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40.思い出(2)
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エレインとアルフォンスは、過ぎ去りし日、過去にガリアナ王城で出会った日のことを語り合った。やはり、エレインの想像通り、アルフォンスの父親は、ここで色々と人々に期待をされつつもどこかでは虐げられていたアルフォンスの息抜きをしてやろうと、共にガリアナ王国に訪れたのだと言う。
「あの頃の父は、まだ正しく国事を行っていたし、わたしの母の死後も母を想ってくれていた。だが、母のことを口にすれば本妻……王太后を怒らせ、わたしを悲しませると思ってか、あまり口にしなくなって、やがては忘れたかのように振舞うようになった」
「そうだったのですね……」
「そして……結局、なんだかんだわたしは既に亡き側室の子供として扱われ、王城ではなく国境警備に行かされることになった。父はそれを防ごうとしてくれたが、今の王太后がわたしを遠ざけようとして。彼女と当時会ったのはエリーストを産む直前だったかな……彼女は、もともとわたしの母のこともわたしのことも好きではなかったんだ」
血統の問題があったので仕方がないと言えば仕方がないのだが、と言ってアルフォンスは苦笑を見せる。
「そして、国境警備に行っている間に父は変わってしまい……何かにとりつかれたかのように、ガリアナ王国との戦を始めるに至った。戦争が始まってすぐは、国境警備を行っていた。しかし、すぐに……」
アルフォンスはエレインを見る。
「あなたがいたので、父はわたしを前線に出した」
そして、前線で戦っている最中に、父王は病死をしたのだと言う。それをガリアナ王国に悟らせないようにするため、王城からわざと情報を外に出さずにいたらしい。よって、アルフォンスは父親が死んだことを知らずに戦地にいて、その次に王城から与えられた情報は、父が死んだこと、そして兄が即位をしたこと、それらが一緒になったものだった。
父王の葬列に参加をすることも出来ず、アルフォンスは前線で大剣を振るい続けた。天恵ペネトレイトを使って、ガリアナ王国の兵士たちを数多く屠った。が、それもほどなく終わることとなる。兄、クリスティアン新国王に呼び戻されたからだ。クリスティアンにとっては、自分の力が足りない、いや、そもそも政治をきちんと為そうと思っていたかも定かではないが、自分よりも多くのことを学んでいたアルフォンスが必要になったのだろう。
そうして、彼はエレインの前から姿を消した。きっと、その時に呼び戻されていなければいつの日かエレインは彼に倒されていたのだろうと思う。そういう意味では、クリスティアンに感謝をしなければいけないのだが……。
「そうだったのですね……」
改めてアルフォンスから話を聞いて、エレインはかすかにため息を漏らす。どれだけ長い間、彼は王城の人々から疎まれていたのかと思えば、胸が痛んだ。
「だが、久しぶりに王城に戻ってからはそうではなかった。だから、そこまで苦労はしなかった。父はまっとうにまつりごとを行っていたはずだが、戦が始まってからはそうではなかったと宰相に聞いた。更に、兄に代替わりをしてからもひどいものだと。ただ、すべてのことがぎりぎりで保たれていたので、まだ、グラスから水が溢れていないだけのこと。わたしは、それが溢れて零れないようにと、慣れぬながらも必死に日々過ごしていた」
だから。クリスティアンを多く糾弾する者もそこまではいなかったのだと。すべて、このマリエン王国でバランスをとっていたのはアルフォンスだったのだ。そのことを知って、エレインは感銘を受けた。
自分は、そうはなれない。兄の代わりになるためにと剣を握った。才能があると言われた。そして天恵もある。自分自身はそれだけで精一杯だった。だが、目の前にいるこの男はそうではない。彼は「本物」だ。まつりごとに必要なものを十二分に学び、だが、剣もまた秀でた才能を持ち、しかし、すべてにおいておごりがない。これが、本当の王の風格というものなのだろうとエレインは感じ入った。
「よく……よく、今日まで生きてくださりました」
「うん?」
「あなたが、この国にいてくださってよかった」
「それは、あなたもだ」
アルフォンスは優しく笑みを浮かべる。
「あなたも生きていてくれて……わたしとの婚姻を結んでくれてありがとう。言っただろう。戦を終わらせたのはあなたのおかげだと。あの頃は、あなたをどうやったら打ち取れるのかと頭を悩ませていたが……失った兵士たちには申し訳ないが、あなたが生きていてくれて良かった。そうでなければ、ガリアナ王国はすぐに敗戦国となり従属を強いられた上で、搾取されるだけの国となっただろう」
静かに紡がれる彼の言葉。エレインは息を潜めてそれに集中をした。世間話ではあるが、世間話ではない。これは、王の言葉だと彼女は思う。
