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第4部 グランダ魔道学院対抗戦
第74話 それは悪い夢にも似た
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ジウルはゆっくりと闘技場の中央へと進んだ。
全く。
何を考えているのだろうか。ランゴバルドの冒険者学校は。
あるいは新しい学長が何もわかっていないやつなのかとも思ったが、他ならぬルールスが自ら選抜した者たちを率いているという。
彼自身は消化不良に終わったリアモンドとの対戦を心待ちにしていた。
アウデリアがリアモンドとの戦いを望んでいるとわかったので、今回は譲ろうか、ならばギムリウスはどうか、とか。あるいは、久しぶりにハルトだかルトだかと一戦交えるもの良いな、とか。
いろいろ考え、楽しみにしていたのが全てご破算となった。
歩いてくる少女は、体の線が丸見えの、しかも半透明のボディスーツをぴっちりと着込んでいる。
細くて、しなやかで。ただしボリューム不足。多少の鍛錬は積んだにしても、ジウルの前に立つのは百年早い。
かといって、痛ぶろうなどとは思っていない。
できるだけ、速やかに。
外傷を与えずに意識だけを刈り取って退場いただこう。
歩きながら少女は、魔法を紡ぐ。両手の拳に、決勝が固まり・・・手の甲を尖った氷で覆った。
なるほど。
ジウルは素直に感心した。通常、魔力は筋力やスピードのパワーアップに使用する。
ジウル自身は、それを攻撃そのものに乗せることに成功したのだが、このような使い方があるとか。
なるほど。
ここに立つ資格はあるようだ。
だが。
俺と戦うにはどうかな。
観客は固唾を飲んで、コンタクトの瞬間を待ち侘びた。
互いが互いを認めるように。
二人はまっすぐに歩いた。
双方の手が届く直前。ジウルは一歩加速して、そのまま掌底を少女の顎に打ち込んだ・・・・意識を刈り取るには、こうして頭を揺らしてやるのが一番効果的・・・だが。
同時に少女も踏み込んでいた。
互いが互いに。
打撃の距離からの踏み込み。
それは、組み技の距離だった。
掌底を放ったジウルの腕を取りながら同時に、跳ね上がった両足がボルテックの首に絡みつき。
甘いわ。
街中の喧嘩レベルなら十分だろう。そのまま、体重をかけて倒すと同時に、肘を折る。
だが、ジウルと彼女では体格に差がありすぎる。
わずかにポイントをずらすことで、肘は伸び切らず、そして。
電撃魔法。
ジウルの全身は青白い閃光に貫かれ、痙攣を起こして大きくのけぞった。そのまま、倒れ込む。鍛え上げた体があちこちから炎を噴き上げていた。
会場が割れんばかりの大歓声に包まれた。
痛い。痛い。痛い。痛い。
いつものことながら、ドロシーはこの「痛い」と言うことにどうしても慣れることができない。
戦うことに夢中になることで痛みを忘れることができるのだ、とロウ=リンドは言うのだが、本当なのだろうか。
密着した状態からの電撃は、ドロシーにもダメージがくる。当たり前のことだし、当たり前だから、誰も密着状態から電撃魔法がくるとは思わない。だから有効。だから。
ドロシーの技は、仕込みが全てである。
手の甲に氷の棘を作り、相手に打撃でくると思わせて、関節技。関節を極めると思わせて、雷撃魔法。
ドロシーは、痛みに耐えかねて地面を転げ回る。
武道家ならばここで、残心。ありえるかもしれない反撃に備えての構えを取るところだが、それどころではない。ただひたすらに痛い。
涙に霞んだ目で、相手を見やる。
ドロシーは一番、見たくないものを目にした。
ところどころが焦げて、髪は逆立ち、目や口、鼻からは血が溢れている。その状態のまま、ジウルは立ち上がった。
「すげえな、おまえは。」
声には、感嘆の響きしかない。
ドロシーも歯を食いしばって立ち上がる。
「なんで、俺がこれでおまえにはその程度のダメージなんだ? 雷撃耐性をあげている様子もないのに・・・・」
首を傾げて、ドロシーの体をじっくりと眺める。
試合の相手を見る感じではない。もちろん、男が若い半裸の女性を見るものでもない。
年を経た学者のような目つきだ、とドロシーは思った。
「ああ、そのスーツが特別製なのか?」
ドロシーは両手をかざした。両手が炎に包まれる。
そのまま、右の拳を顎の前に、左の拳を腰の傍に。
再び、会場が歓声に包まれる中、ジウルに対して斜めに構えたドロシーは軽やかにステップを踏む。
「おおっと、これはどう見るべきでしょうか?」
「うむ、まずは、体格に勝るジウル=ボルテックに対し、見事に裏の裏をかいての大ダメージを与えた。そこまではいいのですが、それでも相手が立ち上がってきてしまった。そこに対しては、ドロシーも誤算だったと思います。」
「なるほど!」
「あの技・・・・密着しての電撃魔法以上の威力のある技がないため、攻めあぐねている・・・一方で、ジウル・ボルッテクは電撃耐性をあげつつ、回復を待ちたい。」
「ドロシー嬢はここは果敢に攻めてダメージを繋ぎたいですね。」
「かといって、この体格差です。一発で逆転もあるので、要注意です。」
アナウンスと解説を同時にこなすウィルニアを敵も味方も、そして観客席にいるルトたちも冷たい目で見守る。
ジウルは、ゆったりと左右の手を天地に開いて、わずかに腰を落とす。
ドロシーが拳を振り抜いた。
炎の鞭が、弧を描いてジウルを襲う。頭を沈めてそれをやり過ごした刹那! ドロシーは体を低くして、ジウルの足元にタックルしていた。
狙いは、悪くはない。
打撃と見せかけて組み技。そのコンビネーションは、今度こそ打撃戦を想定していたジウルの虚をつく形となった。
踏ん張って、大勢を崩されるよりも、ジウルは流れのままに倒れ込んで、自らも組み技に移行する。
銀のボディスーツとたくましく鍛え上げた体が、闘技場でもつれあった。
関節技の応酬は実は、格闘技戦ではあまり人気がない。
遠方からだと何が行われているかわからないからだ。
だが・・・ドロシーにはこの状態からの電撃魔法があると観客もわかっている。どこで、その魔法を炸裂させるのか。
蛇のようにもつれあう肉体を、観衆は息をするのも忘れて見守った。
「ボルテックは、自分に電撃耐性を強化している。」
ルトがつぶやいた。
「多分、かけてもダメージは同等・・・あるいは、かけたドロシーの方がダメージが大きいくらいだ。」
「関節技の技術もボルッテクの方が上。」
フィオリナが言った。
「何を考えてるのかわからないけど、自分から詰みにいってるわ、あの子。」
ジウルがドロシーの首を極めにかかる。密着した状態では、ドロシーに逃げ場はない。技は完全に決まり掛け、目の肥えた格闘ファンの何人かは、この試合にギブアップの制度が用意されていないのに気がついて、予想される結果に青ざめて、立ち上がり掛けた。
起きた怒声はジウルのもの・・・・だった。
決め掛けたドロシーの細い体を放り出して、距離をとる。
ジウル・ボルテックの両眼は、
ドロシーの炎を纏った指で抉られていた。
全く。
何を考えているのだろうか。ランゴバルドの冒険者学校は。
あるいは新しい学長が何もわかっていないやつなのかとも思ったが、他ならぬルールスが自ら選抜した者たちを率いているという。
彼自身は消化不良に終わったリアモンドとの対戦を心待ちにしていた。
アウデリアがリアモンドとの戦いを望んでいるとわかったので、今回は譲ろうか、ならばギムリウスはどうか、とか。あるいは、久しぶりにハルトだかルトだかと一戦交えるもの良いな、とか。
いろいろ考え、楽しみにしていたのが全てご破算となった。
歩いてくる少女は、体の線が丸見えの、しかも半透明のボディスーツをぴっちりと着込んでいる。
細くて、しなやかで。ただしボリューム不足。多少の鍛錬は積んだにしても、ジウルの前に立つのは百年早い。
かといって、痛ぶろうなどとは思っていない。
できるだけ、速やかに。
外傷を与えずに意識だけを刈り取って退場いただこう。
歩きながら少女は、魔法を紡ぐ。両手の拳に、決勝が固まり・・・手の甲を尖った氷で覆った。
なるほど。
ジウルは素直に感心した。通常、魔力は筋力やスピードのパワーアップに使用する。
ジウル自身は、それを攻撃そのものに乗せることに成功したのだが、このような使い方があるとか。
なるほど。
ここに立つ資格はあるようだ。
だが。
俺と戦うにはどうかな。
観客は固唾を飲んで、コンタクトの瞬間を待ち侘びた。
互いが互いを認めるように。
二人はまっすぐに歩いた。
双方の手が届く直前。ジウルは一歩加速して、そのまま掌底を少女の顎に打ち込んだ・・・・意識を刈り取るには、こうして頭を揺らしてやるのが一番効果的・・・だが。
同時に少女も踏み込んでいた。
互いが互いに。
打撃の距離からの踏み込み。
それは、組み技の距離だった。
掌底を放ったジウルの腕を取りながら同時に、跳ね上がった両足がボルテックの首に絡みつき。
甘いわ。
街中の喧嘩レベルなら十分だろう。そのまま、体重をかけて倒すと同時に、肘を折る。
だが、ジウルと彼女では体格に差がありすぎる。
わずかにポイントをずらすことで、肘は伸び切らず、そして。
電撃魔法。
ジウルの全身は青白い閃光に貫かれ、痙攣を起こして大きくのけぞった。そのまま、倒れ込む。鍛え上げた体があちこちから炎を噴き上げていた。
会場が割れんばかりの大歓声に包まれた。
痛い。痛い。痛い。痛い。
いつものことながら、ドロシーはこの「痛い」と言うことにどうしても慣れることができない。
戦うことに夢中になることで痛みを忘れることができるのだ、とロウ=リンドは言うのだが、本当なのだろうか。
密着した状態からの電撃は、ドロシーにもダメージがくる。当たり前のことだし、当たり前だから、誰も密着状態から電撃魔法がくるとは思わない。だから有効。だから。
ドロシーの技は、仕込みが全てである。
手の甲に氷の棘を作り、相手に打撃でくると思わせて、関節技。関節を極めると思わせて、雷撃魔法。
ドロシーは、痛みに耐えかねて地面を転げ回る。
武道家ならばここで、残心。ありえるかもしれない反撃に備えての構えを取るところだが、それどころではない。ただひたすらに痛い。
涙に霞んだ目で、相手を見やる。
ドロシーは一番、見たくないものを目にした。
ところどころが焦げて、髪は逆立ち、目や口、鼻からは血が溢れている。その状態のまま、ジウルは立ち上がった。
「すげえな、おまえは。」
声には、感嘆の響きしかない。
ドロシーも歯を食いしばって立ち上がる。
「なんで、俺がこれでおまえにはその程度のダメージなんだ? 雷撃耐性をあげている様子もないのに・・・・」
首を傾げて、ドロシーの体をじっくりと眺める。
試合の相手を見る感じではない。もちろん、男が若い半裸の女性を見るものでもない。
年を経た学者のような目つきだ、とドロシーは思った。
「ああ、そのスーツが特別製なのか?」
ドロシーは両手をかざした。両手が炎に包まれる。
そのまま、右の拳を顎の前に、左の拳を腰の傍に。
再び、会場が歓声に包まれる中、ジウルに対して斜めに構えたドロシーは軽やかにステップを踏む。
「おおっと、これはどう見るべきでしょうか?」
「うむ、まずは、体格に勝るジウル=ボルテックに対し、見事に裏の裏をかいての大ダメージを与えた。そこまではいいのですが、それでも相手が立ち上がってきてしまった。そこに対しては、ドロシーも誤算だったと思います。」
「なるほど!」
「あの技・・・・密着しての電撃魔法以上の威力のある技がないため、攻めあぐねている・・・一方で、ジウル・ボルッテクは電撃耐性をあげつつ、回復を待ちたい。」
「ドロシー嬢はここは果敢に攻めてダメージを繋ぎたいですね。」
「かといって、この体格差です。一発で逆転もあるので、要注意です。」
アナウンスと解説を同時にこなすウィルニアを敵も味方も、そして観客席にいるルトたちも冷たい目で見守る。
ジウルは、ゆったりと左右の手を天地に開いて、わずかに腰を落とす。
ドロシーが拳を振り抜いた。
炎の鞭が、弧を描いてジウルを襲う。頭を沈めてそれをやり過ごした刹那! ドロシーは体を低くして、ジウルの足元にタックルしていた。
狙いは、悪くはない。
打撃と見せかけて組み技。そのコンビネーションは、今度こそ打撃戦を想定していたジウルの虚をつく形となった。
踏ん張って、大勢を崩されるよりも、ジウルは流れのままに倒れ込んで、自らも組み技に移行する。
銀のボディスーツとたくましく鍛え上げた体が、闘技場でもつれあった。
関節技の応酬は実は、格闘技戦ではあまり人気がない。
遠方からだと何が行われているかわからないからだ。
だが・・・ドロシーにはこの状態からの電撃魔法があると観客もわかっている。どこで、その魔法を炸裂させるのか。
蛇のようにもつれあう肉体を、観衆は息をするのも忘れて見守った。
「ボルテックは、自分に電撃耐性を強化している。」
ルトがつぶやいた。
「多分、かけてもダメージは同等・・・あるいは、かけたドロシーの方がダメージが大きいくらいだ。」
「関節技の技術もボルッテクの方が上。」
フィオリナが言った。
「何を考えてるのかわからないけど、自分から詰みにいってるわ、あの子。」
ジウルがドロシーの首を極めにかかる。密着した状態では、ドロシーに逃げ場はない。技は完全に決まり掛け、目の肥えた格闘ファンの何人かは、この試合にギブアップの制度が用意されていないのに気がついて、予想される結果に青ざめて、立ち上がり掛けた。
起きた怒声はジウルのもの・・・・だった。
決め掛けたドロシーの細い体を放り出して、距離をとる。
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