疎まれ魔女は、年下騎士の執愛に食み尽くされる~別れ話をしたら媚薬を盛られました~

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エピローグ 前編(☆)

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 テオドールとの結婚に際し、セラは自らの要求をほとんど通すことに成功した。
 義父が見繕ってくれた屋敷はどれも無駄に部屋数が多く、大きな庭がついていた。ブランコや滑り台などの遊具が設置されている家もあり、義父の思惑を察したセラは、『余計なお世話だ』と辟易としたものだ。
 結局、セラ自身が物件を見て回って、広い書斎つきの邸宅に決めた。

 使用人も、セラが選んだ。女学長の知人、学生時代の後輩、王宮での人間関係に疲れていた料理人。みな、信頼に足る人物だ。
 結婚式も固辞し、ささやかな夜会を開くに留めた。

 要所要所で義父母とは相談したが、テオドールに対してはすべて事後報告。少し寂しそうにしていたが、適当にナデナデして機嫌を取っておいた。
 テオドールの祖父母も両親も、『剛毅な嫁が来た』と歓迎してくれた。どうやら、家柄よりも人柄で配偶者を選ぶ家系らしい。

 こうして、セラは無事に人妻となった。

 以前の勤め先の旦那様と子どもたちから祝いの品が届いたときは、少しだけ泣いてしまった。

 宿舎から送られてきたテオドールの荷物の中に、カマキリの卵が入っていたときは、セラは彼を追いかけ回して何度も叩いた。発見が遅れていたらどうなっていたことやら。

 これらと並行して、オーブリーから課せられた任務をこなした。
 すべてが終わり、ようやく落ち着けると安堵した翌日、セラは熱を出して数日寝込んだ。

 病み上がり、オーブリーからの嫌味攻撃が待ち受けているに違いないと身構えながら登城したが、予想に反してなにも言われなかった。それどころか、執務机の上に祝いの品が置いてあったのは、あまりにも意外だった。

 半年ほど経つ頃には、新しい生活にもすっかり慣れた。

***

「ただいまー」

 帰宅してすぐに寝室へ向かうと、ベッドの上でテオドールが仰向けになっていた。心ここにあらず、といった表情で、呆然と天井を見つめている。

(あからさまに落ち込んでるなぁ、珍しい……)
「どうしたのテオ」

 優しく声をかけながら近寄ると、美しい緑色の瞳でじっと見つめられた。なにかを要求しているときの表情だ。キスではなさそう。
 靴を脱いでベッドへ上がり、彼の隣に腰を据えると、待ってましたと言わんばかりにセラの太腿に頭を乗せてくる。膝枕がしたかったらしい。

「おかえりなさい、セラ・・。今日は少し遅かったですね」

 結婚しても、彼の口調はほとんど変わらない。まあ、義父も義母に対して敬語を使っているので、無理に直させる必要もないだろう。呼び名から敬称が取れただけマシだ。

「元気ないね。悲しいことがあったの?」

 優しく頭を撫でながら尋ねると、テオドールは物悲しげに眉尻を下げてから、かすれた声で話し始める。

「……少し、嫌なことを言われまして。どうしても聞き流すことができず、感情的に対応してしまいました。結果、父にまで話がいってしまい……」
「あーわかった。わたしの悪口を言われたんでしょ。だいたい想像つくよ」

 身分、年齢、そして過去の異性関係。セラは由緒正しいメラン伯爵家に相応しい嫁ではない。自分でわかっている。

義父パパはなんて言ってたの?」
「王太子付き騎士という自分の立場を弁えた言動を取れ、とだけ。父も、母を侮辱した連中を半殺しにしたことがあるそうですが、わたしには絶対そんなことするな、と」
(お~怖……)

 聞くところによると、温厚なメラン伯爵も若い頃はだいぶ血気盛んだったらしい。彼だけでなく、陽気な国王もかなり暴慢なやり口で王座へ就いたと耳にした。古い廷臣たちは、彼らふたりを恐れている。

(想像できないな~)

 首を傾げながら、セラはテオドールの頭だけでなく耳や頬、顎もくすぐってみたが、彼の憂いはなかなか晴れそうにない。きゅっと眉根を寄せて、心底悔しそうに言う。

「わたしに対する悪罵であれば、笑顔で受け流す自信があります。ですが、貴女に対する侮辱はどうしても捨て置けなかった……」
「うん、そういう奴を放っておくと増長するから、わからせてやった方がいい。怒ってくれてありがとね」

