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俺の推し超カッコいい
①
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殿下が目の前に現れて、助けにきてくれた。脳内は、号泣しながら全世界の俺が、スタンディングオベーションしている。俺の推し世界一だわ!!
と脳内で暴れていたら急に「ルアネ」と呼ばれてサッと殿下に抱きかかえられた。所謂俵担ぎだが、脇にはヒューイも抱えている。
二人も抱えるなんて、殿下も力持ちになったものだ。魔獣はというと、光の檻に一時的に囚われていた。
殿下は魔獣から見えない森の中に颯爽と逃げ込み、僕たちを木の根元におろした。
グダッと木の根に身体を預けている僕を見ながら殿下は独り言の様に
「ルアネ、生きててよかった…」
と呟いた。
「フロガ…、五体満足で、生きて、ます。絶体絶命の時に助けに、来てくださり、ありがとう…」
ございます、と言い切る前に殿下に抱きしめられた。身体に力が入らないので、されるがままに強く抱きしめられる。
うぉおお?急にどうしたんだろう…と思い、名前を呼ぼうとすると
「間に合ってよかった…」
ポツリと消えそうな声で耳元で呟かれ、そんなに心配かけてしまったのかと思う半面、しょんぼりしてる殿下が可愛いなぁと思った。
「ご心配、おかけしました。いつもなら平気なのですが…。今日は…不調みたいで…フロガのおかげで、生きてます」
腕になんとか力を込めて、殿下の背に腕をまわす。
「ルアネは、フロガを置いて…消えたりしないので、安心してください」
あぁ、殿下の体温は暖かいなぁ。と抱きしめ返して、魔力が切れて冷え切った身体に人の体温が染みるなと思っていると
「フロガさん~!やっと見つけました!急に駆け出して置いていかれるのは、困りますわー!!」
レイラさんを先頭に殿下の名前を呼びながらみんながかけてきた。
殿下はみんながいる事を思い出したようで、すぐさま立ち上がり、みんなの方に進んでいった。
ヒューイはずっと隣にいたし…、今更...って僕は思うけどなぁ。
と考えながら殿下の方を眺めていた。
◆
「すまない、ルアネを見かけたので…」
「もう!先に行く、あとで合流しよう。ではないのです!でも、無事に全員で合流できたので許しますわ」
「音信不通の仲間を見つけて、焦る気持ちはわかるが、リーダーがいなくなるのは、もっと大きい部隊とかだと混乱するぞ」
「グレン…。申し訳ない軽率だったな。みんなもすまなかった」
レイラさんとグレンに頭が上がらないようで、しゅんとしてる殿下は思わず可愛いなぁと思う。フロガは完全に弟属性だから…兄や姉属性の人に弱いと密かに思っていた。僕の兄様に可愛がられていた時とかどうしていいかわからず僕に助けを求める顔してたしな。
「そうだ…先程、ルアネとヒューイが襲われていた魔獣を魔法の檻に閉じ込めている。戦闘組は、私と一緒に退治してほしい」
「来る途中に見かけたやつだな、了解した」
「勿論、手伝おう」
グレンとライさんはそう答えて頷いた。
「レイラとルスはここに残ってルアネとヒューイを頼む」
「二人の様態が気になりますので、勿論ですわ」
「わかったよ」
とルスの声が聞こえた。
みんなの後ろに隠れてたみたいで、ルスもこの場にもいる事に今、気づいた。
みんなが指示どおりに動き出して、フロガ、ライさん、グレンが離れていくとルスの姿がみえた。そのまま視線を上げると、ふとルスと目があった。ルスは驚きと焦りと絶望のような顔をしていた。何か呟いていたようだが、僕には聞こえなかった。
ルスの顔をみて、どうしてそんな顔を…?と思ったが、ポーションを飲んでから不調が起きていることを思い出し…。
あれ、もしかして自分の魔力切れってルスせいなのでは…?
と脳内で暴れていたら急に「ルアネ」と呼ばれてサッと殿下に抱きかかえられた。所謂俵担ぎだが、脇にはヒューイも抱えている。
二人も抱えるなんて、殿下も力持ちになったものだ。魔獣はというと、光の檻に一時的に囚われていた。
殿下は魔獣から見えない森の中に颯爽と逃げ込み、僕たちを木の根元におろした。
グダッと木の根に身体を預けている僕を見ながら殿下は独り言の様に
「ルアネ、生きててよかった…」
と呟いた。
「フロガ…、五体満足で、生きて、ます。絶体絶命の時に助けに、来てくださり、ありがとう…」
ございます、と言い切る前に殿下に抱きしめられた。身体に力が入らないので、されるがままに強く抱きしめられる。
うぉおお?急にどうしたんだろう…と思い、名前を呼ぼうとすると
「間に合ってよかった…」
ポツリと消えそうな声で耳元で呟かれ、そんなに心配かけてしまったのかと思う半面、しょんぼりしてる殿下が可愛いなぁと思った。
「ご心配、おかけしました。いつもなら平気なのですが…。今日は…不調みたいで…フロガのおかげで、生きてます」
腕になんとか力を込めて、殿下の背に腕をまわす。
「ルアネは、フロガを置いて…消えたりしないので、安心してください」
あぁ、殿下の体温は暖かいなぁ。と抱きしめ返して、魔力が切れて冷え切った身体に人の体温が染みるなと思っていると
「フロガさん~!やっと見つけました!急に駆け出して置いていかれるのは、困りますわー!!」
レイラさんを先頭に殿下の名前を呼びながらみんながかけてきた。
殿下はみんながいる事を思い出したようで、すぐさま立ち上がり、みんなの方に進んでいった。
ヒューイはずっと隣にいたし…、今更...って僕は思うけどなぁ。
と考えながら殿下の方を眺めていた。
◆
「すまない、ルアネを見かけたので…」
「もう!先に行く、あとで合流しよう。ではないのです!でも、無事に全員で合流できたので許しますわ」
「音信不通の仲間を見つけて、焦る気持ちはわかるが、リーダーがいなくなるのは、もっと大きい部隊とかだと混乱するぞ」
「グレン…。申し訳ない軽率だったな。みんなもすまなかった」
レイラさんとグレンに頭が上がらないようで、しゅんとしてる殿下は思わず可愛いなぁと思う。フロガは完全に弟属性だから…兄や姉属性の人に弱いと密かに思っていた。僕の兄様に可愛がられていた時とかどうしていいかわからず僕に助けを求める顔してたしな。
「そうだ…先程、ルアネとヒューイが襲われていた魔獣を魔法の檻に閉じ込めている。戦闘組は、私と一緒に退治してほしい」
「来る途中に見かけたやつだな、了解した」
「勿論、手伝おう」
グレンとライさんはそう答えて頷いた。
「レイラとルスはここに残ってルアネとヒューイを頼む」
「二人の様態が気になりますので、勿論ですわ」
「わかったよ」
とルスの声が聞こえた。
みんなの後ろに隠れてたみたいで、ルスもこの場にもいる事に今、気づいた。
みんなが指示どおりに動き出して、フロガ、ライさん、グレンが離れていくとルスの姿がみえた。そのまま視線を上げると、ふとルスと目があった。ルスは驚きと焦りと絶望のような顔をしていた。何か呟いていたようだが、僕には聞こえなかった。
ルスの顔をみて、どうしてそんな顔を…?と思ったが、ポーションを飲んでから不調が起きていることを思い出し…。
あれ、もしかして自分の魔力切れってルスせいなのでは…?
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