141 / 574
第5部 ギウリーク動乱篇~ミトラへの道
第122話 教皇庁
しおりを挟む
「ラウレスさんっ!」
ラウレスが、ホテルの玄関を出ようとしたとき、ウォルトが声をかけてきた。
旅装はといて、こざっぱりした格好で、背には雑嚢だけを背負っていた。
「やあ、ウォルトくん。美人の婚約者さんはいっしょではないのかね?」
「ミイシアは疲れたって・・もう眠ってます。」
そういうウォルトもやや疲れた顔をしている。長旅で横になって眠ることもできない列車の旅は、とくに乗りなれていないものにはけっこうな消耗をもたらすのだ。
「これからお出かけですか?」
「ああ、仕事の件で、さっそく呼び出しをくらってね。まったくいやになるよ。」
「残念です。もし夕食でもご一緒できれば、明日の観光の予定などいろいろお話できたのに・・・」
「おいおい」
ラウレスは笑った。
「いきなり観光かい? 住居探しはどうなった。」
「いろいろやりつつです。」
「外出するつもりだったのかな?」
「はい、どこか外で食事をしようかと。あと、ミイシアが食べるものとみつくろって買ってきます。まあ、明日まで起きないでしょうけど。
ラウレスさんはどちらまで。」
ラウレスはちょっと考えてから正直に答えた。
「教皇庁だ。たぶん打ち合わせだけで終わると思う。」
「あ、あの」
ウォルトの声にわずかに緊張がまじった。
「ぼくもついていってはいけないでしょうか?」
「いや・・・」
ラウレスはちょっと驚いた。
「かまわないが、帰りが遅くなっても大丈夫かな?」
「はい、フロントに言付けを残していきますから。」
ラウレスの答えもまたずに、ウォルトは駆け出して、フロントのマネージャーを捕まえて、あれこれ頼んでいる。
「伝言と、あとルームサービスを頼んできました。さあ、行きましょう!」
なんだか、ペースに載せられるなあ、とラウレスは苦笑する。ルトくんくらいの年頃の男の子に弱いのだろうか。
ラウレスは、馬車をつかまえて、教皇庁まで行ってもらうように依頼した。
「教皇庁は、ぜったい見学したいコースにはいってるんですよ。」
ウォルトは、にこにこと笑いながら言った。
「少し、下見もしたかったし・・・ちょうどよかったです。」
「観光するのに下見かい?」
「ミイシアは、ぼくがもたついたりすると怒るんですよ。下見は必須です。」
ミトラの電化率は、ランゴバルドほどではない。ところどころは光魔法の光源で、それはさすがに電灯にくらべるといささか心もとなかった。
道も狭いところが多く、曲がりくねっていて、馬車は天蓋のない二人のりのものが大半だ。機械馬にまじって、ときどき本物の馬車も走っていて、ひさしぶりに戻った「人類の首都」ミトラは、いささか雑然としたものに、ラウレスには映った。
教皇庁が近づくと、ラウレスは緊張がはしるのを感じた。
いまの彼は、竜人師団の顧問ではない。いまの暮らしは決して嫌ではないが、グランダでの失態の責任をとって実質的に首になった身である。
彼を招いた枢機卿とやらが、顧問を首にした黒竜ラウレスと、ランゴバルドで絶賛のパフォーマンスをする料理人と同一人物か把握しているのかも定かではない。
だが、少なくとも聖女は、確実に事実を知っているようだった。
いずれにしても・・・
教皇庁の前の門番兵に、手紙を見せた。
「七時に参上するよう命じられました料理人のラウレスと申します。」
「弟子のウォルトです。」
ええ?
ラウレスは、となりの少年をみつめた。まあ、年格好からしても彼の弟子といっても無理はないのだが。
「ち、ちょっと・・・」
「はい、今日は打ち合わせだけだから、ここで帰るように言われてましたが、せっかくです。ぼくにもぜひ、偉いからにご挨拶させてください。」
門番兵は、揉め始めたふたりを胡散臭げに見始めた。
「おい、揉めるのなら別の場所でやってくれ。ここは正面玄関なんだ。偉い方たちもお通りになる。本来なら料理人風情は裏口から出入りするものだぞ?」
そうだった。ラウレスは昔の癖で堂々と正面からはいろうとしていたのである。しまったと思ったが、まあ、手紙もあるし、なんなら聖女のサインをいただている。
まかりとおるまでよ! それにしても目を輝かせているウォルトをどうしたものか・・・と困っていると
「どうしたの? 入ってもいいかな。聖女さまに呼ばれてるんだけど。」
後ろから声がかかった。
「勇者クロノさま! 剣聖カテリアさま!」
門番兵が背筋をのばした。
「どうぞ、お通りください。」
「ふうん・・・」
金髪の美青年は、ラウレスとウォルトを見た。
「・・・・あ・・・」
「ラウレス閣下!? 竜人部隊の!」
一緒にいた気の強そうな女剣士が、ラウレスに向かって叫んだ。
「これはこれは伯爵令嬢“剣聖”カテリア。」
できるだけ目が合わないようにつぶやいたのは、ラウレスなりの矜持というものがあったのだろう。
「ら、ラウレス閣下!」
門番兵が驚いたように言った。
「それでは、本日、聖女やビヨンド枢機卿にお食事を振る舞われるのは、ラウレス閣下なのですか?」
「そうだよ。」
ちょっとやけになったラウレスは、言葉遣いをややぶっきらぼうにして、呼び出しの手紙をぷらぷらさせた。
「早くしないと、食事の準備にさしつかえるなあ・・・ラウレス、ほか一名、通すの通さないの?」
「ど、どうぞ! 失礼いたしました。」
今のラウレスは、ただの料理人だし、最初の門番の態度のほうが正しいのだが、そこはノリと勢いである。
「やあ、ひさしぶりだね、黒竜ラウレス・・・なんだか、ランゴバルドの冒険者学校でひどい目にあったって。」
「いや・・・クロノ。それはホントの話でね。」
ラウレスは、以前だったら自分が負けた話など死んでもしなかっただろう。だが、いまの彼のまわりには、とんでもないのが多すぎた。もう勝つの負けるのが考えるだけでばかばかしくなるようなメンバーたち。
「・・・そのエミリアって子お棒術もそりゃあ、見事なもんだったんだが、そのあとだ。問題は。
ワンパンだぞ、ワンパン。竜鱗を展開してなお、一撃で悶絶だよ。で、そのあとの受験生をみたら、背筋が凍ったね。」
クロノは負け話を楽しそうに語るラウレスを、ちょっと心配そうに見守っていたが、これは精神のバランスがおかしくなったわけではなくて、ほんとうにふっきれたのだとわかると笑顔を浮かべた。
「・・・と、あんまりやつらのことは話しちゃいけなかったんだ。とにかくすごいメンツが揃ってるんだ。いまのランゴバルド冒険者学校には!
いや、グランダ魔道院との対抗戦で負けたじゃないか、と言われるかもしれないけど、あそこはね。」
「賢者ウィルニア、だろ。」
「そうなんだ、きみは会ったんだっけ?」
「ああ、グランダ滞在中に何度か。」
「じゃあ、彼が『本物』の賢者ウィルニアだってことも?」
「もちろん。」
勇者クロノは気障たらしく、片目をつぶってみせた。
「ぼくと千年前にいっしょに旅したときのままの姿だったよ。聖光教会にもそのこと手紙で知らせたし。こっちに戻ってからは、直接伝えたんだが、黙殺だな。
しかし、きみを冒険者学校で打ち込めしたのは、どんなやつだって?
そっちに興味がある。」
「いずれ、世に知られるだろう。グランダ出身の十代半ばの魔法使いの少年がリーダーだ。同じくらいの剣士の少年、二十代の竜人の美女に、ショートカットの女、もう少し年下の亜人がいる。」
「それは・・・・」クロノは声を低くした。「ぼくの知ってるパーティに似ているな。もう一人、とんでもなく美人の剣士の女の子がいなかったかい?」
「どうも後から合流したよ。いまでは、冒険者学校でいろいろ活躍しているさ。」
ラウレスが知るだけでも「いろいろ」は大変な「いろいろ」だったが、聖光教会のなかではそれは話せない。
二人が話がはずんでしまったので、剣聖カテリアはしかたなしに、連れの少年に声をかけた。
「あなたも人化した竜?・・・・違うわよね。魔力はいいものをもってるけど、人間よね。ラウレス閣下の弟子なの?」
「・・・ごめんなさい・・・嘘です。」
「はあ?」
腰に手をあてて、カテリアはウィルトの顔を覗き込んだ。
「ちょっとラウレス閣下! この子はなにものなの?」
「ああ、駅で知り合ったんだ。再来月からミトラの学校に通うそうなので下宿探しをかねて観光にきたらしい。
教皇庁がみたいっていうので、ここまでついてこさせたんだが、まさか中まで入ってくるとはなあ・・・」
「完全に不審者ね。」
ラウレスが、ホテルの玄関を出ようとしたとき、ウォルトが声をかけてきた。
旅装はといて、こざっぱりした格好で、背には雑嚢だけを背負っていた。
「やあ、ウォルトくん。美人の婚約者さんはいっしょではないのかね?」
「ミイシアは疲れたって・・もう眠ってます。」
そういうウォルトもやや疲れた顔をしている。長旅で横になって眠ることもできない列車の旅は、とくに乗りなれていないものにはけっこうな消耗をもたらすのだ。
「これからお出かけですか?」
「ああ、仕事の件で、さっそく呼び出しをくらってね。まったくいやになるよ。」
「残念です。もし夕食でもご一緒できれば、明日の観光の予定などいろいろお話できたのに・・・」
「おいおい」
ラウレスは笑った。
「いきなり観光かい? 住居探しはどうなった。」
「いろいろやりつつです。」
「外出するつもりだったのかな?」
「はい、どこか外で食事をしようかと。あと、ミイシアが食べるものとみつくろって買ってきます。まあ、明日まで起きないでしょうけど。
ラウレスさんはどちらまで。」
ラウレスはちょっと考えてから正直に答えた。
「教皇庁だ。たぶん打ち合わせだけで終わると思う。」
「あ、あの」
ウォルトの声にわずかに緊張がまじった。
「ぼくもついていってはいけないでしょうか?」
「いや・・・」
ラウレスはちょっと驚いた。
「かまわないが、帰りが遅くなっても大丈夫かな?」
「はい、フロントに言付けを残していきますから。」
ラウレスの答えもまたずに、ウォルトは駆け出して、フロントのマネージャーを捕まえて、あれこれ頼んでいる。
「伝言と、あとルームサービスを頼んできました。さあ、行きましょう!」
なんだか、ペースに載せられるなあ、とラウレスは苦笑する。ルトくんくらいの年頃の男の子に弱いのだろうか。
ラウレスは、馬車をつかまえて、教皇庁まで行ってもらうように依頼した。
「教皇庁は、ぜったい見学したいコースにはいってるんですよ。」
ウォルトは、にこにこと笑いながら言った。
「少し、下見もしたかったし・・・ちょうどよかったです。」
「観光するのに下見かい?」
「ミイシアは、ぼくがもたついたりすると怒るんですよ。下見は必須です。」
ミトラの電化率は、ランゴバルドほどではない。ところどころは光魔法の光源で、それはさすがに電灯にくらべるといささか心もとなかった。
道も狭いところが多く、曲がりくねっていて、馬車は天蓋のない二人のりのものが大半だ。機械馬にまじって、ときどき本物の馬車も走っていて、ひさしぶりに戻った「人類の首都」ミトラは、いささか雑然としたものに、ラウレスには映った。
教皇庁が近づくと、ラウレスは緊張がはしるのを感じた。
いまの彼は、竜人師団の顧問ではない。いまの暮らしは決して嫌ではないが、グランダでの失態の責任をとって実質的に首になった身である。
彼を招いた枢機卿とやらが、顧問を首にした黒竜ラウレスと、ランゴバルドで絶賛のパフォーマンスをする料理人と同一人物か把握しているのかも定かではない。
だが、少なくとも聖女は、確実に事実を知っているようだった。
いずれにしても・・・
教皇庁の前の門番兵に、手紙を見せた。
「七時に参上するよう命じられました料理人のラウレスと申します。」
「弟子のウォルトです。」
ええ?
