442 / 574
エピローグとプロローグ
あんたわかっちゃいない
しおりを挟む
ぼくとしては、リウから、アキルの勇者クロノへの弟子入の顛末も聞きたかったし、ちょうどよかったのだ。
「少し飲みたいんだが付き合わないか?」
珍しくげっそりした顔で、リウは言った。
「やめといたほうがいいんじゃないか?
ぼくらは、ほら、未成年だし。」
ランゴバルドほど、上水道が完備されていないせいか、ミトラは未成年の飲酒にはおおらかだった。
それにしても酩酊するまで、酔っ払ってしまっては、悪目立ちしすぎる。
困っていると、店員さんが、さっと寄ってきて、奥の壁に囲まれた半個室を用意してくれた。
ロウが、逃げようとしたので、手をしっかり握って微笑んだ。
ロウの目が灼光に燃え上がる。いや、そんなに戦闘態勢にはいらないでくれ。ぼくだって、リウと二人きりになる勇気はないんだ。
奥の個室に、移動してあらためて、アキルのことを尋ねた。
リウは、これにも顔をしかめた。だめだったらしい。
「クロノは魔王宮でも顔をあわせてるだろう? いまさら知らん顔をすることもしないだろうと思うんだけど?」
「アキルが正直に、自分も勇者だと名乗ってしまった。」
邪神ヴァルゴールと名乗らなくてよかったじゃないか。
ぼくは、魔剣ニーサダーガを抜いた。
「ちょっと出てくれ。空気が悪すぎる。」
はじめて人化したニーサダーガは、白い肌に漆黒の瞳と髪。ぼくらに気を使ったのか、同じ年齢の少年の姿だ。ゆったりした膨らんだパンツは、鮮やかなブルー。上半身はほぼ裸で、タスキのようなものをかけている。そこに飾りのついた短刀を二本さしていた。
「よう。駄魔王。」
「うるさい、裏切り者」
「まあまあ。」
と、魔王と神獣の間に割って入るぼくを、またロウが化け物を見るような目で眺めている。
「リンド伯爵、お目にかかるのは、三百年ぶりか?」
ロウ=リンドには、ニーサガーダが丁寧にあいさつした。
「神獣ニーサガーダ殿、ご無沙汰しております。」
ロウも丁寧に挨拶を返した。
「相変わらず、リウとウィルニアに存在を二つに分かれたれたままなのですね。不自由はないか?」
「慣れた。それに片方ずつが殺されても復活ができるというのは、気に入っている。」
追加のオーダーを取りに来た店員は異国の衣装の客がひとり増えていることに、怪訝な顔はしたが、余計な詮索は我慢した。
「で、アキルが勇者だと、クロノはまずいのか? 聖光教的には不味いのはわかるけど、そんなものは無視してくれそうな気はしたんだけど。」
「あそこは、聖光教会の道場で、通うものは、すなわち将来の勇者パーティ候補ということになる。はっきり言えば聖光教から補助金が出るんだ。」
「おいしいじゃないか!」
「だろ? だからこそ、勇者を公言されてしまうと、ミトラ流は学びにくくなるんだ。」
蒸留酒を炭酸水で割るのが、いまのミトラの流行りらしい。
「裏切り者の神獣が自分で舌を噛んで、毒が回りますように。」
「駄魔王の妃がどこかで性病をうつされますように。」
「そのどっちも実現しませんように。」
「この席から早く帰れますように。」
緊張感のある乾杯のあと、ぼくは言った。
「アキルのことは、何か考えないとな。
わかった。それよりも聞いてほしい話しがあるんだよよね?」
「フィオリナだ。」
「どうした? 寝室にでも忍んできたのか? 今さら緊張する間柄でもないだろ?」
テーブルの下で、ロウが手をギュッと握った。
ぼくがか見つめると、ロウはぼくを見て、無理するな、とでも言うように首を振った。
言えば苦しいし、言わなくても苦しいんだ。ありがとう、真祖さま。
「ルトとは、一緒に“痛いこと”はしてきたよ、だから、もうわたしたちも出来るよね、リウ。」
ぼくはフィオリナの声色を真似ながら言った。
「とでも言われたか。裸で。」
「バスローブは着てた。」
リウは憮然とした。グラスから酒をあおる。だめだなあ、未成年がそんな飲み方をしては。
それは、不倫相手におぼれていたら、そいつがとんでもないない怪物だとわかったときの、おっさんの飲み方だぞ。
「そう? 下着は?」
「つけてなかった。」
「それは、すまなかった。脱がす楽しみが減ったもんな!」
「おいおい、リンド伯爵。リウが楽しそうだぞ?」
「ニーサガーダ、まあ、なんと言うべきか。」
ロウもグラスの酒を飲み干して、おかわりを頼んだ。
「ルトにとっては、最初から爪でも剥がされるような日々が続いてる。
リウにとっては、心地よい酩酊をもたらしてくれた美酒が、劇薬だった、と気がついた。
そういう気分なんだろう。
息の合った会話ではあるが、楽しんでいるのかは」
楽しんではいるんだよ、真祖さま。
ぼくの苦痛の一端を、この駄魔王さまにぶつけてるんだ。ぼくだけが苦しむのは不公平すぎるからね。
「で? 女性としてのフィオリナは、どうだった? ちゃんと避妊はしてくれたんだろうね? またウィルニアが子どもを観察材料にほしがりだすよ。
で、その時にフィオリナはどんな声をあげるのかな。どこをどうすると一番悦ぶのかな、こればっかりは経験したものじゃないとね。」
「ルト!」
ロウが胸の中にぼくを抱きしめた。体温は、あたたかい。顔に吐息がかかった。
「真っ青になってなにを語るんだ、もうやめろ!」
「心配をかけるな。」
リウが、ぼくに頭を下げた。ぼくらは…面白い。
どちらもフィオリナを自分のものだと思い込み、彼女がひとさまに迷惑をおかけして、と互いに謝っているのだ。
「結論から言うと、ルトの思うようなことはなかった。なんとか酔い潰して、抜け出してきた。」
リウは、追加の蒸留酒をソーダ割にしないでくれと頼んだ。
「あれと5歳から一緒にいるんだって? いったいに自分にどんな呪いをかけてるんだ?」
「少し飲みたいんだが付き合わないか?」
珍しくげっそりした顔で、リウは言った。
「やめといたほうがいいんじゃないか?
ぼくらは、ほら、未成年だし。」
ランゴバルドほど、上水道が完備されていないせいか、ミトラは未成年の飲酒にはおおらかだった。
それにしても酩酊するまで、酔っ払ってしまっては、悪目立ちしすぎる。
困っていると、店員さんが、さっと寄ってきて、奥の壁に囲まれた半個室を用意してくれた。
ロウが、逃げようとしたので、手をしっかり握って微笑んだ。
ロウの目が灼光に燃え上がる。いや、そんなに戦闘態勢にはいらないでくれ。ぼくだって、リウと二人きりになる勇気はないんだ。
奥の個室に、移動してあらためて、アキルのことを尋ねた。
リウは、これにも顔をしかめた。だめだったらしい。
「クロノは魔王宮でも顔をあわせてるだろう? いまさら知らん顔をすることもしないだろうと思うんだけど?」
「アキルが正直に、自分も勇者だと名乗ってしまった。」
邪神ヴァルゴールと名乗らなくてよかったじゃないか。
ぼくは、魔剣ニーサダーガを抜いた。
「ちょっと出てくれ。空気が悪すぎる。」
はじめて人化したニーサダーガは、白い肌に漆黒の瞳と髪。ぼくらに気を使ったのか、同じ年齢の少年の姿だ。ゆったりした膨らんだパンツは、鮮やかなブルー。上半身はほぼ裸で、タスキのようなものをかけている。そこに飾りのついた短刀を二本さしていた。
「よう。駄魔王。」
「うるさい、裏切り者」
「まあまあ。」
と、魔王と神獣の間に割って入るぼくを、またロウが化け物を見るような目で眺めている。
「リンド伯爵、お目にかかるのは、三百年ぶりか?」
ロウ=リンドには、ニーサガーダが丁寧にあいさつした。
「神獣ニーサガーダ殿、ご無沙汰しております。」
ロウも丁寧に挨拶を返した。
