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アルプラゾラム王国編
[閑話]宿題
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*本文とはあまり関係ない閑話です。スルーしても大丈夫です。
割り切って前を向いた私のメンタルはかなり楽になった。
クリス様以外のノルバスク家関係の人の対応はミランダに任せている。
今では私とミランダは頭の中でよく会話している。
「そういえばミディア様から言われた『甘える』はうまくいってる?」
ミランダに聞かれ凹む。
「だめよ~。全然うまくいってないの、ミッシェル殿下にも聞かれたんだけどね」
「私もだめだわ~。やってみたけど難しいわ。みんなら甘えられたくてお願いされたくてまっているのはわかるんだけどつい自分でやっちゃうのよね」
私がサロンでため息をついているとラブラブモードのクリス様とミッシェル殿下が入ってきた。
「大きなため息だね。どうしたの?」
ミッシェル殿下が半笑いで私の顔を見る。
「宿題が……」
「宿題?」
クリス様は首を捻っている。
「あぁ、ミディア様の宿題か?」
ミッシェル殿下、そのとおりですわ。
「宿題って何?」
クリス様は不思議そうな顔でミッシェル殿下に問う。
「次のミディア様とのお茶会までにミオリアには宿題が出されるんだ。それについて1ヶ月どう向き合ったか発表するんだよ」
「へぇ~、面白うそうだな」
ついこの間までやきもちやいて拗ねてだ人が何言ってるんだか。
「で、甘えられてないのかな?」
「はい」
「魔法の方は?」
「バッチリです。鑑定魔法を回復魔法に絡めて使い治療しました」
「お~、すごいな」
「殿下、私は来年から魔法医療学校に行くことにします。鑑定魔法を学んで腹が決まりました」
私はガッツポーズをした。
「ミオリアはノルスバン国に行ってから随分変わったな。なんだか明るくなった」
「そうだね。でも多分これが本来のミオリアなんだと思う。ミディア様はミオリアの殻も破ったんだな」
ミッシェル殿下の言葉に私は頷く。
「ミディア様の言っていた甘えるはできるだろう? 例えば苦手なことをやってもらうとか」
苦手なことか……。
「では、苦手なことを考えるのは私からの宿題にしよう。ミオリア、自分の苦手なことを考えて、なぜそれが苦手なのか理由も考えてみてほしい。ミランダに一緒にね」
ミッシェル殿下に宿題を出された。
「私までとばっちりだわ」
ミランダはブーブー言っている。
私の苦手なものはなんだろう?
私の苦手なもの探しが始まった。
割り切って前を向いた私のメンタルはかなり楽になった。
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「宿題って何?」
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「次のミディア様とのお茶会までにミオリアには宿題が出されるんだ。それについて1ヶ月どう向き合ったか発表するんだよ」
「へぇ~、面白うそうだな」
ついこの間までやきもちやいて拗ねてだ人が何言ってるんだか。
「で、甘えられてないのかな?」
「はい」
「魔法の方は?」
「バッチリです。鑑定魔法を回復魔法に絡めて使い治療しました」
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「ミディア様の言っていた甘えるはできるだろう? 例えば苦手なことをやってもらうとか」
苦手なことか……。
「では、苦手なことを考えるのは私からの宿題にしよう。ミオリア、自分の苦手なことを考えて、なぜそれが苦手なのか理由も考えてみてほしい。ミランダに一緒にね」
ミッシェル殿下に宿題を出された。
「私までとばっちりだわ」
ミランダはブーブー言っている。
私の苦手なものはなんだろう?
私の苦手なもの探しが始まった。
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