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サイドストーリー・レブンズ伯爵家前日譚
畳み込まれるとはまさにこの事
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えらいのぶっ込んできたぞ、このオッサン!って、いやワシもオッサンやけど。
「ハハハ……そんな恐れ多いこと」
「爵位も一つしか変わらないではないか。ウチの愚息に目ぼしい相手がおらんでな」
いやいや、アンタんとこのボンボン、平民の娘に入れ上げてお見合いのたびに「真実の愛」とか抜かしているって専らの噂やぞ?!
「そんな相手じゃねー」って破談になりまくり、もう金遣いの荒すぎる低位貴族しか残ってないとか。
「閣下に似て凛々しく、近衛に所属とか。引くて数多でございましょう?悲観せずとも、これから幾らでも」
「いや、それが中々…そうだ伯爵。もし縁が結べたら、親戚のよしみで、そちらの商会の関税を特別に一割へと下げる事も……」
「一割ですか…それはそれは……」
「以前に聞かれた酪農の……アレも優先的にお話することも、上乗せで如何でしょう?」
くっっっ、関税一割に、目をつけていた少数生産のあのブツも付けるだとっ?!
「いやしかし……」
娘が侯爵婦人とか……あいつら無理じゃねーか?能力は申し分ないけど、性格がなぁ。
研ぎ澄まされた長剣と、少々荒っぽいサバイバルナイフ。どっちが行ってもワシの胃が……
「此方からの申し出。契約書にも“何か問題があっても責任を求めず”と盛り込もう。それで如何かな?」
責任を問わなれないなら、ワシの胃も。うんまぁ、それなら……イケるか?
「ハハハ……そんな恐れ多いこと」
「爵位も一つしか変わらないではないか。ウチの愚息に目ぼしい相手がおらんでな」
いやいや、アンタんとこのボンボン、平民の娘に入れ上げてお見合いのたびに「真実の愛」とか抜かしているって専らの噂やぞ?!
「そんな相手じゃねー」って破談になりまくり、もう金遣いの荒すぎる低位貴族しか残ってないとか。
「閣下に似て凛々しく、近衛に所属とか。引くて数多でございましょう?悲観せずとも、これから幾らでも」
「いや、それが中々…そうだ伯爵。もし縁が結べたら、親戚のよしみで、そちらの商会の関税を特別に一割へと下げる事も……」
「一割ですか…それはそれは……」
「以前に聞かれた酪農の……アレも優先的にお話することも、上乗せで如何でしょう?」
くっっっ、関税一割に、目をつけていた少数生産のあのブツも付けるだとっ?!
「いやしかし……」
娘が侯爵婦人とか……あいつら無理じゃねーか?能力は申し分ないけど、性格がなぁ。
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「此方からの申し出。契約書にも“何か問題があっても責任を求めず”と盛り込もう。それで如何かな?」
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