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118. 「“恋の裁判”が開廷されました(罪状:好きが止まらない)」
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──場所は、園舎裏に突如設けられた“特設裁判所”。
立ち並ぶ3つの被告席。
そこに座るのは、アス、レオン、そして第一王子フェリクス。
「静粛に! これより、“神子ルカ様恋愛過剰表現事件”の審理を開始します!」
ユリウスがバンッと木槌を打つ。
「本日の裁判長は……もちろん、ルカ様です」
「えっ!? ボク、裁判長なの!?」
「はい。ルカ様に“好き”をぶつけすぎた3名に、直接“罪の重さ”を裁いていただきます」
「……それって、どういうこと?」
「安心してください。すべては“愛されすぎた側の癒し”として行われる儀式のようなものです」
「儀式!?」
ルカの頭の上には、重たげな王冠のような紙帽子が乗せられていた。
──“天使裁判長”。
彼が天使なのは、たぶん全世界の総意である。
***
「では、第一被告人。アス、前へ」
「は、はいっ!」
ふるえながら立ったアスは、しかし意を決して叫んだ。
「ボクは、ルカ様が好きです!!」
「──有罪」
即答。
「うわああああ!!」
アスがガクッと崩れ落ちる。
「でもっ! それがダメなら、ボク……罰でも何でも受けます!」
ルカは困ったように笑った。
「ダメなんて言ってないよ。ただ……罪、なんだよ、ボクにとっては。みんなの“好き”をちゃんと受け止められるか、心配で」
「だから、少しだけ──やさしくしてね?」
その一言で、アスがまた崩れた。
「ひぃぃぃぃ……優しさが……刺さる……!!」
***
「第二被告人、レオン」
「おう。ルカが好きすぎて、布団にルカって刺繍してるのはバレてるんだろ?」
「──有罪」
即答。
「だと思った」
レオンは微笑む。
「でも、裁かれるのも悪くないな。あんたに、裁かれるなら」
ルカの頬がかすかに染まる。
「も、もう、そういうの……裁けないよ……!」
「──無罪放免!!」
ノアが横からツッコんだ。
「え!? 今の反応で無罪になるの!?」
「う、うん……好きって、やっぱり、嬉しいから」
「ルカ様……!!!(全員昇天)」
***
「第三被告人、フェリクス王子」
堂々と立ち、胸に手を当てて言った。
「私は、世界が滅びようとルカ様を愛し続けます。生涯、心も魂もすべてを捧げる所存です!」
「──超有罪!!」
「えっ!?」
「むしろ懲役300年ぐらい重いです!?」
「ボク、そんなに責任取れないからっ!!」
「でもルカ様の涙を拭く係なら、何千年でも……!」
「却下ぁあああああああ!!!」
ユリウスが木槌を振り下ろす。
***
最終評決の時間。
「えっと、今日のみんなの“好き”は……全部受け止めます」
ルカの言葉に、場が静まり返る。
「でもね、ボクは誰のものにもならないよ?」
「みんなの気持ちは、宝物としてボクの心にあるけど、ボクの気持ちは“全部にありがとう”で、止まってるの」
その言葉が、
「いちばんの、優しい裁きだった」
***
【数日後】
園舎前に設置された看板には、こう書かれていた。
「告白する場合、事前申請制となります」
申請先:園児恋愛対策室
担当:ノア(対応:厳しい)
世界は今も、ルカを“好き”で溢れていた。
立ち並ぶ3つの被告席。
そこに座るのは、アス、レオン、そして第一王子フェリクス。
「静粛に! これより、“神子ルカ様恋愛過剰表現事件”の審理を開始します!」
ユリウスがバンッと木槌を打つ。
「本日の裁判長は……もちろん、ルカ様です」
「えっ!? ボク、裁判長なの!?」
「はい。ルカ様に“好き”をぶつけすぎた3名に、直接“罪の重さ”を裁いていただきます」
「……それって、どういうこと?」
「安心してください。すべては“愛されすぎた側の癒し”として行われる儀式のようなものです」
「儀式!?」
ルカの頭の上には、重たげな王冠のような紙帽子が乗せられていた。
──“天使裁判長”。
彼が天使なのは、たぶん全世界の総意である。
***
「では、第一被告人。アス、前へ」
「は、はいっ!」
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「──有罪」
即答。
「うわああああ!!」
アスがガクッと崩れ落ちる。
「でもっ! それがダメなら、ボク……罰でも何でも受けます!」
ルカは困ったように笑った。
「ダメなんて言ってないよ。ただ……罪、なんだよ、ボクにとっては。みんなの“好き”をちゃんと受け止められるか、心配で」
「だから、少しだけ──やさしくしてね?」
その一言で、アスがまた崩れた。
「ひぃぃぃぃ……優しさが……刺さる……!!」
***
「第二被告人、レオン」
「おう。ルカが好きすぎて、布団にルカって刺繍してるのはバレてるんだろ?」
「──有罪」
即答。
「だと思った」
レオンは微笑む。
「でも、裁かれるのも悪くないな。あんたに、裁かれるなら」
ルカの頬がかすかに染まる。
「も、もう、そういうの……裁けないよ……!」
「──無罪放免!!」
ノアが横からツッコんだ。
「え!? 今の反応で無罪になるの!?」
「う、うん……好きって、やっぱり、嬉しいから」
「ルカ様……!!!(全員昇天)」
***
「第三被告人、フェリクス王子」
堂々と立ち、胸に手を当てて言った。
「私は、世界が滅びようとルカ様を愛し続けます。生涯、心も魂もすべてを捧げる所存です!」
「──超有罪!!」
「えっ!?」
「むしろ懲役300年ぐらい重いです!?」
「ボク、そんなに責任取れないからっ!!」
「でもルカ様の涙を拭く係なら、何千年でも……!」
「却下ぁあああああああ!!!」
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その言葉が、
「いちばんの、優しい裁きだった」
***
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申請先:園児恋愛対策室
担当:ノア(対応:厳しい)
世界は今も、ルカを“好き”で溢れていた。
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