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第一章 出会う四月
13.なんだ、こいつ
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俺と先輩、二人きりの昼食タイムはつつがなく回数を重ね、いよいよ明日からゴールデンウイークとなる。
連休は楽しみだけど、その間に先輩に忘れられてしまわないだろうか……。
生徒会への参加を快諾できなかったことへの罪悪感もあって、ますます不安だ。
少し暗い気持ちになっていると、俺の心を読んだかのように先輩が声を発する。
「あーあ、休みの間、ゴウくんのおかずが食べられなくて残念だな~」
と、至極不満そう。どうやら俺の不安は、杞憂に終わりそうだ。
「連休明け、なにか先輩が喜ぶようなものを作ってきます」
「えへへ、なんでも嬉しいよ。わたしも、おみやげ買ってくるね」
どうやら、どこか旅行へ行く予定があるらしい。
……まさか、彼氏とじゃないよなぁ。また不安になってきた。
でも、わざわざおみやげを買ってきてくれるのは嬉しい。少なくとも、みやげを選んでいるときは、俺のことを思い出してくれているんだろうから。
「わたし、ちょっと総会室に用事があるから、席を外すね」
先輩が不意に立ち上がった。
「あ、はい」
総会室、ってどこだろう。
「すぐ戻ってくるから、ここにいてもいいよ」
「わかりました」
五限目の準備とかあるのかな?
……まさか、彼氏と会うとか。
頭を振って嫌な想像を打ち払う。彼氏がいるんだったら、俺と毎日二人っきりで昼食を食べたりはしないだろう。……と思いたい。
ううむ、しかしあの美しい先輩がモテないはずがない。異性関係はどうなっているんだろう。
……考えても仕方がないか。
大きなため息を吐いてから、スマホを手に取り、メッセージアプリを開いた。中学の友人連中から、連休中の件でいろいろ連絡がきている。
取りまとめ役は俺じゃないから、流れていくメッセージを傍観するのみだ。最後に、了解を示すスタンプを送っておいた。
──そのとき。
勢いよく扉が開き、驚いた俺はスマホを落としかけて慌てふためいた。
もう先輩が戻ってきたのかと思って、出入り口へと目を向けると……。
立っていたのは、眼鏡の男子生徒。視線がばっちりぶつかる。
いったい、どこの誰だろう。
たぶん、向こうも同じことを思っているようで、眼鏡の奥にある目を真ん丸にして俺を凝視している。
髪はきっちり整えられていて、ほんのわずかな寝癖さえない。さらに、スクエア型のメガネフレームがよく似合っていて、いかにも『秀才です』って感じの見た目をしている。身長も高い。
そのひとの上履きの色を視界の端で認めた俺は、なんとなく居住まいを正した。先輩と同じ、三年生だ。
やがて、その三年男子は、とびきりの不審者を見るように顔をしかめてから、こう言い放った。
「きみ、この教室がどういう場所か、わかってるのか?」
うわ、すごい威圧的な物言い。教師かよ。
「はい、生徒会室ですよね」
俺は不快感を隠さずに答えた。
「……勝手に入っているのか?」
「そんなわけないじゃないですか。せんぱ……巴先輩の許可を得ています」
すると眼鏡野郎は、はなはだ意外そうに目を見開く。
「……あきらの許可を?」
俺は耳を疑った。この三年生、先輩の下の名前を呼び捨てにしたぞ!
「じゃあきみ、生徒会に入るつもりなのか?」
「誘われましたけど、考え中です」
「……そうか」
と、三年生は難しい表情をしてうつむいた。けれどすぐに顔をあげ、
「あきらはどこ行った?」
「さっき、総会室に用事があるって出ていきましたよ」
しまった、『知りましぇーん』って言えばよかった。
「あー、入れ違いになったか」
三年生は小さくため息をつくと、再度俺をじろりと眺める。
「きみ、生徒会に入ろうだなんて、見上げた根性だな。まぁ、そのつもりなら、こちらも歓迎するよ」
感心するような物言いの中に、俺を見くびるような、恫喝するような色が確かに含まっていた。まるで、敵対する相手への宣戦布告のよう。
上級生からこんな刺々しい感情を向けられてしまったら、一年生の俺は身をすくめることしかできない。くそ、なんなんだよ。
俺が押し黙っていると、そいつはくるっと踵を返し、ぴしゃりと扉を閉めて去っていった。感じ悪い奴だな。
イライラしながらスマホで暇をつぶしていると、先輩が戻ってきた。手にクリアファイルを持っている。中身が気になるけど、それを尋ねる権利は俺にない。
そんなことより、嵐のように登場して去っていった野郎のことが引っかかって仕方ない。そいつの素性をただちに問うべきだ。このまま昼休みが終わってしまったら、むしゃくしゃしたまま連休に突入する羽目になる。
「先輩、さっき、眼鏡の三年生が来ましたよ」
俺が仏頂面で報告すると、先輩はすぐにピンときたらしい。
「あー、由之助くんだね」
えっ、お互いに下の名前で呼び合う仲なの?!
すさまじい衝撃に、俺の心は灰燼と化し…いやいや、『ユノスケ』という苗字である、という可能性もまだ残っている!
「生徒会に入るなら歓迎するーとか、いやに嫌味っぽく言われましたけど、生徒会のヒトなんですか?」
おそらくそうなんだろうな、最悪ぅ、と思いながら尋ねると、先輩はふるふるとかぶりを振った。
「ううん、由之助くんは風紀委員長だよ」
「ふ、風紀委員長?!」
いろいろな驚きに声が裏返る。
「俺に対して、すごい上から目線でしたけど、スマホいじってたからですかね?」
いや、俺の記憶が正しければ、休み時間はスマホを使っていても問題がなかったはず。でも、ちょっと動悸がしてきた。つまらない校則違反で注意を受けるのは御免こうむりたい。
軽く動揺する俺に対し、先輩は実に不可解そうに首をかしげた。
「ええ? スマホは関係ないと思うけど……。由之助くん、態度が悪かったの? ごめんね」
「どうして先輩が謝るんですか」
ムッとしながら尋ねると、先輩はごく当たり前のように答えた。
「幼馴染だからね。あんまり一年生に偉そうにしちゃダメ、って言っとくよ」
「……そっすか」
なんかすっごいムカつくな。要するに、気心の知れた間柄、ってことだろうか。
そんなこんなで、連休前の俺の心境は最悪だった。
連休は楽しみだけど、その間に先輩に忘れられてしまわないだろうか……。
生徒会への参加を快諾できなかったことへの罪悪感もあって、ますます不安だ。
少し暗い気持ちになっていると、俺の心を読んだかのように先輩が声を発する。
「あーあ、休みの間、ゴウくんのおかずが食べられなくて残念だな~」
と、至極不満そう。どうやら俺の不安は、杞憂に終わりそうだ。
「連休明け、なにか先輩が喜ぶようなものを作ってきます」
「えへへ、なんでも嬉しいよ。わたしも、おみやげ買ってくるね」
どうやら、どこか旅行へ行く予定があるらしい。
……まさか、彼氏とじゃないよなぁ。また不安になってきた。
でも、わざわざおみやげを買ってきてくれるのは嬉しい。少なくとも、みやげを選んでいるときは、俺のことを思い出してくれているんだろうから。
「わたし、ちょっと総会室に用事があるから、席を外すね」
先輩が不意に立ち上がった。
「あ、はい」
総会室、ってどこだろう。
「すぐ戻ってくるから、ここにいてもいいよ」
「わかりました」
五限目の準備とかあるのかな?
……まさか、彼氏と会うとか。
頭を振って嫌な想像を打ち払う。彼氏がいるんだったら、俺と毎日二人っきりで昼食を食べたりはしないだろう。……と思いたい。
ううむ、しかしあの美しい先輩がモテないはずがない。異性関係はどうなっているんだろう。
……考えても仕方がないか。
大きなため息を吐いてから、スマホを手に取り、メッセージアプリを開いた。中学の友人連中から、連休中の件でいろいろ連絡がきている。
取りまとめ役は俺じゃないから、流れていくメッセージを傍観するのみだ。最後に、了解を示すスタンプを送っておいた。
──そのとき。
勢いよく扉が開き、驚いた俺はスマホを落としかけて慌てふためいた。
もう先輩が戻ってきたのかと思って、出入り口へと目を向けると……。
立っていたのは、眼鏡の男子生徒。視線がばっちりぶつかる。
いったい、どこの誰だろう。
たぶん、向こうも同じことを思っているようで、眼鏡の奥にある目を真ん丸にして俺を凝視している。
髪はきっちり整えられていて、ほんのわずかな寝癖さえない。さらに、スクエア型のメガネフレームがよく似合っていて、いかにも『秀才です』って感じの見た目をしている。身長も高い。
そのひとの上履きの色を視界の端で認めた俺は、なんとなく居住まいを正した。先輩と同じ、三年生だ。
やがて、その三年男子は、とびきりの不審者を見るように顔をしかめてから、こう言い放った。
「きみ、この教室がどういう場所か、わかってるのか?」
うわ、すごい威圧的な物言い。教師かよ。
「はい、生徒会室ですよね」
俺は不快感を隠さずに答えた。
「……勝手に入っているのか?」
「そんなわけないじゃないですか。せんぱ……巴先輩の許可を得ています」
すると眼鏡野郎は、はなはだ意外そうに目を見開く。
「……あきらの許可を?」
俺は耳を疑った。この三年生、先輩の下の名前を呼び捨てにしたぞ!
「じゃあきみ、生徒会に入るつもりなのか?」
「誘われましたけど、考え中です」
「……そうか」
と、三年生は難しい表情をしてうつむいた。けれどすぐに顔をあげ、
「あきらはどこ行った?」
「さっき、総会室に用事があるって出ていきましたよ」
しまった、『知りましぇーん』って言えばよかった。
「あー、入れ違いになったか」
三年生は小さくため息をつくと、再度俺をじろりと眺める。
「きみ、生徒会に入ろうだなんて、見上げた根性だな。まぁ、そのつもりなら、こちらも歓迎するよ」
感心するような物言いの中に、俺を見くびるような、恫喝するような色が確かに含まっていた。まるで、敵対する相手への宣戦布告のよう。
上級生からこんな刺々しい感情を向けられてしまったら、一年生の俺は身をすくめることしかできない。くそ、なんなんだよ。
俺が押し黙っていると、そいつはくるっと踵を返し、ぴしゃりと扉を閉めて去っていった。感じ悪い奴だな。
イライラしながらスマホで暇をつぶしていると、先輩が戻ってきた。手にクリアファイルを持っている。中身が気になるけど、それを尋ねる権利は俺にない。
そんなことより、嵐のように登場して去っていった野郎のことが引っかかって仕方ない。そいつの素性をただちに問うべきだ。このまま昼休みが終わってしまったら、むしゃくしゃしたまま連休に突入する羽目になる。
「先輩、さっき、眼鏡の三年生が来ましたよ」
俺が仏頂面で報告すると、先輩はすぐにピンときたらしい。
「あー、由之助くんだね」
えっ、お互いに下の名前で呼び合う仲なの?!
すさまじい衝撃に、俺の心は灰燼と化し…いやいや、『ユノスケ』という苗字である、という可能性もまだ残っている!
「生徒会に入るなら歓迎するーとか、いやに嫌味っぽく言われましたけど、生徒会のヒトなんですか?」
おそらくそうなんだろうな、最悪ぅ、と思いながら尋ねると、先輩はふるふるとかぶりを振った。
「ううん、由之助くんは風紀委員長だよ」
「ふ、風紀委員長?!」
いろいろな驚きに声が裏返る。
「俺に対して、すごい上から目線でしたけど、スマホいじってたからですかね?」
いや、俺の記憶が正しければ、休み時間はスマホを使っていても問題がなかったはず。でも、ちょっと動悸がしてきた。つまらない校則違反で注意を受けるのは御免こうむりたい。
軽く動揺する俺に対し、先輩は実に不可解そうに首をかしげた。
「ええ? スマホは関係ないと思うけど……。由之助くん、態度が悪かったの? ごめんね」
「どうして先輩が謝るんですか」
ムッとしながら尋ねると、先輩はごく当たり前のように答えた。
「幼馴染だからね。あんまり一年生に偉そうにしちゃダメ、って言っとくよ」
「……そっすか」
なんかすっごいムカつくな。要するに、気心の知れた間柄、ってことだろうか。
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