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魔獣退治
④
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あれからまた一時間程経過した後に、僕達は小川を見つけた。そこで昼休憩する事にした。
大分進んできたが、小動物が中くらいの動物になっただけで、まだ強そうな魔獣には出会っていない。なので、優雅に昼飯を食べようとしている。
殿下には僕が作ったサンドイッチを渡そうとしたら、殿下はルスから貰ったであろうバケットサンドを手に持っていた。
「ふ、フロガ。既にそれを召し上がって…?」
「今から食べようとした所だ」
いかん!もし殿下の飯に毒でも入っていたら...!と殿下の手ごと自分の方へ引っ張りバケットサンドを口に入れた。う、美味い…!!ハムとチーズか無難だなと思いつつ、齧ったのを殿下に渡す訳にも行かず、そのまま殿下の手を持ちながら食べた。
何故か周りがポカンとしていたが、理由が分からず首を傾げながら殿下を見た。殿下は、ハハッと笑いながら周りのポカンとした様子を見て更にクスクスと笑っていた。
「ルアネはそれ程お腹が空いていたんだなっ」
なっ⁉まさか!皆、僕がフロガのモノを急にとった食いしん坊だと思ってるのか⁉ち、違うぞ!
「いや、ちが、」
「急に私のものをとって食べるんだもんな」
毒味の代わりをした事を分かってる癖にニヤニヤと笑いやがってっ!コイツ!
「ぅ、ちが、わ、ないです」
キー!悔しいっ。
「とりあえず!フロガはこのサンドイッチ食べてくださいっ」
僕は、殿下の分が入ったサンドイッチを腕に押し付け反対側にいたグレンの後ろに座った。グレンが何か言っていたが、特に気にせずドカッと座った。殿下とルスから隠れるように…!
「ルアネくんも僕の作ったバケットサンド食べたかったのかな」
「ふふ、ルアネも…ルスの料理が食べたかったんだ。きっと」
「顔真っ赤だったね可愛い」
「そうだな」
ルアネが去った後、このようにルスと殿下が会話してたとこなんて知らないルアネなのである。
◆
魔獣が集まってくるのを避ける為にちゃんと食べ残しはしてないし、匂い消しのスプレーも撒いとく。 これは自分にもだ。皆も同じようにスプレーを撒いてる。
すると、ウオォォォ~~‼とオオカミのような遠吠えが聞こえた。その後に人の悲鳴や武器の音も微かに聞こえた。
「聞こえたな?」
殿下の問いに皆が返事をする。
「私はフロガ中心にして、十時の方向から」
「私も同意見だ」
「多分相手も戦闘中だ、PTが壊滅的場合のみ戦闘だ、良いか」
『承知しました』
皆で走りながら声のした方へ急ぐ。五分も走らない辺りで複数のオオカミ型魔獣と戦闘中らしきPTを確認できた。
「PTメンバーが散り散りになって、囲まれているっ。参戦するぞ。グレン、ライ私に続け」
『はっ!』
「ルアネ、ルス、レイラはメンバーの保護と様子を見てサポートと参戦してくれ」
「承知」
『分かりました/わ』
そういい、先を走っていた殿下達は更に早く駆け出し、今にも人に襲いかかろうとしていた魔獣を1匹返り討ちしていた。1匹が吹っ飛ばされ、他の数匹が一瞬怯んでいたが遠吠えをし、一斉に3人に攻撃をし始めた。
それを華麗に避けつつお互いの背中を預け合うかたちに陣形が落ち着いたみたいだ。その隙に私たち3人はメンバーの保護へ急いだ。
「間に合って良かったです」
「あ、あり、ありがとう…」
「リーダーはどなたですか」
「俺、だ」
ルスが肩を貸して歩いてる大柄の男だった。バスケ部でゴール下を守ってそうな男だ(偏見)。
魔獣に気づかれないように歩きながら戦闘エリアから離れる。
「PTのメンバーは何人ですか?」
「俺とコイツをいれて、六名だ。近くにまだ倒れていると思う」
「こちらで3名見つけましたわ。ルアネさんルスさん力貸してください」
「分かった。ルス2人をもう少し離れた所までお願い。レイラさんと3名すぐ連れていく」
ルスは頷き、小柄ながらも2人を支えながら進んで行った。僕はレイラさんの元に急ぐと
「応急処置はしましたの、ただ元から気を失ってたみたいで私だと運べなく…すいません」
「いや良い。こういうのは男に任せて正解だ。ありがとう」
とは言ったものの、3人一気には運べないな。
「レイラさん遅くなっても魔法でもいいので1人女子任せていいか」
「分かりましたわ」
女子を俵担ぎするのは気が引けるが…。するしか2人一気に運べないよな。
「先に行ってくる。すぐ戻る」
走っていくと、ルスが慌てて僕を迎えた。
「ルアネくんルアネくん、まだ1人男子がいるらしい、その子が1匹の魔獣に追いかけられて、戦闘中にはぐれたらしくて…」
マジか…。2人を肩から降ろしながら地面に横たわらせる。
「その子の名前は?」
「ヒューイ・ビラコノアさんらしい」
「分かった私が探そう…。済まないが、レイラさんを迎えに行ってやってくれ。女子を1人抱えてるはずだ。あと回復魔法お願いと…」
「分かった。ルアネくんも気をつけてね」
さて、ヒューイ・ビラコノアとやらを探しますか。
大分進んできたが、小動物が中くらいの動物になっただけで、まだ強そうな魔獣には出会っていない。なので、優雅に昼飯を食べようとしている。
殿下には僕が作ったサンドイッチを渡そうとしたら、殿下はルスから貰ったであろうバケットサンドを手に持っていた。
「ふ、フロガ。既にそれを召し上がって…?」
「今から食べようとした所だ」
いかん!もし殿下の飯に毒でも入っていたら...!と殿下の手ごと自分の方へ引っ張りバケットサンドを口に入れた。う、美味い…!!ハムとチーズか無難だなと思いつつ、齧ったのを殿下に渡す訳にも行かず、そのまま殿下の手を持ちながら食べた。
何故か周りがポカンとしていたが、理由が分からず首を傾げながら殿下を見た。殿下は、ハハッと笑いながら周りのポカンとした様子を見て更にクスクスと笑っていた。
「ルアネはそれ程お腹が空いていたんだなっ」
なっ⁉まさか!皆、僕がフロガのモノを急にとった食いしん坊だと思ってるのか⁉ち、違うぞ!