「相変わらず、リウとウィルニアに存在を二つに分かれたれたままなのですね。不自由はないか?」
「慣れた。それに片方ずつが殺されても復活ができるというのは、気に入っている。」
追加のオーダーを取りに来た店員は異国の衣装の客がひとり増えていることに、怪訝な顔はしたが、余計な詮索は我慢した。
「で、アキルが勇者だと、クロノはまずいのか? 聖光教的には不味いのはわかるけど、そんなものは無視してくれそうな気はしたんだけど。」
「あそこは、聖光教会の道場で、通うものは、すなわち将来の勇者パーティ候補ということになる。はっきり言えば聖光教から補助金が出るんだ。」
「おいしいじゃないか!」
「だろ? だからこそ、勇者を公言されてしまうと、ミトラ流は学びにくくなるんだ。」
蒸留酒を炭酸水で割るのが、いまのミトラの流行りらしい。
「裏切り者の神獣が自分で舌を噛んで、毒が回りますように。」
「駄魔王の妃がどこかで性病をうつされますように。」
「そのどっちも実現しませんように。」
「この席から早く帰れますように。」
緊張感のある乾杯のあと、ぼくは言った。
「アキルのことは、何か考えないとな。
わかった。それよりも聞いてほしい話しがあるんだよよね?」
「フィオリナだ。」
「どうした? 寝室にでも忍んできたのか? 今さら緊張する間柄でもないだろ?」
テーブルの下で、ロウが手をギュッと握った。
ぼくがか見つめると、ロウはぼくを見て、無理するな、とでも言うように首を振った。
言えば苦しいし、言わなくても苦しいんだ。ありがとう、真祖さま。
「ルトとは、一緒に“痛いこと”はしてきたよ、だから、もうわたしたちも出来るよね、リウ。」
ぼくはフィオリナの声色を真似ながら言った。
「とでも言われたか。裸で。」
「バスローブは着てた。」
リウは憮然とした。グラスから酒をあおる。だめだなあ、未成年がそんな飲み方をしては。
それは、不倫相手におぼれていたら、そいつがとんでもないない怪物だとわかったときの、おっさんの飲み方だぞ。
「そう? 下着は?」
「つけてなかった。」
「それは、すまなかった。脱がす楽しみが減ったもんな!」
「おいおい、リンド伯爵。リウが楽しそうだぞ?」
「ニーサガーダ、まあ、なんと言うべきか。」
ロウもグラスの酒を飲み干して、おかわりを頼んだ。
「ルトにとっては、最初から爪でも剥がされるような日々が続いてる。
リウにとっては、心地よい酩酊をもたらしてくれた美酒が、劇薬だった、と気がついた。
そういう気分なんだろう。
息の合った会話ではあるが、楽しんでいるのかは」
楽しんではいるんだよ、真祖さま。
ぼくの苦痛の一端を、この駄魔王さまにぶつけてるんだ。ぼくだけが苦しむのは不公平すぎるからね。
「で? 女性としてのフィオリナは、どうだった? ちゃんと避妊はしてくれたんだろうね? またウィルニアが子どもを観察材料にほしがりだすよ。
で、その時にフィオリナはどんな声をあげるのかな。どこをどうすると一番悦ぶのかな、こればっかりは経験したものじゃないとね。」
「ルト!」
ロウが胸の中にぼくを抱きしめた。体温は、あたたかい。顔に吐息がかかった。
「真っ青になってなにを語るんだ、もうやめろ!」
「心配をかけるな。」
リウが、ぼくに頭を下げた。ぼくらは…面白い。
どちらもフィオリナを自分のものだと思い込み、彼女がひとさまに迷惑をおかけして、と互いに謝っているのだ。
「結論から言うと、ルトの思うようなことはなかった。なんとか酔い潰して、抜け出してきた。」
リウは、追加の蒸留酒をソーダ割にしないでくれと頼んだ。
「あれと5歳から一緒にいるんだって? いったいに自分にどんな呪いをかけてるんだ?」
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる