「おまえが泣いて嫌がっても、自由にしてやらないぜ。」~雷の絆・炎の約束 弐~

火威

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序幕&第一幕

「おまえが泣いて嫌がっても、自由にしてやらないぜ。」~雷の絆・炎の約束 弐~

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序幕 (語り 火陽かよう

「屋根のあるところで寝るの、久しぶりだなっ!」
 自分でも、声が弾んだのがわかる。
 だけど、オレとは逆に、雷火らいかは、感動が薄いつーか、返事もしないで、とっとと、褥にもぐりこんで、大袿をかぶってしまう。無視されたのがカチンときたので、オレは、雷火の枕元までひとっとびして、もう一度声を張り上げた。
「なあなあ、雷火もそう思うだろっ!」
 しーん。
 むっかー。そう来るか。一緒に京を発ってから、もう半月。わかったのは、こいつは全然愛想がないってこと。こっちを馬鹿にする言葉はぽんぽん出るくせに、ふつーの会話をしない。まあ、わかってたけどさ。こういう奴だって。何せ、出会った時は敵だったし。
 だけど、それで大人しく引っ込むオレだと思ったら甘いぜ、雷火。
 オレは、大袿を持ち上げて、するっと中に入り込んだ。
 流石に雷火が
「おい。」
と、低い声で恫喝してくる。へへん。蒼い瞳が剣呑に光ってるけど、もう慣れたから恐くねーよ。
「おまえの寝床はあっちにあるだろ。」
と、あごで指される。
「いーじゃん。くっついて寝た方が、絶対あったかいぜ。」
「野宿じゃないんだ。くっつかなくても凍え死ぬことはねえよ。」
 ぐいっと、雷火が、オレを褥から押し出した。
「ちょっとでもあったかい方がいいだろ。」
 オレも負けずに、もう一回雷火に身を寄せる。
「出てけ。」
「やだ。」
「出てけ。」
「やだ。」
 途中から無言の攻防になって、結局、折れたのは雷火だった。
 勝手にしろって感じで、パタンと寝返りをうって、オレに背を向ける。
 オレの粘り勝ち。最近気づいたことだけど、オレがしつこくしていると、雷火はたいてい諦める。実力行使に出られると、絶対雷火の方が強いから(認めるのは癪だけど)許してくれる、が正しいかも。
 雷火の背中にくっついたけど、呆れたようなため息をついただけで、振り払われることはなかった。
 うん、やっぱり、くっついた方があったかい。
「おやすみ、雷火。」
 返る声はなかったけど、雷火はかすかに頷いた、ような気がする。闇の中でも眩い銀の髪が、きらりと光を放ったから。

第一幕(語り 火陽)
「なあなあ、雷火。この茸って食えるのかな?」
「食えるけど一日笑いが止まらなくなるぜ。」
「それ、駄目ってことじゃん!あ、じゃあ、こっちは?」
「幻覚見たいなら食え。」
「食わねーよ!あ、じゃあ。」
「次から次へと拾ってくるんじゃねえよ。食糧なら足りてるだろーが。」
 雷火が、オレの手から茸をもぎとって、放った。
「だって面白いんだよ!こんなの京になかったし!」
 雷火と旅に出てから半月。ずっと京で育ってきたオレには、見る物全部が物珍しくて、わくわくしっ放しだ。はしゃぎすぎっていう自覚はあるけど、べつにいいよな。ここは陰陽寮じゃない。静かにしてなきゃいけない窮屈な講義なんてないし、自由な旅だし。
 雷火はもともと大江山って山の中で暮らしてたし、鬼だから、兎でも鳥でも簡単に捕まえる。鹿を一発で仕留めた時は、すっげーびっくりしたけど。
 オレも、最初は役立たずだったけど、今は…えーと、ちょっとは助けになってる…かなあ?火ならおこせるし。
 オレたちは、基本、山の中を進んで、着物とかくつとか、欲しい物がある時に里に下りて、仕留めた獲物と交換してもらっている。
 髪が銀色で目が蒼、角がある雷火を見たら、里の人は驚くって思ってたけど、全然騒ぎにならなかった。後で聞いたら、“幻視”って術をかけて、普通の人間に見えるようにしているんだって。「オレには、いつもの雷火に見えるけど。」って言ったら、術の威力は、霊力の弱い者にしか通じない程度にしているって答えた。術の威力を強くすると、力を使う量も多くなるからって。
「おまえの目も誤魔化せる方がいいのか。」って聞かれたから「いい。」って答えた。だって、雷火の銀色の髪と角も蒼い目も、綺麗だもん。研ぎ澄まされた刃の光を集めたみたいな銀色と、真っ青な空の蒼は、実はオレのお気に入りだ。
 べつに急がないし、目的もないし、気楽な旅だ。あ、一応、「鬼も人間も関係なく楽しく暮らせるところを探す」っていう目的はあるけど、今のままで十分楽しいからなあ。このままずーっと、旅をしていられたらいいな。
 朱金の光が眩しい。日輪が、真っ赤に燃え尽きながら沈んでいく。山は日が暮れるのが早いから、そろそろ寝る準備をしなきゃな。つっても、比較的平らなところを見つけて、火を起こして、どっちが先に寝るか決めるくらいだけど。
 と、呑気なことを考えていた時だった。
 耳をつんざくような、悲鳴が上がった。鬼気迫る絶叫。命が危険にさらされてなきゃ、あんな声はあげない。
 オレは、気が付くと駆けだしていた。
「考えなしに動くな!」
 後ろで叫んだ雷火が、それでもオレを追ってきてくれているのを、知っていた。

 暗紅に染まった空を覆い隠すようにそびえ立つのは、小屋くらいもある巨大な狼だった。
 もう、その大きさだけで化け物だった。
 カッと開けた口は、人間をまとめて数人呑みこめるほどでかい。斧みたいな牙は、人間なんて骨ごとかみ砕けるだろう。爛々と光る赤黒い目は、血走っている。本能のままに暴れ回っているのは、周囲の様子からもわかった。
 幾本もの太い木が、幹で折られ、丸太になって転がっている。爪で抉られた地面は、陥没したり隆起したりで、まともに歩けそうもない 
 普通の狼じゃない。
 これは、妖怪だ。しかも、とんでもなく強い…。
 狼の化け物が、身の毛もよだつような咆哮を上げる。
 それだけで、突風が吹き荒れた。弾き飛ばされた小石や葉がぶつかってくるのが痛い。
「うあああああああ!!」
 上がった悲鳴にオレは、目を見開く。
 今のは、オレじゃない。
 できるだけ身を縮こませて、倒された木の影に必死で隠れている、小さな体を見つけた。
オレよりも小さい。十にもなっていない男童おのわらわだ。涙でぐしゃぐしゃの顔を見て、オレはハッとした。
(びびってる場合じゃない!)
(オレは陰陽師なんだから、この子を守らなきゃ!)
 決意した刹那。
 狼の化け物が、跳躍した。童を一気に呑みこもうとするかのように、あぎとを開く。
 そうはさせない!
「式神招来!急々如律令!!」
 オレは、懐から掴み出した紙片を、指に挟んで飛ばす。
 人形ヒトガタに切り抜いた呪符は、瞬く間に純白のカラスへと姿を変え、狼の化け物に躍りかかった。鋭い嘴で、目を狙い、それを避けられると、次は足で、果敢に攻める。
 だけど、しょせん、即席で作りだした式神だった。オレの気を少し分け与えただけで、神どころか精霊すら降ろしていない。そこまでだった。
 狼の巨大な牙が、その羽根に突き刺さる。
 肉が潰れ、鮮血が飛び散る音はない。白いカラスは、出現したのと同じくらいあっさり、もとの紙片にもどって、ひらりと風に流された。
 だけど、おかげで準備万端だ!
「ノウマクサンマンダ・バザラダンカン!」
 不動明王の真言を叫んだ。
 真紅の火炎が、狼に襲いかかる。灼熱の牢獄に閉じ込める。
(やった!)
と、思った瞬間だった。
 炎に焼かれたまま、狼が躍り出た。
「なっ!」
 毛が、肉が焼ける不快な臭いが立ち込める。火だるまになった狼がそのまま突っ込んでー。
「迅雷!」
 雷の直撃を受けた。
 視界を灼く、真っ白な閃光。
 耳をつんざく轟音。
 星が落ちたかと思った。
 大地は衝撃に、ドオオオオオオッン!!と揺れた。
 オレは、パチパチと瞬きをする。声が聞こえて、反射的に目を閉じていたっていうのに、視界が元にもどるまで、しばらくかかった。
 本当に無茶苦茶な威力だ。これなら…。
 ようやく、まともに見えるようになった光景は、残照を背にして、薄闇に浮かび上がるように、それを払うように、銀髪を朱金に輝かせる雷火の姿。
 綺麗で、まぶしくて、オレは束の間、何もかも忘れて見惚れていた。
 その足元には、真っ黒焦げになった、巨大な狼。
 体が完全に炭と化している。ヒュウッと吹き抜けた風に、ぼろぼろと崩れ、舞い散った。
 ホッとした。
 思わず、その場に膝をつきそうになったのを、何とか踏み止まって、雷火に駆け寄った。オレより頭ひとつ分は高い位置にある雷火の顔を見上げる。
「助かったぜ!ありがとな、雷火!!」
「後先考えずに突っ走るのもいい加減にしろ。」
 心を込めて礼を言ったってのに、思い切り冷たい目で見下された。うう。整った顔で罵倒されると、けっこう堪えるものがあるなあ。無駄に迫力があるっていうか。
 こうやって、オレが先走って、雷火に助けてもらうことって、結構たびたびあるから、言い返すべきじゃないんだけど。それはわかってるんだけど。
「でもさあ。」
と、つい唇を尖らせて、言ってしまう。まだ震えている小さな子を指さした。
「のんびりしてたら、絶対、この子助けられなかったし。」
「誰がどこで死のうが、オレには関係ない。」
 眉一つ動かさずに雷火が言い切った。
 つきん、と。胸の奥の一番柔らかいところに、その言葉が突き刺さった。
 わかってる。いつもの憎まれ口だ。本気じゃないって、わかってるはずなのに。
 オレは、つい、聞いてしまった。
「オレが死んでも?」
 雷火の蒼い目が、かすかに細められる。薄紅の唇が動く前に。
「あんの、助けてくださってあんがとうごぜえます。」
と、細くて高い声が、割って入った。