「わたしは、それは望まない。何故なら、ガリアナ王国は小国であるが、国の形としてはよほどこの国よりも正しく、あなたの父上はまつりごとを行ってきたのだと、第三者のわたしが見ても思うのだ。大国だからといった自惚れや慢心を、この国は手放さなければいけない。だから、現在終戦条約を結ぶために綿密な話し合いを行っているところなのだ」
しん、と静まり返る。そこに、柔らかな風がかすかに木々を揺らす。エレインは「ありがとうございます」と告げた。今の自分はマリエン王国の王妃ではあるが、ガリアナ王国の者として彼の言葉を受けても良いだろうと思ったからだ。
「とはいえ」
と前置きをして、アルフォンスはテーブルに両肘をついた。「はあ」とため息をつく。
「あなたがあの少年だったとは……これっぽっちも思わなかった。いや、それはわたしが阿呆だな……あなたの剣を知っているのに。疑わなかった」
「ふふ。わたしは、幼い頃は兄と本当に似ていると言われていたので。男性よりの顔だったのでしょうね」
「そうだろうか? 綺麗な少年だとは思っていた。ガリアナ王国の男性は、そういう顔立ちが多いのかと……それに、今のあなたはどこをどう見ても美しい女性だ。鍛錬の恰好をしていても、間違いなく……」
「茶が冷めてしまいますよ」
「ああ、そうだな」
エレインに勧められ、アルフォンスは茶を飲んで一息をつく。
「本当に綺麗だな。この薔薇は。強すぎない色合いが美しいし、葉も瑞々しい」
「そうですね。わたしもこれほどのものを植えていただけるとは思いませんでした。花開くのが楽しみです」
「花が咲いたら、あなたの部屋にも飾ると良い。光彩の棟に飾られる花は、みなこの庭園から摘まれていくのだし」
「はい」
穏やかに過ぎていく時間。何故だろうか。ガリアナ王城で会っていたのが自分だとアルフォンスに告げ、彼が理解をした時。まるでいたずらの種明かしをするような気持ちがあったのに、エレインが感じたのはそれとは違うものだった。
在りし日のあの自分。ガリアナ王国にいた自分を知っている人が、そこにいる。それはかすかな接点だ。一緒にいた時間もそう多くない。だが、彼は自分を知って、自分を見て、自分を認識してくれていたのだ。ガリアナ王城にいる者として。
人々は自分を「敵国の王女」だとか「多くの兵士を殺した騎士」だとか、表面上での言葉を使う。そうやって陰口を叩かれていることは彼女もわかっていた。しかし、アルフォンスは知っているのだ。自分がガリアナ王国で暮らしていたということを。今はもう懐かしいと思うようになってしまった、あの王城にいたことを。誰が知らなくても、誰も見ていなくても、彼だけは。
彼だけは、自分がガリアナ王国にいたことを、誰よりもよくわかっているのだ。それが、どうしようもなく嬉しく思えたのだ。じんわりと何かあたたかなものが胸の奥に広がる。ああ、この人でよかった……漠然とそう思いながらエレインは茶を飲んだ。
「あの頃の父は、まだ正しく国事を行っていたし、わたしの母の死後も母を想ってくれていた。だが、母のことを口にすれば本妻……王太后を怒らせ、わたしを悲しませると思ってか、あまり口にしなくなって、やがては忘れたかのように振舞うようになった」
「そうだったのですね……」
「そして……結局、なんだかんだわたしは既に亡き側室の子供として扱われ、王城ではなく国境警備に行かされることになった。父はそれを防ごうとしてくれたが、今の王太后がわたしを遠ざけようとして。彼女と当時会ったのはエリーストを産む直前だったかな……彼女は、もともとわたしの母のこともわたしのことも好きではなかったんだ」
血統の問題があったので仕方がないと言えば仕方がないのだが、と言ってアルフォンスは苦笑を見せる。
「そして、国境警備に行っている間に父は変わってしまい……何かにとりつかれたかのように、ガリアナ王国との戦を始めるに至った。戦争が始まってすぐは、国境警備を行っていた。しかし、すぐに……」
アルフォンスはエレインを見る。
「あなたがいたので、父はわたしを前線に出した」
そして、前線で戦っている最中に、父王は病死をしたのだと言う。それをガリアナ王国に悟らせないようにするため、王城からわざと情報を外に出さずにいたらしい。よって、アルフォンスは父親が死んだことを知らずに戦地にいて、その次に王城から与えられた情報は、父が死んだこと、そして兄が即位をしたこと、それらが一緒になったものだった。
父王の葬列に参加をすることも出来ず、アルフォンスは前線で大剣を振るい続けた。天恵ペネトレイトを使って、ガリアナ王国の兵士たちを数多く屠った。が、それもほどなく終わることとなる。兄、クリスティアン新国王に呼び戻されたからだ。クリスティアンにとっては、自分の力が足りない、いや、そもそも政治をきちんと為そうと思っていたかも定かではないが、自分よりも多くのことを学んでいたアルフォンスが必要になったのだろう。
そうして、彼はエレインの前から姿を消した。きっと、その時に呼び戻されていなければいつの日かエレインは彼に倒されていたのだろうと思う。そういう意味では、クリスティアンに感謝をしなければいけないのだが……。
「そうだったのですね……」