ラウレスは、となりの少年をみつめた。まあ、年格好からしても彼の弟子といっても無理はないのだが。
「ち、ちょっと・・・」
「はい、今日は打ち合わせだけだから、ここで帰るように言われてましたが、せっかくです。ぼくにもぜひ、偉いからにご挨拶させてください。」
門番兵は、揉め始めたふたりを胡散臭げに見始めた。
「おい、揉めるのなら別の場所でやってくれ。ここは正面玄関なんだ。偉い方たちもお通りになる。本来なら料理人風情は裏口から出入りするものだぞ?」
そうだった。ラウレスは昔の癖で堂々と正面からはいろうとしていたのである。しまったと思ったが、まあ、手紙もあるし、なんなら聖女のサインをいただている。
まかりとおるまでよ! それにしても目を輝かせているウォルトをどうしたものか・・・と困っていると
「どうしたの? 入ってもいいかな。聖女さまに呼ばれてるんだけど。」
後ろから声がかかった。
「勇者クロノさま! 剣聖カテリアさま!」
門番兵が背筋をのばした。
「どうぞ、お通りください。」
「ふうん・・・」
金髪の美青年は、ラウレスとウォルトを見た。
「・・・・あ・・・」
「ラウレス閣下!? 竜人部隊の!」
一緒にいた気の強そうな女剣士が、ラウレスに向かって叫んだ。
「これはこれは伯爵令嬢“剣聖”カテリア。」
できるだけ目が合わないようにつぶやいたのは、ラウレスなりの矜持というものがあったのだろう。
「ら、ラウレス閣下!」
門番兵が驚いたように言った。
「それでは、本日、聖女やビヨンド枢機卿にお食事を振る舞われるのは、ラウレス閣下なのですか?」
「そうだよ。」
ちょっとやけになったラウレスは、言葉遣いをややぶっきらぼうにして、呼び出しの手紙をぷらぷらさせた。
「早くしないと、食事の準備にさしつかえるなあ・・・ラウレス、ほか一名、通すの通さないの?」
「ど、どうぞ! 失礼いたしました。」
今のラウレスは、ただの料理人だし、最初の門番の態度のほうが正しいのだが、そこはノリと勢いである。
「やあ、ひさしぶりだね、黒竜ラウレス・・・なんだか、ランゴバルドの冒険者学校でひどい目にあったって。」
「いや・・・クロノ。それはホントの話でね。」
ラウレスは、以前だったら自分が負けた話など死んでもしなかっただろう。だが、いまの彼のまわりには、とんでもないのが多すぎた。もう勝つの負けるのが考えるだけでばかばかしくなるようなメンバーたち。
「・・・そのエミリアって子お棒術もそりゃあ、見事なもんだったんだが、そのあとだ。問題は。
ワンパンだぞ、ワンパン。竜鱗を展開してなお、一撃で悶絶だよ。で、そのあとの受験生をみたら、背筋が凍ったね。」
クロノは負け話を楽しそうに語るラウレスを、ちょっと心配そうに見守っていたが、これは精神のバランスがおかしくなったわけではなくて、ほんとうにふっきれたのだとわかると笑顔を浮かべた。
「・・・と、あんまりやつらのことは話しちゃいけなかったんだ。とにかくすごいメンツが揃ってるんだ。いまのランゴバルド冒険者学校には!
いや、グランダ魔道院との対抗戦で負けたじゃないか、と言われるかもしれないけど、あそこはね。」
「賢者ウィルニア、だろ。」
「そうなんだ、きみは会ったんだっけ?」
「ああ、グランダ滞在中に何度か。」
「じゃあ、彼が『本物』の賢者ウィルニアだってことも?」
「もちろん。」
勇者クロノは気障たらしく、片目をつぶってみせた。
「ぼくと千年前にいっしょに旅したときのままの姿だったよ。聖光教会にもそのこと手紙で知らせたし。こっちに戻ってからは、直接伝えたんだが、黙殺だな。
しかし、きみを冒険者学校で打ち込めしたのは、どんなやつだって?
そっちに興味がある。」
「いずれ、世に知られるだろう。グランダ出身の十代半ばの魔法使いの少年がリーダーだ。同じくらいの剣士の少年、二十代の竜人の美女に、ショートカットの女、もう少し年下の亜人がいる。」
「それは・・・・」クロノは声を低くした。「ぼくの知ってるパーティに似ているな。もう一人、とんでもなく美人の剣士の女の子がいなかったかい?」
「どうも後から合流したよ。いまでは、冒険者学校でいろいろ活躍しているさ。」
ラウレスが知るだけでも「いろいろ」は大変な「いろいろ」だったが、聖光教会のなかではそれは話せない。
二人が話がはずんでしまったので、剣聖カテリアはしかたなしに、連れの少年に声をかけた。
「あなたも人化した竜?・・・・違うわよね。魔力はいいものをもってるけど、人間よね。ラウレス閣下の弟子なの?」
「・・・ごめんなさい・・・嘘です。」
「はあ?」
腰に手をあてて、カテリアはウィルトの顔を覗き込んだ。
「ちょっとラウレス閣下! この子はなにものなの?」
「ああ、駅で知り合ったんだ。再来月からミトラの学校に通うそうなので下宿探しをかねて観光にきたらしい。
教皇庁がみたいっていうので、ここまでついてこさせたんだが、まさか中まで入ってくるとはなあ・・・」
「完全に不審者ね。」
13
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる