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Ⅸ リンの生きる場所
①
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王都までは五日をかけて高級旅館や各地の貴族邸を利用しながらの観光だった。
大教会や歴史跡、有名景勝地、繁華街。どれも楽しく過ごした。ドーラ殿下は終始セレスと共に歩きご機嫌だった。セレスも嬉しそうだった。幸せそうなセレスとドーラ殿下を見ていると心が満たされた。カロール殿下は常にリンの様子を気にしていた。
馬車からの景色が賑わいのある街並みになった。都会に近づいていると分かる。
「もうすぐ王都に入るよ」
優しい顔をしているのにどこか不安気なカロール殿下。リンは王都のことを考えると心が沈み込んだ。きっとリンにとってトラブルがあった場所だ。
「カロール殿下、聞いても良いですか?」
「いいよ」
「僕の記憶が戻ったら、僕は今のままでいられるでしょうか?」
カロール殿下が驚愕の表情をする。顔色が一気に悪くなる。
「それ、は……」
「僕に何があったのか話してもらえませんか?」
リンの言葉にカロール殿下が下を向く。
「ごめん。それは、できない。ただ、リンは何も悪くない。それだけは確かだ」
「つまり、僕が悪いと疑われるような何かがあったのですね」
「やはり王都に行くのは止めよう。リンの負担になるかもしれん」
「ダメですよ。国王陛下とザザ国王太子の会談を成功させてこそ、友好国調印の成果が両国内外に示せるのでしょう?」
「じゃ、セレスとドーラが父王陛下に会えばいい。俺とリンは王家管理の国立公園や王家所有の別邸でのんびりしようよ。フクロウのルーも連れていけるよ」
カロール殿下の必死さにリンはクスクス笑う。
「ダメでしょう。カロール殿下は王太子殿下です。国賓をもてなすのなら同席していないと」
「そうだな。リンが言う通りだ。そういうところがリンだよな。リン、記憶が戻っても俺の傍にいて。俺と生きて」
懇願するようなカロール殿下にリンは微笑みを返す。
「今のままの僕なら『はい』と返事ができます。カロール殿下は僕を大切にしてくださっているのが分かるから」
「そうか。ありがとう」
カロール殿下がリンの左手を握る。
キラキラと光るエメラルドのブレスレットに触れる。きっと昔の思い出に浸っているのだと感じた。そのまま左手をカロール殿下に預けて馬車に揺れて過ごした。愛おしそうにブレスレットに見入るカロール殿下を見て、カロール殿下が愛しているのは今のリンではないと思えた。カロール殿下の愛したリンはどんな風だったのかと疑問に思った。
王都に入ってしばらくするとカロール殿下が車窓のドレープカーテンを閉めた。
「開けていてはいけませんか? 景色を見たいのですが」
「うん。王族用の馬車だから、誰が乗っているのか覗かれることがある。安全のために城内に入るまでこのままで」
「分かりました」
街並みを楽しんでいたリンはもう少し景色が見たいと思うけれど、警備上の問題があるかもしれないと諦めた。
王都中心部には国政を行う王城と国法最高裁判所、国軍総本部がある。有名な三大国家権力。リンは本でしか知らないから見たかった。だが、カロール殿下と共に行動しているのだ。安全性が一番だと考えた。景色が見られず暇になった時、カロール殿下が唐突に話し出した。
「リンは国法について学んだ?」
「はい。教養の中で学ぶ程度なので専門知識はありませんが」
「いいよ。じゃ、国の裁判における最高権力者は誰だ?」
「国王陛下です」
「正解。国法裁判においては開始するにも最終判決の決定も刑の執行も国王に権限がある。特に被告が貴族の裁判には国王承認が必要だ。じゃ。国王陛下の不在時は最高権力者は誰?」
「王太子殿下です。今はカロール殿下になります」
「正解。じゃ、国王陛下も俺も王城に居ない時は?」
「カロール殿下の次の王位継承者と侯爵家になります」
話していてリンは心がモヤモヤしだす。
「そうだね。正解。だけど、侯爵家の裁判できる権限は自分の爵位より低い者に限るってこと、知っていた?」
「はい。それは当然です。自分より高い身分を裁く権限を持てば謀反のもとになります」
急なカロール殿下の質問攻撃にリンは首をかしげる。そんな教育課程で国の誰もが学ぶことをなぜ聞くのか。
「その通り。リンは勤勉だね。では、リンの立場は貴族かな?」
「僕は伯爵家なので貴族です」
カロール殿下の言葉が分からず混乱する。何を言いたいのだろう。
「不正解。リンは俺と婚約の儀を交わしている。婚約の儀は国王陛下立ち合いのもと、リンの身柄を王家の者と同列とする公契約なのだ。従ってリンは貴族から国王一親等王族同列となっている」
「国王一親等って国の最高権威ですね。聞いていて恐れ多いです」
「さて、そんなリンを裁くことが出来るのは、この国で誰でしょう?」
「えっと、恐れ多いことですが、僕がカロール殿下と婚約の儀を交わしているのなら、僕を裁けるのはカロール殿下と国王陛下です」
「正解。そうだよね。今のリンを裁くなど、この国では俺と父王陛下しか許されていない。うん。それが分かってくれていれば良い」
嬉しそうなカロール殿下を見つめて、何が言いたかったのか理解できずリンは首を傾げた。
「ザザ国国王名代ドーラ王太子殿下ご一行様、ご到着~~!」
王城で馬車が止まったと思ったら盛大な歓迎の発声。それに続いて華やかな音楽隊の演奏。リンとカローラ殿下の馬車からは外の様子が分からない。
「もう、ドレープカーテン開けていいよ。王城内だ」
リンが窓を開けると馬車は王城正門前広場に到着している。広場には赤絨毯が敷き詰められ、その中央に停車。音楽隊と近衛兵が歓迎の隊列を組んでいる。カロール殿下にエスコートされてリンが馬車を降り、次いでドーラ殿下とセレスが馬車を降りてくる。ザザ国の近辺護衛数名を連れているドーラ殿下をカロール殿下とリンで先導して赤絨毯を歩く。
王城を見上げるとリンの心がドクドクと恐怖を訴える。足が震える。でも、この場から逃げ出せる状況ではない。リンは必死で平静を取り繕う。だけど城内に入ったときに心拍数が上がりすぎて眩暈がした。
「リン!」
すぐにカロール殿下に支えられたけれど、見覚えがあるような城内に恐怖が沸き上がる。心の奥で悲鳴が聞こえる。気持ち悪くて口を押えてカロール殿下に体重を預ける。
「も、申し訳、ありま、せん」
「いい! すぐに休める場に行こう。抱き上げるよ。ドーラ、ついて来られるか?」
「オッケ。歓迎はここまでで結構だ。セレス、大丈夫かな?」
「はい。僕は問題ありません」
どこかの一室に入り長椅子に降ろされる。
「リン、吐いてもいいよ。それで気分が楽になるのなら吐いてしまえ」
袋を渡されてカロール殿下に背中をさすられると我慢できずにリンは嘔吐した。数回吐いても気持ちが楽にならない。
「やはり王城は避けた方が良かったか。リーン殿下用に迎賓室を用意してある。リンはそこで休ませる。セレスが付いていてくれるか? 父王陛下とドーラとの会談は俺とドーラが居ないと話にならんからな」
リンの背中をさすりながらカロール殿下が指示を出す。
「はい。僕はリンについています。でも出来るだけ早く戻ってください。薬の時のように止められないこともあると考えると不安です」
セレスの声が聞こえたが、リンには何のことだか分からなかった。
「分かっている。ザザ国との友好条約は調印しているし会談は形式上で済ませる。早く戻るから」
「セレス、負担をかけて済まない」
リンの周囲を会話が交差していくが眩暈と気持ち悪さで内容が頭に入ってこなかった。おさまらない体調不良にリンが限界を訴えたくなった時。
「リン様、少しチクっとします」
声がかかりリンの腕に痛みが生じる。
(あ、これは注射だ)
そう思う内に抗えない眠気に襲われる。
眩暈も気持ち悪さも全てが泥の中に沈んでいく。
『リン、ごめん。少し休んでいて』
優しい声はカロール殿下なのかセレスなのか、強制的な意識の遮断でリンには分からなかった。
大教会や歴史跡、有名景勝地、繁華街。どれも楽しく過ごした。ドーラ殿下は終始セレスと共に歩きご機嫌だった。セレスも嬉しそうだった。幸せそうなセレスとドーラ殿下を見ていると心が満たされた。カロール殿下は常にリンの様子を気にしていた。
馬車からの景色が賑わいのある街並みになった。都会に近づいていると分かる。
「もうすぐ王都に入るよ」
優しい顔をしているのにどこか不安気なカロール殿下。リンは王都のことを考えると心が沈み込んだ。きっとリンにとってトラブルがあった場所だ。
「カロール殿下、聞いても良いですか?」
「いいよ」
「僕の記憶が戻ったら、僕は今のままでいられるでしょうか?」
カロール殿下が驚愕の表情をする。顔色が一気に悪くなる。
「それ、は……」
「僕に何があったのか話してもらえませんか?」
リンの言葉にカロール殿下が下を向く。
「ごめん。それは、できない。ただ、リンは何も悪くない。それだけは確かだ」
「つまり、僕が悪いと疑われるような何かがあったのですね」
「やはり王都に行くのは止めよう。リンの負担になるかもしれん」
「ダメですよ。国王陛下とザザ国王太子の会談を成功させてこそ、友好国調印の成果が両国内外に示せるのでしょう?」
「じゃ、セレスとドーラが父王陛下に会えばいい。俺とリンは王家管理の国立公園や王家所有の別邸でのんびりしようよ。フクロウのルーも連れていけるよ」
カロール殿下の必死さにリンはクスクス笑う。
「ダメでしょう。カロール殿下は王太子殿下です。国賓をもてなすのなら同席していないと」
「そうだな。リンが言う通りだ。そういうところがリンだよな。リン、記憶が戻っても俺の傍にいて。俺と生きて」
懇願するようなカロール殿下にリンは微笑みを返す。
「今のままの僕なら『はい』と返事ができます。カロール殿下は僕を大切にしてくださっているのが分かるから」
「そうか。ありがとう」
カロール殿下がリンの左手を握る。
キラキラと光るエメラルドのブレスレットに触れる。きっと昔の思い出に浸っているのだと感じた。そのまま左手をカロール殿下に預けて馬車に揺れて過ごした。愛おしそうにブレスレットに見入るカロール殿下を見て、カロール殿下が愛しているのは今のリンではないと思えた。カロール殿下の愛したリンはどんな風だったのかと疑問に思った。
王都に入ってしばらくするとカロール殿下が車窓のドレープカーテンを閉めた。
「開けていてはいけませんか? 景色を見たいのですが」
「うん。王族用の馬車だから、誰が乗っているのか覗かれることがある。安全のために城内に入るまでこのままで」
「分かりました」
街並みを楽しんでいたリンはもう少し景色が見たいと思うけれど、警備上の問題があるかもしれないと諦めた。
王都中心部には国政を行う王城と国法最高裁判所、国軍総本部がある。有名な三大国家権力。リンは本でしか知らないから見たかった。だが、カロール殿下と共に行動しているのだ。安全性が一番だと考えた。景色が見られず暇になった時、カロール殿下が唐突に話し出した。
「リンは国法について学んだ?」
「はい。教養の中で学ぶ程度なので専門知識はありませんが」
「いいよ。じゃ、国の裁判における最高権力者は誰だ?」
「国王陛下です」
「正解。国法裁判においては開始するにも最終判決の決定も刑の執行も国王に権限がある。特に被告が貴族の裁判には国王承認が必要だ。じゃ。国王陛下の不在時は最高権力者は誰?」
「王太子殿下です。今はカロール殿下になります」
「正解。じゃ、国王陛下も俺も王城に居ない時は?」
「カロール殿下の次の王位継承者と侯爵家になります」
話していてリンは心がモヤモヤしだす。
「そうだね。正解。だけど、侯爵家の裁判できる権限は自分の爵位より低い者に限るってこと、知っていた?」
「はい。それは当然です。自分より高い身分を裁く権限を持てば謀反のもとになります」
急なカロール殿下の質問攻撃にリンは首をかしげる。そんな教育課程で国の誰もが学ぶことをなぜ聞くのか。
「その通り。リンは勤勉だね。では、リンの立場は貴族かな?」
「僕は伯爵家なので貴族です」
カロール殿下の言葉が分からず混乱する。何を言いたいのだろう。
「不正解。リンは俺と婚約の儀を交わしている。婚約の儀は国王陛下立ち合いのもと、リンの身柄を王家の者と同列とする公契約なのだ。従ってリンは貴族から国王一親等王族同列となっている」
「国王一親等って国の最高権威ですね。聞いていて恐れ多いです」
「さて、そんなリンを裁くことが出来るのは、この国で誰でしょう?」
「えっと、恐れ多いことですが、僕がカロール殿下と婚約の儀を交わしているのなら、僕を裁けるのはカロール殿下と国王陛下です」
「正解。そうだよね。今のリンを裁くなど、この国では俺と父王陛下しか許されていない。うん。それが分かってくれていれば良い」
嬉しそうなカロール殿下を見つめて、何が言いたかったのか理解できずリンは首を傾げた。
「ザザ国国王名代ドーラ王太子殿下ご一行様、ご到着~~!」
王城で馬車が止まったと思ったら盛大な歓迎の発声。それに続いて華やかな音楽隊の演奏。リンとカローラ殿下の馬車からは外の様子が分からない。
「もう、ドレープカーテン開けていいよ。王城内だ」
リンが窓を開けると馬車は王城正門前広場に到着している。広場には赤絨毯が敷き詰められ、その中央に停車。音楽隊と近衛兵が歓迎の隊列を組んでいる。カロール殿下にエスコートされてリンが馬車を降り、次いでドーラ殿下とセレスが馬車を降りてくる。ザザ国の近辺護衛数名を連れているドーラ殿下をカロール殿下とリンで先導して赤絨毯を歩く。
王城を見上げるとリンの心がドクドクと恐怖を訴える。足が震える。でも、この場から逃げ出せる状況ではない。リンは必死で平静を取り繕う。だけど城内に入ったときに心拍数が上がりすぎて眩暈がした。
「リン!」
すぐにカロール殿下に支えられたけれど、見覚えがあるような城内に恐怖が沸き上がる。心の奥で悲鳴が聞こえる。気持ち悪くて口を押えてカロール殿下に体重を預ける。
「も、申し訳、ありま、せん」
「いい! すぐに休める場に行こう。抱き上げるよ。ドーラ、ついて来られるか?」
「オッケ。歓迎はここまでで結構だ。セレス、大丈夫かな?」
「はい。僕は問題ありません」
どこかの一室に入り長椅子に降ろされる。
「リン、吐いてもいいよ。それで気分が楽になるのなら吐いてしまえ」
袋を渡されてカロール殿下に背中をさすられると我慢できずにリンは嘔吐した。数回吐いても気持ちが楽にならない。
「やはり王城は避けた方が良かったか。リーン殿下用に迎賓室を用意してある。リンはそこで休ませる。セレスが付いていてくれるか? 父王陛下とドーラとの会談は俺とドーラが居ないと話にならんからな」
リンの背中をさすりながらカロール殿下が指示を出す。
「はい。僕はリンについています。でも出来るだけ早く戻ってください。薬の時のように止められないこともあると考えると不安です」
セレスの声が聞こえたが、リンには何のことだか分からなかった。
「分かっている。ザザ国との友好条約は調印しているし会談は形式上で済ませる。早く戻るから」
「セレス、負担をかけて済まない」
リンの周囲を会話が交差していくが眩暈と気持ち悪さで内容が頭に入ってこなかった。おさまらない体調不良にリンが限界を訴えたくなった時。
「リン様、少しチクっとします」
声がかかりリンの腕に痛みが生じる。
(あ、これは注射だ)
そう思う内に抗えない眠気に襲われる。
眩暈も気持ち悪さも全てが泥の中に沈んでいく。
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