改めてアルフォンスから話を聞いて、エレインはかすかにため息を漏らす。どれだけ長い間、彼は王城の人々から疎まれていたのかと思えば、胸が痛んだ。
「だが、久しぶりに王城に戻ってからはそうではなかった。だから、そこまで苦労はしなかった。父はまっとうにまつりごとを行っていたはずだが、戦が始まってからはそうではなかったと宰相に聞いた。更に、兄に代替わりをしてからもひどいものだと。ただ、すべてのことがぎりぎりで保たれていたので、まだ、グラスから水が溢れていないだけのこと。わたしは、それが溢れて零れないようにと、慣れぬながらも必死に日々過ごしていた」
だから。クリスティアンを多く糾弾する者もそこまではいなかったのだと。すべて、このマリエン王国でバランスをとっていたのはアルフォンスだったのだ。そのことを知って、エレインは感銘を受けた。
自分は、そうはなれない。兄の代わりになるためにと剣を握った。才能があると言われた。そして天恵もある。自分自身はそれだけで精一杯だった。だが、目の前にいるこの男はそうではない。彼は「本物」だ。まつりごとに必要なものを十二分に学び、だが、剣もまた秀でた才能を持ち、しかし、すべてにおいておごりがない。これが、本当の王の風格というものなのだろうとエレインは感じ入った。
「よく……よく、今日まで生きてくださりました」
「うん?」
「あなたが、この国にいてくださってよかった」
「それは、あなたもだ」
アルフォンスは優しく笑みを浮かべる。
「あなたも生きていてくれて……わたしとの婚姻を結んでくれてありがとう。言っただろう。戦を終わらせたのはあなたのおかげだと。あの頃は、あなたをどうやったら打ち取れるのかと頭を悩ませていたが……失った兵士たちには申し訳ないが、あなたが生きていてくれて良かった。そうでなければ、ガリアナ王国はすぐに敗戦国となり従属を強いられた上で、搾取されるだけの国となっただろう」
静かに紡がれる彼の言葉。エレインは息を潜めてそれに集中をした。世間話ではあるが、世間話ではない。これは、王の言葉だと彼女は思う。
「わたしは、それは望まない。何故なら、ガリアナ王国は小国であるが、国の形としてはよほどこの国よりも正しく、あなたの父上はまつりごとを行ってきたのだと、第三者のわたしが見ても思うのだ。大国だからといった自惚れや慢心を、この国は手放さなければいけない。だから、現在終戦条約を結ぶために綿密な話し合いを行っているところなのだ」
しん、と静まり返る。そこに、柔らかな風がかすかに木々を揺らす。エレインは「ありがとうございます」と告げた。今の自分はマリエン王国の王妃ではあるが、ガリアナ王国の者として彼の言葉を受けても良いだろうと思ったからだ。
「とはいえ」
と前置きをして、アルフォンスはテーブルに両肘をついた。「はあ」とため息をつく。
「あなたがあの少年だったとは……これっぽっちも思わなかった。いや、それはわたしが阿呆だな……あなたの剣を知っているのに。疑わなかった」
「ふふ。わたしは、幼い頃は兄と本当に似ていると言われていたので。男性よりの顔だったのでしょうね」
「そうだろうか? 綺麗な少年だとは思っていた。ガリアナ王国の男性は、そういう顔立ちが多いのかと……それに、今のあなたはどこをどう見ても美しい女性だ。鍛錬の恰好をしていても、間違いなく……」
「茶が冷めてしまいますよ」
「ああ、そうだな」
エレインに勧められ、アルフォンスは茶を飲んで一息をつく。
「本当に綺麗だな。この薔薇は。強すぎない色合いが美しいし、葉も瑞々しい」
「そうですね。わたしもこれほどのものを植えていただけるとは思いませんでした。花開くのが楽しみです」
「花が咲いたら、あなたの部屋にも飾ると良い。光彩の棟に飾られる花は、みなこの庭園から摘まれていくのだし」
「はい」
穏やかに過ぎていく時間。何故だろうか。ガリアナ王城で会っていたのが自分だとアルフォンスに告げ、彼が理解をした時。まるでいたずらの種明かしをするような気持ちがあったのに、エレインが感じたのはそれとは違うものだった。
在りし日のあの自分。ガリアナ王国にいた自分を知っている人が、そこにいる。それはかすかな接点だ。一緒にいた時間もそう多くない。だが、彼は自分を知って、自分を見て、自分を認識してくれていたのだ。ガリアナ王城にいる者として。
人々は自分を「敵国の王女」だとか「多くの兵士を殺した騎士」だとか、表面上での言葉を使う。そうやって陰口を叩かれていることは彼女もわかっていた。しかし、アルフォンスは知っているのだ。自分がガリアナ王国で暮らしていたということを。今はもう懐かしいと思うようになってしまった、あの王城にいたことを。誰が知らなくても、誰も見ていなくても、彼だけは。
彼だけは、自分がガリアナ王国にいたことを、誰よりもよくわかっているのだ。それが、どうしようもなく嬉しく思えたのだ。じんわりと何かあたたかなものが胸の奥に広がる。ああ、この人でよかった……漠然とそう思いながらエレインは茶を飲んだ。
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