よくあるある

Ete

文字の大きさ
233 / 390

いい夫婦の話

しおりを挟む
これからお話することは
ちょっと感動というか、たまたまと言うか
凄い偶然が重なった日だったので
備忘録として書き留めておこうかなという内容です。

昨日の話。
午前中 用事があって出かけたその帰り道。

通ったことのないルートを初めて1人で走って
近くのフラワーパークに行こうとした時だった。

まだ桜が観れるって話だったので
お天気もいいし行っちゃえ~!って事で。

駐車場から車を出そうとしたら
優先道路を走っていた車のナンバーが
私と同じ「1122」

たまたま先に買った車のナンバーが
「522」(ご夫婦)だったので
んじゃもう一台は(いい夫婦)にしようと付けた。

車種は違うけど
ほぉ~?
珍しいこともあるもんだ~?と思いながら
私も同じ線を走った。

その車は細い道をギュンギュン飛ばして
あっという間に見えなくなったが
信号で止まった時に
同じ方向へ進んでいるのがチラリと見えた。

あの車もフラワーパーク???
私は知らない道なので
ノコノコゆっくり走って行った。

ゲートまで来ると
目の前にあの同じナンバーの車が!
同時になんて、あの車、道を間違えたのかな?
結局2台とも駐車場へ入った。
シルバーさんが運転してたのでちょっと納得。

桜並木に到着すると
地面は散った花びらでピンクの絨毯。
空は青空。
気持ちいい温度。
遅咲きの桜も7分~満開。
ソメイヨシノは白からピンクに変わってて綺麗。
来てよかったぁ!

写真を撮っていたら
桜越しに見えるベンチに
高齢の、80代前後?のご夫婦が仲良く座ってお話しされてた。

奥さんの方は、時々立ってあちこちの桜に移動しまたベンチに戻るを繰り返す。
旦那さんの方は脚が悪いようで
杖を持って座っておられた。

私の横に、写真を撮ろうとしてやって来た知らないおじさんが
「けっ!また行きやがって。撮れんがな。邪魔だわ」
と文句を言っている。
どうやら奥さんが動くため
桜に人が入るのが気に入らない様子。

あんまりシツコイので
「じゃあ写真撮りたいから少し譲ってもらえますか?って言えばいいじゃないですかっ!」
とつい言ってしまった。

「邪魔なんだよ。白と赤の(桜)どっちも撮りたいのに!」

そしたら たまたま奥さんが移動されて
おじさんは写真を撮って、ぶつぶつ言いながら何処かへ消えて行った。

2人が座っていたベンチの前は
私が撮りたかった枝垂れ桜。
写真を撮っていたら
2人の会話が聞こえてきた。
(盗み聴きじゃないですよ!たまたま!たまたまですからね!と、耳はダンボ)

奥さん「あの桜はね、〇〇って名前だったわ」
旦那さん「へぇ~。日本には色んな桜があるなぁ」

その時奥さんは
動けない旦那さんのために
桜に付けてあった名前を見て周り
戻っては教えてあげていたのだと知った。

私とおじさんのやり取りが聞こえていたようで

旦那さん「さっき誰かが文句言ってたよ」
奥さん「いいのいいの!言わせておけば。ここはみんなの場所だもの。悪いことはしてない。私、耳も悪いからそんなの聞こえないし丁度良い。全然気にしない」

奥さんは耳が悪かったのか…。

奥さん「それより おみかん食べましょう!昔修学旅行で『冷凍みかん』ってあったわよね!」
旦那さん「…」
奥さん「帰りにまた八朔でも買って帰りましょう」

この会話聴いてたら
関係ない私が
勝手にうるるときちゃって。

「もし携帯とかお持ちだったら写真撮りましょうか?」
と…お節介な事を言ってしまった!


「素敵なご夫婦だなと思ったので」と
本当のこと言ったんだけど

奥さん「いえいえ、いいです」
旦那さん「撮るならもう『遺影』だけで十分です」

…地雷踏んでしまった…

ここは話を変えて

私「今年は桜が長く観れていいですね~」
奥さん「本当にね。天気も良いし」
旦那さん「…桜といえば…昔、戦争で飛行隊が『桜のように散れ』と言われた事があったなぁ…」

2度目の地雷踏んだ…

桜にも種類があるように
桜の「意味」にも色々あって
それは
みんな歳や場所によって違うんだよなぁと
しみじみ感じさせられた瞬間だった。

1122から始まって
いい夫婦に出会えたなぁ。
桜に感謝。

偶然が偶然を呼んだ日だった。

最後にこっそり
2人の後ろ姿に桜を添えて、写真を撮らせてもらいました。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...