 優しく囁くと、テオドールはようやく笑みを見せた。泣き笑い、といったような表情だが、多少は元気を取り戻せたらしい。
 しばらくは膝枕を続けていたが、やがて青年は意を決したように勢いよく上半身を起こす。

「すみません、情けない姿を見せて。もう大丈夫です」

 まだ万全ではないように思える。少しでも彼の慰めになるならと、今度はセラが彼の脚の上に跨って、ちゅう、とくちびるを吸ってやった。

「無理しなくていい。テオ、ずっと前に言ってくれたよね。『羽を休める止まり木になりたい』って。それ、わたしも同じだよ」
「セラ……」

 青年の瞳が潤み、今度は彼からくちびるを寄せられる。慈しむようなキスはやがて熱を帯びて、濡れた粘膜の触れ合いに変わった。味覚器官を擦り合わせて体液を交換し、合間に甘い吐息をこぼす。
 セラとしては、ここまで激しい口づけを交わすつもりはなかったのだが、テオドールに火をつけてしまったようだ。
 根本的な解決にはならないが、色事に興じて嫌なことを忘れてしまうのも悪くない。セラの股座またぐらもじんわり濡れてきた。

「貴方の好きなようにしていいよ。ほら、どうしたいか言ってごらん」

 情欲を孕んだ声で囁くと、テオドールの喉がごくりと蠢く。

 しばらく無言で視線を絡め合っていたが、やがてテオドールは口の端を緩くつり上げた。

「では、舐めたいので脱いでいただけますか」
「うん? いいけど」

 意味深な物言いに首を傾げながらシャツのボタンに手をかけると、そっと抑え込まれた。

「そっちじゃないです。……こちらを」

 恥骨のあたりを軽く押され、セラは戸惑う。

「え、ああ……」
「下だけ脱いでください」
「……わかった」

 いつもは『上から順番』なテオドールが、大好きな乳房をすっ飛ばしていきなり口淫したがるとは、あまりに意外。

(こないだ『王妃のおっぱい吸ってたくせに~』ってからかったのがよくなかったかな)

 酔った勢いでつい言ってしまったが、新生児の頃の記憶など残っているはずもなく、本人はただ困惑していた。王妃から特別扱いされた経験もないらしい。

 言われるままにズボンと下穿きを脱ぎ去ったはいいが、下半身だけすっぽんぽんというのは妙に気恥ずかしい。だが、『好きなようにしていい』と言ってしまった以上、後には引けない。
 おずおずと脚を開こうとすると、両ひざの上に手を置かれ、動きを封じられてしまう。意図がつかめず、彼の表情をうかがうと、満面の笑みを浮かべていた。

「セラ、わたしの顔の上に跨ってください」
「え?!」

 うきうきした声でとんでもないことをのたまうテオドールに、セラは少し引いた。

「いきなりどうしたの?」
「シルヴァ――じゃなくて、昔からの知人が『すごく興奮する』と言っていたので、わたしも一度やってみたくて……」
「……へーえ」
(王太子となんちゅー話をしとるんだ)

 若い男同士、猥談に花を咲かせるのは結構だが、王太子夫妻の性生活の中身まで知りたくなかった。あれこれ創意工夫を凝らすのは結構だが、想像してしまうじゃないか。

(う~ん、俗にいう顔面騎乗位か……)
「そういえばやったことないや……」

 ぼそっと漏らしたセラのつぶやきを耳ざとく聞きつけたテオドールは、俄然がぜん興奮し始める。

「初めてなのですか! だったら尚更やりましょう!」
「え、うん……」

 意気揚々と仰向けに寝転がるテオドールは、いろいろな意味ですっかり元気を取り戻しているようだった。

「ほ、ほんとにいいの?」
「とうぜんです」

 無垢な少年のようにきらめく眼差しを向けられて、これからしようとしている行為との不相応さに戸惑う。彼が夜の楽しみに貪欲な若者だということは早い時期からわかっていたが、『媚薬ブランゲーネ』の件も含め、セラの想像を容易く超えてくる。

(そんなにやりたいなら、やったろうじゃないか)

 意を決し、テオドールの顔をまたいで膝立ちになった。それから、口元めがけてゆっくり腰を下ろす。
 口淫自体は慣れたもので、いつもとちょっと体勢を変えただけなのに、すさまじい背徳感を覚えた。目が合うと気まずいので、視線は彼の頭のあたりでさまよわせる。秘所がくちびると接触した瞬間、思わず腰を浮かせていた。

