231 / 574
第5部 ギウリーク動乱篇~ミトラへの道
第212話 正当なる裁き
しおりを挟む
「ここの責任者はどなたかな。」
友人宅でも訪問しているかのような優雅さで、クローディア陛下は尋ねた。
「保安部ミトラ=オールべ地区監督官ボイスと申します。」
きちんと襟章のついた制服を着た男が、一礼した。
「恐れながら、陛下には、エステル伯爵殺害の容疑がかかっております。身柄を拘束させていただきたい。」
「それはまた大層な嫌疑だ。」
クローディアは大仰に肩をすくめて見せた。
「保安部は他の地区からも、のべ5000名がオーベルに集結しております。いかにお連れの方の武勇が秀でたものであっても抵抗することは叶いますまい。
正当な裁判をお約束します。投降してください。」
「この短期間に5000もの兵を動員するとは!」
感嘆したようにクローディアは言った。
「すでにその人数がオーベルに到着したのかな?」
「いや・・・」
ボイス監督官は少し躊躇ったが、正直に答えた。
「現状は、2000弱。しかもあなたとその仲間を探すために市街に散ってしまっております。ここは局長と暫定伯の身柄を護衛するためのわずかな後詰めしかおりません。
ですが、すでに集結するよう命令は通達されており・・・・」
「先ほどの狼煙だそれか!
いや見事な練度だ。わが白狼騎士団にスカウトしたいくらいだよ、ボイス司令。
ところで、そのような短時間での大量動員を可能にしたのも鉄道のなせる技だとは思う。
動員の命令はいつ下ったのかね?」
「わたしくは四日前ですが、それが何か・・・・」
「エステル伯爵の殺害は三日前の話だ。どうもきみたちの局長は、伯爵の殺害前に事件が起きることを知っていたらしいが、何か感想はあるかね?」
「・・・・・」
「なるほど、局長殿に疑問があるのは、わたしもきみも一緒のようだ。
彼のところに案内願えるかな?」
「けっこう集まりましたねえ。」
ウォルトはのんびりと保安部隊が、市内の各所から集まってくるのを見下ろしている。
屋敷のあるところは小高い丘になっているので、見晴らしは悪くない。
集まった兵は、すでに数百を超えている。
「包囲されているぞ。」
ご老公が少し緊張した声で言った。
「逃げることも叶わん。ゼナス・ブォストルとキッガを人質にとって突破を図ってみるか?」
「わたしが乗せて行こうか?」
ラウレスが、言った。
「君たちくらいならば一緒に運べる。」
「冒険者や治安局の皆さんはどうします。」
ウォルトは却下した。
「戦っているならば敵の増援ですが、今現実に戦いなど起こっていないのです。
いくら集まろうが、それは見物客が増えただけに過ぎません。
それに」
ウォルトはシチカとマロクを振り返った。
「そろそろ頃合いです。」
集まった保安部隊員たちは、何をしたらいいのかわからずに、困っていた。
挙げられた狼煙は、緊急用のものだ。すわ戦闘かと駆けつけてみれば、それらしい様子もない。
あげた拳の振り下ろす先を失って、「絶拳士」シホウとジウルの試合を遠目に見せられているだけである。
その凄絶でありながら、まったく事態の進展と関わりのない激闘も終わりを迎えつつあった。
ジウルの全力を込めた拳。魔力をそのまま攻撃力に転化した一撃が、シホウの左胸を捉えた。
正直に言って当たるところはどこでもいい。
「神龍皇妃」リアモンドの鱗を破ってダメージを与えた魔拳である。
当たればあたったところが壊れる。ガードすればガードごと粉砕する。
だが、その衝撃を逃すかのように、四方の巨体が回転した。ジウルの手に伝わった感触は、肋骨を砕いたそれ。しかし、その打撃の大半を自らの巨躯。その動きに乗せて、ジウル目掛けて横殴りの拳が襲った。
ジウルの首が捩じ切ればばかりに曲がり、そのまま後退。尻餅をついた。
だが、殴ったシホウの拳もまた砕けている。全ての指があらぬ方向に曲がり、手首の関節はすでにその腕に全く力が入らない事を伝えていた。
「鍛錬が甘いなあ、絶拳士さんは。」
「・・・・倒れたのはお主だ。」
「これは飲み過ぎのせいだな。まだやるかい?」
「はいはい。」
パンパンとウォルト少年が手を叩いた。
「今回はここまで。命までかける戦いじゃないから。」
「ルトみたいな物言いをしやがる。」
ジウルは体を起こした。
よろけたジウルを、ドロシーが走りよって支えた。
「大丈夫なの!」
「大丈夫なわけがあるか。俺の一撃を俺が食らったんだぞ。
魔力で擬似的に展開した竜鱗がなかったら頭がなくなってる。」
また、常識はずれなことをしている。ドロシーはそっとため息をついた。
集まった鉄道公社の保安部の兵たち、オールべの治安局や冒険者たち。
全員の目がいまや彼ら一行に集まっていた。
マロクがずいと前に出た。
「ひかえい、ひかえい、ひかえい! この紋章が目に入らぬか!」
シチカが叫んだ。
「ここにおわすお方をどなたと心得る! 先のロデリウム公爵閣下にあらせられるぞ!
頭が高い! ひかえおろうっ!」
ご老公は若干、遠い目をしていた。
え? ここでやるの? それってなんだか恥ずかしくない?
「いや、もともとけっこう恥ずかしい事なんです。」
ウォルトが耳元で囁いた。
「ご老公だからできる事です。やっちゃってください。」
じろっとウォルトを睨んでから、ご老公は一歩前に出た。
その威信。ひと目で只者ではないとわかる。
場にいたもの、全員が膝をついた。
「鉄道公社のものたちに告げる!」
声は魔道により増幅され、集まったものたちに隅々までよく聞こえた。
「オールべを鉄道公社の直轄地としようとした一件は、しばしおこう。
エステル伯爵の治世にも、確かに問題はあった。それは然るべき裁きを下さねばならぬ。」
太い眉の下の目が、炯々と輝いて、一堂を睨んだ。
「だが、伯爵を殺害し、その罪をこの地を訪れたクローディア大公陛下になすりつけるとは、いかなる所存か!」
保安部のものたちにざわめきが広がる。
確かに異様な事態ではあった。だが、それはそれで、上のものは何某かの証拠を持って動いているのだろうと自分を納得させていたのだ。
「この一件は、この前ロデリウム公爵たるわしと、長く聖竜師団の最高顧問を務めた黒竜ラウレス閣下が預かる。」
これが、老公ひとりならばこうは行かなかったかもしれない。
しかし、先程までオールべ上空を脅かした黒竜もまた前ロデリウム公爵側についているのなら。
老公が肩を叩いたのは、まだ少年と行って良いほどの童顔の青年。
これが、黒竜ラウレスの人化した姿なのか?
老公は、またもラウレスに感嘆していた。なんの打ち合わせもせずに、いかなり矢面に立たされ、言いたいこともあるだろうが、すべてを飲み込み、穏やかな微笑みを浮かべている。
“ラウレス・・・なにがなんだかわかってないな。”
とウォルトだけが思ったが、残りのものは、全員、一行に頭を垂れたのだった。
友人宅でも訪問しているかのような優雅さで、クローディア陛下は尋ねた。
「保安部ミトラ=オールべ地区監督官ボイスと申します。」
きちんと襟章のついた制服を着た男が、一礼した。
「恐れながら、陛下には、エステル伯爵殺害の容疑がかかっております。身柄を拘束させていただきたい。」
「それはまた大層な嫌疑だ。」
クローディアは大仰に肩をすくめて見せた。
「保安部は他の地区からも、のべ5000名がオーベルに集結しております。いかにお連れの方の武勇が秀でたものであっても抵抗することは叶いますまい。
正当な裁判をお約束します。投降してください。」
「この短期間に5000もの兵を動員するとは!」
感嘆したようにクローディアは言った。
「すでにその人数がオーベルに到着したのかな?」
「いや・・・」
ボイス監督官は少し躊躇ったが、正直に答えた。
「現状は、2000弱。しかもあなたとその仲間を探すために市街に散ってしまっております。ここは局長と暫定伯の身柄を護衛するためのわずかな後詰めしかおりません。
ですが、すでに集結するよう命令は通達されており・・・・」
「先ほどの狼煙だそれか!
いや見事な練度だ。わが白狼騎士団にスカウトしたいくらいだよ、ボイス司令。
ところで、そのような短時間での大量動員を可能にしたのも鉄道のなせる技だとは思う。
動員の命令はいつ下ったのかね?」
「わたしくは四日前ですが、それが何か・・・・」
「エステル伯爵の殺害は三日前の話だ。どうもきみたちの局長は、伯爵の殺害前に事件が起きることを知っていたらしいが、何か感想はあるかね?」
「・・・・・」
「なるほど、局長殿に疑問があるのは、わたしもきみも一緒のようだ。
彼のところに案内願えるかな?」
「けっこう集まりましたねえ。」
ウォルトはのんびりと保安部隊が、市内の各所から集まってくるのを見下ろしている。
屋敷のあるところは小高い丘になっているので、見晴らしは悪くない。
集まった兵は、すでに数百を超えている。
「包囲されているぞ。」
ご老公が少し緊張した声で言った。
「逃げることも叶わん。ゼナス・ブォストルとキッガを人質にとって突破を図ってみるか?」
「わたしが乗せて行こうか?」
ラウレスが、言った。
「君たちくらいならば一緒に運べる。」
「冒険者や治安局の皆さんはどうします。」
ウォルトは却下した。
「戦っているならば敵の増援ですが、今現実に戦いなど起こっていないのです。
いくら集まろうが、それは見物客が増えただけに過ぎません。
それに」
ウォルトはシチカとマロクを振り返った。
「そろそろ頃合いです。」
集まった保安部隊員たちは、何をしたらいいのかわからずに、困っていた。
挙げられた狼煙は、緊急用のものだ。すわ戦闘かと駆けつけてみれば、それらしい様子もない。
あげた拳の振り下ろす先を失って、「絶拳士」シホウとジウルの試合を遠目に見せられているだけである。
その凄絶でありながら、まったく事態の進展と関わりのない激闘も終わりを迎えつつあった。
ジウルの全力を込めた拳。魔力をそのまま攻撃力に転化した一撃が、シホウの左胸を捉えた。
正直に言って当たるところはどこでもいい。
「神龍皇妃」リアモンドの鱗を破ってダメージを与えた魔拳である。
当たればあたったところが壊れる。ガードすればガードごと粉砕する。
だが、その衝撃を逃すかのように、四方の巨体が回転した。ジウルの手に伝わった感触は、肋骨を砕いたそれ。しかし、その打撃の大半を自らの巨躯。その動きに乗せて、ジウル目掛けて横殴りの拳が襲った。
ジウルの首が捩じ切ればばかりに曲がり、そのまま後退。尻餅をついた。
だが、殴ったシホウの拳もまた砕けている。全ての指があらぬ方向に曲がり、手首の関節はすでにその腕に全く力が入らない事を伝えていた。
「鍛錬が甘いなあ、絶拳士さんは。」
「・・・・倒れたのはお主だ。」
「これは飲み過ぎのせいだな。まだやるかい?」
「はいはい。」
パンパンとウォルト少年が手を叩いた。
「今回はここまで。命までかける戦いじゃないから。」
「ルトみたいな物言いをしやがる。」
ジウルは体を起こした。
よろけたジウルを、ドロシーが走りよって支えた。
「大丈夫なの!」
「大丈夫なわけがあるか。俺の一撃を俺が食らったんだぞ。
魔力で擬似的に展開した竜鱗がなかったら頭がなくなってる。」
また、常識はずれなことをしている。ドロシーはそっとため息をついた。
集まった鉄道公社の保安部の兵たち、オールべの治安局や冒険者たち。
全員の目がいまや彼ら一行に集まっていた。
マロクがずいと前に出た。
「ひかえい、ひかえい、ひかえい! この紋章が目に入らぬか!」
シチカが叫んだ。
「ここにおわすお方をどなたと心得る! 先のロデリウム公爵閣下にあらせられるぞ!
頭が高い! ひかえおろうっ!」
ご老公は若干、遠い目をしていた。
え? ここでやるの? それってなんだか恥ずかしくない?
「いや、もともとけっこう恥ずかしい事なんです。」
ウォルトが耳元で囁いた。
「ご老公だからできる事です。やっちゃってください。」
じろっとウォルトを睨んでから、ご老公は一歩前に出た。
その威信。ひと目で只者ではないとわかる。
場にいたもの、全員が膝をついた。
「鉄道公社のものたちに告げる!」
声は魔道により増幅され、集まったものたちに隅々までよく聞こえた。
「オールべを鉄道公社の直轄地としようとした一件は、しばしおこう。
エステル伯爵の治世にも、確かに問題はあった。それは然るべき裁きを下さねばならぬ。」
太い眉の下の目が、炯々と輝いて、一堂を睨んだ。
「だが、伯爵を殺害し、その罪をこの地を訪れたクローディア大公陛下になすりつけるとは、いかなる所存か!」
保安部のものたちにざわめきが広がる。
確かに異様な事態ではあった。だが、それはそれで、上のものは何某かの証拠を持って動いているのだろうと自分を納得させていたのだ。
「この一件は、この前ロデリウム公爵たるわしと、長く聖竜師団の最高顧問を務めた黒竜ラウレス閣下が預かる。」
これが、老公ひとりならばこうは行かなかったかもしれない。
しかし、先程までオールべ上空を脅かした黒竜もまた前ロデリウム公爵側についているのなら。
老公が肩を叩いたのは、まだ少年と行って良いほどの童顔の青年。
これが、黒竜ラウレスの人化した姿なのか?
老公は、またもラウレスに感嘆していた。なんの打ち合わせもせずに、いかなり矢面に立たされ、言いたいこともあるだろうが、すべてを飲み込み、穏やかな微笑みを浮かべている。
“ラウレス・・・なにがなんだかわかってないな。”
とウォルトだけが思ったが、残りのものは、全員、一行に頭を垂れたのだった。
10
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる