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サイドストーリー・妹の冒険
召喚状と書いてラブレターと読む?
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そしてその日の夕刻に届いた書簡にサッと目を通したマルコは、帰宅(?)した私に笑顔のまま手渡した。
「何コレ?」
書簡を指先で摘みながら問うたら、マルコは「ふむ」とか言いながら考えこむ。
「……デートのお誘いでしょうか」
「はぁぁぁ?なんで?誰から?!」
「夢の王子サマ⭐︎から、我らの姫、ジゼル様に」
「何でやねんっ」
「知らんがな。と言いたいところですけど、先日納品に行った際に、隠れて帰ってきた原因の人物…と言えばお分かりでしょうか」
「あー……」
心当たりがありすぎる。「あのボンくらかいな」と呟きながら思わず項垂れていると、マルコさんは「ホッホ」と笑いながら口を開いた。
「あくまで商会としての呼び出しですから、あんまり気負わんでええでしょう。時間も区切られてますし。適当に躱しながら良い商品を王族にアピールして来てください!」
なぁ、マルコさんよ、最後のん本音が漏れるどころか剥き出しでっせ?
「ハイハイ、ほなお返事書いて時間決まったら新商品も合わせて用意して」
「お任せください」
渋々と簡潔にお返事を書いて出すと、とっぷりと夜もふけた頃に、日付の指定などの書かれた手紙が返ってきた。
わざわざ騎士に頼んで送らせるとか。
………… なんかスンマセン。
「何コレ?」
書簡を指先で摘みながら問うたら、マルコは「ふむ」とか言いながら考えこむ。
「……デートのお誘いでしょうか」
「はぁぁぁ?なんで?誰から?!」
「夢の王子サマ⭐︎から、我らの姫、ジゼル様に」
「何でやねんっ」
「知らんがな。と言いたいところですけど、先日納品に行った際に、隠れて帰ってきた原因の人物…と言えばお分かりでしょうか」
「あー……」
心当たりがありすぎる。「あのボンくらかいな」と呟きながら思わず項垂れていると、マルコさんは「ホッホ」と笑いながら口を開いた。
「あくまで商会としての呼び出しですから、あんまり気負わんでええでしょう。時間も区切られてますし。適当に躱しながら良い商品を王族にアピールして来てください!」
なぁ、マルコさんよ、最後のん本音が漏れるどころか剥き出しでっせ?
「ハイハイ、ほなお返事書いて時間決まったら新商品も合わせて用意して」
「お任せください」
渋々と簡潔にお返事を書いて出すと、とっぷりと夜もふけた頃に、日付の指定などの書かれた手紙が返ってきた。
わざわざ騎士に頼んで送らせるとか。
………… なんかスンマセン。
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