「いや、ちが、」
「急に私のものをとって食べるんだもんな」
毒味の代わりをした事を分かってる癖にニヤニヤと笑いやがってっ!コイツ!
「ぅ、ちが、わ、ないです」
キー!悔しいっ。
「とりあえず!フロガはこのサンドイッチ食べてくださいっ」
僕は、殿下の分が入ったサンドイッチを腕に押し付け反対側にいたグレンの後ろに座った。グレンが何か言っていたが、特に気にせずドカッと座った。殿下とルスから隠れるように…!
「ルアネくんも僕の作ったバケットサンド食べたかったのかな」
「ふふ、ルアネも…ルスの料理が食べたかったんだ。きっと」
「顔真っ赤だったね可愛い」
「そうだな」
ルアネが去った後、このようにルスと殿下が会話してたとこなんて知らないルアネなのである。
◆
魔獣が集まってくるのを避ける為にちゃんと食べ残しはしてないし、匂い消しのスプレーも撒いとく。 これは自分にもだ。皆も同じようにスプレーを撒いてる。
すると、ウオォォォ~~‼とオオカミのような遠吠えが聞こえた。その後に人の悲鳴や武器の音も微かに聞こえた。
「聞こえたな?」
殿下の問いに皆が返事をする。
「私はフロガ中心にして、十時の方向から」
「私も同意見だ」
「多分相手も戦闘中だ、PTが壊滅的場合のみ戦闘だ、良いか」
『承知しました』
皆で走りながら声のした方へ急ぐ。五分も走らない辺りで複数のオオカミ型魔獣と戦闘中らしきPTを確認できた。
「PTメンバーが散り散りになって、囲まれているっ。参戦するぞ。グレン、ライ私に続け」
『はっ!』
「ルアネ、ルス、レイラはメンバーの保護と様子を見てサポートと参戦してくれ」
「承知」
『分かりました/わ』
そういい、先を走っていた殿下達は更に早く駆け出し、今にも人に襲いかかろうとしていた魔獣を1匹返り討ちしていた。1匹が吹っ飛ばされ、他の数匹が一瞬怯んでいたが遠吠えをし、一斉に3人に攻撃をし始めた。
それを華麗に避けつつお互いの背中を預け合うかたちに陣形が落ち着いたみたいだ。その隙に私たち3人はメンバーの保護へ急いだ。
「間に合って良かったです」
「あ、あり、ありがとう…」
「リーダーはどなたですか」
「俺、だ」
ルスが肩を貸して歩いてる大柄の男だった。バスケ部でゴール下を守ってそうな男だ(偏見)。
魔獣に気づかれないように歩きながら戦闘エリアから離れる。
「PTのメンバーは何人ですか?」
「俺とコイツをいれて、六名だ。近くにまだ倒れていると思う」
「こちらで3名見つけましたわ。ルアネさんルスさん力貸してください」
「分かった。ルス2人をもう少し離れた所までお願い。レイラさんと3名すぐ連れていく」
ルスは頷き、小柄ながらも2人を支えながら進んで行った。僕はレイラさんの元に急ぐと
「応急処置はしましたの、ただ元から気を失ってたみたいで私だと運べなく…すいません」
「いや良い。こういうのは男に任せて正解だ。ありがとう」
とは言ったものの、3人一気には運べないな。
「レイラさん遅くなっても魔法でもいいので1人女子任せていいか」
「分かりましたわ」
女子を俵担ぎするのは気が引けるが…。するしか2人一気に運べないよな。
「先に行ってくる。すぐ戻る」
走っていくと、ルスが慌てて僕を迎えた。
「ルアネくんルアネくん、まだ1人男子がいるらしい、その子が1匹の魔獣に追いかけられて、戦闘中にはぐれたらしくて…」
マジか…。2人を肩から降ろしながら地面に横たわらせる。
「その子の名前は?」
「ヒューイ・ビラコノアさんらしい」
「分かった私が探そう…。済まないが、レイラさんを迎えに行ってやってくれ。女子を1人抱えてるはずだ。あと回復魔法お願いと…」
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