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第3話
しおりを挟む「なんか泥船情報なんだけど、ラーラ嬢はラーラ嬢としてまぁ正妃だよなぁ。なんとか陛下を説得したらしい。どうやったのかはわかんないけど、王妃様を人質とかか?それでここからが重要!レナを側妃に迎えるとか訳の分からないことを口走ってるらしい」
「それって、自分はそのラーラってお嬢様とイチャコラしておいて、公務とか面倒ごとは可愛い可愛いうちのレナちゃんに丸投げってこと?それはそれは……背負い投げするぞ、ゴルァ!って感じだな」
ケビン兄さま、途中で物凄くキレそうになったのがわかるので怖いです。
「やっぱ、そういうこと?お断りで……」
「それがさぁ、人質に取った時についでとばかりに玉璽まで取ったんだか……。王命で出るらしい」
全く困ったお花畑ですね。こうなる事を見越していたのかしら?流石は賢王です。
「王妃を人質にして奪った玉璽は多分偽物ですわ。陛下が王太子妃教育の一環で教えてくださいましたの。余程の事ではない限り本物は渡さない。そのためにこの偽物が用意されている。って」
「「流石、賢王」」
お花畑とは違うのです。
「なので、公文書で側妃のお話が実家に来るでしょうけど、堂々とお断りをしてもなんら問題ないと思いますよ?お父様とお母様にもそのようにお手紙を出しておきましょう」
お花畑は自分達に実務労力がないことを理解したのね。
そこで目を付けたのが私なの?自分で婚約破棄をしておいて都合がよろしいこと!乾いた笑いした出ませんわ。
「王妃様は危険ですので、我が侯爵家で保護をしてはどうでしょう?今後、王妃様の御食事に毒が盛られることも考えられますし、暗殺者だって」
「そうだなぁ。その事については父上と相談して早く決めてしまいたいところだ」
早くしないと、お花畑カップルがどう動くかわかりませんからね。
あの玉璽が偽物だって、受け取った人はすぐにわかるでしょうけど。陛下から手紙を受け取ったことのないイズライール様にはわからないでしょうね。かなりわかりやすいんですけど。
「俺が動こう。俺が実家に戻って全てを説明する。俺なら両国を行き来しても不自然じゃないからな」
国交がない国同士を行き来するのは不自然じゃないけど、不審ですよ。大丈夫かなぁ?
「気を付けてくださいね!」
「大丈夫だ。普段してることだから。俺がいない間はレナの事を頼んだぞ!」
「任せてくれ!」
そう言って、アンディ兄さまは実家へと向かいました。
父さまも既にイズライール様が謀反のように無理矢理に玉璽(偽物)を奪ったことはご存じ。王妃様がご懐妊していることも存じだから、イズライール様が王妃様を人質に無理矢理玉璽を奪ったことは容易に想像できる。……が、偽物。父さまもご存じ。イズライール様の無能っぷりを嘆いている事でしょう。
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