 熱い吐息がかかったかと思えば、テオドールの舌が伸びてきて、割れ目を軽くつつかれた。気持ちいいというよりもくすぐったい。
 緩やかな刺激に油断していると、彼の舌が大きく動き、貼り付いた小陰唇を左右に広げられ、その先に潜む肉芽をねっとりと舐められた。

 まだ大した前戯はしていないため、セラへと届く快感は弱い。だが、幾度も小刻みに揺らされると、熱く充血して尖りを帯び、性感が高まっていく。

「んっ……」

 喉奥から艶めいた声が漏れた。気持ちよさに腰が揺れそうになるが、テオドールの顔の上で犬みたいな真似はできない。性欲よりも遠慮が勝ってしまう。

「テオ……ごめん、やっぱりやめよう……」

 彼から離れようとした瞬間、太腿に腕を回され、がっしりと捉えられた。女陰がより強く彼の口元と密着する。

「ああっ、もう」

 セラの抗議の声などどこ吹く風。テオドールは果敢に舌を動かし、腫れた陰核を幾度も転がす。濡れた音を響かせているのは、わざとだろう。

「う、ううっ、あっ」
(だめ、きもちいい……イきたい……!)

 絶え間なく送り込まれる快楽に、セラの心に残っていた慎ましさが吹き飛ぶ。上体を仰け反らせ、テオドールの顔を太腿で強く挟み込みながら、刺激に合わせて腰を前後させる。
 それでもまだ物足りなくて、自ら大陰唇に指を添えて左右に割り開き、陰核を大きく露出させた。

「あっあっテオ……!」

 声が上擦る。テオドールもますます強くセラの脚を押さえ込み、逃すまいという意思を示しながら小さな性感帯をしゃぶり尽くす。

「ん、いくっ――ああっ!」

 びくんと膣が収縮し、凄烈な快楽が全身を貫く。年下の夫の顔を太腿で締め付けながら、押し寄せる官能の波を堪能した。

「ああもうダメだってば!」

 テオドールの舌がしつこく陰核を弄ってくるため、セラは慌てて彼から逃げた。しかし、下半身の疼きがなかなか収まらず、うつ伏せに丸まって喘ぐ。

「あっ……ん、はぁっ……」

 少し括約筋に力を入れるだけで、ひくりと膣が揺れて快感が生じる。長引く官能の波は新たな欲望を呼び起こし、今度は適切な大きさの長物を咥え込みたくなった。物欲しそうにテオドールをうかがうと、すでに上体を起こして、薄く笑いながらセラを見ていた。

「もしかして、いつもより興奮しましたか?」

 セラが答えないでいると、ぎしりとベッドに膝をつき、こちらへ迫ってくる。

「なにがよかったですか? 体勢? それとも、上着シャツを着たままなのが?」

 なぶるような声を耳に吹き込まれ、セラは強い恥じらいに全身を熱くした。

「羞恥と欲望の狭間で揺れる貴女が可愛かった。だんだん理性を失って、自ら秘所を広げる貴女が……」
「もうやらない!」

 涙目で吐き捨てると、テオドールは寂しそうに眉尻を下げた。その捨て犬のような表情には、いつもほだされそうになる。

「ねぇセラ、今度は縛ってやりましょう。もちろん、わたしの手を……」
「……貴方が胸でイけるようになったら考える」
「ちょっと難しいですぅ……」
「挑戦してみる?」

 他所様よそさまにはとうてい聞かせられない会話を繰り広げながら、テオドールのシャツのボタンに手をかけると、そっととどめられた。やんわりと体重をかけられて、セラは素直にベッドへ背を預ける。
 先ほどと逆の立場になり、おそるおそる視線を上げると、ばっちり目が合った。テオドールは陶然とこちらを見下ろしながら、ゆっくりと口の端をつり上げる。

「次は指を使っても?」
「……いいよ」

 今度は指でセラを翻弄しながら、表情をとっくり眺め犯すつもりらしい。まあ、前戯が長いのは結構なことだ。

「セラ」

 呼名こめいとともに彼のくちびるが額に落ちてきたのは少し意外だったが、先ほどまでの行為を考慮して口を避けてくれたのだろう。

「愛していますよ」

しっとりと囁きながら、その一方で予告の通りに指をセラの割れ目へ沈める。

「あっ……」
「すごい、ぐちゃぐちゃですね」

 彼の言う通り、粘ついた水音が絶え間なく響く。ぬめりをまとった指先でぷっくり腫れた陰核を撫でられると、強烈な快楽が生じてびくんと腰が跳ね上がった。

「あ、ああっ……」

 セラを再び追いやろうと、テオドールの指が肉芽を執拗に撫でこする。舌での柔らかい刺激とは異なる、強く激しい愛撫。じんじんと疼きながらセラをとことん翻弄する。
 一方で、放置されっぱなしの肉穴がひどく寂しい思いをしていた。

「テオ、中にもほしい……」

 素直な欲望を口にすると、彼はただちに願いを叶えてくれた。長く太い指が蜜壺に宛てがわれ、ゆっくりと侵入を始める。指が奥へ進むたび、膣が悦びに震えて快感を生じさせた。

「ん、ううっ……ああっ……!」

 愛液を掻きだすように抜き差しされると、気持ちよさに全身が震え、目元が熱くなって視覚がぼやけた。気づけば指は二本に増え、水音も激しさを増す。勝手に腰が暴れて、快感を享受することしか考えられなくなる。

「ああ、テオ、もう……っ!」

 プライドを捨てて甘えた声でおねだりすると、深部に突き込まれていた指が肉壁を擦りながらずるりと抜け出て、間を置かず尖り切った陰核をぐちゃっと捏ね上げた。

「~~~ッッ!!」

 本日二度目の絶頂。先ほどよりもずっと激しく膣が震えて思考が吹き飛び、セラから言葉を失わせた。だが、尻へ伝う熱い液体を感知した瞬間、頭が冴える。

(やっちゃった……。テオのやつ、コツ・・をつかんできたな)
「ちょっと……テオ……! ベッドマットのことも考えてよ……」

 息も絶え絶えに抗議しても、彼は達成感に満ち溢れた笑みを浮かべるだけ。にやけづらのままベルトに手をかけて、やや急いたような様子でズボンと下着を引き下ろす。左曲がりの逸物が勢いよく姿を現し、解放感に打ち震えた。

「すっかり元気が出たみたいだね」
「すべて貴女のおかげですよ」

 軽口を叩き合ってから、くちびるを重ねる。テオドールの口内には、ちょっとだけ異質な風味が残っているような気がした。

「もうあまり余裕がなくて……」
「いいよ、おいで」

 熱い吐息をこぼす夫を、セラは大きく開脚して迎えた。
 誘われるがまま脚の間に陣取ったテオドールは、自分自身の根元を支えると、先走りの滴る先端をセラの女陰へ向ける。ねっとりと濡れてひくひくと震える膣口へ宛てがい、いつもより少し乱暴に腰を進めた。
 セラの背筋をぞくぞくしたものが這い上がり、膣は広がりながら絡みつきながら食い締めながら、愛しい異物の侵入を歓迎する。

「生きていてよかったと思う瞬間です」

 最奥まで陽根を埋めたテオドールが恍惚とつぶやき、セラは「そんなに?」と微苦笑した。性行為の快感は何物にも代えがたいものだが、生きる喜びを感じるほどではないと思う。男性器と女性器では感じ方が異なるのだろうか。

「おおげさだなぁ……んんっ」

 呆れ混じりのセラの言葉を封じるように、テオドールは威勢よく抽送を始めた。舌での柔らかい刺激も、指での技巧的な刺激も、逸物での力強い刺激も、みんな違ってみんな良い。

「あっあっテオ、あっきもちいい……テオ、テオ!」

 内部に存在する性感帯を絶え間なく刺激されて、前後不覚に陥りながら幾度も彼の名前を呼ぶ。
 シーツを握り込んでいた手にテオドールの手が重ねられて、セラはその温かさに身体の力を少しだけ抜いた。下肢のこわばりがほぐれて、より深部に怒張の先端が当たる。ぐりぐり押し付けられると膣が喜んできゅうきゅう締まり、セラは悲鳴とともにがくがく震えた。

「セラ殿

 耳元で囁かれる懐かしい呼び名。テオドールの限界が近い合図だ。敬称付きで呼びながら射精しないと、いまいちスッキリしないらしい。そんな珍奇なヘキを身につけないでほしかった。

「セラ殿、もう……」
「うんイってテオドール、んっ、ああっ」

 セラをぎゅっと抱きしめながら、テオドールがよりいっそう激しく腰を打ち付ける。その快楽に翻弄されながらも、セラはテオドールの広い背に腕を回し、ついでに脚も彼の腰元に巻き付けた。

「セラ殿……」

 小さく呻きながら、テオドールが思いの丈を吐き出す。荒く呼吸しながらセラのくちびるを求めて顔を寄せ、セラも夢中で彼のくちびるにむしゃぶりついた。
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