 助けた子は「藤丸」って名乗った。山の麓の村の子で、親にも黙って出てきたって言ったから、オレたちは慌てて(いや、慌てたのはオレだけだけど)、村まで送ることにした。
 山の夜は早い。もう足元が見えにくくなっていた。とにかく急いで辿り着いた村で、オレたちは、藤丸の家族に、ものすごく感謝された。
 村人総出で、藤丸を探していた最中だったそうだ。
 オレと雷火は子どもの二人連れなので、最初は不審がられたけど、「陰陽師として修行の旅をしている。」ってことで押し切った。全くの嘘じゃない。雷火は陰陽師どころか人間でさえないから、真実でもないけど。雷火は、“幻視”の術のせいで、鬼とばれてはいない。
 陰陽師は宮中にいるだけじゃない。地方にもそれぞれの陰陽道の流れを汲む陰陽師がいて、妖怪や怨霊から人々を守ったり、吉凶を占ったりしている。播磨の国なんかは、特に有名だ。妖怪や怨霊は、京に限らず、どこにでも出没して人を襲うんだから、陰陽師だって、どこででも必要とされるんだ。
 藤丸が、オレたちの術のすごさを興奮気味に語ってくれたこともあって、修行の旅ってことを納得してくれた。
「藤丸を助けていただき、何とお礼を言っていいか…。」
 おじいさんは、そう言って、オレたちに深々と頭を下げた。髪もひげも真っ白で、目は眉毛の中に埋まってしまってるみたいだ。陰陽博士のじいちゃんを思い出すなあ。
「この子ったら、ちょっと目を離した隙に山に向かってしまったんです。あれほど、危険だから絶対に入ってはならぬと言い聞かせていましたに。」
 藤丸をしっかり抱きしめて、涙を浮かべながら言うのは、藤丸の母上なんだろう。
「本当に、無茶ばかりする子で。お二人が通りかかってくださんなかったら、あの祟り神に殺されていたにちがいね。藤丸!おまえまで失ったら、母はどうやって生きていったらいいだか!」
 途中から、オレたちじゃなくて、藤丸に向かって叫んでいる。どこの母上も同じ感じなのかもしれない。藤丸は、山の中では泣き止んだけど、母上の胸の中で安心したのか、またべそをかき始めた。
「ごめんなさい。」
と、くぐもった声が聞こえて、オレはちょっとかわいいなと思う。安心したんだな、きっと。
 雷火は、オレとは全く違うことが気になったみたいだった。
「祟り神?」
と、眉をひそめて呟いた。
「もしかして、それって、あのでっかい狼か?」
と、オレも雷火の言葉に重ねて聞く。
 おじいさんは、
「はい。」
と頷いて、続けた。
「この山の主と言われておった。恵をもたらす、我々のありがたい守り神だっただ。」
「とてもそんな風には見えなかったけど。」
と、オレは口を挟む。あれは、邪悪の塊だった。血走った目に、理性はなかった。悪しきもの、わざわいをもたらすものだと、一目でわかった。
「しばらく前まで、あのようなことはなかっただ。山の獣も山菜も木の実も、とりすぎることが無ければ…儂らが生きていくのに必要な分であれば、とるのを許してくださっておった。村のもんも、感謝の心を忘れず、祭の時には供え物をしておった。なぜ、急にあのように暴れ出したのか、皆目見当もつかねえだ。」
 敬う言葉が、自然に出てくる。本当に、守り神だったんだとわかる。
 おじいさんの声が、ふいに暗くなった。
「幾人もの村人が犠牲になった。儂の倅も。」
「!」
 おじいさんの息子なら、藤丸の。
 ハッと藤丸の方を見ると、暗い顔で、俯いた。藤丸が言いつけを破って山に入ったのって、父上の面影を求めてのことだったのかな…。
「山の恵が手に入らねば、この村の暮らしは立ちゆかぬ。冬を迎え、飢え死にを待つばかりかと思っておったが、あなた方のおかげで、山に入ることができるようになった。」
 おじいさん、藤丸の母上、藤丸が、もう一度、オレたちに深々と頭を下げた。
「おまえさん方は、藤丸のみでなく、この村の恩人だ。力のある陰陽師とお見受けするが、子ども二人で冬の旅は辛かろう。どうか、春まで、この村に逗留してくだされ。貧しい村ゆえ、たいしたおもてなしはできぬが、できる限りのことはさせていただこう。」
 オレは、思わず雷火を見上げていた。
 オレにとっては、願ってもいない幸運だけど、雷火は。幻視の術は完璧だから、正体がばれることはないと思うけど、雷火は基本的に人間が嫌いだから。
「雷火、」
 どうする、と聞く前に。
「おまえの好きにしろ。」
と、答えが返る。
「いいの?」
 と、返す声が、弾んだものになったのが自分でもわかる。
 だから、オレはきっと見落とした。
 あの時、雷火は、けして、幸運だなんて思っていなかったんだろう。ずっと後になってから、雷火に教えてもらって、オレはやっとわかった。
 守り神の突然の急変。
 そこには何かがあると、雷火はもう既にこの時に見抜いていたんだろう。
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