食し、更に追加でレタッチュとブロコのサラダをボールいっぱいかきこんだコーディは現状について色々話をしてくれた。
「レベルが上がりました」
「それは分かったから!」
「99になったので、そのレベル上限を突破できるミラクルアイテムが食べられるまで待ちます」
「ちょっと不思議な輝きを纏ったただの野菜だよ……」
「ただの野菜は不思議な輝きを纏わねーっつーの!!」
そうですね……ハイ。腹が膨れて眠くなった弟妹達が次々と眠って行く中で、俺達はこの村の外での常識を聞いて色々びっくりしていた。
「まず、なのですけれど、今日美味しくいただいた熊は魔獣です。普通の熊の何十倍も強い魔物ですから、私達でも1頭づつ相手にしながら倒していく、そう言う類の力を持ったものだと世間一般で言われている事を自覚して下さい!」
「あ、はい……」
聖女だというマリアンヌに怒られてしまった。マリアンヌは金髪に青い目の美少女で流石チートハーレム大好き元幸田、現コーディがパーティメンバーに加えただけの事はある美少女だ。胸は平らだが俺は賢いので口が裂けてもその事実は飲み込み続ける。
「そのデッドリーベアの倒し方にもイチャモンはつけたいんだが、まず奴らがあんなに束になってやってくる事がおかしいんだ。あいつらは縄張り争いが激しいから徒党を組む事なんて無いはずなんだ」
赤い髪のいかにも戦士と言った背の高いダナンが続けた。こちらはでかい、とてもでかい。勿論女性なので、でかいんだ。コーディの趣味が全面に押し出されているな。
「もしかして、なんですが……あいつら、魔王軍の魔獣部隊の尖兵なんじゃ無いですか?」
魔法使いのシシリーが自分の荷物の中から地図を取り出して広げながら見るように言う。
シシリーは黒髪の細い女性だが、一部だけでかい。コーディ、まさかだが外見で選んで無いよね?
「3人ともその分野では一番なんだ!俺が一番弱いかもなぁ……」
あいつ、エスパーか?俺の思考を読んだのか?勇者の技かな?
「何も言ってないけど……」
「いまタトが、パーティメンバーを美人だから選んだんでは?って顔で見てたから!違うぞ!3人とも実力だぞ!」
顔に出てたか……。
「血の滲むような努力をしたつもりだったんですけど、野菜には勝てなかったようです……」
やばっ!マリアンヌが悲しい目をしてる!コーディ!何とかして!!
「なーに!これからいっぱい食べれば良いさ!肉を食い過ぎたら、太るかもしれないけど、野菜なら大丈夫!」
「ほんと、そうね」
あー笑ってくれたー暗黒面に落ちなくて良かった!!コーディの脳みそが足りない感じが役に立つな!
「もう!地図見て!」
シシリーに怒られた。
「この村の位置がここ。結構そばまで魔王軍が近づいて来てると言われているわ」
コーディ達がいた王都とは村を挟んだ逆の方をシシリーは人差し指でトントンと突く。
「正確な位置は分からないの。調べに行った人達が帰らないから……でも方角も合ってるし、魔王軍である可能性は高いわ!」
「なんだって……?」
俺は背筋が凍る思いだ。この平和な村に魔王軍が……?!何も無いけど、長閑な良い村だ……多分王都への進行方向にあるのがいけないんだろう……。あの程度の熊なら追い払えるけど、軍なんて俺達に太刀打ちできるはずがない!!
「コーディ、頼む。村を守ってくれ!」
するとコーディは今まで見たこともない責任ある顔つきになった。これが勇者っていうものなのか?!
「タトの野菜は俺が守るから安心しろ!!」
野菜だけかよーーー!
「レベルが上がりました」
「それは分かったから!」
「99になったので、そのレベル上限を突破できるミラクルアイテムが食べられるまで待ちます」
「ちょっと不思議な輝きを纏ったただの野菜だよ……」
「ただの野菜は不思議な輝きを纏わねーっつーの!!」
そうですね……ハイ。腹が膨れて眠くなった弟妹達が次々と眠って行く中で、俺達はこの村の外での常識を聞いて色々びっくりしていた。
「まず、なのですけれど、今日美味しくいただいた熊は魔獣です。普通の熊の何十倍も強い魔物ですから、私達でも1頭づつ相手にしながら倒していく、そう言う類の力を持ったものだと世間一般で言われている事を自覚して下さい!」
「あ、はい……」
聖女だというマリアンヌに怒られてしまった。マリアンヌは金髪に青い目の美少女で流石チートハーレム大好き元幸田、現コーディがパーティメンバーに加えただけの事はある美少女だ。胸は平らだが俺は賢いので口が裂けてもその事実は飲み込み続ける。
「そのデッドリーベアの倒し方にもイチャモンはつけたいんだが、まず奴らがあんなに束になってやってくる事がおかしいんだ。あいつらは縄張り争いが激しいから徒党を組む事なんて無いはずなんだ」
赤い髪のいかにも戦士と言った背の高いダナンが続けた。こちらはでかい、とてもでかい。勿論女性なので、でかいんだ。コーディの趣味が全面に押し出されているな。
「もしかして、なんですが……あいつら、魔王軍の魔獣部隊の尖兵なんじゃ無いですか?」
魔法使いのシシリーが自分の荷物の中から地図を取り出して広げながら見るように言う。
シシリーは黒髪の細い女性だが、一部だけでかい。コーディ、まさかだが外見で選んで無いよね?
「3人ともその分野では一番なんだ!俺が一番弱いかもなぁ……」
あいつ、エスパーか?俺の思考を読んだのか?勇者の技かな?
「何も言ってないけど……」
「いまタトが、パーティメンバーを美人だから選んだんでは?って顔で見てたから!違うぞ!3人とも実力だぞ!」
顔に出てたか……。
「血の滲むような努力をしたつもりだったんですけど、野菜には勝てなかったようです……」
やばっ!マリアンヌが悲しい目をしてる!コーディ!何とかして!!
「なーに!これからいっぱい食べれば良いさ!肉を食い過ぎたら、太るかもしれないけど、野菜なら大丈夫!」
「ほんと、そうね」
あー笑ってくれたー暗黒面に落ちなくて良かった!!コーディの脳みそが足りない感じが役に立つな!
「もう!地図見て!」
シシリーに怒られた。
「この村の位置がここ。結構そばまで魔王軍が近づいて来てると言われているわ」
コーディ達がいた王都とは村を挟んだ逆の方をシシリーは人差し指でトントンと突く。
「正確な位置は分からないの。調べに行った人達が帰らないから……でも方角も合ってるし、魔王軍である可能性は高いわ!」
「なんだって……?」
俺は背筋が凍る思いだ。この平和な村に魔王軍が……?!何も無いけど、長閑な良い村だ……多分王都への進行方向にあるのがいけないんだろう……。あの程度の熊なら追い払えるけど、軍なんて俺達に太刀打ちできるはずがない!!
「コーディ、頼む。村を守ってくれ!」
するとコーディは今まで見たこともない責任ある顔つきになった。これが勇者っていうものなのか?!
「タトの野菜は俺が守るから安心しろ!!」
野菜だけかよーーー!
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